SSブログ

第221回KOBE流行歌ライブ、瀬口侑希・竹村こずえ・岡本幸太が出演した 神戸・新開地 [ライブ]

◆すっかり定着した着物姿をホームグラウンドの神戸で見せた瀬口侑希、長い髪をバッサリとショートにカットして現れた竹村こずえ、デビュー1年目で3度の出演を果たした岡本幸太。この3人で届けられた第221回KOBE流行歌ライブが2024年4月18日、神戸市兵庫区の新開地アートひろば2階ホールで開かれた。

第221回KOBE流行歌ライブ.jpg
写真・第221回KOBE流行歌ライブの出演者たち
左から竹村こずえ、瀬口侑希、岡本幸太


 瀬口侑希は神戸市出身。KOBE流行歌ライブではすっかりとお馴染みである。会場には出身校の甲南大学時代の友人やファンクラブなどたくさんの人たちが応援に詰めかけていた。
 自身のコーナーでまず聴かせたのは、船乗りであった瀬口の父親の姿を偲ぶかのように作詞家坂口照幸が書いた「冬航路」(23年2月)。大川栄策が筑紫竜平のペンネームで作曲した事でも話題を集めた作品である。

瀬口侑希 2024.04.18.jpg
写真・瀬口侑希

 デビューは2000年。24年の間に出したシングルは、デビュー曲の「ねぶた(NEBUTA)」から新曲の「さだめの海」まで31作になる。
 この中から「運命の悪戯」(22年)「誘惑のスキャンダル」(同)を歌うと共に、「さだめの海」とカップリング曲「シリエトク」も披露。
 「さだめのー」は世間に認められない2人でも、来世で貴方と一緒になりたいーーと、女心を歌う。

 最後はセットリストにもない、「勝手にアンコール」と、歌手としてのスタートを飾ったデビュー曲を歌って会場を盛り上げた。


 竹村こずえは滋賀県出身。2年ぶりの新曲「女の燗月夜」を披露した。心機一転を図るかのように長かった髪を短く切って、しかも曲のイメージに合わせて衣装の着物は黒地に黄色の柄。「初めて髪を染めた」と、頭は金髪にと奇抜。
 津軽を舞台に歌うこれは、惚れた男への想いが忘れられない心のうちを吐露する。

竹村こずえ.jpg
写真・竹村こずえ

 ノリのいい「春遠からじ」、デビュー当時はアクティブな立ち三味線で歌う姿が印象的だった「能登の海鳴り」も聴かせた。
 デビュー前は10tトラックを運転しなが子育てをしたパワフルさが持ち前であるが、反面、自宅では犬を7匹も飼う優しさも見せる。その名前がまたユニーク。父犬が〈北島三郎〉で、長男犬は〈鳥羽一郎〉長女犬は〈瀬川瑛子〉そして次女犬は〈藤あや子〉という。次の子犬の名前が気にかかる。


 デビュー曲「あなたに哀愁」で去年、KOBE流行歌ライブに初出演した岡本幸太は、今回、3度目のお目見え。このライブのステージで、共演の瀬口から付けられた名前が「KOBE流行歌ライブの申し子」というのもうなづける。
 とは言うものの、ファンから手渡された祝儀をしまう仕草のまだまだ慣れない姿は、新人らしさを感じさせる。

岡本幸太 2024.04.18.jpg
写真・岡本幸太

 アマチュア時代に日本大衆音楽祭で内閣総理大臣賞を受賞しているなど、爽やかな歌唱力はお墨付き。
 今年3月には新曲「君に愛がとまらない」をリリースしている。カップリングの「あの日の夢を忘れられない」と共に披露した。
 デビュー2年目に入って「大きな歌手を目指したい」と、意気込みをみせた。


 ライブではすっかり名物となった、昭和歌謡を歌うコーナーでは、岡本が「黄昏のビギン」竹村が「愛燦燦」瀬口は「テネシーワルツ」をそれぞれ歌った。

※写真・記事の無断使用はお断りします。








nice!(3) 
共通テーマ:音楽

増位山の実兄、歌手米沢ひでかずが新曲発表会開く 歌謡曲応援の会 [ライブ]

◆ 「絣のもんぺ」で2018年にメジャーデビューした歌手、米沢ひでかずが24年1月にリリースした新曲「冬枯れ海峡」(作詞・山川夕斗、作曲・岡千秋、編曲・斉藤功)の発表会が4月10日、大阪・梅田のジャズハウス、ロイヤルホースで開かれた。

米沢ひでかず 歌謡曲応援の会2024.04.jpg
写真・「冬枯れ海峡」を歌う米沢ひでかず


 米沢ひでかずは、歌手で大相撲の元大関、増位山太志郎の実兄。歌を歌い始めても行く先々で「増位山のお兄さん」と紹介されるなど、弟の名前の大きさに押されてきた。

 「僕もデビューしてからムード歌謡の米沢で売ってきました。今作では名ギタリストの斉藤先生に編曲とギター演奏を依頼して、男の哀愁を感じてもらえると嬉しいです」とアピールしていた。

 「編曲を頼んだ斉藤先生には『北の旅人』のような、柔らかな雰囲気の曲調を出してほしい、とお願いしたんです」

米沢ひでかず2 歌謡曲応援の会2024.04.jpg
写真・米沢ひでかず

 その効果も現れて、イントロをはじめ斉藤のギター演奏が歌を引き立たせていた。カップリングの「うしろ影」(作詞・山川夕斗)では斉藤が作曲と編曲を行なっている。

 この日、米沢は「絣のもんぺ」同カップリングの「人生中々」も歌ったほか、増位山のヒット曲「そんな夕子に惚れました」「男の背中」も聴かせた。

 会場には多くの友人が応援に駆けつけていたが、その中にはプロボクシングの元東洋ジュニアフライ級チャンピオンのアポロ嘉男(度紀嘉男)さんの姿もあった。

■女性歌手3人が花を添えた

 発表会には中村秀香、野村真希、池上園美の関西で活動する女性歌手3人がゲスト出演した。

歌謡曲応援の会2024.04.jpg
写真・米沢(左から2人目)を囲むゲスト歌手たち

 中村は自らが資格を持つ認知症予防サポーターとして各地で健康体操を行う際にカバーしている「恋しゅうて」(石川さゆり)などを歌い、現役看護師として20年のキャリアも持つ野村はデビュー10周年記念曲として出した「悠久の古都」(21年)などを聴かせた。

中村秀香 歌謡曲応援の会2024.04.jpg
写真・中村秀香
野村真希 歌謡曲応援の会2024.04.jpg
写真・野村真希
池上園美 歌謡曲応援の会2024.04.jpg
写真・池上園美

 また池上は三味線を弾きながら都都逸を披露。6年前のデビュー曲「YUME NO RAN」最新曲「万華鏡」などを歌った。今月28日には毎月開催するラーク祭り「唄仲間の集い」を行うという。

※写真・記事の無断使用はお断りします。

nice!(3) 
共通テーマ:音楽

懐かしのムード歌謡の世界を楽しんだ午後のひと時 たくみ・木下・松浦・三浦の4人が切なく歌唱 大阪・八尾 [ライブ]

◆内山田洋とクール・ファイブの元ボーカルのたくみ稜、あらゆるジャンルをこなす歌姫木下結子、ロックンローラーから転身したジャジーな松浦ゆみ、幼い頃には三輪車に乗ってすでにムード歌謡を歌っていた三浦潤平。この4人が懐かしいムード歌謡に挑戦した「ライブ!懐かしのムード歌謡」が2024年4月7日、大阪府八尾市のカラオケ店・歌ごえスタジオかわぐちで開かれた。知っている歌が出るたびに観客は口ずさむなど、会場は終始和やかな雰囲気に包まれていた。

ムード歌謡 2.jpg
写真・第1回ライブ!懐かしのムードの出演者たち
左からたくみ稜、木下結子、松浦ゆみ、三浦潤平

 空前の昭和歌謡ブームと言われる歌謡界だが、その中でこのところ人気が再燃しているのが、バックコーラスが雰囲気を盛り上げる歌謡グループなどが歌ったムード歌謡である。

 それをライブで歌謡曲ファンに届けようーーと企画されたのが「ライブ!懐かしのムード歌謡」。歌ごえスタジオかわぐち(代表・川口哲也)が、初めての試みとして開催した。
 午後1時の開演には約50席の会場は満員。立ち見をする人もいたほどである。

 甘くてほろ苦い心歌の世界に誘ってくれますーーと、司会の牛尾先生の名調子で、まずは三浦潤平が歌う「小樽のひとよ」(鶴岡雅義と東京ロマンチカ)からスタートした。
 続いて松浦ゆみが「長崎の夜はむらさき」(瀬川瑛子)木下結子が「伊勢佐木町ブルース」(青江三奈)たくみ稜は「東京の雨を札幌で」(秋庭豊とアローナイツ)をそれぞれ歌うと、会場の6つのミラーボールもキラキラとムードを盛り上げた。

ムード歌謡 たくみ稜.jpg
写真・たくみ稜

 ムード歌謡は子どもの頃に全盛だったーーと話すたくみは「昔聴いたムード歌謡は今も心の中に残っており、歌を勉強する生の手本になりました」と、デビュー後には内山田洋とクール・ファイブに誘われるなど、その甘い低音の声はまさにムード歌謡にはピッタリ。

ムード歌謡 木下結子.jpg
写真・木下結子

 木下は「歌手になった当初、ある料理旅館で歌っていましたが、2次会でクラブで歌ったのがムード歌謡で、そこでは最も受けました。この時の経験はその後の歌手生活に生かされています」と振り返っていた。

ムード歌謡 松浦ゆみ.jpg
写真・松浦ゆみ

 松浦は「元々はオールディーズなどを歌っていたので、ムード歌謡には詳しくはありませんでしたが、勧められて挑戦しました。皆さんに喜んでもらえて良かったです」といっ心配をよそに、会場からは〈アイドル〉の声もかかるなど、ステージを盛り上げていた。

ムード歌謡 三浦潤平.jpg
写真・三浦潤平

 また、三浦は「小さな頃に家の近所で ♪ 骨まで愛して〜と歌って遊んでいたし、高校時代にフェリーで北海道へ行った際には船内でずっとムード歌謡を口ずさんでいました」と、大好きぶりを話していた。

■ムード歌謡の定番のデュエットソング

 ムード歌謡に欠かせないのはデュエット曲。ヒット曲も数多い。この日はたくみと松浦が「赤いグラス」(アイ・ジョージ&志摩ちなみ)を、三浦と木下が定番曲の「北空港」(桂銀淑&浜圭介)と、相手を替えながら2曲ずつ聴かせると、会場では小声で一緒に歌い出す人も見られた。

ムード歌謡 3.jpg
写真・たくみ稜と松浦ゆみ
ムード歌謡 4.jpg
写真・三浦潤平と木下結子


 後半は三浦がこの歌には切ない思い出がありますーーと「星降る街角」(敏いとうとハッピー&ブルー)を歌うと、松浦は1964年にザ・ピーナッツが歌ってヒットした「ウナ・セラ・ディ東京」で大きな拍手を受けていた。

 木下は前出のクラブで歌っていたという1曲の中から、西田佐知子の「女の意地」を結子調で聴かせた。
 たくみは1969年の内山田洋とクールファイブのメジャーデビュー曲「長崎は今日も雨だった」を歌った。「前川清さんがソロになられて10年後にボーカルとして歌わせてもらった原点となる1曲です」。

ムード歌謡 1.jpg
写真・出演者の4人と主催者の川口哲也さん(左端)

 ラストはそれぞれのオリジナル曲を歌った。
 主催者で歌手でもある川口哲也は「桜が満開の中、たくさんの方に来て頂き有難うございました。オープンして14年になる店ですが、これからも良い音楽と空間を届けていきます」と挨拶。
 次回は6月2日、入山アキ子らの出演(ほかは未定)で開催される。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[歌ごえスタジオかわぐち]
https://kawaguchi-tetsuya.com/








nice!(3) 

第9回百歌響演、花木優・岸本あずさが新曲を披露 [ライブ]

◆ステージまでが近いーー。初めてやって来た人たちは必ず口ずさんでしまう。そんな大阪府堺市の音楽スタジオ、フクダスタジオで2024年3月28日、2人だけのライブ「第9回百歌響演」が開かれた。出演したのは花木優岸本あずさの2人。共に新曲を披露した。

花木優&岸本あずさ.jpg
写真・新曲を披露した花木優(右)と岸本あずさ


 デビュー30年になる花木優は24年4月3日、4年ぶりの新曲「あなたと一緒」を発売する。前作の「お人好し」で初めて作曲家水森英夫に作曲を依頼しているが、今作も同じ水森作品である。作詞はいとう彩。
 これを披露すると共にカップリングの「女(ギャル)神輿」も歌った。

花木優.jpg
写真・花木優

 表題曲の「あなたーー」は幸せ演歌で、カップリング曲はノリのいいお祭り演歌。どちらも明るい性格の花木らしい作品。ファンも同様で、はっぴ姿の応援団がペンライトを振って会場を盛り上げていた。
 前作のカップリング曲「胸いっぱいのありがとう」で自身のコーナーを締めくくった。


 17年ぶりの新曲、「雨の訪問者」を24年3月27日に発売したばかりの岸本あずさ、芸名も以前の(岸本)くに子から改名しての心機一転を図っている。
 オープニングでまずはこの新曲を披露した。作詞・作曲が大月みやこの「白い海峡」などで知られる伊藤雪彦である。毎月、大阪・岸和田から東京の伊藤の事務所に通ってレッスンを重ねた。その甲斐あって歌唱にも変化が見られる。

岸本あずさ.jpg
写真・岸本あずさ

 この日のライブではカップリング曲の「おもいで御堂筋」や、得意とするカバー曲から美空ひばりの「別れの宿」八代亜紀の「恋歌」も聴かせた。
 新曲発売翌日のライブを終えて「1歩ずつ頑張って行きます。素敵な時間をありがとうございました」と話した。

※写真・記事の無断使用はお断りします。








nice!(2) 
共通テーマ:音楽

ひろし大集合 歌謡曲応援の会で4人のひろしが勢揃い  [ライブ]

◆芸名に〈ひろし〉が付く4人が集まっての第244回歌謡曲応援の会(ひろしの会)が2024年3月27日、大阪・梅田のジャズハウス、ロイヤルホースで開かれた。平仮名のひろしが3人、漢字の洋(ひろし)が1人で、司会者までひろしというから、この日の会場はひろしでいっぱい。

第244回歌謡曲応援の会.jpg
写真・4人のひろしとゲストの南さちこ(右)


 三輪ひろし、田山ひろし、光岡洋、坂本ひろしの4人。ゲストに南さちこが出演した。

 最初にステージに登場した三輪ひろしは歌手デビューして27年になるが、「歌手としての舞台に立つのは15年ぶり」といい、今は作曲家やラジオパーソナリティとしての活動が主流になっている。

第244回歌謡曲応援の会 三輪ひろし.jpg
写真・三輪ひろし

 1曲目にオリジナル曲「四万十川旅愁」を歌ったが「もう緊張の連続です」と、汗を拭っていた。
 ラスト曲に選んだのは、自身のラジオ番組で頻繁に出演しているという湯原昌幸のデビュー60周年のニューシングル「たそがれロマン」。歌唱途中で湯原本人と電話で繋ぐという、まるでラジオさながらの場面も。


 次のひろしは田山ひろし。広島県三原市出身で、地元の工業高校を卒業後、水道工事会社に勤めたが、27歳で作詞家志賀大介に弟子入り。03年に「おとこの春」で日本クラウンから歌手デビューしている。
 
第244回歌謡曲応援の会 田山ひろし.jpg
写真・田山ひろし

 11年前にエイフォース・エンタテイメントに移籍。この日は「とまり木挽歌」「夜桜海峡」「俺に聞くなよ」と小田純平作曲の作品を聴かせた。「俺にーー」は「自分の人生を書いてもらった」という作品で、最近は小田作品を歌い続けている。


 光岡洋はデビュー38年目の今年、10年ぶりという新曲「旅の女」を3月6日にリリースしている。表題曲とカップリング曲「京都花見小路」を披露した。 「旅のーー」は切々と哀愁感たっぷりにつぶやくように歌い、今までの作品とは大きく異なる楽曲をアピールしていた。

第244回歌謡曲応援の会 光岡洋.jpg
写真・光岡洋

 「京都ーー」は初めての京都を舞台にした作品で、名ギタリスト斉藤功のギター演奏も作品の注目箇所でもある。
 祇園・高瀬川・嵐山といった京都の花(桜)の名所が歌詞に登場するなど、京都の魅力をたっぷりと感じさせてくれている。
 発売後のUSENランキングもベストテン内を維持しているという。


 坂本ひろしは元キャバレー歌手。「2年前に病気をして、余命2週間とまで言われて4度も入院した」というが、奇跡の回復を見せている。

第244回歌謡曲応援の会 坂本ひろし.jpg
写真・坂本ひろし

 「ひばりの歌に酔いしれて」と、実話に基づいた作品「貸して下さい貴女の手足」、「大阪ブルース」「夜霧に消えたこい」の4曲を歌った。

※写真・記事の無断使用はお断りします。








nice!(2) 

田中あいみ、大阪で初ワンマンライブ 「はっちゃけ!ライブ」で12曲を歌唱 [ライブ]

◆デビュー3年目になった歌手田中あいみが大阪で初めて開くライブ「大阪ではっちゃけ!ライブ」が2024年3月24日、大阪・西天満のライブハウス、ソープ・オペラ・クラシックで行われた。2回に分けての公演で、共に満員。全12曲を歌い、目標とする〈スーパースター〉への意気込みを感じさせた。

IMG_1264(1).jpg
写真・大阪で初のワンマンライブを開いた田中あいみ


 2月に京都市内で開いた、1月31日リリースの4枚目のシングル「私は私・・・」の発表ライブに次ぐ関西でのワンマンライブ。
 1回目の公演に続いて2回目も「アクセル全開」のノリで始まった。デビュー第2弾の「大阪ロンリネス」(22年)を、♪ 好きやねん〜 と歌いながら会場後方からの登場に、客席からはたくさんの「あいみ」コール。

 この日は初めての大阪でのワンマンライブという事もあって、オープニングから5曲連続で大阪を歌ったカバー曲を揃えた。
 3曲目の「悲しい色やね」からは、新曲「私は私・・・」を作詞・作曲したシンガーソングライターの小田和奏のピアノ演奏で歌った。

IMG_1343(1).jpg
写真・大阪のカバー曲も揃えた

 ピアノセッション最後の欧陽菲菲の「ラヴ・イズ・オーヴァー」を歌った田中は「大人の雰囲気を感じさせるこれは大好きな歌です」といい、自身がさらに大人になる「5年後10年後に歌う『ラヴ・イズ・オーヴァー』を楽しみにしておいて下さい」と、話した。

 オーディションで歌ってデビューシングルのカップリング曲としても収録した「涙のリバー」と、デビュー曲「孤独の歌姫(シンガー)」も歌った。
 元々は警察官に憧れていたという彼女、歌も好きで歌手になったが「この2曲を歌うと初心にかえりますね」とも。

■似顔絵シールのプレゼント

 ライブではまた、質問コーナーを設けて、田中に質問をした人に、この日に出来上がったばかりという彼似顔絵シールを4人にプレゼントしていた。

IMG_1253.jpg
写真・目指すはスーパースター

 手を挙げた1人、同級生の女性からは「高校時代の数学の点数を教えて」といったちょっと意地悪な質問が飛び出していた。
 東京からやって来たという田中行きつけの和食店の男性店長は「お店で見る大人しいあいみちゃんと、ステージでのはっちゃけた貴女とどちらが本物ですか」といったものも。

 男性の質問に答えて「本当はシャイな性格なんです。お店では食べたいマグロも欲しいとなかなか言えないんです」と、笑わせていた。

IMG_1349.jpg
写真・小田和奏のピアノとのセッションも

 オリジナルを揃えた後半の最後に「私は私・・・」を再び小田のピアノ演奏で歌った。

 田中は8月18日から30日までの新歌舞伎座「梅沢富美男劇団 梅沢富美男 研ナオコ特別公演」に、町娘役を演じる芝居と歌で出演する事が決まっている」と、報告。


 さらに「夢を目標に頑張った事でレコード大賞最優秀新人賞も獲れたと思います。これからも皆んなと一緒にステップアップして、夢のスーパースターに近づきたい。きょうのこの想いをそのまま東京へ持って行きます」と意欲を見せた。
 アンコールではやしきたかじんの「東京」を歌って締めくくった。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[田中あいみ オフィシャルサイト]
https://aimi-official.jp/
[田中あいみ 日本クラウン]
https://www.crownrecord.co.jp/s/c01/artist/tanaka-aimi/news?ima=0134&ct=ryuko








nice!(2) 
共通テーマ:音楽

第220回KOBE流行歌ライブ 、すぎもとまさと・れいか・伊達悠太が出演 すぎもとは24日に被災地能登で歌唱も [ライブ]

◆1回目の開催から今年で20周年を迎えているKOBE流行歌ライブが、2024年3月21日、シンガーソングライターのすぎもとまさと(テイチクエンタテインメント)を招いて、神戸市兵庫区の新開地アートひろば2階ホールで開かれた。すぎもと(杉本眞人)の作品を歌うれいか(日本クラウン)伊達悠太(テイチクエンタテインメント)も出演した。

第220回KOBE流行歌ライブ.jpg
写真・すぎもとまさとれいか、伊達悠太


 会場は満員の約200人で埋まった。すぎもとまさとはギターの弾き語りで、ちあきなおみにも提供している自作曲「かもめの街」「冬隣」をはじめ、「黄昏シネマ」「吾亦紅」「銀座のトンビ」の5曲を歌うと、観客は心に沁みる1曲1曲を静かに聴き入っていた。

第220回KOBE流行歌ライブ すぎもとまさと.jpg
写真・すぎもとまさと

 すぎもとは70万枚を超すヒット曲となった自身の「吾亦紅」が、最初のプレスてはわずか256枚であったことに触れ、「これは逆立ちしても売れるはずがない、と判断された数字でした」と明かすとともに、「レコードメーカーのスタッフや(会場の)皆さんのお陰で売れました」とエピソードを語った。

 また24日には、今年元旦に石川県などを襲った地震で大きな被害を受けた能登へ行くという。ここでは「3曲ほど歌って、被災した人たちを励ましてきます」と報告。
 ラスト曲の「銀座のトンビ」では会場の人たちと一緒になって威勢よくワッショイ〜と、掛け声をかけて終わった。


 これより前、れいかは、彼女にとって初めての杉本眞人作品となった「優しい嘘をください」(18年)日本クラウン移籍後第2弾の杉本作品で、ユニークなタイトルが話題となった「貯金の好きな女」(20年)などを歌った。

第220回KOBE流行歌ライブ れいか.jpg
写真・れいか

 彼女は毎月の定期ライブを含めて各地のカラオケ喫茶店で小まめに歌い続ける形でファンを増やしている。
 この日も地元兵庫県内の熱いファンがたくさん詰めかけて、「れいかちゃ〜ん」と声援を送っていた。

 やはり杉本作品で、23年にリリースした最新曲「OSAKAレイニーブルース」カップリング曲「東京ボレロ」も披露した。
 「花粉症の影響でハスキーボイスになりました」という彼女、「『OSAKAーー』は活動の拠点である大阪を舞台にした作品だけに、私の代表曲になればーと願っています」と話していた。


 16歳で歌手を目指して北海道から上京して20年。KOBE流行歌ライブと同じキャリアで、出演も3度目になる伊達悠太。前作「涙のララバイ」から杉本作品を歌っている。
 この日は客席に降りて観客にタッチをしながら、これを歌った。

第220回KOBE流行歌ライブ 伊達悠太.jpg
写真・伊達悠太

 上京してからもずっと、「いつかは杉本作品を歌ってみたい」と思い続けていたという彼が、去年8月に出した「土砂降りの雨だから」カップリングの「一目惚れのブルース」は、いずれも杉本作品の第2弾である。

 「この楽曲で初めてオリコンチャートで1位にランキングされました。映画のワンシーンのようなこのラブバラードを、これからも大切に歌って行きます」と意欲を見せた。

■すぎもと・れいか・伊達のトークやデュエットも

 ライブではまた、3人によるトークや伊達が「一目惚れのブルース」を杉本とデュエットしたり、れいかは杉本のギターでジャジーな杉本のオリジナル楽曲「Bar スターライト」を歌った。

第220回KOBE流行歌ライブ すぎもとまさと・れいか.jpg
第220回KOBE流行歌ライブ すぎもとまさと・伊達悠太.jpg
写真・すぎもととれいか、伊達それぞれとのデュエット

※写真・記事の無断使用はお断りします。








nice!(2) 
共通テーマ:音楽

聴かせます昭和のムード歌謡 たくみ稜・木下結子ら4人が大阪・八尾で [ライブ]

◆懐かしのムード歌謡をたっぷりと聴かせる新たなライブ「懐かしのムード歌謡!」が2024年4月7日、大阪府八尾市本町7丁目の歌ごえスタジオかわぐちで開かれる。

IMG_9355.jpeg
写真・ライブ 懐かしのムード歌謡!のチラシ


 出演するのはたくみ稜、木下結子、松浦ゆみ、三浦潤平の4人。司会は牛尾先生(旧・牛尾淳)。入場料は4千円。ドリンク代は別。
 開演は午後1時、開場は12時30分。

 ライブは偶数月の第1日曜日に定期開催される。デュエットなどでムード歌謡をカバーするほかオリジナル最新曲も披露する。

 一般参加のカラオケ歌唱も盛り込む。入場申し込みは、歌ごえスタジオかわぐちで受け付けている。電話 072-999-7357









nice!(2) 

木下結子、歌ごえスタジオかわぐちでミニライブ [ライブ]

◆歌手川口哲也が経営するカラオケ喫茶店、歌ごえスタジオかわぐち(大阪府八尾市本町7)で2024年3月17日、木下結子のライブが行われた。毎月、同店恒例の川口哲也のパーティーのゲストとして出演したもので、「百滝桜」など5曲を歌った。

木下結子 歌ごえスタジオかわぐち.jpg
写真・オープニングで「放されて」を歌う木下結子


 一般参加のカラオケや川口哲也のライブをはさんでの木下結子のライブは、まずは40年前のデビュー曲「放されて」からスタートした。
 同じ在阪の歌手である木下と川口は「もう何十年も前のこと、オケイチャンこと松山恵子さんが川口さんのコンサートにゲスト出演された時にお世話になったのが最初でした」という。

 「放されて」は放された大阪女がその悲しさを大阪弁で歌う。それに続いて歌ったのが「泣いてもええやろ」
 ホリデージャパン移籍第1弾であるこれは、デビュー曲の続編で、我慢していた涙で大阪湾をいっぱいにさせるーといったブルース調の歌謡曲。

 このほか「ノラ」「ウヰスキー」といった人気の代表曲を聴かせて、最新曲「百滝桜」も歌った。

川口哲也と木下結子.jpg
写真・川口哲也(左)と木下結子

 大阪・和泉市若樫町に実存する老木に、毎年春になると花を咲かせる百滝桜に自分の歌手人生を重ねている木下。

「人の手による支えと見守られ続ける愛情がなければ満開の桜を見ることはないかもしれないように、私の歌人生もそうして見守られ支えられここまで来られたと思うし、散り際まで唄えていけると幸せと思う」

 このように話して、満場の観客を自身の歌世界に引き込んでいた。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[歌ごえスタジオかわぐち]
http://kawaguchi-tetsuya.com/index.html








nice!(2) 

13年ぶりの蒼彦太ら男性歌手4人が出演  第317回大阪発流行歌ライブ [ライブ]

◆出演が13年ぶりという〈ヒコたん〉こと蒼彦太(徳間ジャパンコミュニケーションズ)と作曲家船村徹の門下生村木弾(日本コロムビア)21歳のルーキー原田波人(日本クラウン)苦節10年でメジャー入りを果たした三浦潤平(テイチクエンタテインメント)の4人による第317回大阪発流行歌ライブが2024年3月13日、大阪・心斎橋のライブハウス、BIG CATで開かれた。

第317回大阪発流行歌ライブ.jpg
写真・勢揃いした4人の出演者


 22歳でデビューして35歳になったという蒼彦太。デビュー曲の「カラオケ流し」から去年10月に出した「浮世がらす」まで5曲を笑顔いっぱいに歌った。
 新曲の「浮世がらす」は、自分を信じて進んでいく、といった内容の楽曲で「自分の歌い手人生と重ねて歌っています」という。

 「歌手になることが出来たのは奇跡的で、そこで生きている自分を歌っている」(蒼)のが、この新曲なのである。

蒼彦太.jpg
写真・蒼彦太

 香川県の出身。小学生の頃はアイドルグループSPEED(スピード)に傾倒していたが、解散後は「目標を氷川きよしさんに変えた」といい、作・編曲家の伊戸のりおに師事して、夢の歌手デビューをつかんだ。
 今は「歌手は僕の天職だと思います」と、言い切る。


 村木弾はデビュー9年目。秋田から上京して就いた仕事の鳶職から、夢であった歌手を目指して作曲家船村徹の内弟子になった。
 16年に舟木一夫がプロデュースと作詞をして、船村が作曲した「ござる〜GOZARU〜」でデビューしている。この日は新曲「暴れ船」と共に、カップリングに収録した舟木の「夕笛」も歌っている。

村木弾 大阪流行歌ライブ 1.jpg
写真・村木弾

 「暴れ船」は、村木自身が「海を題材にした作品をずっと歌いたいと思っていた。ガッリとした演歌を希望したら『兄弟船』のような作品でいこうとなった」と、ド直球の演歌である。
 作詞は原文彦、作曲は徳久広司。

 この日はまた、先ごろ亡くなった〈兄貴〉と慕っていた冠二郎の「旅の終りに」も歌った。


 原田波人は21歳。大阪発流行歌ライブは初出演であった。小学3、4年の頃に祖父に連れられて、和歌山からBIG CATまで歌を聴きに来ていたという。その頃から「いずれはこのステージに立ちたいと、希望していた」とも。
 中学2年の時に出場したNHKのど自慢では、グランドチャンピオン大会まで勝ち進んでいる。

原田波人 大阪流行歌ライブ 1.jpg
写真・原田波人

 このNHKのど自慢で歌った「蜩」をこの日も歌うと同時に、「久しぶりの大阪での仕事で気合が入ります」と、新曲の「万燈籠」とカップリング曲「海風塔」も披露した。

 「万燈籠」は奈良・春日大社で年2回行われる、約3千基の燈籠に火を灯して諸願成就を祈願する神事を舞台に、会えない人への想いを募らせる恋歌。「感情移入しないでフォークソングのように歌う」と話していた。


 三浦潤平もまた、初主演であった。長くインディーズ歌手として活動していたが、22年にテイチク入りを果たして「心いくとせ」をリリースしている。
 これの作詞は岩井薫、作曲が田尾将実。過ぎ去った人を静かに思うバラード調の音楽に誘われるように、関西を中心に活動する彼を応援するファンも徐々に増えている。

三浦潤平.jpg
写真・三浦潤平

 カップリング曲の「日めくり」と共に新曲を歌った。どちらもスローテンポな楽曲で、じっくりと聴かせるタイプの楽曲である。

 この日はムード歌謡をメドレーで客席をラウンドして聴かせた。

 彼が特技とする乗り物の音を真似る特技も披露していた。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/index.html








nice!(2) 
共通テーマ:音楽

4月から新たに「ライブ 懐かしのムード歌謡!」がスタート [ライブ]

◆ムードたっぷりな懐かしいムード歌謡を歌うライブが来月、大阪でスタートする。その名も「ライブ 懐かしのムード歌謡!」。2024年3月7日に放送されたFMちゃお(大阪府八尾市)の番組「川口哲也と歌仲間たち」で、その概要が明らかにされた。

たくみ稜 2.jpg
写真・ライブ第1回目の出演者のひとり、たくみ稜


 放送によるとライブの主催するのは「懐かしのムード歌謡実行委員会」。
 歌謡界では今、空前の昭和歌謡ブームである。そのジャンルの1つとして人気が再燃しているのが、ハワイアンやジャズ、ラテンなどの要素を取り入れ、戦後に誕生したのが日本独自のムード歌謡である、とされている。

 ライブは偶数月の第1日曜日に開催し、1回目は4月7日に行われる。毎回4人の歌手が出演して、カバー曲を含むムード歌謡曲とオリジナル最新曲を披露する。
 観覧者を対象にしたカラオケ歌唱も盛り込む。

 会場は八尾市本町7丁目の歌ごえスタジオかわぐち。入場料は4千円が予定されている。
 1回目の出演者はたくみ稜、木下結子、松浦ゆみ、三浦潤平の4人。司会は牛尾先生(旧・牛尾淳)。

※写真・記事の無断使用はお断りします。








nice!(2) 
共通テーマ:音楽

知里、梅田・ロイヤルホースでジャズから演歌まで歌声響かせた ランチライブ [ライブ]

◆歌手知里(日本クラウン)がジャズからシャンソン、歌謡曲・演歌まであらゆるジャンルの歌を生バンドで聴かせたランチライブを2024年2月23日、満席のジャズハウス、ロイヤルホース(大阪・梅田)で開いた。

知里 9.jpg知里 3.jpg
写真・ロイヤルホースで熱唱する知里


 オープニングは映画音楽の「慕情」であった。ピアノ、ベース、ドラムの生バンドで響かせる歌声は早くも会場のムードを最高に盛り上げた。
 大阪では初めてというジャズハウスでのライブスタイルで、オリジナル曲の歌謡曲・演歌からお馴染みのジャズナンバーまで20曲近くを聴かせた。

知里 8.jpg

 「去年夏に大阪・心斎橋できょうのバンドメンバーを含む3人でライブを開いた際に、この老舗のジャズハウスでのライブ開催を決めました」と知里。

知里 7.jpg
知里 6.jpg
写真・知里

 オープニングに続いて「枯葉」「テネシーワルツ」「スゥイングしなきゃ意味がない」といったスタンダードナンバーを披露した。
 大学で声楽を学んでデビューしたというだけに、耳の肥えた観客を満足させるには十分だったようである。

 さらには去年末に亡くなった八代亜紀の「雨の慕情」をジャズバージョンで聴かせると、会場はオシャレ感いっぱいに包まれていた。

 かと思うと、宮地オサムの「恋は紅いバラ」細川たかしの「浪花節だよ人生は」をカバーするなど、彼女ならではの茶目っ気たっぷりなところも見せていた。

■オリジナル曲もたっぷりと

 大好きな赤色のドレスに衣装をチェンジしての後半ではオリジナル曲中心に歌った。
 最新曲の「哀しみのラストタンゴ」(作詞・冬弓ちひろ、作曲・杉本眞人)自身が麻生知里のペンネームで作曲した「愛しても」(作詞は伊藤美和)も披露。

知里 4.jpg
写真・赤いドレス姿の知里

 2010年リリースの「やさしい日々」そのカップリング曲で千葉・旭市の旭第二中学校の生徒と合唱したという「ひこうき雲の先に・・・」さらにはニュー演歌と呼ぶ「抱きしめて」の3曲を、自らのピアノ演奏で歌った。

知里 011.jpg
写真・ピアノを演奏する知里

 ぜい沢感いっぱいに包まれたライブに観客の誰もが満足し切った表情であった。
 ライブは最後に、用意していたアンコール楽曲の映画ゴーストのテーマ音楽「アンチェインドメロディ」と、自身のシングルにも収録する伊藤久男の代表曲として知られる「イヨマンテの夜」を聴かせて終わった。

知里 1.jpg
写真・歌い終わって満足感いっぱい

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[知里 オフィシャルサイト]
https://office-kaneko.co.jp/








nice!(2) 
共通テーマ:音楽

第8回百歌響演〜二人のジョイント定期ライブ〜 米沢ひでかず・中村秀香 [ライブ]

◆関西の歌謡界を活気づけたい、と2023年にスタートした「百歌響演〜二人のジョイント定期ライブ〜」。その第8回目が24年2月22日、大阪府堺市の音楽スタジオ、フクダスタジオで開かれた。今年1月に新曲をリリースしたばかりの米沢ひでかずとデビュー2年目の中村秀香が新曲などを披露した。

第8回百歌響演.jpg
写真・米沢ひでかず(右)と中村秀香


 小さなちいさなジョイントライブ、百歌響演は、音楽スタジオの中に設けられた、定員30人という極めて可愛い特設ライブハウスで毎月開かれている。

 出演者の1人、米沢ひでかずは13年前に歌手デビューしているが、本格的に活動を始めたのは2018年からだという。
 「顔は演歌ですが、歌手のスタートはオールディーズだったんです。今はムード歌謡を得意にしています」と米沢。

第8回百歌響演 米沢ひでかず.jpg
写真・米沢ひでかず

 1月17日にリリースした新曲「冬枯れ海峡」(作詞・山川夕斗、作曲・岡千秋、編曲・斉藤功)も「演歌ながらも、ギタリストの斉藤功さんにムード歌謡調にアレンジしてもらいました」とこだわりを見せていた。

 この日はカップリング曲の「うしろ影」(作詞・山川夕斗、作曲 / 編曲・斉藤功)や実弟の歌手増位山太志郎の「そんな女のひとりごと」も歌った。
 オールディーズからはエルヴィス・プレスリーの「好きにならずにいられない」も聴かせた。

 4月10日には大阪・梅田のジャズハウス、ロイヤルホースで新曲「冬枯れ海峡」の発表ライブを開くという。

■音楽で認知症予防を

 中村秀香は百歌響演2度目の出演。教師や音楽イベントのスタッフを経て、22年に歌手デビューしている。
 最近は認知症(予防)サポーターとして、音楽を通じて認知症の人やその家族の手助けもしている。

第8回百歌響演 中村秀香.jpg
写真・中村秀香

 ライブではデビュー曲「大阪のれん」(作詞・仁井谷俊也、作曲・沢井明、編曲・DeeP寿)を聴かせたほか、長保有紀の「鬼さんこちら」などもカバーした。

※写真・記事の無断使用はお断りします。








nice!(2) 
共通テーマ:音楽

第315回大阪発流行歌ライブ、ニック・ニューサはじめホリデー衆5人が熱唱 [ライブ]

◆ホリデージャパンの歌手5人が出演した第315回大阪発流行歌ライブが2024年2月21日、大阪・心斎橋のライブハウス BIG CATで開かれた。

第315回大阪発流行歌ライブ.jpg
写真・勢ぞろいした出演者たち


 出演したのはニック・ニューサ(田中収)木下結子、キム・ランヒ、朱夏洋子、幸田和也の5人。
 ニック・ニューサは1981年のデビューシングルの「サチコ」がヒットし、この日はステージから客席へ降りてラウンドしながら歌唱した。
 元々ロック、ブルースといった洋楽系の音楽を得意としてきたグループでの活動を経てソロへ。

ニック・ニューサ.jpg
写真・ニック ニューサ

 「大阪ボレロ」「生きる」から最新曲「そんなんじゃない」も歌い、ラストは客席の手拍子で「お祭りさわぎ」を歌って締めくくった。


 木下結子は今年がデビュー40年の節目。デビュー曲の「放されて」から「ノラ」といったヒット曲から、ふる里大阪へ戻って日本クラウンからの復帰曲となった「ウヰスキー」も歌った。
 人生はやり直しがきくーと歌う「ウヰスキー」は、この歌詞が多くの心を打ちロングヒットを続けている。

木下結子 315 1.jpg
写真・木下結子

 木下と言えば「ノラ」を連想させるほど評判の高い楽曲。カバーする歌手も18人と数多く、歌謡曲のスタンダードともなっている。
 「放されて」と共に大きな拍手が送られていた。


 キム・ランヒはデビュー32年。韓国でスカウトされたのがきっかけで日本デビューしている。7年前にその事務所社長が亡くなった事から、一時は歌手廃業も考えたこともあった。
 そんな彼女だが、人気曲の「大阪純情」「あんたの大阪」「ソ・ウ・ル」を歌うと観客も大喜び。

キム・ランヒ.jpg
写真・キム ランヒ

 新曲「望郷トラジ」はもず唱平の作詞で、「レコーディングでも涙が止まらなかった」(キム)というほど、文字通り望郷の想いをかき立てる。
 6月には恒例のチャリティーランチショーを大阪・道頓堀ホテルで開くという。


 朱夏洋子は「もう45年ほどヴギを歌って来ました」と、笠置シヅ子の「東京ブギ」「ラッパと娘」を歌ってオープニング。
 長くナイトクラブで歌ってきたキャリアを持つ彼女、そこで覚えた楽曲は4百曲にもなるという。「今も覚えたい歌は山ほどあります」と朱夏。

朱夏洋子 315 2.jpg
写真・朱夏洋子

 最新曲は幸田和也と競作となった「えらいこっちゃで」。こちらはジャズアレンジで朱夏の良さをふんだんに出している。
 ラストはホリデー移籍第1作目となった。ロックビートな「アンタじれったい」を聴かせて、歌唱ジャンルの幅広さを見せた。


 幸田和也は大阪・羽曳野市出身で歌手デビューして16年になる。大阪から活動の拠点を東京へ移して、すでに10年になる。
 オープニングに「親父の漁場」(2012年)のカップリング曲「山かげろう」を歌って、ただいま〜と声をかけると客席からは「お帰り〜」の声も。

幸田和也.jpg
写真・幸田和也

 4月17日には新曲「哀しみのシルエット」を発売する。「今までの作品と違って、大人の女性を歌った楽曲です」と幸田。
 ステージでは最新曲「えらいこっちゃ」と、ハンカチを振って歌うお馴染みの「恋おんな」も歌った。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/index.html








nice!(2) 
共通テーマ:音楽

第243回関西発歌謡曲応援の会 東北・関東からも出演 [ライブ]

◆岩手県出身でデビュー5年目の三本木智子(徳間ジャパンコミュニケーションズ)東京を拠点に活動する鹿児島県出身の斉木涼(ホリデージャパン)ら4人が出演した第243回関西発歌謡曲応援の会が2024年2月19日、大阪・梅田のライブハウス、ロイヤルホースで開かれた。共に初の大阪でのステージの三本木と斉木。三本木は奈良・長谷寺を舞台にした「紅葉恋路」なとを歌い、同じくデビュー5年の斉木は「S’APPUYER(サピュイエ)~優しい、よりそい~」などを歌った。

第243回関西発歌謡曲応援の会.jpg
写真・出演者全員が揃った


 初めて大阪にやって来たという三本木は、ピンクのハッピを着た千葉・大阪・兵庫から集まった応援団の熱い声援を受けて、23年10月リリースの「紅葉恋路」を披露した。
 「関西の皆さんにぜひとも覚えてもらいたい1曲です」と三本木。

三本木智子.jpg
写真・三本木智子

 「ルリエの花」は19年12月にリリースした楽曲。津波で流されたチューリップの球根が、流れ着いた土地で花を咲かせ、つなぐとか結ぶと言った意味の〈リルエ〉と呼ばれた、というストーリーで作られた作品である。大地震で大きな被害を受けた東北地方などを励ます。

 またデビュー曲の「あなたの恋桜」「ルリエの花」の表題曲「三陸大漁祝い歌」も歌った。


 斉木は所属していた事務所の社長がガンで亡くなったのを機に、どこにも所属しないフリーとなった。去年、自らも喉のガンに侵された。
 「一時は死も覚悟をしましたし、術後に声が出なくなるなどしました」が、見事に生還して声も戻った。

斉木涼.jpg
写真・斉木涼

 以来、1日1日を大切に生きる事を心がけ、「売れるまで死ねない」と、歌い続けている。

 そんな彼が歌う「サピュイエ」は切ない恋歌。今回、誘われて大阪会場に出演した。会場では東京から一緒に来たという仲のいい2人の友人が盛んに声援を送っていた。
 作曲家でもあった元事務所の社長が、自らが歌うつもりで作った楽曲であったという。

大川勝義 2024.02.19.jpg
写真・大川勝義
塩川百合子.jpg
写真・塩川百合子
清水聖史 2024.02.19.jpg
写真・清水聖史

 この日はまた、和歌山県からやって来た大川勝義「初恋御堂筋筋」(キングレコード)を、大阪市在住の塩川百合子「花が咲く」(同)兵庫県尼崎市出身の清水聖史「酒綴り」(メロディレコーズ)などを歌った。

※写真・記事の無断使用はお断りします。








nice!(2) 
共通テーマ:音楽

三重県で初の昭和歌謡オトコウタライブ 全国からファン集結 入山アキ子 [ライブ]

◆歌手入山アキ子が昭和歌謡の男歌を歌う「昭和歌謡オトコウタライブ」が2024年2月18日、三重県で初めて津市海岸町の冨士カラオケスタジオで開かれた。「一泊二日 ギターバージョン」などオリジナル曲のほかアルバム収録曲の「嫁に来ないか」などを歌った。

IMG_8012.jpeg
写真・後援会の盛り上げ隊をバックに「わたしのふる里」を歌う入山アキ子


 看護師から歌の道に入って15年。最新曲「一泊二日」の1曲にかけて歌い続ける入山アキ子が目指すのは、「皆んなが元気に笑顔になって、達成感を感じられる」こと。
 そんな同じ想いを持つ後援会の会員などが各地から集まった入山アキ子昭和歌謡オトコウタライブ in 津であった。

 ライブは「一泊二日」でオープニング。会場が海が見えるカラオケスタジオという事もあって、この日の入山の衣装は波の柄をあしらった着物と帯を身につけていた。

IMG_7949.jpeg
写真・入山アキ子

 次に歌ったのは2014年のデビュー曲「ザンザ岬」。会場から見える穏やかな伊勢湾と違って、この歌には北海の荒波が登場する。まさに歌手の道へと乗り出した当時の気持ちを表しているかのようである。

 入山のオリジナル曲の多くは師匠の作曲家鈴木淳(故人)と作詞家悠木圭子が手がけている。そうした1曲1曲には彼女の人生が込められているようでもある。

 「きずな道」は歌詞を見た途端に涙が出てきたーといった楽曲。ずっと母親の背中を見て頑張ってきた入山だからこそである。
 「皆さんのお母さんを思いながら聴いて下さい」と聴かせた。

IMG_7991.jpeg
写真・入山アキ子

 また ♪ 生きてゆけます 1人でだって 〜 と歌う「紀淡海峡」は、デビュー前から入山を支えてきたマネージャーが亡くなり、1人で歌手の道を進むことになった時の心細さや自らを鼓舞する心のうちが描かれている。
 それだけに今なおたくさんの人がカラオケで歌う、説得力の強い作品となっている。

 ライブではこれらオリジナル曲に交じって、カバーアルバム「入山アキ子昭和歌謡オトコウタ」の収録曲から「北の旅人」「釜山港へ帰れ」「雨に咲く花」「嫁に来ないか」も歌った。

IMG_8003.jpeg
写真・盛り上げ隊
IMG_7987.jpeg
写真・動画撮影も行う後援会の森澤さん

 アンコールには「一泊二日」のカップリング曲「わたしのふる里」を健康体操を盛り込みながら歌って、楽しく盛り上げていた。

IMG_7926.jpeg
写真・ライブに先立って行われたカラオケ

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[入山アキ子 オフィシャルサイト]
[入山アキ子 テイチクエンタテインメント]









nice!(2) 

第219回KOBE流行歌ライブ、松原健之・知里・小川たける・黒木咲花が熱唱の2時間半 [ライブ]

◆第1回開催から20年目を迎えているKOBE流行歌ライブが2024年2月15日、神戸市兵庫区の新開地アートひろば2階ホールで開かれ、松原健之(テイチクエンタテインメント)出演2回目の知里(日本クラウン)初出演の小川たける(エイフォース・エンタテイメント)推薦曲コーナーの黒木咲花(ミューズミュージックプロダクション)が最新曲などを披露した。

第219回KOBE流行歌ライブ.jpg
写真・勢揃いした出演者たち
第219回KOBE流行歌ライブ 2.jpg
写真・KOBE流行歌ライブ最高!と気勢を上げた


 今回で219回目のKOBE流行歌ライブ。全員がノリに乗ってステージを楽しんでいた。客席をラウンドしたり、ライブの最後で「KOBE流行歌ライブ、最高ー?」とステージから盛り上げるなど、ムードメーカーになったのがトリを飾った松原健之

松原健之.jpg
写真・松原健之

 自身のコーナーの最初に歌ったのは去年1月、京都・先斗町の歌舞練場で行われた前進座京都初春公演「雨あがる」(原作・山本周五郎)のテーマ曲になった「悲しみの旅人よ」
 シングル「夢を抱いて走れ」のアンコール盤にカップリング曲として収録されている。

 デビュー曲の「金沢望郷歌」に代表される清涼感あふれる歌声は彼の魅力のひとつで、それを聴こうと北海道や九州など遠方から駆けつけたファンも見られた。その「金沢ー」はこの日はアルバムバージョンで聴かせた。

 最後に胸に大きな白いユリの花を付けて最新曲「カサブランカ」を歌った。


 知里は関西に来る機会が増えているといい、彼女を応援する人たちも数多い。「花艶歌」「あなたの女です」「華ロック」とオリジナル曲3曲を歌いながら客席をラウンドしてファンサービスするシーンもあった。

知里.jpg
写真・知里

 身長156センチと小さな体に反して、日大芸術学部で歌唱を学び、東京・赤坂、六本木のジャズクラブでジャズも歌っていたなど、パンチのある楽曲が得意。この日も「黒百合の歌」を聴かせたほか、映画「ボディーガード」のテーマ曲「I wll aways love you」も歌い、最新曲「哀しみのラストタンゴ」も披露した。

 22、23の両日には大阪・梅田のジャズハウス、ロイヤルホースでジャズと歌謡曲のライブを行うという。


 小川たけるは初出演。島根・松江市出身で東京・青山学院大学で美術史を専攻して、2014年に「涙あそび」(日本クラウン)でデビューしている。
 デビュー9周年の去年に出したのが「陽炎?KAGEROW?」。これを歌うと共に、客席をラウンドしながらデビュー曲のカップリング曲で松江のご当地ソングでもある「ふたりの城下町」を歌った。

小川たける.jpg
写真・小川たける

 流行歌ライブのステージは初めてであるが、神戸は年に数回来ているという馴染みの町。それもあってか、ニューシングルのカップリングには「神戸恋みなと」を入れている。
 「自分で作詞と作曲をした作品です」とアピールしていた。


 黒木咲花も初出演。姉で歌手の上川しほの着付けを長く担当していたが、「綺麗になったと言われたくて」「あなたが欲しい」で去年、歌手デビューをしている。

黒木咲花.jpg
写真・黒木咲花

 この日はこの2曲を披露すると共に、姉妹で作るユニット、La・muse(ラ・ミューズ)としても活動しているが、2人で「恋のバカンス」「白い色は恋人の色」もカバーして聴かせた。

人気の 昭和歌謡のコーナーでは松原が布施明の「霧の摩周湖」を。知里が伊藤久男の「イヨマンテの夜」小川が橋幸夫の「恋をするなら」をカバーした。

※写真・記事の無断使用はお断りします。








nice!(2) 
共通テーマ:音楽

KOBE流行歌ライブ、松原健之・知里・小川たける・黒木咲花の神戸ゆかりの4人が出演 2月15日 [ライブ]

◆松原健之(テイチクエンタテインメント)知里(日本クラウン)小川たける(エイフォース・エンタテイメント)黒木咲花(ミューズミュージックプロダクション)の4人が出演する第219回KOBE流行歌ライブが2024年2月15日、神戸市兵庫区の新開地アートひろば2階ホールで開かれる。

IMG_8561.jpeg
写真・15日開催のKOBE流行歌ライブのチラシ


 松原健之はデビュー19年目。最新曲のバラード「カサブランカ」は23年9月にアンコール盤を発売している。カップリングも「敦賀半島」から「 桜ひとひら」に替えてのリリースであった。

 デビュー曲は「金沢望郷歌」。それだけに今年元旦に北陸を襲った能登半島地震の被災地となった石川県への想いも一際強い。

 1月17日のXで松原は「6千434人の大切な命が奪われた阪神淡路大震災から29年がたちました。神戸が見事に復興したように能登の復興を心から祈ります」と記すと共に、「石川県の水仙も有名です。ほのかに甘い匂いが心を癒してくれます」と、第2の故郷とも言える石川県へ思いを馳せた。


 知里は最新曲でラテン調の「哀しみのラストタンゴ」(作詞・冬弓ちひろ、作曲・杉本眞人)などを聴かせる。
 関西での活動も数多くこなしており、ファンも多い。
 2月22、23の両日には大阪・梅田のライブハウス、ロイヤルホースで単独ライブを開く。
 22日は前夜祭で、メインイベントは23日にランチショーのスタイルで開く。


 小川たけるはKOBE流行歌ライブには初出演。俳優業を経て14年に「涙あそび」で歌手デビューしている。
 23年9月に5枚目のシングル「陽炎~KAGEROW~ 」をリリースしている。カップリングは神戸を舞台にムード歌謡調に仕上げたという「神戸恋みなと」と「ふるさとのきみへ」で、このほど「神戸恋みなと」のミュージックビデオもYouTubeで公開している。


 去年デビューしたばかりの黒木咲花は神戸生まれ。長年着付け教室で講師をする傍ら、姉の歌手神川しほの着付けを担当してきた。
 姉妹でLa・muse(ラ・ミューズ)の名前でも活動している。
 父親は消防士から転職して浪曲師になったという。幼い頃から歌うのが大好きで、ザ・ピーナッツのように姉妹で歌うのが夢だったという。









nice!(2) 

田中あいみ、地元京都で1月発売の新曲「私は私・・・」発表会 やはり目指すはスーパースター [ライブ]

◆2022年の第64回日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞した歌手田中あいみ(日本クラウン)が24年1月31日にリリースした「私は私・・・」の新曲発表ライブを2月3日、京都市下京区のライブハウス、ルータールータで開いた。新曲をはじめオリジナル曲カバー曲合わせて8曲を歌い、最後に「この楽曲で年末の紅、白を目指します」と宣言した。

田中あいみ 2.jpg
写真・新曲「私は私・・・」を披露する田中あいみ


 1部と2部に分けて行われたライブは関東や東海地方からもファンが詰めかけ、どちらの回も会場は満員で、なんと1部では立ち見も出るほどの大盛況であった。

 「私は私・・・」はデビュー3年目の田中あいみの4枚目のシングル。作詞・作曲の小田和奏は、田中が昨秋から東京・神楽坂THE GLEEの行っているマンスリーライブのパートナー。シンガーソングライターで、アニソンなどを歌っている。
 「今年はこの新曲を背負っていきます」と、強い意気込みを見せた。

田中あいみ 5.jpg
写真・ファンに話しかける田中
田中あいみ 1.jpg
写真・ペンライトと声援で大歓迎

 新曲ポスターやジャケット写真と同じ衣装で登場した田中はオープニングでは、2枚目のシングル「大阪ロンリネス」(22年)を歌った。あいみ〜 あいみ〜の大声援に混じって、ペンライトが揺れていた。さすが地元での開催だけはある歓迎ぶりてあった。

 2曲目はデビュー曲「孤独の歌姫(シンガー)」(21年)のカップリング曲「涙のリバー」。彼女にとっては、初めて受けた日本クラウンの新人オーディションで歌った楽曲で、田中は「今でもその瞬間が蘇る、決して忘れられない楽曲です」と振り返っていた。

田中あいみ 7.jpg
写真・忘れられない「涙のリバー」も

 「この時は大学に入学して1ヶ月目で、まだ18歳でした。歌手になるつもりもなく、軽い気持ちで受けたんです。私以外の19人は人生を賭けたと思われる人ばかりで真剣な表情でした。口頭試問の〈どんな歌手を目指しますか〉の質問には、皆さん優等生的に答えていましたが、私はただ一言〈スーパースターになりたい〉と簡潔に答えたんです」

 これが歌手になってからの「いつか叶えたい夢になった」という。

田中あいみ 6.jpg
写真・大阪モノのカバー曲も歌った
田中あいみ 4.jpg
写真・カメラフリーのコーナーでは一斉にスマホが向けられた

 歌手デビューした田中はバラエティー番組にも出演するなど、幅広い活動をしている。歌番組でも色んなチャレンジを見せる。
 2月9日にBSテレ東で放送される「徳光和夫の名曲にっぽん<日本調歌謡>」(午後7時~)では初めて和服姿で「三味線ブギウギ」をカバーする。

 田中は「周りからはさすが京都人らしくはんなりとして良く似合うと、言われたんですが、帯で締め付けられっぱなしで、2時間半の収録中は苦しくて堪らなかった」と笑わせていた。

 新曲「私は私・・・」はラストソングに選んだ。
 ちょっと突っ張った女性を歌ってきた今までと違って、「少し大人になった格好いい女性像を歌っています。これで今年のNHK紅白歌合戦出場を目指したい」というと、ファンからは「大丈夫、大丈夫」の声も飛んでいた。

田中あいみ 3.jpg
写真・今年末は紅白を狙い、スーパースターに

 3月24日には大阪・西天満のライブハウス、ソープオペラクラシックスで「田中あいみ 大阪ではっちゃけ!ライブ」を開く。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[田中あいみ オフィシャルサイト]
https://aimi-official.jp/
[田中あいみ 日本クラウン]
https://www.crownrecord.co.jp/s/c01/artist/tanaka-aimi/news
.







nice!(2) 

デビュー25周年記念ツアー KANA‘s Living Room 大阪でファイナル公演 「御堂筋線音頭」も披露 [ライブ]

◆去年9月に東京・新宿の赤城神社で行った新曲「ラストシーン」のヒット祈願を皮切りに全国5ヶ所で行ってきた歌手KANAデビュー25周年記念ツアー KANA‘s Living Roomのファイナル公演が、2024年1月28日、大阪・淀屋橋の朝日生命ホールで開かれた。「ラストシーン」や人気曲「ナイアガラ」など16曲を歌った。CD未収録ながら、実兄の小林宏和作詞・作曲の「御堂筋線音頭」「FBにいいね!がつかなくて」の2曲も披露した。

KANA‘s Living Room 3.jpgKANA‘s Living Room 7.jpg
写真・ツアーファイナル公演を終えたKANA


 「楽しい事、悲しいこと色んなことがあった25年でした。これも皆さんのお陰です。その感謝の気持ち込めて歌います」
 編曲家の佐藤和豊が弾くピアノに合わせて、オープニングで新曲「ラストシーン」を聴かせたKANAはこう挨拶して、客席に降りて「時間よ止まれ」「愛なんて、シャバダバだ」を歌い、1人ひとりのファンの顔を確かめるかのようにラウンドした。

KANA‘s Living Room 1.jpg
KANA‘s Living Room 5.jpg
写真・リラックスムードいっぱいなファイナルライブ

 大阪でのKANA‘s Living Roomは、東京・新宿からスタートして福岡、仙台などを経て6ヶ所目の会場。
 KANAはもちろん、彼女の作品を数多くてがける作曲家で所属事務所の社長でもある小林にとって大阪は、ふる里と言っても良いくらい大好きな町。

KANA‘s Living Room 6.jpg
写真・応援陣の女性たちと一緒に「黒ユリの女」

 その町で彼女を支える女性応援陣がミュージックビデオに出演したという「黒ユリの女」では、ステージに彼女たちを上げての歌唱。
 70年代のテイストを盛り込んだというこの楽曲、「コロナ下でキャンペーンも出来なかった」(KANA)が、その鬱憤を晴らすかのような一幕であった。

■大好き大阪のご当地ソング

 大阪・関西大好き、おまけにお酒も大好きという2人だけに、思い入れも強い。今までにも「大和路線音頭」「近鉄線音頭」といったオリジナル曲を作っていてきた。

KANA‘s Living Room 2.jpg
写真・面白い事と大阪の町が大好きなマリオに扮した小林 右はKANA

 今回も小林が作詞・作曲した「御堂筋線音頭」を披露した。♪ 御〜堂 御〜堂
筋 筋 〜 と歌うそれは、江坂から中もずまでの駅名が登場する。2人がよく出没するという大阪市阿倍野区の西田辺も出てくるなど、コテコテでコミカルなご当地ソングである。

 もう1曲の「FBにいいね!がつかなくて」とともに「アルバムの片隅にでも入れられると、いいね!」とKANA。
 
 パワフルな歌とジョークの連発はKANAのライブの楽しみのひとつでもある。そんな彼女の真骨頂を見せたのはアンコールでの「そんじょそこらの女」「ナイアガラ」の2曲。

KANA‘s Living Room 010.jpg
写真・パワフルKANAは健在

 会場を埋め尽くしたファンの多くが立ち上がって、右腕を突き上げての大歓声の中でKANAが歌うと、もうそこは最高の盛り上がりを見せた。
 そのエンディング曲を歌い終わったら、祭りの後のような虚脱感さえ感じるほどであった。

KANA‘s Living Room 8.jpg
写真・テンション上げて歌っていきたい

 ツアーファイナルを終えたKANAは「25周年といってもこれからが勝負です。肩肘を張らずに楽しいことやテンションを上げることを見つけて歌っていきたい」と話していた。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[KANA オフィシャルサイト]
http://pre-pro.co.jp/talent/kana/
[KANA テイチクエンタテインメント]
https://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/kana/








nice!(2)