◆2017年4月にリリースしたデビュー25周年記念の第2弾「蛇の目小紋の女」を披露したテイチクエンタテインメントの永井みゆき、同じく4月発売の風シリーズ第3弾の「風の挽歌」を男っぽく歌った徳間ジャパンコミュニケーションズの川崎修二、デビュー4枚目のシングル「恋ごよみ」をやはり4月に出している同・工藤あやのをメインに、PRコーナーに出演した紘呂(ひろ)しのぶ、みうら晶朗を加えた5人による「第152回KOBE流行歌ライブ」が2017年5月18日、神戸・新開地のKAVCホールで開かれた。


第152回KOBE流行歌ライブの出演者たち


 永井みゆきは今年でデビュー26年目。そのデビュー曲は「大阪すずめ」(1992年)であった。その年の第34回日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞している。まだ17歳であった。この日の流行歌ライブでも、やはりこれを聴かせてくれた。彼女の代表曲中の代表曲であるから、これがなければ始まらない。
 そして新たな代表曲に、と永井が意気込んでいるのが、デビュー25周年記念曲第2弾である「蛇の目小紋の女」。琴の音が印象的で、初めて作曲を平尾昌晃が手がけたという作品でもある。


永井みゆき

 ちなみに永井はKOBE流行歌ライブへの出演が13回目で、男女合わせて最多出場だという。


川崎修二

 川崎修二は8回目の出演。風シリーズ第1弾の「風の川」と新曲で同第3弾の「風の挽歌」などを歌った。「男のさすらい」「おまえが命」も披露し、男っぽさをアピールしていた。


工藤あやの

 工藤あやのは約1年ぶりの出演。デビュー以来、ふる里演歌を歌ってきたが、今作の「恋ごよみ」はガラッと変わり「切なく格好いい歌になっています」と、成長ぶりを見せた。


紘呂しのぶ(左)とみうら晶朗

 PRコーナーで歌った紘呂(ひろ)しのぶ(徳間ジャパンコミュニケーションズ)、みうら晶朗(ビクターエンタテインメント)はともに初出演。
 紘呂がデビューして32年のベテランで宮崎県を中心に活動。JR吉都線100周年記念曲「ふたりの吉都線」などを歌った。みうらは民謡歌手出身のシンガーソングライター。体重が50キロもない超スリムな体形で、5枚目のシングル「望郷よされ節」などを歌った。