この楽曲は約11年前に、キム・ランヒが同じタイトルで歌ったラブソングのリメークだが、神野はとりわけ大阪を元気づける応援歌として歌いあげている。
歌唱奉納する神野
大阪天満宮の拝殿に神妙な表情で座る神野の前で宮司が「この曲がたくさんの人たちの心に届くことを祈ります」と祝詞を奏上すると、神野は「ありがとうございました」と、大阪から大ヒットへつなげると誓っていた。
関西からの大ヒットを誓う神野
神野は「不景気な今の世の中やからこそ、皆さんにこの歌を届けて、一緒に頑張ろうと背中を押したい」と話し、大阪をはじめ全国の<あんた>を元気づける歌に育てたいと意気込みをみせていた。
元気づけるのは”人”ばかりではない。
全国の商店街も応援する。
神野美伽が「あんたの大阪」とともに、商店街などへ「○○商店街でお買い物中の皆さま、神野美伽です。<あんたの大阪>を聞きながら、お買い物をお楽しみください」といったオリジナルメッセージを録音して、希望する商店街にプレゼントするというものだ。
ファンを前に「あんたの大阪」を披露 ↑ ↓
1999年7月にキム・ランヒが「あんたの大阪」を歌った。それを聴いた神野は「ぜひ歌ってみたいという思いにかられた」という。
それが実現するまでに11年が経過したが、「当時はラブソングとして表現されていたと思いますが、私は今の世の中で生きていく男性たちを応援する歌として歌ってみました」と神野。
ところでこの楽曲を作詞したのは、夫の荒木とよひさだ。2人が結婚したのは1999年というから、かつての楽曲は同じ年に出来あがっていることになる。
◆ヒット祈願の後、大阪・心斎橋で、レコード店などを招いて懇親会が開かれた。会場では「あんたの大阪」とともに、それのプロモーションビデオ(PV)も披露された。
そのPVは、神野が2002年1月に発売した「浪花の春」以来、応援し続けているという大阪市北区の天神橋筋商店街の協力で制作され、撮影は同商店街のほか市内各所で行われた。
これはまた、大阪市中央区道頓堀の「戎橋」(通称・ひっかけ橋)近くのオーロラビジョンでも、近々放映される予定だ。
懇親会で熱唱する神野 ⇒
PVにも登場する大阪天満宮でのヒット祈願は2回目。
神野は「久々に帰ってこられてうれしい」と笑みをこぼしていたし、数少ない大阪ものに「すごく張り切っている」と話していた。
今後、店頭でのサイン会など普段とは違ったキャンペーンを考えているという。
9月20日には、兵庫県西宮市のダイエー甲子園店で新曲発表会も予定している。向かいの阪神甲子園球場では、その日、巨人対阪神戦の試合が行われることになっている。
また、10月には兵庫県尼崎市で開かれる「関西歌謡大賞」に、12月には大阪新歌舞伎座での13日間の「西川きよし劇団 旗揚げ公演」にも出演が決まっている。
[神野美伽オフィシャルウエブサイト]
http://www.shinno-mika.com/index.htm