今年度の事業計画では、2年ほど実施していなかった組合推薦曲の復活によって需要盛り上げをはかるほか、10月11日に開催される関西歌謡大賞の地区予選会の実施などイベントへの参加・協力、京都インディーズ音都の開催システムの再構築、恒例のミュージッククイズ実施などを決めた。
京都インディーズ音都は京都発のアーティストの発掘を目的にしたイベントであり、今年度は店頭における対象アーティストのCD販売を促進するためにもインストアライブを実施するほか、提携ライブハウスの見直しをはかることで、より店頭でのCD販売と結びつけることにしている。
ミュージッククイズは加盟店でのCD購入者を対象に、抽選で<お買い物券>をプレゼントする販促企画だ。今年は予算が減少しているが、実施を決めた。
また研修事業では、「昨年度に増してCD離れが予測される」としながらも、新たな商材の検討や既存の音楽ソフト販売事業の継続に向けて研修会を開くとしている。
清水代表理事は開会に先だって、「音楽パッケージソフトの販売規模は1999年の6000億円をピークに昨年は3000億円にまでダウンしていますが、組合員も半減しています」と、業界の現状を説明するとともに、「世界のすう勢と異なって日本では、パッケージソフト販売が音楽配信を抑えています。この日本独自のビジネスモデルがあってもいいと思います」と、パッケージ販売による専門店の生き残りを訴えかけた。