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京都レコード商協組、Facebookページを開設 音楽と京都の話題を発信 [レコード商組合]

京都府レコード商協同組合(清水英司理事長)が2019年8月29日、音楽と京都の話題を発信するフェイスブック(FB)ページ「京都と音楽」を開設した。全国のレコード商組合では初めてで、情報発信のほか加盟店同士の情報交換など交流を促進して組合活性化につなげる。

京都府レコード商協組合・FBセミナー.jpg


 京都商工会議所と共同で 今年6月からFBページ開設・運用を目的に、セミナーを開いてきた。8月29日、第2回目を京都市内で行い、京都コンピューターシステム事業協同組合(KCA、京都市下京区)の桂田佳代子さんを講師に、実際に同ページ「京都と音楽」を開設して、早速、メンバーが写真などを投稿した。

桂田佳代子さん.jpg
自分たちが楽しむことが継続のコツ。それが共感を呼ぶと説明する桂田さん

 6月の1回目のセミナー終了後、加盟店の経営者はそれぞれがFBのアカウントを取得し、個人のFBは開設済みであるだけに、この日は桂田さんからページ開設に伴う設定の説明やページの管理権限、投稿・シェアの仕方などを聞いて、関係者に<いいねリクエスト>を送っていた。

京都府レコード商協組合・清水理事長 22.jpg
清水理事長も投稿を試みる

 ページはターゲットを45歳程度から60歳くらいの人たち、としているが、より多くの人たちへの拡散を目指している。。
 京都府レコード商協組の清水英司理事長は「このページで音楽をからめた京都の話を発信していきたい。より多くの人たちに見てもらうことで、京都の組合と加盟店に興味を持ってもらいたい」と、話していた。


「京都と音楽」
https://www.facebook.com/music.kyo/








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日レ商関西支部  新支部長に石井秀幸さんを選出 [レコード商組合]

◆関西のCDショップが加盟する日本レコード商業組合関西支部(65店舗)が、2013年5月15日、大阪市内で平成24年度の定時総会を開き、新支部長に和歌山県レコード商業組合の石井秀幸組合長(HITSイシイ社長)を選んだ。任期は2年。

石井秀幸3.jpg
石井秀幸新支部長

 役員改選で角谷寛行恵比須堂社長と交代。石井さんは今まで日レ商本部の理事として活躍した実績がかわれたもの。京阪神以外の単組から支部長が選ばれるのは初めて。
 今後、副支部長の選出するとともに、メーカーや関西歌謡大賞実行委員会との関係構築を進めていくという。

 石井新支部長は「組合店の店舗に情報を集積して、厳しい市場環境を打破していきたい。関西歌謡大賞をサポートしてパッケージが売れるようにCDショップの店舗の活性化を進めたい」と、就任の抱負を話していた。


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京都府レコード商協同組合  新年互例会  業界上向きの実感ないものの、独自取り組みで活気 [レコード商組合]

京都府レコード商協同組合(清水英司代表理事)が、2013年1月21日、京都市東山区の長楽館で門倉昭一日本レコード商業組合理事長、同副理事の角谷寛行大阪府レコード商組合長、メーカー関係者など30余人を招いて新年互例会を開いた。ゲストのシャンソン歌手、ワサブローによるミニライブも盛り込まれた。


京都府レコード商協同組合新年互例会.jpg



清水.jpg 席上、清水代表理事 = 写真・左 = はあいさつの中で「昨年は14年ぶりにCDの生産実績が前年を上回ったそうだが、店頭ではその実感がないのが現実。ただAKB48やベスト盤などが健闘して売り上げに貢献してくれた」と述べるとともに、「京都レ協組では事業、研修会が活発であり、インディーズアーティストを育て、そのCDを販売するインディーズネットの取り組みも5年目に入っている」など、独自の組合活動で活気をもたらせていることを報告した。






門倉.jpg 門倉日レ商理事長 = 写真・右 = も「業界環境は決して楽観できない。今できる選択肢をきちっと選んで、お客に対していくことが求められる」と話し、関西レコード商組合連合会の村上與利一会長は「関レ連は今年3月末で休眠するが、主催してきた関西歌謡大賞は来年以降も実行委員会を組織して継続していきたい。今年はメーカー10社の参加を見込んでおり、ビッグな課題曲歌手を予定している。会場の尼崎・アルカイックホールを満員にして成功させたい」と話した。

 メーカーを代表して七日会代表幹事の濱口律生ワーナーミュージック・ジャパン西日本オフィスマネージャーが「好調な大人音楽をさらに浸透させるとともに、ポップスやロック以外に新しい(売れる)ジャンルを開拓していきたい」と話していた。

 毎年、京都レ商協組加盟店で配布されるクイズに答えると、同レ協組で利用できる買い物券が当たるミュージッククイズの抽選会も行われ、1等賞の10人が選ばれた。


ワサブロー.jpg
ワサブロー

 ゲストのワサブローは、同レ協組が応援を続けている京都市出身のシャンソン歌手。パリ、京都、東京を中心に活動しており、この日は、ミニライブで去年10月にリリースされた初めての日本語で歌うオリジナルシャンソン「俳句 / 椅子」など、シャンソン7曲をフランス語と日本語で披露した。




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関西レコード商組合連合会 13年度から活動停止、休眠を決定 [レコード商組合]

関西レコード商組合連合会(村上與利一会長)は、2012年5月14日、大阪市北区のソニー・ミュージックディストリビューション大阪オフィスで2011年度の定時総会を開き、13年度から活動を停止し、休眠させることを決めた。活動資金の不足が理由。

関レ連総会1.jpg

 関レ連は近畿2府4県のCDショップで構成しており、会員数は60社。上部団体の日本レコード商組合関西支部のメンバーとほぼ同じだが、関西歌謡大賞など主だった事業は日レ商関西支部との共催など、最近では明確な違いも打ち出されていなかった。

 ここ数年は会員数の減少もあって、十分な活動費を確保できないでいた。
12年度は約2割減の予算で運営を継続するが、13年度からは繰越金を日レ商関西支部に組み入れて活動を停止して、会を休眠させる。
 同会では「好転すれば復活させたい」としているが、業界の情勢から判断して事実上の解散とみられる。


関レ連総会2.jpg 総会は日レ商関西支部の総会と併せて開かれ、席上、10月11日に開催される関西歌謡大賞への協力が呼びかけられた。今年のイベントは、中国地区3県の21店舗が新たに参加して、兵庫県尼崎市のあましんアルカイックホールで行われ、1500人の来場を見込んでいる。




 また総会では、9月から導入されるパソコンPOSの説明会も行われ、組合員のCDショップからは、従来もPOSとの違いなどの質問が出て、メーカーの担当者が回答していた。






パソコンPOSの説明に聞き入る会員たち








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京都府レコード商協組 第13回定時総会 パッケージ販売の存続呼びかける 役員改選は清水代表理事ら全員留任 [レコード商組合]

清水英司代表理事.jpg◆京都府レコード商協同組合(清水英司代表理事 = 写真 = )が、2012年4月23日、京都市中京区の京都ロイヤルホテルで、第13回定時総会を開いた。パッケージ販売の存続を呼びかけるとともに、今年5年目になる独自の販促策「京都インディーズ音都」は、インストアライブの実施やアーティストのCD販売につながる売り場展開や提携ライブハウスの見直しを実施することを決めた。任期満了に伴う役員改選では、清水代表理事ほか全員の留任が決まった。





 今年度の事業計画では、2年ほど実施していなかった組合推薦曲の復活によって需要盛り上げをはかるほか、10月11日に開催される関西歌謡大賞の地区予選会の実施などイベントへの参加・協力、京都インディーズ音都の開催システムの再構築、恒例のミュージッククイズ実施などを決めた。

 京都インディーズ音都は京都発のアーティストの発掘を目的にしたイベントであり、今年度は店頭における対象アーティストのCD販売を促進するためにもインストアライブを実施するほか、提携ライブハウスの見直しをはかることで、より店頭でのCD販売と結びつけることにしている。

京都府レコード商協同組合.jpg

 ミュージッククイズは加盟店でのCD購入者を対象に、抽選で<お買い物券>をプレゼントする販促企画だ。今年は予算が減少しているが、実施を決めた。

 また研修事業では、「昨年度に増してCD離れが予測される」としながらも、新たな商材の検討や既存の音楽ソフト販売事業の継続に向けて研修会を開くとしている。

 清水代表理事は開会に先だって、「音楽パッケージソフトの販売規模は1999年の6000億円をピークに昨年は3000億円にまでダウンしていますが、組合員も半減しています」と、業界の現状を説明するとともに、「世界のすう勢と異なって日本では、パッケージソフト販売が音楽配信を抑えています。この日本独自のビジネスモデルがあってもいいと思います」と、パッケージ販売による専門店の生き残りを訴えかけた。


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京都府レコード商協同組合 京料理 木乃婦で新年互礼会開く [レコード商組合]

◆京都府レコード商協同組合(清水英司代表理事)の2012年新年互礼会が、2012年1月16日、京都市中京区の京料理 木乃婦に組合幹部とメーカーの在阪営業所の代表者など29人が集まって開かれた。清水代表理事は「業務のWeb対応とPOSレジの導入が課題で、京都の組合で取組んでいるインディーズアーティストの支援と彼らのCD拡大をめざしていきたい」と、あいさつした。


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京都府レコード商協同組合の清水英司代表理事

来賓の角谷寛行大阪府レコード商組合長は「今年こそ心を癒してくれる音楽が出てきてほしい」と述べ、村上與利一関西レコード商組合連合会長も厳しい営業環境を乗り切ろうと語った。
石井秀幸和歌山県レコード商組合長は「山は越えるもの、壁は破るもの」と話し、現状の打破を呼びかけた。同氏は日本レコード商組合制作のカレンダーが、日本印刷産業連合会主催の「第63回全国カレンダー展」の販促用部門で日本印刷新聞社賞を受賞したことも報告した。

メーカーを代表してビーイングの相島一輝所長も「客を魅了し感動を与えられる作品を提供していきたい」とあいさつした。

また昨年、京都府レ商協組が行ったミュージッククイズの抽選会が行われたほか、京都府民音楽文化活動賞などを受賞しているアコースティックギターによる弾き語りユニットのtaneがゲスト出演して「心いっぱい」「涙」「さあ」の3曲を披露した。

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第28回関西歌謡大賞がスタート 10月にカラオケ決勝大会 ポップス系など課題曲による予選応募受付も開始  日レ商関西支部と関レ連 [レコード商組合]

村上関レ連会長.jpg日本レコード商組合関西支部(支部長・村上與利一大蓄社長 = 写真・右 = )と関西レコード商組合連合会(会長・同)は、課題曲によるカラオケ大会などで組合加盟のCDショップの販売促進をねらった恒例の関西歌謡大賞を5月1日から開催している。今年で28回目で、今回はポップス系のふくい舞など課題曲歌手に16人が選ばれており、課題曲は店頭に展示される。カラオケ大会はCD、テープによる一次予選と歌唱による地区予選、最終選考会を経て、2011年10月31日の兵庫県尼崎市のアルカイックホールで開かれる決勝大会でグランプリなどを選ぶ。なお決勝大会では課題曲歌手による歌唱イベントのスターパレードも併催される。


 今回は東日本大震災の被災地へ向けて応援メッセージを送ろうと、エンディングソングを今までの「大阪ラプソディー」に変えて、先頃、関西ゆかりの音楽家たちによって制作された「関西発 がんばれ援歌」を全員で合唱する。

 この曲の印税はすべて、東日本大震災被災地の復興への支援金として寄付されることが決まっており、「関西発 がんばれ援歌」を歌うことで支援の輪を広げていく。


 課題曲は、すでに発表されている通り。カラオケ大会への参加申込みは、加盟店の店頭で購入した課題曲に付いているバーコードを指定の応募用紙に添付して、自身の歌唱音声を録音したCDかテープと一緒にCDショップに持参する。応募の締め切りは7月31日。

 課題曲歌手は7月31日までの間、関西各地のCDショップなどで店頭キャンペーンを行うことになっている。

 応募されたCD、テープは兵庫、京都、滋賀、大阪、和歌山の各地区で一次審査し、通過者は9月3日の兵庫地区(県民会館けんみんホール)、京都・滋賀地区(京都教育文化会館)などの地区予選に出場できる。大阪・奈良地区(クレオ大阪東)は9月4日、和歌山地区(和歌山・市民会館市民ホール)は9月11日に地区予選を開催する。

 地区予選では、9月23日に大阪・心斎橋のBIG CATで開かれる最終選考会への出場できる課題曲1曲2人(大阪・奈良は2人)を決める。

 10月13日の決勝大会では作詞家のもず唱平氏など5人の審査員によってグランプリ、最優秀歌唱賞など5賞の入賞者を選ぶ。

歌で震災復興へ 16人の歌手が歌う


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高橋樺子(左)とカレン(中央)、ふくい舞


◆関西歌謡大賞開催に先だって、初めて関西の音楽記者などを集めた記者発表を行い、課題曲歌手として初めて選ばれた現役女子高校生演歌歌手のカレン(ビクターエンタテインメント)と、今年の1月にNHKで放映された時代劇「隠密秘帖」と土曜時代劇「隠密八百八町」の主題歌になった「いくたびの櫻」を歌ったふくい舞(J-more/エイベックス・エンタテインメント)、東日本大震災復興への応援歌「関西発 がんばれ援歌」を歌う高橋樺子の3人が出席した。

 3人はそれぞれ参加への思いを語り、ふくい舞は「歌で日本を元気づけられると信じています。参加できで光栄です」というと、カレンは「課題曲の<大阪恋うた>は、歌いやすく親しみやすい歌です。皆さんに歌ってもらい、私が大阪が大好きなことをたくさんの人たちに知ってもらいたい」と話した。

 また高橋は「4回目の挑戦だった2007年の関西歌謡大賞でグランプリを頂きました。エンディングソングを歌わせてもらうことは大変光栄です」と、感想を話していた。


 主催者の村上與利一関レ連会長は「演歌・歌謡曲中心に実施してきた関西歌謡大賞は、ユーザーの世代交代などが顕著で、今回からはふくい舞さんを新たに迎えるなど、歌謡ポップスといったジャンルも加えることになった。イベントの若返りを図っていきたい」と話していた。





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京都府レコード商協同組合 第12回定時総会開く インディーズアーティスト育成へ 初のインストアライブなどを企画 [レコード商組合]

京都府レコード商協同組合(代表理事清水英司清水屋社長)が、2001年4月22日、京都市中京区の京都ロイヤルホテルで第12回定時総会を開き、今年度の事業計画としてインディーズアーティストを育成しCD拡売につなげる施策「Kyotoインディーズ音都」を継続実施し、インストアライブやオープンスペースでの無料ライブを開催することなどを決めた。また研修会も引き続いて開催し、顧客の購買意欲を刺激する手段の検討などを進めることも確認した。


京都レ協組総会.jpg
京都レ協組の第12回定時総会のもよう



清水英司代表理事.jpg  CDが売れなくなっている最悪の環境の今、清水代表理事 = 写真・左 = はあいさつの中で「世界の市場で日本はシングルCDの売れ行きが断トツに高い。シングルのヒットはアルバムの販売、新人の育成につながる。今年度もメーカーと戦略的な販売施策を模索し、低迷する市場の打開を図りたい」などと、需要回復へ向けてメーカーと協力していくことを確認した。




 京都のレ協組が、地元ライブハウスなどと共同で独自に展開しているインディーズアーティストを育成施策のKyotoインディーズ音都は、今年度で5回目で新たなライブハウスの参加もしている。
 今回からは「CDショップやライブハウスに足を運ばない人たちを呼び込むために、インストアライブやオープンスペースでの無料ライブなどの開催を計画している」ことが報告された。

 また清水代表理事は総会終了後の懇親会の席で「インディーズ音都では新たな取り組みを考えているが、小さなところから成功へつながるきっかけを見つけていきたい」と話した。

 京都府中小企業団体中央会の支援で行われている研修会では、今年度、2回の開催を予定するものの「状況に応じて回数を増やす」(市原偕美副理事長)とし、加盟店の事業存続へ向けて顧客の購買意欲を高めるヒントを探るという。


 また、来賓として出席した日本レコード商組合関西支部長で関西レコード商組合連合会長の村上與利一氏は「このところCDを発売せずに配信だけでユーザーに音楽を届ける手法が目に付く。配信オンリーであってもレコード店でも、何らかの方法で手渡せる方法を考えてもらいたい」と、出席したメーカー七日会のメンバーへ要望した。



[京都府レコード商協同組合]
http://www.music-kyoto.com/



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日レ商関西支部/関レ連の村上與利一氏ら ユニバーサルミュージック常務兼執行役員の喜本孝氏と意見交換 「店側の声を真摯に受け止めたい」喜本常務 [レコード商組合]

日本レコード商業組合関西支部長関西レコード商組合連合会長村上與利一氏と大阪府、兵庫県、和歌山県の各レコード商組合長などが、2011年4月4日、神戸市内でユニバーサルミュージック(UM)喜本孝常務と流通問題について意見交換をした。今年2月にUM社が「ジャズ・クラシック入門シリーズ」の仕入れかけ率を65%にするにあたって、喜本常務がレコード業界紙に「パッケージ販売不振の責任の一端は、販売店の営業努力にもある」と発言したことを受けたもの。

 喜本常務の発言について近畿のレ商組幹部は「業界を改善し、メーカーと販売店がともに成長しようというものである」と趣旨に理解を示すとともに、「もう少し頑張ってみようと思う」といった声も聞かれた。
 しかしながら、パッケージ販売の不振は販売店の営業努力不足にも一因がある、といった点については「UM側のノーコール店への対応などにも改善点がある」といった点が強く指摘されていた。


意見交換会.jpg


 意見交換会は、兵庫県レコード商組合の2010年度総会開始前の2時間余りをかけて開かれた。
 まず喜本常務は「今回の発言はメーカー各社全体の意見ではなく、当社単独のものである」と断ったうえで、世界と我が国のレコード業界が置かれている現状を説明するところから行われた。

 その中で同氏は世界の潮流はパッケージ販売からデジタル(ネット通販、ダウンロード)へとシフトしていることを指摘した上で「もう一度、販売店と手を取り合っていくことを考えないと生き残れない。そこでまず、当社のシェアの高いジャズとクラシックに焦点を当てて発言したのが、2月の記者会見の内容であった」と、発言の経緯を説明した。

 同氏はまた「きょうの会談で解決策が出るとは思っていないが、忌憚のない意見を聞かせてもらうことで、真摯に受け止めたい」と、レコード店の声を取り込んでいく姿勢があることを示した。

― 日銭を稼ぐことにあくせくの毎日 ―


村上氏.jpg◆冒頭の喜本常務の話しを受け、村上日レ商関西支部/関レ連会長 = 写真・左 = は「木を見て森を見ていない感じを受ける。我々、中小のレコード店は自らを、森の中にある熊笹と思っている。栄養分は演歌/歌謡曲で、それを吸収(売り上げる)ことで森の緑を保っている。<パッケージ販売の不振は営業努力のなさにもある>という指摘には反論はしないものの、我々の商売は、1日でも早く在庫を現金に換える、日銭を稼ぐことにあくせくする状態に追い込まれている。これはもう商ではない」と、喜本常務の発言が販売店の実情とかけ離れていることを指摘した。






 また「提案のあった掛け率も、たとえば回転が速い商品は高くしても、何カ月も動かないものは低くするなど、臨機応変に条件設定する必要がある」と取引条件についても逆提案した。

 さらに今回の喜本常務の発言が端を発して「全国各地の単組内で幹部批判までに発展している」といった事実を紹介し、「業界を発展させるはずの発言が、違った方向へと進んでいるのは危険なことだ」とし、今後は「小売り、卸、メーカー、音楽事務所、作詞家作曲家など音楽産業にかかわる主だった人たちを交えた円卓会議を開催し、十分な意見を交わさないと、今回の問題は良い方向へ進まない」と、業界挙げて問題解決をはかる必要があるとした。

― 掛け率面などで歩み寄り ―


喜本氏.jpg◆これら村上氏からの提案について喜本常務 = 写真・右 = が回答した。

 円卓会議に付いては「2年前に京都のJEUGIAの田中義雄会長も出席していただき、経産省の肝いりで需要拡大コンソーシアムを開催した。音楽業界のあり方について議論したが、販売店の課題を充分に議論するには至らなかった。再度、開催して現実的な話しあいを持ちたい」と述べた。







 掛け率問題については「原則的に当社は2週間で1回転するものを発売しているつもりだ。もちろんそこには我々にも販売努力の必要性は出てくると思っている」とした。
 しかし「掛け率を下げても、下げた分だけ売り上げが伸びていないのも事実である。ただ新人の新譜は掛け率を下げることは検討してみたい」などと、販売店に歩み寄りを見せた。

 また<日銭商売>に関連して「外商のような試みを出来ないかと思う。これには当社も商品の委託などサポートをしていく」と、新たなビジネスを模索する必要性を示した。

― 販売の現場を見ずしての提案は理想論に ―


 一方、大阪府レコード商組合角谷寛行組合長は「当店ではUM社の在庫金額比率は取引全社の中でベスト3に入っているが、支払いベースでは下位である。これを解消しないと、喜本氏の言う2週間で1回転という話は絵に描いた餅になってしまう」と、売り場の実情を説明するとともに、担当セールスを訪店させることで「在庫の状態を把握させるべきだ」とした。

 これに対して喜本氏は「店に適した在庫数量があるはずで、それを導入していかないといけないだろう」と、改善する姿勢を見せた。

 京都府レコード商組合清水英司組合長は「クラシック・ジャズ部門の販売のテコ入れは歓迎したいが、これらの商品は現金化までに時間がかかる。短いサイクルで売れるものも、長期在庫しなければならない物も同じ掛け率というのは理解できない」と、村上氏同様に掛け率を商品ごとに変動させることを求めた。

 また和歌山県レコード商組合石井秀幸組合長は「販売店の窓口であるコールセンターに決裁権を持たせるなど機能を充実させてほしい」などといった、日常業務面への改善を求めた。
 これについては他の組合幹部からも多数指摘され、喜本常務は「2、3ヶ月以内に直す」と約束するとともに、 「これまでの発言は撤回するつもりはないが、改善すべき点が数多くあることがわかった」などと述べた。




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兵庫県レ商組 新組合長に小田氏を選ぶ [レコード商組合]

小田泰之.jpg◆兵庫県レコード商組合が、2011年4月4日、神戸市長田区で2010年度定時総会を開き、新組合長に小田泰之氏(神戸市・平和レコード店)を選任した。任期は1年。
 今春、理事改選が行われる日本レコード商組合の理事候補として推薦するという。



写真=小田泰之新組合長
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日レ商関西支部長・村上與利一氏 UM喜本孝常務発言で同氏に「話し合いを」と要望 [レコード商組合]

村上與利一氏.jpg日本レコード商業組合関西支部長で関西レコード商組合連合会長の村上與利一大蓄社長 = 写真・右 = は、2011年3月11日、関西歌謡大賞会議の冒頭、ユニバーサルミュージック(UM)が2月に発売した「ジャズ・クラシック入門シリーズ」の仕入れかけ率を65%にするにあたって、喜本孝常務兼執行役員が「パッケージ販売不振の責任の一端は、販売店の営業努力にもある」と発言したことが、レコード流通業界に波紋を投げかけていることについて触れ、「喜本氏は業界のことを何も知らなすぎる。関西の組合で氏と面識がある人は数少ない。一度、関西へ出向いて話し合いをしてもらいたい」と要望した。

 日レ商の各地の支部長などが喜本発言に反論を述べる中、村上支部長は今まで正式に意見を表明していなかった。今回、同会議の席上で初めて態度を明らかにした。

 その発言要旨は次の通り。

 「今回の入門シリーズの導入でジャズ・クラシックの売り場を整備することで、店の力を蓄えるといった提案であろうが、関西はジャズ・クラシックのシェアは1ケタ台とみている。我々は大きなシェアの商品を売っていきたい。関西のレコード店の年間最大の販促イベントである関西歌謡大賞よって演歌・歌謡曲を販売しようとしている」

 「そうしたことから関西歌謡大賞のカラオケ大会の課題曲歌手/スターパレードに、歌手を出してほしいと提案しているが、ここ10年間はまったく協力してもらっていない。こうしたことからもUM社が如何に業界のことを知らないかがわかる。関西のレコード商組合員でビジネスを通して喜本氏の顔を知っている人が何人いるだろうか。一度、会って話し合いをすべきだと思う」




※以下は(そ)のお節介な蛇足であるが、ユニバーサルミュージックにはレーモンド松屋という素晴らしい男性歌手がいる。2010年7月7日には「安芸灘(あきなだ)の風」をリリースしている。
 カラオケでは中年男性の人気曲でもあるし、YouTubeではここ数カ月の間でアップされた映像の数が急上昇している。
 しかも彼の歌はライブにこそ魅力があるものと思う。

 彼はホームページで「国内ならPA機材、照明持参でライブイベントの構築、出演を承りますので、小スペースの店舗、ライブハウス、イベント会場、大規模ホールまでカバーさせていただきます」と書いている。
 ぜひ、関西に呼びたい1人である。


[レーモンド松屋 プロフィール]
http://raymondm.com/profile/index.html
[レーモンド松屋 ユニバーサルミュージック]
http://www.universal-music.co.jp/raymondm/



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京都府レコード商協組 2011年新年互例会 市況はきびしいが製販手を携えて難局打破を [レコード商組合]

京都府レコード商協同組合(代表理事・清水英司音楽館清水屋社長)が、2011年1月14日、京都・寺町三条の三嶋亭で新年互例会を開いた。同組合役員をはじめメーカー・卸、日本レコード商組合関西支部などから29人が出席。CDショップを取り巻く状況が年々厳しさを増している中、清水代表幹事は「京都からヒットを生み出すなど互いに協力しあって乗り切りたい」と、出席者を元気づけた。

新年互例会.jpg

 清水氏が代表理事に就任して初めての新年互例会は、創業が1873(明治6)年という三嶋亭 が会場に選ばれた。ちなみに前代表理事で、現顧問の田中義雄氏が会長を務めるJEUGIAが十字屋田中商店として創業したのは1898(明治31)年である。


清水代表理事.jpg 清水代表理事 = 写真・左 = は開催のあいさつで「市況は年明けから厳しい状態が続いています。そのような中にあって、京都レ商協組はインディーズを支援することによる地元からのヒット曲作り、関西歌謡大賞の成功へ向けて取組みなどを推進していく考えです。メーカーや卸各社と手を取り合って、今の難局を乗り切っていきたい。皆さんの協力をよろしく」と、力強く呼び掛けた。








村上支部長.jpg 日レ商関西支部長の村上與利一兵庫県レコード商組合長 = 写真・右 = は「世間ではレコード屋の時代は終わりだ、などとささやかれているが、我々はまだ死んではいないし、業界を長く存続させるために努力していきたい」と話した。また今年の兵庫県レコード商組合の総会を限りに、同組合長を退任することも明らかにした。






 石井秀幸日レ商副理事長・和歌山県レコード商組合長は「まずお客様にイエスと言いましょう。求められている商品は何としてもお届けする向上心を持ち、売り上げも向上させる気概で頑張りましょう」と語った。


 席上、京レ商組監事の津田均氏は、自ら経営する創業昭和9年の津田蓄音器店(通称・つだちく、京都・河原町今出川)を今年3月で閉店することを報告した。
 津田氏は「叔父の後を継いで、好きな音楽を商売にして始めた店ですが、30年間1人暮らしの年老いた母親を郷里で介護することになりました。地域には貢献できたと思います」と、閉店の理由を説明するとともに、顔を揃えた人たちへの感謝の気持ちを伝えていた。


◆また、この日は昨年実施した「2010 ミュージッククイズ」の抽選会も行われ、特賞・ソニーウォークマンが1人、1等賞・京レ商オリジナルお買い物ギフト券5000円券が10人、3等賞は同ギフト券1000円券100人の当選者が決まった。



[京都府レコード商協同組合]
http://www.music-kyoto.com/





フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)

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京都府レコード商協組 来年1月14日に新年互例会 [レコード商組合]

清水2.jpg◆京都府レコード商協同組合(代表理事・清水英司音楽館清水屋社長)は、2011年1月14日午後1時30分から、「2011新年互例会」を京都市中京区寺町通り三条下ル、三嶋亭で開く。

 組合員とメーカー各社から在阪営業所の代表者などが出席することになっている。

清水代表理事




[京都府レコード商協同組合]
http://www.music-kyoto.com/
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京都府レコード商協同組合、10月17日にインディーズアーチストのライブ開催 6組が出演 [レコード商組合]

京都府レコード商協同組合(代表理事・清水英司清水屋社長)が、2010年10月17日、京都市内で活動するインディーズアーティストのライブ「KYOTOインディーズ音都ライブ”ほにゃララァ~♪ の秋”」京都ミューズホールで開催する。

KYOTOインディーズ音都3.jpg


 ライブに出演するのは、全国的にライブ活動を展開するLlama、アンティークポップなシンガーソングライターのテチチ、岩瀬亮介と福島聡、塚脇和の3人で活動する世界、19歳のピアノ弾き語りシンガーソングライター松尾優、アコースティックバンドの吉田省念と三日月スープ、2010年7月7日にファーストミニアルバム「旅にでようぜ…」を発売したばかりの安田太の6組。

 同レコード商協組は、京都の音楽市場を盛り上げようと3年前から「KYOTOインディーズ音都」を展開している。アーティストとライブハウス、同商協組の加盟店の3者が連携して、京都を拠点に活動するアーティストを支援。店頭ではライブハウスから推薦されたアーティスト2組のCDを販売をしている。

 京都は以前から、地元を拠点に活動していたアーティストたちの数多くを、メジャーとして全国へ送り出してきた実績を持つ<音楽王国>でもある。
 それは少なからず現在のCDショップの経営に貢献してきている。音楽活動を続ける若いインディーアーティストを応援することは、<音楽王国>を再建することにもつながり、この事業が最も目指しているところでもある。



[Llama]
http://news.llama.cc/
[テチチ]
http://tetichi.net/
[世界]
http://www.room-of-theworld.com/sekailab/
[松尾 優]
http://matsuoyuu.web.fc2.com/yuu_index.html
[吉田省念と三日月スープ]
http://mikazuki.yoshidashonen.net/
[安田太]
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=yasudahutoshi


[KYOTOインディーズ音都]
http://www.music-kyoto.com/indies/



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レコード店が元気だった頃の思い出  あこや楽器店 野村茂夫社長 (2) [レコード商組合]

◆大阪・天満のJR大阪環状線の天満駅近くの商店街に店を構える「あこや楽器店」は、演歌の品ぞろえは大阪随一を掲げるCDショップだ。
 創業者の野村茂夫社長が事務を執る部屋に入ると、額に入った1974(昭和49)年8月22日付けの大阪日日新聞が目に入る。
 
あこや楽器店.jpg
大阪府レコード商組合連合会VSジャニーズ事務所を伝える大阪日日新聞の記事

 その新聞の記事とは。
 8月1日、ジャニーズ事務所は、所属のアイドルグループ「フォーリーブス」のライブ盤を自主製作して、ファンクラブを通じて販売しようとした。これに大阪レコード商組合連合会は、デビュー当時から彼らのレコードを発売していたCBSソニーレコードの大賀典雄社長に対して抗議した、という内容のものだった。

 この問題は、最終的には、CBSソニーからレコードが発売されることで解決したが、レコードの直販を試みたという、当時としてはかなりの突飛でもない出来事であった。

 当時の大阪府レコード商組合連合会の組合長が野村茂夫社長だったのだ。
 この時、野村組合長は「徹底的に戦ってみせます」と、新聞のインタビューに応えている。
 まだ地域のレコード店に元気があった頃の話である。

 あこや楽器店も例外にもれず多店舗化を進めていた。最盛期には門真店、関目店、中崎町店、高槻店、梅田・大丸店といった支店を持っていた。
 「万博が開催された1970(昭和45)年頃から、レコード店も急速に売上が急上昇した」(野村社長)と言われる時代であった。

 梅田・大丸店は約10年前に撤退したが、売り場は約170平方メートルあったという。その大丸梅田店は2011年春に増床オープンする。





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「寿美若のヤンレー節/舟唄やんれ」 推薦曲 取組み店の輪が拡大 日レ商関西支部・関レ連 [レコード商組合]

もず唱平.jpg◆日本レコード商業組合関西支部(村上與利一支部長)と関西レコード商組合連合会(同会長)が、推薦曲として推している鳴門家寿美若の「寿美若のヤンレー節/舟唄やんれ」(もず唱平作詞、三山敏作曲 シュライカー)を、傘下の加盟店に拡売を呼びかけている。

 推薦曲は、関西を歌った楽曲や歌手を盛り上げていこうと、組合加盟店の店頭での拡売を進めもの。今回の「寿美若のヤンレー節/舟唄やんれ」は、「どこを取ってもTHIS IS KANSAI! 是非、取り上げてもらい、売り上げに協力を」と働きかけている。

 ヤンレー節には30数年前から関心を持っていた―という作詞家のもが唱平は「聴くと妙に心が落着きます。音頭と踊りの関係性も爽やか。櫓を取りまく踊りの輪も一際なごやかに感じられる」といい、数年前には「舟唄やんれ」(アルバムに収録)を作って成世昌平が歌っている。



 この歌を歌わせてほしい―と、もずに願い出たのが鳴門家寿美若だった。
 もずは「ならば、オリジナルを固定化してヤンレー節の普及盤を作っては・・・、と逆提案」してCD化が実現したという。

 かつて、もずは自らプロデュースし、ディレクションも担当した「釜ヶ崎人情」を製作した経験を持つ。しかし誰にも相手にされず、インディーズ盤で世に出したが、それを応援してくれたのが、関西のレコード店だったという。

 レコード店の中には数千枚を売ってくれたところもあったなど、「釜ヶ崎人情」はその後、ヒット曲の仲間入りを果たした。
 その時の協力をもう一度と、もず自ら歌の聴き手であるユーザーに最も近いレコード店の組合である日レ商関西支部と関レ連に、傘下店での取り扱いを求めた。

 今後、近畿一円の大衆演劇の舞台で「寿美若のヤンレー節」を披露する予定だという。


 取り扱いを始めた組合加盟店は下記の通り。
マルゼン楽器店(和泉市)マルゼン楽器店サンピア店(堺市南区)ミヤコ箪山店(東大阪市)清水屋(京都市中京区)ディスクハスOZ(京都市西京区)あこや楽器(大阪市北区)恵比須堂今福店(大阪市城東区)恵比須堂えんかJin(大阪市淀川区)クラモトレコード(天理市)大蓄垂水店(神戸市垂水区)、大蓄西宮店(西宮市)大蓄西神店(神戸市北区)大蓄住吉店(神戸市東灘区)ないとう楽器店(亀岡市)西村電気(大阪市西淀川区)京阪楽器店(門真市)ヤングレコード(岸和田市)ヤングレコードトークタウン店(同)みのおピッコロ(箕面市)HITSイシイ(和歌山市)HITSイシイ・イズミヤ店(同)平和レコード(神戸市長田区)レコードショップ二光(寝屋川市)



「寿美若のヤンレー節」(作詞:もず唱平 曲:民謡 採譜:三山敏)/C/W「舟唄やんれ」(作詞:もず唱平 作曲:三山敏 唄:成世昌平)
発売元:シュライカー
歌手:鳴門屋寿美若

【発売日】7月15日
【商品番号】SHRK-0005
【価格】1200円(税込み)


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多様化するTwitter利用 日レ商関西支部/関レ連が総会でTwitterの勉強会 [レコード商組合]

◆Twitterは商売に使える?
 私もやってみようかしら !?

 日本レコード商業組合関西支部(支部長・村上與利一大蓄社長)と関西レコード商組合連合会(会長・同)が、5月12日に開いた平成21年度の定時総会の席上、今話題のTwitterの勉強会を開いたところ、翌日には早速、Twitterのアカウントを取って「つぶやき」始めた組合員もいるほどで、関心の高さを見せている。

 勉強会は、Twitterの概略を説明するだけの簡単なものだったが、日本では500万人以上を利用していると言われるメディアだけに、参加した組合員は真剣に身を傾けていた。
 説明したのは「Music news jp」の編集長、曽崎重之。
 その概略を紹介する。

*****************************************************

◆今、話題になっているのがTwitterである。140文字で自由文を書きこむミニブログだ。SNS(ソーシャルネットワークサービス)のひとつで、参加者の「ツイート(つぶやき)」によって、相互にゆるやかなつながりが出来る仕組みになっている。
 利用者の多くは、日常の身の回りに起こった出来事やWebサイトの話題などをつぶやいている。

 著名人や政界でも利用する人は多く、鳩山由紀夫首相が利用し始めているのは有名だし、原口一博総務大臣は、消防庁災害対策本部から津波に関する情報を積極的に発信し、襲来が予想される津波への警戒を呼びかけた事例も良く知られていることだ。

 筆者はこれをブログニュースへの誘導に利用するとともに、いち早いニュースの配信にも使っている。取材した出来事を何よりも早く配信することができる。
 文字だけではなく静止画や動画も添付することが可能だから、臨場感も出すことができる。

 もちろん140文字という字数の制限はあるが、テレビやラジオ、新聞、雑誌などよりも早く情報を伝え、話題を作ることが可能なのも魅力である。

 こんな具合にTwitterは、幅広い使い方があり、これをビジネスに用いてユーザーの囲い込みや売り上げの拡大に役立てようといったニーズも高まっている。

 最近の一般紙では試食で作ったラーメンが、評判を呼んだ話が紹介されていた。飲食店の従業員が店の新しいメニューにと、試作ラーメンのレシピなどをTwitterでつぶやいたところ、それをたくさんの人がフォローして「食べてみたい」といった反応がたくさん寄せられたというのだ。

 自分のつぶやきをフォローする人をフォロワーと呼ぶが、それが増えたことで、試作ラーメンを限定で売り出したところ即座に完売したという、有り難いおまけがついてきた。

 また子どもの成長を日記、写真、動画、音声で記録し、共有できる無料のインターネットサービスを提供する大阪の企業は、Twitterで「出産なう!」とつぶやいた人に抽選でiPhoneアプリをプレゼントするキャンペーンを展開。
 インターネットで古本の買い取りをしている同市内の企業は、Twitterでつぶやく際に商品や店を紹介するURLなどを記入すると、古本の買取金額を10%アップするという販促を始めている。

 これらはTwitterでつぶやいてもらうことで、自社の販促キャンペーンを告知してもらい、より多くの人たちにキャンペーンに参加してもらうことをねらっている。
 もちろん自社の広告宣伝も目的にしていることには違いない。

 音楽業界ではメーカーがいち早く始めているが、CDショップも利用することで顧客の囲い込みや新規客の獲得にも使えるはずである。


[あこや楽器店]
http://twitter.com/akoya_gakki
[曽崎重之]
http://twitter.com/robomedia
 
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厳しさを増すばかりの音楽業界 日レ商関西支部/関レ連が平成21年度総会 [レコード商組合]

◆日本レコード商業組合関西支部(支部長・村上與利一大蓄社長)と関西レコード商組合連合会(会長・同)が、5月12日、大阪市北区のソニーミュージックディストリビューション大阪営業所の会議室で、平成21年度の定時総会=写真=を開き、5月1日にスタートし10月にカラオケ大会の決勝とスターパレードが予定されている関西歌謡大賞について内容が確認された。
 村上支部長は「厳しさを増すばかりの市況の中にあるが、なんとか現状を維持していくしかない」とあいさつした。メーカーの代表者からは、既存の音楽メディアも見直すことで蘇る可能性があるといった声も聞かれた。

総会.jpg

 日レ商関西支部は委任状を含めて49人、関レ連は45人が出席した。
 村上支部長は開会のあいさつでメーカー、販売店ともに売り上げの確保に苦心していることに触れ「メーカー間の格差が見られるが、今後、メーカーの再編といった事態も生じかねない。そうした場合に販売店にとっては流通在庫の扱いがどのようになるのかが関心事である」など、業界の厳しい状況に置かれている一端を紹介していた。

 また関西歌謡大賞については「今後は新しいスタイルにして開催して、世間の話題になるイベントにしていきたい」と、内容を改善する方針を改めて示して、出席したメーカーの協力を求めた。

 その関西歌謡大賞は、近畿2府4県の組合加盟店のうち136口の参加申し込みがあり、参加店ではすでに課題曲を集中展示するコーナーを設置するなど、拡売に取り組んでいる。今年からは府県別など各地区単位に課題曲に選定された歌手によるキャンペーンを組合とメーカー共催で実施することで、歌謡大賞の盛り上げをはかることも計画されている。

 出席した組合店からは、特定の商品の返品についてメーカーの対応や組合の統合などについての質問が出た。
 それに和歌山県レコード商組合長の石井秀幸HITイシイ社長は「質問は日レ商本部へ持ち込んで、検討課題するようにしていきたい」と答えてた。

 また、メーカーを代表してあいさつしたメーカー会「七日会」の代表幹事、キングレコード大阪営業所の窪田英昭所長は「現場の厳しさは我々も日々、肌で感じている」と語るとともに、パソコンで聴けるラジオ「Radiko」や45歳以上をターゲットにしたFM局「 FM CO・CO・LO (エフエムココロ)」の事例を挙げて、既存の音楽メディアも見直すことで蘇る可能性があることを指摘していた。



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京都レコード商協組 新代表理事に清水・音楽館清水屋社長 田中氏は顧問就任 10月にKYOTOインディーズ音都ライブ開催計画発表 [レコード商組合]

◆京都府レコード商協同組合が、2010年4月23日、京都市下京区のからすま京都ホテルで第11回定時総会を開き、田中義雄代表理事が退任を表明したのに伴い、役員改選を行い、総会後の理事会で新代表理事に清水英司音楽館清水屋社長を選んだ。任期は2年。田中氏は顧問に就任した。

京都総会.jpg
京都府レコード商協同組合の第11回定時総会

 田中氏は、1973(昭和48)年から京都府レコート商組合の組合長に就任、2000(平成12)年に協同組合に移行してからは代表理事を務め、37年間、京都のレコード業界を指導してきた。数年前から退任を申し出ていた。

清水.jpg 京都府レコード商協組の2代目代表理事に就任した清水氏=写真左=は「京都の組合は何事も組合員が自発的に取り組む風土があり、若返り人事も考えられたが、年功序列で私が指名されたようだ」と選任のいきさつを説明するとともに、今後の活動方針については「取り組んで3年目になるインディーズ音楽の振興と店頭活性化を目的としたKYOTOインディーズ音都事業の継続、それをさらに発展させるインディーズアーチストによるライブの開催、他組合との連携強化」などを挙げた。


 田中氏=写真右=には、長年の組合活動の労をねぎらって、清水新代表理事から感謝状と記念品が贈られた。田中.jpg


◆この日、発表された「KYOTOインディーズ音都ライブ」は、今まで店頭で京都で活躍するインディーズアーチストのCDを販売してきたが、その事業を拡大させるために、今年10月17日に京都市下京区のライブハウス、京都ミューズホールで開催を予定している。地元京都のライブハウスやインディーズアーチストたちと連携して、今後、詳細を決めていくという。

 このほか今年度の事業計画として「組合推薦曲の設定」「組合とメーカー合同の販売促進企画の実施」「関西歌謡大賞への参加と協力」などを決めた。

◆総会には日本レコード商組合関西支部長・関西レコード商組合連合会長の村上與利一大蓄社長らも出席し、村上氏は「各地の総会に出席しているが、どことも組合員が減少している。減少に歯止めを掛け、業界が存続できるように努力していきたい」と挨拶した。

 またメーカー会「七日会」を代表してEMIミュージック大阪営業所の青木正義所長は「市況は厳しいがヒットは出ている。知恵とやり方次第でヒットは作り出せる。厳しい時代だからこそ、上を向いて歩き、ヒットを作っていこう」と、出席者を激励した。

◆総会で選任された新役員
 代表理事 清水英司(音楽館清水屋)
 副理事長 内藤要一(CD・ビデオないとう)
 同     木村清昭(ディスクハウスOZ)
 同     市原偕美(市原栄光堂)
 理事    田中和洋(ディスクショップ白鳥)
 同     今西徹(イマニシ楽器)
 同     川村義和(JEUGIA)
 監事    津田均(つだちく)
 同     和田雅文(和田電器)

 


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大阪府レコード商組合、定時総会で「関西歌謡大賞」成功へ確認 [レコード商組合]

◆大阪府レコード商組合(角谷寛行組合長)が4月9日、大阪・西心斎橋の網元別館で平成21年度の定時総会を開いた。出席したのは加盟するCDショップのうち9店と、メーカー11社、卸会社など27人。

 角谷組合長が「5月から始まる関西歌謡大賞に全員で取り組んで、需要の盛り上げに取り組もう」と挨拶した。また、来賓を代表して日本レコード商組合関西支部長の村上與利一大蓄社長と、メーカー会「七日会」(13社)の幹事・青木正義EMIミュージックジャパン大阪営業所所長が祝辞を述べた。

 同商組が平成22年度の事業計画の目玉とするのは、5月から始まり、10月7日に兵庫県尼崎市・アルカイックホールで行われるカラオケ大会とスターパレードで幕を閉じる「関西歌謡大賞2010」。
 総会では、これの成功へ向けての一致団結が呼び掛けられた。

 今回も定時総会では、業界の悪化を指摘する声が多く聞かれた。
 全国でCDショップ、組合加盟店の減少が続いており、大阪府レコード商組合でも1994(平成6)年には232店舗の組合員があったが、現在は27店舗に減少している。



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