◆名古屋での開催は5年連続という大沢桃子のコンサートには、全国各地からほぼ会場いっぱいの約800人が集まった。コンサートバージョンにアレンジされたオリジナル曲など普段では聴く機会が少ない楽曲をふんだに盛り込み、エレキサウンドをパックに全21曲を歌った。大沢は「感謝の気持ちでいっぱいです。ヒット曲を出すことを目指します」と、デビュー11年目の決意を語っていた。









 2014年5月31日、名古屋市中村区名駅のウインクあいちで開かれた「大沢桃子コンサート2014 決意のたびだち」で、大沢のバックを務めたのは演奏のスーパーピンクパンサーと踊りの浅香(光代)劇団。
オープニングはスーパーピンクパンサーのエレキサウンドにのせた「ソーラン節」に続いて「ハマギクの花」と「石割桜」を歌唱。
 デビュー当時の衣装という黄色のキラキラドレスは、デビューの心をいつまでも大切にといった、去年10周年を迎えた大沢ならではの決意の表れのようでもあった。




 続いて美空ひばりの「お祭りマンボ」など昭和の名曲3曲をコンサートバージョンで歌って客席をひと回った。ここで歌ったのは、デビュー前から続けているという老人施設などへの慰問コンサートでも人気の楽曲ばかり。「これからも慰問はこつこつと続けていきたい」と、大沢が幅広い人たちから支持を受けている背景を見せてくれたようだった。

 大沢は数年前から南アルプスの麓にある長野県松川町の人たちとの交流を深めている。そののどかな松川町を舞台に歌っているねが「りんごの故郷(さと)」。それを披露すると、同町から駆け付けてきたという応援団の人たちから熱い声援が送られていた。



 大沢はまた歌は寺内タケシ、踊りは浅香光代に付いて稽古を積んできた。この日のコンサート1部の最後では、扇の舞を見せ、ヘッドセットマイクで歌うというコンサートのステージならではの見応え十分な演出ぶりを披露した。


 2部ではそれまでの和服から珍しい白いドレスに着替えて「風の丘」「恋し浜」「京都洛北路」のオリジナルをコンサートバージョンで、さらにベンチャーズサウンドの「京都の恋」もコンサートバージョンで披露した。
 昨年の名古屋会場でもドレス姿で歌っているが「この時は靴を忘れて裸足でステージに立ったんです」(大沢)と、1年前の秘密を明かして会場を笑わせていた。




 ラストは再び和服にチェンジ。最新曲の「イギリス海岸」や元気な応援歌「夢をくれたひと」などを歌った。
 大沢は「11年目のさらなる夢に向けてスタートを切ることができたコンサートでした。会場に来てくれた母や応援していただいている皆さんのためにも、ヒット曲を出すために一生懸命に頑張ります」と、強い想いを表していた。


[大沢桃子 オフィシャルサイト]
http://bspro.jp/momoko/
[大沢桃子 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/oosawa.html