◆奈良テレビ放送などで放送されるている人気演歌番組「演歌ジャックス」の12月放送分の収録が2016年11月9日、大阪市内で行われた。ゲストに歌川二三子(夢レコード)と黒川英二(日本クラウン)を迎え、それぞれ新曲の「ふるさとのお母さん」「男哭き」を披露した。歌川は今年8月に続いての出演で、浪曲師の父親に手を引かれて巡業の旅をした幼い頃のエピソードも語っていた。黒川は出演するNHK BS時代劇「子連れ信兵衛 2」のアピールもしていた。

「赤鼻のトナカイ」を歌ってクリスマスムードを盛り上げた


 演歌ジャックスは奈良テレビ放送のほかJ:COM関西、九州宮崎12チャンネルなど西日本各地のテレビで放送されており、毎回、多彩なゲストが出演している。
 今回のゲストは歌川二三子黒川英二のふたり。

 歌川は8月続いて今年2回目の出演。2016年5月に出した「ふるさとのお母さん」は、約4年ぶりの新曲で「関西はもちろん各地で着実にカラオケで歌ってもらえるようになりましたね」とアピールしていた。今年で芸能生活60周年を迎えており「4歳から日舞を習い始めて、目の見えない浪曲師の父親と三味線を弾いていた弾いていた母親に手を引かれて地方巡業へ出たのがスタートでした」と歌川。



















歌川二三子

 遠藤実の門下生として歌手デビューする。「新潟入りした先生を私が運転する車に乗せて仕事の現場まで行くのですが、側溝に車輪を落として先生に車を押してもらった時には、数いる弟子の中でこんなことをさせねのは歌川だけだ、と怒られたこともありました」。

 黒川はこの日歌った「男哭き」を同6月に出している。「そろそろ大人の歌も歌ってみては」と、勧められての1曲である。前作の「真夜中のブルース」に続く、1年半ぶりの新曲。
 悲しみを背負って生きている男も大声で泣きたい時がある。それをこの歌では「男哭き」と表した。デビュー13年目の彼が芝居のセリフのように淡々と歌うドラマチックな歌は、ムード歌謡の黒川のイメージを新たにするようでもある。



















黒川英二

 歌手業とともに俳優業にも力を入れており「時代劇、現代劇とテレビドラマの世界に入って10年になります」と、11月11日からはNHK・BSプレミアムで毎週金曜日に放送される高橋克典主演のBS時代劇「子連れ信兵衛 2」に出演する。「大岡越前」に次いでのBS時代劇である。

■12月4日はクリスマスディナーショー

 番組ではレギュラー陣も最新曲を披露している。林よしこ(ビクターエンタテインメント)は「ときめいて」を歌うとともに、トークコーナーでは西村知美や菊川令などタレントの物まねで周りを笑わせていた。「桂川恋歌」を歌った松本恵美子(メロディーレコーズ)は、2017年3月1日に新曲「瀬田川の宿」を出すことをPR。



















林よしこ(左)と松本恵美子

 「生まれ変わっても」を歌ったMARIは「来年の初夢は歌の大ヒットですね」と話していた。TAIK「ロンリーハート倶楽部」を歌い、最近作ったばかりのオリジナルTシャツ(3000円)をPR。
 毎回、新たなメーンバーも出演している。今回は去年デビューしたばかりで京都を中心に活動している池上真由美が、デビュー曲の「ラヴラヴ祇園」を歌った。


MARI



















TAIKI(左)と池上真由美

 12月4日には年末恒例のクリスマスディナーショーをキングレコードの鏡五郎を特別ゲストに迎えて、大阪・湊町のホテルモントレ・グラスミア大阪で開く。林よしこ、小川リエ、MARIなど演歌ジャックスのレギュラーメンバーも出演する。全席指定で料金は2万2000円。
 当日の模様は奈良テレビ放送、J:COM関西、九州宮崎12チャンネル,天草ケーブルネットワーク、兵庫養父市CATVで放送する。


 このほかのレギュラー出演者たち。



















生駒尚子(左)と小川リエ



















聖子(左)と石井夕起子



















花咲里佳(左)と名代ゆう













秀彦&聖子



















きた野玲子(左)と濱崎正人