◆キングレコードの歌手でキングレコード歌謡文化アカデミー(KBA)の認定指導者を務める小野和子が、母の介護のために神戸市内から実家がある兵庫県小野市に帰郷して、近所の高齢者が集える「カラオケスタジオふれあい」(同市復井)をオープンして2019年4月17日で3年が経過したことから、同19日から「帰郷3周年パーティー」を開いている。20日にはゲストに徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、みやま健二が招かれ、最新曲「能登の灯祭り」をアピールし、小野も「母恋三度笠」などを歌った。


小野和子・帰郷3周年パーティー に集まった人たちと

「母恋三度笠」を歌う小野和子


 小野和子「夫婦椿」(徳間ジャパンコミュニケーションズ)で歌手デビューしたのは1985年。しばらく東京で活動をしていたが、1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに、拠点を神戸市に移している。


小野和子

 ところが2016年になると母親の介護が必要になったことから、神戸市から小野市へ帰郷し、自分の誕生日にあたる4月17日に、復井の縁家(さと)と愛称が付けられた「カラオケスタジオふれあい」をオープンしている。
 ここで週に1度、近隣の高齢者たちを集めて昼食を提供し、カラオケを楽しんでもらっている。

 その昼食会を拡大させたのが、ゲスト歌手を招いての「帰郷3周年パーティー」。 3日連続開催で、2日目の4月20日にはみやま健二が出演。「能登の灯祭り」「あとの祭りの一人酒」「浜撫子」などのオリジナル曲や「あの娘たずねて」(佐々木新一)などの懐かしい歌もカバーして聴かせた。


みやま健二

 小野も「母恋三度笠」「木曽恋鴉」を披露。「これからも歌い続けて行きます」と意欲を見せていた。
 また京都府綾部市でKBA認定の指導者をする橋本やす子さんは、自ら作詞した「ふるさとあやべ」を歌った。


観客とデュエットをするみやま健二

橋本やす子さん

 同パーティー3日目の4月21日には、キングレコードの歌手、千葉一夫がゲスト出演する。