◆日本クラウンの歌手、中澤卓也が2019年8月9日、大阪・心斎橋の大丸心斎橋劇場で、大阪で初めてのワンマンライブを開いた。2017年にデビューし、同年の日本レコード大賞新人賞などを受賞。23歳の若手ながら、最新シングルの「茜色の恋」の販売枚数が5万枚に迫るほどの人気急上昇中の注目株。「大成功したら大阪に家を買いたい」と、大阪のファンにとってはうれしい言葉も飛び出すなど、会場は熱いファンの声援であふれていた。



大阪初ライブを大成功に終えた中澤卓也


 ファンクラブ員でも良い席が取れなかったーと、嘆く女性もいるほど会場は満席。チケットも発売と同時に即日完売するといった人気。
 オープニングの3rdシングルのカップリング曲「いつまでも どこまでも」で、大歓声と共に登場した中澤卓也。黒のスーツとシャツ。スニーカーも黒で左足にはオレンジ色の靴ひも、もう片方のひもは白色といった具合。そして左腰にはバンダナスカーフを垂らして、オシャレ度・爽やか度のどちらも満点。



 小さい頃からファッションには興味を持ち、大阪にはお気に入りの店もあって、来阪の度に顔を出すほど。この日の約1時間30分のライブでは、白いタキシード風からTシャツの軽装まで4タイプの衣装を見せてくれたし、とりわけ大好きで収集までしているというスニーカーは、3種類を履き替えたほど。




スニーカーが大好きで大阪にもお気に入りショップが

 デビュー曲「青いダイヤモンド」3ndシングル「彼岸花の咲く頃」と続けると、「会場は外の熱気よりも暑くなります」と中澤。
 その熱気を和らげるかのように、佳山明生の「氷雨」を歌い、しっとりと五木ひろしの「長良川艶歌」を聴かせるといった心憎さも。



 ギターの弾き語りで「茜色の恋」タイプAのカップリング曲「東京タワー」を電子ピアノの伴奏で聴かせたり、「シルエット・ロマンス」(大橋純子)「大阪恋物語」(やしきたかじん)といったバラードをカバーした。

■全員に歌を届けたい

 演歌・歌謡界は今、若手のイケメン歌手の花盛り。その一角を成す中澤、次々とデビューしてくる新人のステージには刺激を受ける。その中で如何に独自性を出すかは、勝ち残るための課題。
 「どんなステージでも目の前にいる1人ひとりにめがけて、歌うように心がけています。ですから大きな会場でも客席をすべて回って、2階席があればそこまで足を運び、全員に歌のパワーを感じ取ってもらえるようにしています」




 この日も3枚目シングルの「冬の蝶」、カバー曲の「青いリンゴ」(野口五郎)など3曲を、ヘッドセットマイクを装着してフルコーラスで、全席をラウンド。空いた席に座って「ステージはこんなふうに見えるんですね」と、ファンに話しかけもしていた。


ヘッドセットマイクで歌いながら全席をラウンド

 ラストは7月に出したばかりの「茜色の恋」(タイプC)のカップリング曲「愛する君へ」「茜色の恋」を歌い、アンコールでは中澤自らが詞を書いたCD未収録の「ありがとう あなたへ」(作曲・田尾将実)を歌って、ファンからの<紅白がんばってー>の声援には、「紅白頑張ります」と、元気いっぱいに応えていた。


ファン声援を受けて頑張りますー!


[中澤卓也 オフィシャルサイト]
https://www.nakazawatakuya.com/
[中澤卓也 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/nakazawa/whats.html