◆日本クラウン移籍第2弾の新曲「夕霧の宿」を2019年8月7日に出した福島はじめが、同日、大阪・天満橋のキャッスルホテルにあるカフェ・ル・ポールに関係者やファンを招いて新曲発表コンサートを開いた。


ヒットへの想いを込めて歌う福島はじめ


 「夕霧の宿」は前作「女の時雨」に続く女歌。力まず歌い込まずに表現するのは、叶わぬ恋に涙する女性。
 コンサートでは、前作以上に女性らしさに磨きがかかった、それを披露した後に飛び出したのが、なんと純烈の「プロポーズ」と沢田研二の「勝手にしやがれ」だった。このアンバランスさは、周囲の人たち驚かせたいという福島ならではの趣向が感じられるものであった。

 前作に続いて作曲を担当した徳久広司氏は「前作とは違った福島君の新たな面を出してみました」と福島に話しているように、今回はジャケット写真でも大変身を遂げている。
 この日、来賓の1人として挨拶した司会業の水谷ひろし氏は「東日本大震災を体験して再出発したことが、歌の表現の優しさに繋がっています」と話し、もうひとりの音楽評論家の石井誠氏もまたアドバイスと激励の言葉を贈っていた。

 福島が披露した楽曲は全部で12曲。新曲のほかは大半が初めて歌ったというカバー曲となったが、それでも軽快な「安達太良カントリーロード」や前作の「女の時雨」といったオリジナル曲も聴かせた。

 福島は「心待ちにしていた新曲です。叶わぬ恋だけど、最後の時をあなたと一緒に過ごしたい、という主人公の切ない気持ちとともに、僕の気持ちも一緒に皆さんに届けたいです」と話していた。


[福島はじめ オフィシャルサイト]
https://ameblo.jp/fukushima-hajime/
[福島はじめ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/fukushima/whats.html