◆アリランの歌に合わせて木下結子、浅田あつこ、塩乃華織、竹村こずえ、ファン・カヒの在阪の女性歌手5人による踊りで「第1回女の演歌」は幕を開けた。全員が色鮮やかな韓国の民族衣装のチマチョゴリをで身を包んだ。2部は「第6回男の演歌」渡辺要、光岡洋、みやま健二、黒川英二、福島はじめ、三浦潤の6人が三味線とギター、キーボードで「上を向いて歩こう」を演奏してオープニング。こちらも全員が在阪歌手。世の中のどこにもない「女と男の演歌」。2019年9月14日、大阪・高麗橋の朝日生命ホールで「第6回男の演歌・第1回女の演」が開かれ、美しく猛々しいステージに観客は魅了されていた。


華麗な女の演歌

今回は三味線などに挑戦した男の演歌

 本番に向けて男女共に、約半年の練習を続けてきた。女の演歌のメンバーは頭に傘を載せて舞い、1人ひとりがカバー曲を披露して行く。男たちは三味線演奏に続いてオリジナル曲などの歌唱。そして男の演歌と言えばこれ、テレビドラマ必殺シリーズをモチーフにした黒装束にサングラス姿で6人がステージで見得を切る。

 1部の女の演歌の歌謡ショーでは、まず浅田あつこが新曲の「そやけど」前作の「いさりび鉄道」そして「河内のからくち」を。続いてファン・カヒがデビュー曲「ジェラシー」最新曲「泣かせてトーキョー」など。竹村こずえはデビュー曲「能登の海鳴り」と新曲「涙の鏡」などを、塩乃華織は「誘惑されて棄てられて」最新曲「赤い橋」などを歌う。
 トリの木下結子はデビュー曲の「放されて」「ノラ」と新曲「おはじき」を聴かせた。


木下結子

浅田あつこ

 デビュー25周年の浅田は10月18日に大阪・羽曳野市のLICはびきので記念コンサートを開く。テレビドラマ「イ・サン」の主題歌「約束」を日本語バージョンで歌ったファンは「もっと日本語を勉強します」と。
 デビュー6年目の竹村は「去年、女の初孫が生まれました」と報告した。塩乃は今秋11月には待望の新曲「七尾線」を出すが、11月7日には大阪・堂山のUmedaTORADで新曲発表会を開く。


塩乃華織

竹村こずえ

ファン・カヒ

 木下は9月21日にデビュー36年目になる。そして来年は還暦という。今も多くの歌手にカバーされている「放されて」に「ノラ」であるが「オリジナル歌手として大事に歌っていきます」。


揃いの赤いパーカーで女の演歌


■黒装束で6人登場



男の演歌の決めポーズは<必殺!>

 6回目を迎えた男の演歌の歌謡ショーは、このところ歌謡チャートを賑わ福島はじめが新曲「夕霧の宿」と前作「女の時雨」などを歌い「皆さんの支えで大きくなっていきます」と話した。三浦潤は「(オープニングでは)ほとんどやったことのなかったキーボードに挑戦しました」とオリジナル曲「函館から東京へ・・・」を歌った。


渡辺要

光岡洋

みやま健二

 男の演歌初出演の黒川英二は来月からはまたテレビ時代劇の仕事が忙しくなるといい、デビュー15周年を記念した最新曲「俺を咲かせてくれた花」「東京えれじぃ」「優しい嘘に抱かれて」を歌った。冒頭では三味線を弾いて「これを機にまたやってみたい」。


黒川英二
福島はじめ

三浦潤

 みやま健二は去年8月に「能登の灯祭り」を出し、今年7月にはその祭りを見学するバスツアーも実施。その「能登の灯祭り」を歌うとともに、前作「浜撫子」も聴かせた。カバー曲メドレーではお得意の「夜明けのブルースなど3曲を。
 光岡洋は「居酒屋人情」「島立ちの春」などを歌った。10月22日には、女の演歌のメンバー、浅田あつこと大阪・あべのハルカスでジョイントライブを開くことになっている。

 渡辺要は「大間崎漁歌」「母は今でもこころの港」新曲「とんぼり流し」の3曲を歌って「大阪は第2のふる里、そこを舞台に歌います」と、聴かせた。


[WARAKASU]
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