◆キングレコードのペギー葉山が2010年4月16日、大阪市北区のサンケイホールブリーゼでコンサート「一歌一会」を開いた。バリトン歌手の宮本益光とデュエットをした1部と、スタンダードジャズや人気が高まっている最新曲「夜明けのメロディー」、代表曲の「南国土佐を後にして」などを歌った2部構成で、会場を埋め尽くしたたくさんの中高年の観客たちは、彼女の歌声に聞き入っていた。



 コンサートは大阪新音60周年記念企画として催されたもの。
 ペギー葉山は新音(労音)とは1957(昭和32)年からの付き合いという。
 かつては「歌手にとって労音に出演することがステータスであった」とも。

 オープニングにでは学生時代」を披露。そして「爪」、続いて「ひとりのワルツ」「百まで生きましょう」の4曲を歌った。
 さらに、ペギーが「日本語で心を届けられる人」と称賛する宮本と、サウンド・オブ・ミュージックから1曲ずっつをそれぞれ歌ったほか、「素敵だとみんなが言う」「もし君を愛したら」の2曲を一緒に歌った。を送っていた。



 2部は秋満義孝、前田憲男といった日本を代表するジャズピアニストの演奏を堪能させてくれた「ゴージャスなステージ」で演出された。
 ペギーもスタンダードジャズナンバーから「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」「もしあなただったら」を聴かせてくれた。

 そしてクライマックスは「あかねさす紫野」「わたしの水夫」を披露し、万葉人の恋心を感じさせてくれるとともに、最新ヒット曲の「夜明けのメロディー」、阿久悠による「神様がくれた愛の道」「ドレミの歌」を歌い、「南国土佐を後にして」と幕を閉じた。