◆関西歌謡大賞を共同展開中の関西地区のレコード業界では、今、課題曲に選定された歌手による店頭キャンペーンが繰り広げられている。

 7月5、6の両日には、ビクターエンタテインメントの山内惠介が大阪地区の同歌謡大賞参加店を巡回して、最新曲で課題曲にも選ばれている「風蓮湖」を歌い、集まったファンと握手をして応援を求めた。



「風蓮湖」を歌う山内惠介
=恵比須堂本店=




 デビュー10周年を迎えている山内にとって9枚目のシングルである「風蓮湖」にかける思いは、ことのほか強い。
 「これをなんとかヒットにつなげたい」(山内)と、大阪地区ではレコード店回りのほかラジオ番組にも生出演するなど、連日、30℃を超える暑さの中を細い身体で走りまわっていた。

ファンと握手する山内=恵比須堂本店=

 初日の5日は午後2時に大阪・天満のあこや楽器店を訪問し、続いて午後3時から恵比須堂今福店(大阪市)、4時にJEUGIA上本町近鉄店(同)、5時から恵比須堂本店(同)、そして6時に京阪楽器店(門真市)と巡回した。あこや楽器店と恵比須堂本店では握手会とともに「風蓮湖」を2回歌った。

 恵比須堂本店では、詰めかけたファンが店内からあふれ出するほどの大混雑。用意したCDも完売してしまった。握手会手でも長い行列ができ、山内は1人ひとりから励ましの言葉をもらっていた。

 ファンの中には山内とともに各店舗を巡回している、という熱心な人も見られた。

 徳島市内から高速バスでやってきたという親子3人連れの女性は、<10周年おめでとう>と書いたパネルに、山内のCDを貼って熱烈なファン振りをアピールしていた。











 6日には、午前11時半のミヤコ瓢箪山店(東大阪市)をスタートして、午後からラジオ大阪の番組出演、ヤングレコード本店、ヤングレコードトークタウン店、マルゼン楽器、マルゼン楽器サンピア店を回った。この日は全店で2曲づつ歌唱し、大勢のファンから声援をもらっていた。


大阪・天満のあこや楽器店の店頭もたくさんのファンで埋まった

 このあと山内は7月16日には、10周年記念コンサートを、大阪市淀川区のメルバルク大阪で予定している。
 彼が大阪で開くコンサートは初めてで、2日間の店頭キャンペーンでもチケットを買い求める人たちもいて、「コンサートには行くからね」といった声もかかっていた。


[山内惠介公式サイト「惠介チャンネル」]
http://www.mitsui-ag.com/keisuke/