11日、地元大阪で店頭キャンペーンを行った。12日には大阪市中央区の大阪城ホールで開かれる長良グループ主催の「新春 演歌まつり」に出演する。
店頭キャンペーンではいつも自らチラシを配って曲をPRする
「中学生か高校生に間違われるんですよ」
森川つくしは、まだ、<つくしちゃん>と呼んだほうがよく似合う、1990(平成2)年生まれの20歳だ。
「デビュー曲<夢かえる>の頃より、大人っぽくなっていますが、嫁ぐ前の女性の気持ちを表現する今作は、まだ経験したことがないことなので、大人への途中段階ですね。でも少し大人に近づいた感じがしています」
前作は母を歌った「母ゆずり」だった。
♪ あなたの微笑みは お日様みたいに 暖かい ~ と歌うように、歌う時に見せてくれる彼女の笑顔は、まさに母親譲りなのかもしれない。そんな優しさを感じる。
新曲はテーマを父に置き換えた。
「母を歌った曲はたくさんありますが、父が登場するのは少ないため、両極を歌えるというのはうれしいです」
店頭キャンペーンでは、まるで娘か孫を見つめるような観客から「可愛いよー」と声がかかる。
自分よりも年上の大人の女性を歌うだけに「父親を歌っている歌を、どのように聴いてもらっているのだろうか」と、男性の目線が気にかかるという。
両親と2人の弟の家庭で育った。
「27歳で結婚した母親の話を聞いていたから、子どもの頃には自分もその歳で、と思っていましたが、今となっては7年後に結婚なんて早いですね。でも結婚したいという思いはあります」
歌は祖母から影響を受けた。3歳の頃からから美空ひばりや松山恵子の歌を口ずさみ、いつか演歌歌手になりたいと夢見ていたという。
高校3年の時、現在の所属事務所である長良プロダクション主催のカラオケ大会でグランプリを獲得して、高校卒業と同時に「夢かえる」(08年)でレコードデビューした。18歳だった。
キャンペーンなどで披露する<昭和の名曲>の中に必ず入れている並木路子の「リンゴの唄」も、祖母が歌うのを聴いた歌だ。
最近ではファンの間で評判がいい、西崎緑の「旅愁」もカバーしている。
ウォーキングで体力づくり中
◆さて、新曲にかける抱負は?
「前作を上回るたくさんの人たちに聴いてもらえる歌にしていきたい」
これからは全国各地でキャンペーンやコンサートも目白押しだ。
そのためには体力は欠かせない、と昨年からウォーキングを始めた。高校時代までスポーツ系のクラブ活動の体験はない森川だが、晴れた日には東京の自宅近くを1時間半から2時間かけて周りの景色を見ながら早歩きする。
自炊も始めた。
母の味が懐かしくて、実家で定番だったイカと大根の煮物や白菜とツナの煮びたしなどの煮物に挑戦しているという。
「最初はハンバーグなどでしたが、今は和風の料理が多くなりました。インターネットでレシピを見たり、電話で母に尋ねたりして作っています」
インターネットでつくし情報
長良グループ公式携帯サイト「長良33yori.com」では「森川つくしの絵日記」を書いている。
「ファンから見たよ―と声をかけてもらうと、うれしいし励まされますね」
動画共有サイトYou Tubeでは、プロモーションビデオなどを配信する<TSUKUSHICHANNEL>も開設している。その中の「つくしんぼ放送極」では、つくしちゃんが得意のイラストに挑戦したり、いろんなことに挑戦するビデオを公開している。
チャンネル登録してみるのもいいかもしれない。
[森川 つくし]
http://www.nagarapro.co.jp/top/artist/artist.php?id=9
[森川つくし YouTube 公式チャンネル TSUKUSHICHANNEL]
http://www.youtube.com/user/TSUKUSHICHANNEL