◆大阪を元気づける応援歌としても歌われている「あんたの大阪」がヒット中の神野美伽が、2011年5月12日、兵庫県西宮市の阪甲子園球場で行われた阪神対広島戦の始球式でマウンドに上がった。渾身の1球はホームベースまでは届かなかったが、ツーバウンドで阪神・城島捕手のミットに収まり、神野は城島から「ナイスピッチング」と声をかけてもらっていた。

投球前に甲子園の風を全身で浴びて緊張をほぐす神野


 「あんたの大阪」がBGMで流れる中、神野は、この日のために揃えたというタイガースのユニホーム姿に、ベースボールショップで買ったという黒と黄色のしま模様を施したタイガースバージョンのグローブ、それにサングラスをかけて堂々とマウンドに登った。

 「バッターの顔はまったく見えませんでした。目に入っていたのは城島さんの顔だけでした」と神野は、やや緊張した面持ちで投球。
 城島捕手からは「ノーサインで」と言われていたようだが、投げたボールはわずかに左にそれたものの、見事に好捕された。

マウンドへ向かう神野

どんなボールを投げようかな?

少し緊張してきたかな

さあ、投げるよ

腕を高く上げて

あら。イヤだ

下柳さん、練習ではもっと上手かったのよ
<ボクは知りません>



◆初めての体験に神野は、東京の自宅近くの公園で、近所に住む俳優の友人を相手に延べ4時間のピッチング練習をして臨んだという。

 ステージではたくさんの観客を前に歌うことに慣れている神野だが、投球後に城島から声を掛けられても「あっ、どうも」と応えただけ。

 いつもと違う“ステージ”に、少々、緊張していたようだが「すごくいい経験ができました」と話していた。












[神野美伽 オフィシャルウェブサイト]
http://www.shinno-mika.com/