17歳の時、台湾で歌手のライセンスを修得して歌手デビュー。翌年には海外にも活動の場を広げ、24年前に来日して、九州を地盤にクラブなどで歌っていた。2009年にプライベート盤を発売し、11年には最新曲の「追分おんな節」をリリースしている。
2回目のこのコンサートは、大分・日田地区や福岡・柳川地区など今年の大雨による被害を受けた地域への癒しも兼ねたものとして開かれた。感謝の気持ちをあなたに届けますーという意味の芸名。謝は「追分おんな節」とカップリング曲「幸せ夢みて」などオリジナル曲を始め、尊敬するというテレサテンの2曲を含むカバー曲を多数披露して、会場から大きな拍手を受けていた。
謝が日本で歌いたいと思うようになったのは、タイのバンコクで耳にした石川さゆりのCDだった。「津軽海峡冬景色を初めて聴いたその時、石川さんの高音がすごく耳に残ったんです」
以来、テレサとともに尊敬する歌手の1人になり、聴くたびに心にジンとくる日本の演歌の虜になった。4年前には初めて、久留米で石川のディナーショーを見て、その色っぽさに鳥肌が立ったという。
昨年、「追分おんな節」をだしてから関西でのキャンペーンも行った。多くの音楽関係者の注目を集めたが、その1人であるアイエスピー(大阪市)の石川治社長は「全国で活躍できる実力派歌手に育てもらいたい」と、話している。
チャリティーコンサートは10月17日に大分県日田市で第3回目を予定しているほか、12月4日には福岡市内の博多座で開かれる九州歌謡フェスティバルへの出演が決まっている。
[謝宛君オフィシャルホームページ]
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