◆「舟歌」や「雨の慕情」のヒットで知られる演歌歌手、八代亜紀の本格ジャズアルバム「夜のアルバム」が2012年10月10日に発売され、好調な売れ行きを見せています。



 八代亜紀とジャズの出会いは小学5年の時に聞いたジュリー・ロンドンのレコードで、そのハスキー・ヴォイスに魅せられ歌手を目指すようになったそうです。
 その後、15歳で上京しクラブ歌手としてジャズ・スタンダードなどを歌い、歌手としての礎を築きました。演歌歌手となってからの成功は、皆さんご存知の通りです。

そんな八代亜紀の原点回帰ともいえるジャズアルバムをプロデュースしているのは、元ピチカート・ファイヴの小西康陽。サウンドはもちろん、曲順やトータル・イメージ、ヘレン・メリルのアルバムをオマージュしたようなジャケット
など、小西康陽のこだわりが感じられます。

 なんとなく敷居の高い感じのジャズですが、有名曲ばかりですし、聴きやすい感じです。普段、演歌やジャズを聴かない人にも、秋(亜紀)の夜長にじっくり聴いて欲しいアルバムです。
 ダジャレでしめてすいません!

(恵比須堂本店 生駒幹人)


[恵比須堂]
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