島津亜矢があす2014年7月4日から大阪・上六の新歌舞伎座で、2回目の座長公演「島津亜矢 特別公演」をスタートさせる。24日まで。1部が山本周五郎原作、六車俊治脚本の「おしずの恋」で、2部は「島津亜矢コンサート 2014 白虹 〜 貫き通す 〜 」。7月2日、新歌舞伎座で共演者の三林京子、田中健、前田耕陽、左とん平らとインタビューに応えた島津は「主人公のおしずの強さ、やさしさ、可愛らしさを表現したい」と抱負を語った。


共演者たちとインタビューに応える島津亜矢(中央)


 笑いあり涙ありのさまざまない人間模様を描いた作品。評判の腕前の彫金師貞二郎(田中健)に惚れたおしず(島津亜矢)は念願かなって夫婦になるが、貞淑なおしずに疑念を抱いた貞二郎はすべてを清算しようとおしずに迫る。結末は山本周五郎らしいほのぼのとしたラストシーン。

 2回目の座長公演で従来からコンサートではひとり芝居を演じている島津だが「緊張と不安、そして楽しみが入り乱れている」と状態で、2日、ゲネプロ(公開稽古)前にインタビューに応じて初日向けての抱負を語った。
 「芝居は人と人の温かい心のふれあいを感じ取ってもらいたいし、主人公のおしずの強さ、やさしさ、可愛らしさを表現していきたい」


主人公おしずを好演する島津亜矢(左)

 共演者の左とん平、三林京子は共に島津とは初共演。
 左は「当初の不安も吹き飛んでおり、芝居、歌ともに期待している」といい、三林も「私が台詞を忘れても助けてくれたり頼もしい<女優>です」と、ともに島津の2度目の座長公演へ向けての仕上がりの良さを指摘していた。

 島津とは2度目の共演という田中健も「前回よりもはるかに進歩しています。亜矢さんの優しさが芝居の随所に表れています」と、島津を持ち上げる。

 どこでも笑いを絶やさない島津は、今回、舞台裏でも笑いで共演者たちを和ませている。芝居でも彼女の笑顔が人々を元気づける。
 「周りの温かい人たちに囲まれて、和やかで楽しい舞台になっています」と島津が話すと、左は「彼女の笑いと可愛らしさで初日から楽しい芝居になる物と思います」と期待を寄せる。


夫・貞二郎役の田中健とのラストシーン


 2部の歌謡ショー「島津亜矢コンサート 2014 白虹 ~ 貫き通す ~ 」では、婉、艶、塩、炎、縁の5景に分けて、最新曲「かあちゃん」などのオリジナル曲から、「女の港」など星野哲郎作品を歌唱予定。島津は「たくさんの人たちの楽しんでもらえる内容にしたい」と意気込みを見せている。


[島津亜矢 オフィシャルサイト]
http://www.shimazu-aya-koenkai.com/
[島津亜矢 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/shimazu/
[新歌舞伎座 島津亜矢特別公演]
http://www.shinkabukiza.co.jp/perf_info/20140704.html