◆31回続いた関西歌謡大賞から名前を「にっぽんうたまつり」に変更した日本レコード商組合関西支部(石井秀幸支部長)主催による共同販促を締めくくるカラオケコンテスト決勝大会と同課題曲のオリジナル歌唱歌手によるスターパレードが2016年10月6日、兵庫県尼崎市のあましんアルカイックホールで開かれた。地区大会で最優秀に選ばれた11人で競ったグランプリには工藤あやのの「故郷さん、あいたいよ」を歌った兵庫県の中学3年生、中井彩花さんが選ばれ、工藤からは花束が贈られた。
スターパレードの出演者(前列)とカラオケコンテスト出場者(後列)
今年5月からスタートした「にっぽんうたまつり」は、課題曲11曲のいずれかのCDを日本レコード商組合関西支部加盟のCDショップで購入して、応募のあった人たちの間で行われてきたカラオケコンテストの地区大会が行われた。この日の決勝大会では、課題曲ごとに最優秀賞に選ばれた11人が歌唱した。
グランプリに選ばれたのは11番目に歌って、出場者中最年少という15歳の中井彩花さんだった。セーラー服姿で歌った中井さんは高校受験を控えた中学3年生。普段は、先頃テイチクエンタテインメントからメジャーデビューしたばかりの歌手、男石宜隆のカラオケ教室で指導を受けている。
花束や賞状などを両手で抱えた中井さんは「歌はちょっと失敗しましたが、グランプリが獲れてうれしいです。将来はプロ歌手になりたいし、それを目指してがんばります」と話していた。
工藤あやのから花束をもらって受賞の喜びを語る中井さん
同じように中学生でこの大会の前身、関西演歌大賞でグランプリに輝いたのが、この日のスターパレードに出演していた永井みゆき(テイチクエンタテインメント)であった。まだ13歳の中学1年生だった。それから3年後、大ヒット曲になる「大阪すずめ」でデビューしている。
永井は「その頃のことを想い出します」と話し、スターパレードでは新曲の「鳴り砂の女」とその「大阪すずめ」を歌っていた。
表彰式で中井さんに花束を渡した工藤あやのは、終了後に控室前で中井さんとふたりで記念撮影をして、これからの歌の修業を励ましていた。
優秀歌唱賞の栗秋美恵子さん
審査員特別賞の三好かね子さん
このほか優秀歌唱賞には「化粧なおし」(石原詢子)を歌った大阪府摂津市の栗秋美恵子さん(47歳)が選ばれ「緊張して寝られなかった」と話した。審査員特別賞の和歌山県岩出市の三好かね子さん(63歳)は「日本晴れだよ七福神」(柿本純子)を歌って選ばれた。「きょうまで歌ってきて、こんな幸せはありません」と喜びをかみしめていた。
「逢いたい島」(大城バネサ)で奨励賞に選ばれた大阪府河内長野市の船堂美嘉さん(53歳)は「失敗したと思っていましたが、光栄です」と感想を話していた。
奨励賞の船堂美嘉さん
総評では審査委員長の作詞家、もず唱平氏が「演歌・歌謡曲が衰退すると大衆文化が廃れます。これからも歌い継いで下さい」と呼びかけた。
■課題曲歌手11人が熱唱
今年の課題曲に選ばれ、それを歌う歌手11人によるスターパレードは、それぞれが課題曲と思い入れが深い楽曲を選んで2曲ずつ歌唱した。
村木弾(左)と最上川司
トップバッターは村木弾。12年半に及ぶ船村徹の付き人を経て、課題曲にもなった舟木一夫プロデュースの「ござる~GOZARU~」で今年2月にデビューしている。次いで登場したのは新型ビジュアル演歌歌手の最上川司。ロックバンドのマイクロヘッドフォンズと二足のわらじを履いている。山形弁が堪能な同県出身で「ひとひらの桜」などを披露した。
工藤あやの
同じ山形県出身で関西に山形弁を浸透させている陽だまり娘・工藤あやのは、デビュー曲とグランプリ受賞曲の「故郷さん、あいたいよ」を歌った。大阪・岸和田市出身の柿本純子は2年連続の出演。「日本晴れだよ七福神」などを聴かせた。
柿本純子
川崎修二と黒川英二は同じ音楽事務所の所属。川崎は会場がある尼崎市が地元。得意な望郷演歌「風の望郷」を、デビュー14年目の黒川はこのところテレビドラマへの出演に多忙を極めるが、この日は「男哭き」などを披露した。
川崎修二(左)と黒川英二
アルゼンチン出身の大城バネサは、派手な大漁旗で作ったというジャケット姿で「逢いたい島」などを歌った。
大城バネサ
北川裕二
このところ絶好調の川野夏美はドラマチック演歌の極めつけとも言われる「九官鳥」を迫力いっぱいに歌い上げた。関西への浸透をはかり今年、半月の大阪合宿をしてキャンペーンを展開した北川裕二は大衆演歌「泣いて大阪」を聴かせた。
川野夏美
永井みゆきは忘れられないイベントのステージに立って「鳴き砂の女」などを歌って感慨無量といった感じ。
永井みゆき(左)と石原詢子
トリは石原詢子。今年でデビュー28年というベテラン。「私の歌手人生を大きく変えてくれた」という2000(平成12)年のNHK紅白歌合戦での歌唱曲「みれん酒」、そして今回の課題曲「化粧なおし」を歌った。
スターパレードの出演者(前列)とカラオケコンテスト出場者(後列)
今年5月からスタートした「にっぽんうたまつり」は、課題曲11曲のいずれかのCDを日本レコード商組合関西支部加盟のCDショップで購入して、応募のあった人たちの間で行われてきたカラオケコンテストの地区大会が行われた。この日の決勝大会では、課題曲ごとに最優秀賞に選ばれた11人が歌唱した。
グランプリに選ばれたのは11番目に歌って、出場者中最年少という15歳の中井彩花さんだった。セーラー服姿で歌った中井さんは高校受験を控えた中学3年生。普段は、先頃テイチクエンタテインメントからメジャーデビューしたばかりの歌手、男石宜隆のカラオケ教室で指導を受けている。
花束や賞状などを両手で抱えた中井さんは「歌はちょっと失敗しましたが、グランプリが獲れてうれしいです。将来はプロ歌手になりたいし、それを目指してがんばります」と話していた。
工藤あやのから花束をもらって受賞の喜びを語る中井さん
同じように中学生でこの大会の前身、関西演歌大賞でグランプリに輝いたのが、この日のスターパレードに出演していた永井みゆき(テイチクエンタテインメント)であった。まだ13歳の中学1年生だった。それから3年後、大ヒット曲になる「大阪すずめ」でデビューしている。
永井は「その頃のことを想い出します」と話し、スターパレードでは新曲の「鳴り砂の女」とその「大阪すずめ」を歌っていた。
表彰式で中井さんに花束を渡した工藤あやのは、終了後に控室前で中井さんとふたりで記念撮影をして、これからの歌の修業を励ましていた。
優秀歌唱賞の栗秋美恵子さん
審査員特別賞の三好かね子さん
このほか優秀歌唱賞には「化粧なおし」(石原詢子)を歌った大阪府摂津市の栗秋美恵子さん(47歳)が選ばれ「緊張して寝られなかった」と話した。審査員特別賞の和歌山県岩出市の三好かね子さん(63歳)は「日本晴れだよ七福神」(柿本純子)を歌って選ばれた。「きょうまで歌ってきて、こんな幸せはありません」と喜びをかみしめていた。
「逢いたい島」(大城バネサ)で奨励賞に選ばれた大阪府河内長野市の船堂美嘉さん(53歳)は「失敗したと思っていましたが、光栄です」と感想を話していた。
奨励賞の船堂美嘉さん
総評では審査委員長の作詞家、もず唱平氏が「演歌・歌謡曲が衰退すると大衆文化が廃れます。これからも歌い継いで下さい」と呼びかけた。
■課題曲歌手11人が熱唱
今年の課題曲に選ばれ、それを歌う歌手11人によるスターパレードは、それぞれが課題曲と思い入れが深い楽曲を選んで2曲ずつ歌唱した。
村木弾(左)と最上川司
トップバッターは村木弾。12年半に及ぶ船村徹の付き人を経て、課題曲にもなった舟木一夫プロデュースの「ござる~GOZARU~」で今年2月にデビューしている。次いで登場したのは新型ビジュアル演歌歌手の最上川司。ロックバンドのマイクロヘッドフォンズと二足のわらじを履いている。山形弁が堪能な同県出身で「ひとひらの桜」などを披露した。
工藤あやの
同じ山形県出身で関西に山形弁を浸透させている陽だまり娘・工藤あやのは、デビュー曲とグランプリ受賞曲の「故郷さん、あいたいよ」を歌った。大阪・岸和田市出身の柿本純子は2年連続の出演。「日本晴れだよ七福神」などを聴かせた。
柿本純子
川崎修二と黒川英二は同じ音楽事務所の所属。川崎は会場がある尼崎市が地元。得意な望郷演歌「風の望郷」を、デビュー14年目の黒川はこのところテレビドラマへの出演に多忙を極めるが、この日は「男哭き」などを披露した。
川崎修二(左)と黒川英二
アルゼンチン出身の大城バネサは、派手な大漁旗で作ったというジャケット姿で「逢いたい島」などを歌った。
大城バネサ
北川裕二
このところ絶好調の川野夏美はドラマチック演歌の極めつけとも言われる「九官鳥」を迫力いっぱいに歌い上げた。関西への浸透をはかり今年、半月の大阪合宿をしてキャンペーンを展開した北川裕二は大衆演歌「泣いて大阪」を聴かせた。
川野夏美
永井みゆきは忘れられないイベントのステージに立って「鳴き砂の女」などを歌って感慨無量といった感じ。
永井みゆき(左)と石原詢子
トリは石原詢子。今年でデビュー28年というベテラン。「私の歌手人生を大きく変えてくれた」という2000(平成12)年のNHK紅白歌合戦での歌唱曲「みれん酒」、そして今回の課題曲「化粧なおし」を歌った。