憧れていたという5行詞を初めて歌えるのが嬉しかったという。作詞家たかたかしの詞をもらうと「寝る前に読んでは、素敵な悲恋の世界に浸っていました」と津吹。
その歌の世界では、男性の幸せを願いながら別れてきた女性が木曽路を旅するが、四方に「22歳になったのだから大人の女性を歌わないと」と勧められたという。それに合わせて衣装も黄色のドレスに変えた。
インタビューの間も屈託なく良く笑う彼女からは、大人の恋愛など程遠いようでもある。好きなテレビドラマも見るのは専ら刑事もの。かと思うと華麗な宝塚歌劇も大好きという乙女チックな一面も見せる。
初のネイルアートにも挑戦して大人の仲間入り
そんな津吹には中学3年から3年間続いた恋物語があった。両想いだったという。2人はスーパーへ一緒に買い物に行ったり、互いの家で家族と夕食を共にしたりと、可愛らしいものだったが、高校が別々になってその恋は終わってしまった。
やはり別れは悲しくて「学校帰りのコンビニで焼き鳥1本を買って〈やけ食い〉しました」と笑う。
以来、恋愛とは縁遠くなってしまった。25歳からはどんどん恋愛を、と逆に勧められているそうだが、日々忙しくなる歌手業では「恋愛に浮かれている場合ではない」と、しばらくは難しそうである。
ところで「哀愁の木曽路」の舞台となっている木曽路は、津吹にとってはまだ見ぬ〈異郷〉の地である。今のところ東京・銀座にあるアンテナショップで〈木曽〉を勉強しているところだとか。
[津吹みゆ オフィシャルサイト]
http://www.crownmusic.co.jp/artist/tsubuki/
[津吹みゆ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/tsubuki/whats.html