甘い歌声が魅力的な箱崎晋一郎は、1969年に「熱海の夜」でデビューして大ヒットしたムード歌謡歌手。その後、長い低迷期間を経て、79年に出した「抱擁」が再びヒットして脚光をあびるが、それも長続きしなかった。歌手生活最後の歌と決めて出した「東京運河」が、オリコンチャートで50位以内にランキングされたり、有線放送などでも話題になりながらも、ヒットへの道半ばで病に倒れ1988年に亡くなってしまった。
当時、専業主婦だった夫人の幸子は、福島県の元ミスいわきに選ばれたという美人であったが、夫の死後は生活が180度変わってしまい、様々な仕事をしながら3人の子供を育てた。
それでも「夫の歌をもっともっとたくさんの人に歌ってもらって、忘れないでいてほしい」という想いは日々募り、周囲からの勧めもあって、94(平成6)年に夫の遺志を受け継いで「東京運河」を自費出版。自らがプロ歌手として活動を始めることになった。
「抱擁」を歌う箱崎幸子
収録では2週分を撮った。いずれも歌ったのは、自らもリリースしている「抱擁」。
「いつも主人のことを想い浮かべながら歌っています。ロングセラーの名曲だけに、皆さんに忘れないでいてほしいです」
また箱崎との出会いついて幸子は「夫がピアノのある店で『熱海の夜』を歌っていたのを聴いたのが最初でした。演歌など聴いたこともないから、彼が歌手だということも知らずに『あなた上手いわね』といったのが最初でした。いい男でしたよ」と話した。
箱崎が三曲目のヒット曲としてねらっていた「東京運河」は、今は幸子が歌い継いでいるが「夫にとっては志半ばだっただけに、是非、この歌をヒットさせたい」と話した。
幸子は今、歌手のかたわら、ふる里の福島県いわき市に「歌のみせ 抱擁」を開店している。相変わらずの三田佳子似の美貌。甘い「抱擁」の余韻を収録会場に残して大阪を後にしていった。
■趣味がカラオケ
モングン
日本クラウンのモングンは、この番組は初出演。今は「休む暇もないぐらい毎日が忙しいです。自分で車を運転して全国を走り回っています」と、今年2月に出した漁師の生き様を歌った「黒の漁歌」を披露した。
川崎修二
徳間ジャパンコミュニケーションズの川崎修二は、「風の挽歌」を歌った。趣味がカラオケで「1時間でも空き時間があるとカラオケに行きます」というほどの歌好き。10月には新曲も発売予定だという。
レギュラー出演者たち。
林よしこ
MARI
TAIKI
山田壽一
小川リエ
新星民
岩井都美子
竹中香世
司会・小池史子
ホスト・ファンキーコバ
[メディアジャックス]
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