能登・千里浜に立つみやま健二


◆赤々と大松明の灯りが夜空を焦がす中、子供たちが乗ったキリコが乱舞する能登のあばれ祭り(キリコ祭り)が2019年7月5日、石川県鳳珠郡能登町宇出津(うしつ)で行われた。徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、みやま健二が歌う「能登の灯祭り」の舞台である。この祭りをみやまと見るバスツアー「みやま健二と行く能登の灯祭り」が同5、6の両日に渡って行われた。祭り見学に先立って、宿泊先の同県七尾市和倉温泉、宝仙閣宿守屋寿苑ではみやまの歌謡ショーが開かれ、会場の大広間いっぱいの約130人が、みやまの歌を楽しんだ。


元気に40人のツアー一行は大阪をスタート

宝仙閣宿守屋寿苑でのみやま健二歌謡ショー

みやま健二(中央)とバスツアーに参加した人たち


 バスツアーは大阪・天王寺をスタートした後、門真市・高槻市を経由して、みやま健二たち総勢40人を乗せて能登へと向う。着いたのはすべての客室から七尾湾が見渡せるオーシャンビューの旅館・宝仙閣宿守屋寿苑。女将の帽子山智子さんをはじめたくさんの出迎えを受けた。




勇壮なあばれ祭り

 あばれ祭りは能登町役場前がメイン会場である。旅館が用意した連絡バスに乗り込んで約40分。鉦と太鼓を打ちながらキリコが次々と姿を現す光景に、ツアーの一行は言葉もなく、ただ松明の灯りに照らされたキリコに見とれていた。



「能登の灯祭り」のモチーフとなったあばれ祭り


 それは「能登の灯祭り」の歌詞、♪ 火の粉振り撒く 松明囲み 〜 挑むキリコと 〜 イヤサカ ヨッセ サカセ 〜 そのままに夜空を赤々と照らしていた。

■歌手生活19年で初めての感動にみやまが泣いた

 祭りは夜空に星が輝く頃にピークを迎える。
 それを待つかのようにみやま健二の歌謡ショーは行われた。
 「会場の前は大阪からのファンで占められていましたが、後方は初めて顔を合わせる一般の人たちでした。アウェイでのライブといった様子でした」


「能登の灯祭り」は地元でも好評だった

 みやまはその初めて見る人たちに向けて「能登の灯祭り」とカップリングの「あとの祭りの一人酒」を届けた。
 するとどうだろう、最初は「あんな歌手知らんで」といった顔をしていた人たちが、手を打ち掛け声までかけている。みやまの思惑通りに会場は、大阪からのファンと地元の人たちがひとつになったのである。


涙をぬぐうみやま健二

 ショーのラスト、アンコールに応えて「能登の灯祭り」を歌ったみやまは泣いた。ファンが差し出したハンカチを目に当てて「19年間歌手をやってきて、こんなに嬉しかったのは初めてです」と、これがアノ威勢良く「能登の灯祭り」を歌うみやまなのかと思うほどの一コマであった。


御陣乗太鼓に誰もがくぎ付けになっていた

 歌謡ショーでは、石川県指定無形文化財に指定されている御陣乗太鼓が保存会の人たちによって披露された。奇怪な仮面をつけた打ち手による激しい太鼓の音は、みやまの「能登の灯祭り」のイントロかと思わせるほどで、ツアーの一行はそれに釘づけになっていた。






[みやま健二 オフィシャルサイト]
https://warakasu.jimdofree.com/%E3%81%BF%E3%82%84%E3%81%BE%E5%81%A5%E4%BA%8C/
[みやま健二 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/id=7733