◆音楽番組「演歌ジャックス」(奈良テレビ放送、J:COM関西などで放送)の9月放送分の収録が、2021年8月4日、大阪市内で行われ、目玉のゲストコーナーには、9月第1、2週に島あきの(日本クラウン)同3、4週に黒木じゅん(テイチクエンタテインメント)が出演して、新曲を披露すると共に歌の魅力などについても話している。黒木はまた、亡き父で歌手黒木憲のヒット曲「霧にむせぶ夜」も聴かせる。


黒木じゅん(左)と島あきの


 島あきのは4枚目のシングルとなる「トルコ桔梗」(作詞・木下龍太郎、作曲・原譲二)を7月7日に出している。この楽曲は2003年1月に、北島三郎プロデュースによって出された原譲二オリジナル作品集「流行歌 ~サブちゃんと歌仲間たち~」(日本クラウン)に、大黒裕貴が歌唱して収録されたのが最初で、これを今回、島がカバーした。
 その名曲ぶりには変わりなく、「島のハスキーな声にピッタリな楽曲」と言われる通り、彼女の歌唱への評判は高い。


島あきの

 この楽曲は女性目線で書かれているのであるが、「男性の共感も得られている」のが幅広い人たちに支持される要因のようである。前作までの3作が海峡ものの演歌であったのに対して、デビュー4作目にして初めて、今作ではこぶしも入れない、しかもバイオリンによるイントロが印象的な歌謡曲に挑戦している。
 「ドラマチックな短編映画を見ているような気持ちにさせられます。この曲を頂いたのが嬉しくて、感動しています」と、収録では勝負曲とするこの楽曲を熱く歌う。


 黒木じゅんは「演歌ジャックス」初出演。1991年に唐木淳の芸名で、ビクターレコードから「やせがまん」でデビューしている。その年の日本レコード大賞最優秀新人賞はじめ新人賞全13タイトルを受賞するなど、父・黒木憲の名に恥じない華々しいデビューを飾っている。その後、彼は父の名前を襲名した黒木憲ジュニア(2008〜2015年)黒木じゅん(2016〜現在)と2度の改名をしている。父のヒット曲「霧にむせぶ夜」は、今に至るまでステージで歌い続け、番組の9月放送でも聞かせてくれる。


黒木じゅん

 その黒木も2016年にはテイチクレコードに移籍し、今年、デビュー30周年を迎えている。その記念シングルで移籍第3弾になるのが今作の「離れても」である。父・黒木憲の恩師である鈴木淳が作曲し、妻の悠木圭子が詞を書いている。デビュー以来一貫してムード歌謡を歌い続けてきたが、今作もまた「低音で秘めた恋を表現した」という新たなムード歌謡である。MV(ミュージック・ビデオ)では妻の中尾美穂さんと共演し、仲睦まじいところを見せてくれている。

9月の見どころ

 このところレギュラー出演している林田夏美さおりは共に新曲を披露。林田は好評な丹後シリーズ第2弾の「丹後半島」(作詞 / 作曲・床瀬あい)を2021年6月にリリースしている。屏風岩など風光明媚な丹後半島を悲恋の舞台として歌う。この番組ではすでに何度か歌唱しているが、9月も歌う。
 さおりはCDデビュー曲「もう一度・・・」(作詞・Mifa、作曲・Sido)を同8月に発売しており、これを披露する。「自然がいっぱいのふるさと但馬の景色の中に、懐かしい思い出の一コマを歌いました」とさおり。


林田夏美(左)・さおり

長生(ちょうせい)忠之は、女優で妻の藤川真千子の踊りで石原裕次郎の「泣かせるぜ」を歌う。


長生(ちょうせい)忠之と藤川真千子(左)


「ドミニク」を歌うMARI。踊りはジャックスモンスターズ。


【このほかのレギュラー出演者と歌唱曲】


MARI 「男と女の第2章」「ダンスDEムーチョ」「ドミニク」

TAIKI 「グッバイ・マイ・ロード」

岡田由美 「夫婦椿」

岩井都美子 「真夏の出来事」「ボヘミアン」

JACKS娘 「どうにもとまらない」など。

平井一郎 「真知子」

大川勝義「初恋御堂筋」

楠本佳生 「わたしのソウル」「一度だけなら」

【司会】


小池史子(左)とファンキー・コバ、岩井都美子

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演歌ジャックスの放送日

奈良テレビ放送 毎週水曜日 午後2時放送
J:COM 11Ch 毎週火曜日 午前10時放送(放送エリア:大阪、兵庫、京都、和歌山)
天草ケーブルネットワーク 毎週月曜日午後4時放送、毎週火曜日~金曜日 午後4時再放送
兵庫養父市CATV 毎日午後6時放送、毎日午後5時30分再放送


[メディアジャックス]
http://www.mediajacks.jp/