◆在野の歌手を育てようという歌謡曲応援の会が2022年3月23日、大阪・梅田のライブハウス、ロイヤルホースで開かれ、尼乃旭・太秦こうじ・音葉潤・開まこ・長山悦子の5人が出演した。2000年にスタートした歌謡ライブで、今回で219回目。


第219回歌謡曲応援の会に出演したメンバー


 出演者は毎回、名前の五十音順で歌唱する。今回のトップバッターは尼乃旭(あまの・ひかる)。元々日本舞踊を舞っていたということもあって、着流し姿が似合う。「浅野内匠頭~赤穂の無念」親が子に託す願いを歌った「心願」などを聴かせた。


尼乃旭

 太秦こうじはその名前の通り、映画の街、京都・太秦でカラオケホールを営みながらの歌手業を続けている。母の心の内を歌った新曲「流れ雲」などを歌い、「体格はいいのですが、足はガクガクでした」と笑っていた。


太秦こうじ

 音葉潤は高知県出身だけに酒も大好きという。亡き父母をはじめ友人、皆さんに向けて届けたいと、新曲「歌うよ」とカップリングの「ど阿呆」などを歌った。4月3日にはライブハウス・umedaALWAYS(大阪・梅田)でワンマンライブを開くという。


音葉潤

 開まこは作詞の勉強を約3年間重ねて、自ら作って歌うシンガーソングライターになった。新曲の「一番素敵な港町」「ピアスの女」などを披露した。声量ある歌いっぷりが観客を引きつけた。


開まこ

 長山悦子は初出演。20代の頃には太秦で大部屋女優として活動。その後、小学校の教師を25年間勤め、病気退職を経て歌手という遍歴を重ねている。そんな自分を歌うかのように村田英雄の「人生峠」をカバー。自身の新曲「城崎ふたり」も歌った。


長山悦子


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