◆奈良テレビ放送、J:COM関西などで放送中の音楽番組「演歌ジャックス」の2022年10月放送分の収録が9月7日、大阪市大正区で行われた。ゲストは1週目と2週目が、永井みゆき(テイチクエンタテインメント)で、奈良県内の長谷寺や室生川を舞台にした新曲「秘螢」を披露。3週目と4週目の瀬口侑希(日本クラウン)は、思わず体が動いてしまうような軽快なタンゴ調の新曲「誘惑のスキャンダル」を歌う。


永井みゆき(左)と瀬口侑希

永井みゆきはデビュー曲の「大阪すずめ」(1992年)と新曲で奈良・長谷寺と室生川を舞台にした「秘螢」を歌う。16歳でデビューして、今年で31年目。30周年記念曲の第2弾として今年6月に出した「秘螢」を聴かせる。秘めた想いを室生川沿いのほたる街道を飛び交う蛍に重ねて歌う。「秘螢」は情熱的な女性を歌った作品てある。出身地の大阪と奈良は隣り同士。それだけに「その地を歌えるのは幸せです」と話していた。


永井みゆき

 歌は長谷寺と室生川を舞台にした旅情演歌ではあるが、その一方で主人公の女性は「どちらかと言うと肉食女子」と永井は推測する。歌の中では相手の男性に「ねぇ君?」と、指を指して呼びかけるシーンがある。それに続けて、? 今夜は螢になって忍んでおいでよ ? と求め、「従来のような待つ女ではなく、強い情念を持っているのである。
 デビュー当時の身長は164センチ、今は170センチを超えて「演歌界の東京スカイツリーと呼ばれています」と笑う。


■約2年ぶりの出演の瀬口侑希は、8月にリリースして、オリコン初登場2位にランキングされて好調なスタートを切った「誘惑のスキャンダル」を歌う。ノリのいいタンゴ調のアレンジは発売直後から好評で、CDジャケットと同じ魅惑的なワインレッドのドレスで登場する(第3週)。「ワインが飲みたくなるような写真になりました」と、瀬口。ファンの反応も良く「沢山の方に歌ってもらっているようです」とも。


瀬口侑希

 タンゴ調のリズムにのせて踊って歌えるこの作品は、前々作までのしっとり演歌の世界から打って変わって、情熱的な内容になっている。自分で考えたという振り付けは、秘密を帯びたスキャンダルっぽい雰囲気を作り出している。ゲストトークで「盆踊りじゃないですよ」と手振りをして見せて笑わせるあたりは関西人らしい。11月には東京・北とぴあ つつじホールで、作・編曲家の若草恵のピアノの生バンドによる「瀬口侑希コンサート2022?今あなたに逢いたい?」も予定している。


【10月の見どころ】
 第3週の放送で「演歌度がらす」を歌う岡田由美。すっかりレギュラーとして定着しているベテラン歌手。デビューは1980年7月。「通天閣の灯」かデビュー曲であった。同じ年には「帰ってこいよ」の松村和子がデビューしているという。


岡田由美

 それから16年後に、この曲を新たに池田孝春が編曲して、通天閣開業40周年記念曲として出している。このほどそれをYouTubeで配信を始めている。
 番組では「演歌旅がらす」(2019年)を歌うほか、島幸作とのデュエットで「夫婦の旅路」も聴かせてくれる。


【レギュラー出演者と歌唱曲】

MARI 「男と女の第2章」「ダンスDEムーチョ」

TAIKI 「薔薇のほほえみ」

岩井都美子「星になるまで」「黄砂に吹かれて」

岡田由美 「演歌旅がらす」

島幸作・岡田由美 「夫婦の旅路」

JACKS娘 「さよならは突然に」(カバー)

MARI&JACKSモンスターズ 「KIMANA HILA」(カバー)

平井一郎 「真知子」

林田夏美「丹後・但馬〜未練旅」

S aori「月よ高く昇れ」(カバー)

長生忠之「愛してる・・・」「想い出はアカシア」(カバー)

長山悦子「城崎ふたり」

はりま美香「さくら咲く丘」「」

渡辺紅葉「石巻慕情」

高山竜一「蛍炎」

水木佳乃「嘘でいいから」

門前きよし「大阪ブルース」

【司会】

小池史子

ファンキー・コバ

岩井都美子

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演歌ジャックスの放送日

奈良テレビ放送 毎週水曜日 午後2時放送
J:COM 11Ch 毎週火曜日 午前10時放送(放送エリア:大阪、兵庫、京都、和歌山)
天草ケーブルネットワーク 毎週月曜日午後4時放送、毎週火曜日~金曜日 午後4時再放送
兵庫養父市CATV 毎日午後6時放送、毎日午後5時30分再放送


[メディアジャックス]
http://www.mediajacks.jp/