8年ぶりにリリースした「ウヰスキー」は、作詞高畠じゅん子、作曲浜圭介。
♪ 人生はやり直しがきくのよ いいことあるって思わなきゃあ ~ と、自らの人生を歌うかのような歌謡曲。カップリングは「再会の街」、「ノラ」のピアノ伴奏ヴァージョンも収録している。
木下は1984(昭和59)年に日本コロムビアから「放されて」でデビュー。その後出した「ノラ」とともに代表曲としてたくさんの人たちに知られている。
11年前に喉の手術をしてから、リハビリをする傍ら中村美律子が経営していたショーレストラン「人生乾杯」などで歌い続けて、04年にデビュー20周年のリサイタルを機に本格的に歌手活動を再開していた。
ところが「去年の今頃は夢にも思っていなかったメジャー復活話が舞い込んできました。今は一日一日、歌うことで励まされています」と、当初はまったく信じられなかった。
子供の頃から色んな場所で歌ってきた木下は「私の人生で歌のない時はなかった。歌うために生まれてきた」というだけに、後援会など親しい人たちを集めて行った新曲の発表会では、新曲を始めとしたオリジナル曲のほか、ピアノ演奏に合わせての「酒と泪と男と女」「暖簾」や、「恋の季節」などカバー曲のメドレーを含め、全14 曲を伸びやかに歌い切った。
会場には、高畠じゅん子と夫で作曲家の中川博之も顔を見せた。
中川は「この曲は木下さんのカムバックにつながるものと信じています」とエールを送っていた。
[木下結子オフィシャルホームページ]
http://kinoshitayuiko.com/