◆歌手生活60周年を迎えているペギー葉山の大ヒット曲「南国土佐を後にして」の歌碑が、高知市はりまや町1丁目のはりまや橋公園東側の池に完成、直筆の題字と歌詞が書かれた石碑と親子のニタリクジラのモニュメントも設置され、2012年11月3日、ペギー葉山ら関係者が参加して除幕式が行われた。











 歌碑は「南国土佐の歌碑を建てる会」(臼井浩爾会長)が募金活動を行い制作され、高知市に寄贈された。式典には大勢の市民が集まり、ペギー葉山と共に完成した歌碑の前で「南国土佐を後にして」を大合唱した。
 昭和34年にレコード売り上げ200万枚を記録し、全国津々浦々に「南国土佐・・」ブームを起こし、ペギー葉山の出世作ともなった。



 この曲はもとともと日中戦争の最中、「鯨部隊」呼ばれていた高知出身の部隊が戦地で故郷をしのんで歌っていたものが原曲。戦後、宴の席で復員兵が「鎮魂歌」として宴席で歌っているのを耳にした武政英策が補作編曲したもの。
 この日の除幕式には元部隊員の姿も見られた。

 ペギー葉山は「歌碑が建つということは歌い手として本当に名誉なことです。当時ジャズ歌手として歌っていた私にNHK高知放送開局記念曲『南国土佐・・』のお話があったのは今思えば<ご縁>としか言いようがありません。自分の代表曲としてだけでなく、戦地に散った部隊のみなさんの想いも込めてこれからも大切に歌い続けたい」と感慨深げに話していた。



 ペギー葉山は翌4日、高知市 の「高知市文化プラザかるぽーと」で、歌手生活60周年記念ツアーの年の締めくくりとなるリサイタルを行った。


[ペギー葉山 ホームページ]
http://peggy.sunnyday.jp/
[ペギー葉山 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10546