購入者特典イベントは、コンサートとは違って、より近くで歌って語ることでファンとのふれあいを強めよう、と11月10日には東京で多摩動物公園を訪ねたミステリーバスツアーを行い、大阪会場はきのうの名古屋会場に次ぐトーク&ライブショーとなった。
群馬県の蓼科の近くで撮影したというPVは、吹き替えや合成は用いずに高い岩山に頂きに立って、凛々しく遠くを見つめる姿などを撮った。表情は冷静に見えるが「足はブルブルと震えていました」と北山。
この映像は11月20日に発売されるDVD付きシングルに収録されている。
黒のベストに白いシャツといった姿で現れた北山は、中野サンプラザでのコンサートで披露した津軽三味線について「青森の先生について1年半で、人前で演奏したのは初めてでした。本番直前まで指導を受けていました」と明かし、鏡の前でポーズを取った「見ればみるほどにいい男」(北山)の姿や会場の模様などの写真を見ながら、コンサートを振り返っていた。
今年は10周年の記念ロゴを制作した。10の0の中には猫のイラストをあしらっている。18年前から飼っているペットの「天」である。北山は「付き人時代の自分が出会った猫で、18年も一緒に楽しいことや辛いことを共にしてくれた、天からの授かり物です」と、話していた。
北山は福岡県柳川市の出身。父親の影響を受けて⒋歳から演歌を聴いて育ち、8歳で北島三郎の歌を歌っていたという。その北島に18年間師事してきた。
ライブでは、デビュー曲の「片道切符」に次いで「男の出船」、前作の哀愁演歌と言われる「路地あかり」、そして9月18日に出した雄大な新曲「白夜の狼」を歌った。キャリア5年という尺八も聴かせた。
北山はライブを終えて「今までにない構成ということもあり、とても楽しかったです。ようやく演歌の深みと味わいを出せる歳になってきました。これからが本当の演歌を歌っていく第一歩です」と、次のステップへ向けての抱負を語っていた。
[北山たけし オフィシャルサイト]
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[北山たけし テイチクエンタテインメント]
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