◆15年ぶりのアルバム「時の扉」を2013年12月4日に出した薬師丸ひろ子が、12月7日に放送されたNHK総合テレビ「SONGS」に出演し、歌い続けることで夢を届けられると思う、と歌手活動への意欲を見せた。


4日に発売された15年ぶりのアルバム「時の扉」

 番組では、17歳で映画・歌手デビューして30年余が経って「ようやく自分が歌う意味がつかめたように思う」と語った。

 今年10月に開いた23年ぶりのソロコンサートの場面を紹介するとともに、童謡からポップス、歌謡曲、クラシックまでをカバーしたアルバム「時の扉」の収録曲の中から吉俣良のアレンジによる「セーラー服と機関銃 ノスタルジアバージョン」とサトウ・ハチロー作詞の「秋の子」、歌謡曲からは1959(昭和34)年に水原弘が謳い、その後にちあきなおみらがカバーしている「黄昏のビギン」を歌った。

 「黄昏のビギン」について薬師丸は「20代の頃から、いつかは歌ってみたいと憧れてきた大人のラブソングですが、ようやく歌える年齢になりました」と話していた。

 歌手活動を休んでいた期間も、映画やドラマでは歌ってきた薬師丸だが「それへの出演を通じて歌への取り組み方が違ってきた」と、心の内の変化を明らかにした。
 NHKの人気ドラマ「あまちゃん」での台詞「続けていくことも才能」を地で行くかのように、「これからも自分なりに歌い続けることで、みなさんに夢を届けられたらと思います」と、これからも歌手活動を続けることを明らかにした。

 23年ぶりに今年10月に開いたソロコンサートのもようを収めたDVD・ブルーレイは、14年1月29日に発売される。


[薬師丸ひろ子 ユニバーサルジャパン]
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