「おまえはどこに」は、作詞がさいとう大三、作曲が叶弦大、編曲丸山雅仁の、坂井が得意とするブルース調演歌。ライブでは新曲を含む全9曲を歌い、生バンドをバックにブルース調演歌の魅力を披露した。
集まった会場いっぱいに100余人のファンは、いずれも満足しきった表情で、歌に合わせて手拍子を取ったり掛け声を送っていた。
ステージに姿を見せた作詞家のさいとうは「シンプルに分かりやすく、直接的に書きました」と、歌いやすさを強調していた。
また『オカンの塩むすび』以来の交流という結城哲也も花束をもって姿を見せて、坂井にエールを送った。
坂井は結城が手がけた竹内力演じる金融屋満田銀次が活躍する「ミナミの帝王」の大ファン。結城も『オカンの塩むすび』を聴いたのがきっかけで坂井のファンに。そんなことから交際を続けるようになったという。ステージでは結城を前に坂井が満田銀次に成り切ってすごんで見せると、本物そっくりのそれに会場からは大きな拍手が送られていた。
大阪人ならば誰もが大好きな「ミナミの帝王」だが、それと同様に坂井の新曲も「ブルースのメロディーに乗った新曲は大ヒット間違いなしです」と結城も太鼓判を押していた。
結城は病気で去年まで2年間ほど芸能活動を休止していたが、今は東京に住んで「ミナミの帝王外伝」を執筆中という。完成後はビデオ化も考えたいといい、その際には坂井に主題歌依頼したいという。しかも初めてのビデオ出演も実現しそうな気配だ。
応援に駆け付けた結城哲也(右)と坂井
そうしたたくさんの応援を受けて坂井は「あせらず、慌てずに、いい歌を歌い続けていきたい」と満員の観客を前に宣言し、新曲「おまえはどこに」のヒットを誓っていた。
[坂井一郎 オフィシャルサイト]
http://www.sakaiichirou.com/
[坂井一郎 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka/sakai/