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林よしこ、ディナーショーで来年発売の新曲を発表 [新曲発表]

◆来年で歌手生活30周年を迎える林よしこ(ビクターエンタテインメント)が2023年12月10日に大阪市天王寺区のホテルアウィーナで開いたディナーショーで、24年3月に発売する新曲を、作詞・作曲した杉本眞人のギターの演奏で披露した。

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写真・杉本のギターで歌う林


 新曲は「ただ、めぐり逢うために」で、30周年記念曲。
 ゲストのひとり杉本が弾くギターに合わせて、1コーラスだけを聴かせた。
 林は「今までに色んな人にめぐり合って今、こうして歌えています。目下、レコーディングに向けてレッスン中です」と話していた。

 ディナーショーではまた林は、もう1人のゲスト、岡千秋と「浪花恋しぐれ」をデュエットしてみせた。

 ゲストにはこのほか原田悠里(キングレコード)朱夏洋子(ホリデージャパン)も顔を見せ、原田は北島音楽事務所から独立第1弾の「中山道」などを歌った。朱夏はフランク・シナトラの「ニューヨーク・ニューヨーク」などを聴かせた。
 








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三浦潤平、新曲発表会開く 「心いくとせ / 日めくり」 念願のメジャーデビューで [新曲発表]

◆歌手の三浦潤平が2022年8月、テイチクエンタテインメントからニューシングル「心いくとせ / 日めくり」を出して念願のメジャーデビューを果たした。その新曲発表会が9月12日、大阪・住吉大社の吉祥殿で開かれた。これに先駆けて同神社境内の特設ステージで、歌の奉納を行う「はったつさん うたまつり」が行われ、三浦をはじめ9組が新曲を歌ってヒットを祈願した。

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韓流ドラマを思わせるイントロが印象的なメジャーデビュー曲を歌う


 三浦潤平はアニメやゲームの声優を経て2013年、47歳の時に三浦潤の芸名で「神戸・・・ひとり/ 函館から東京へ・・・」で、インディーズレーベルで歌手デビュー。
 その後、9年という長い期間を経て、今年8月に三浦潤平に改名し、「心いくとせ」(作詞・岩井薫、作曲・田尾将実、編曲・杉山ユカリ)でテイチクからメジャーデビューした。

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支援者の輪も広がる三浦潤平

 新曲発表会で三浦は、韓流ドラマを思わすようなピアノ演奏い゛始まるドラマティックなメロディの「心いくとせ」を切なく歌った。力まずにソフトに語りかけるような歌い出し、さらにクライマックスでは感情を盛り上げる歌唱に、集まった人たちは惜しみない拍手を送っていた。
 京都から大阪へ引っ越して、カラオケ喫茶店を経営しながら、ずっと彼を支えてきた母親の三浦和枝さんも会場でそれに聴き入り、「3歳位から『骨まで愛して』(城卓矢)を歌っていた歌好きな息子でした。9年かかりましたが、これからが本格的なデビューです」と、目を細めていた。

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事務所の先輩歌手、みやま健二と彼の新曲のカップリング曲「酔待ちしぐれ」を一緒に歌った

 会場には作曲家の田尾将実、テイチクの小松永枝ディレクター、音楽評論家の石井誠らが姿を見せ、それぞれ祝辞を送った。
 「心いくとせ」を作曲した田尾は「三浦さんとはレコーディングで初めて顔を合わせましたが、ナイーブでひたむきな人柄が伝わってきました。きょう歌を聴いて、主人公の姿が温かく伝わり、作曲した者として『やった、成功した』と思っています」と、賞賛した。
 また、高校時代からの親友である内本いさおさんは、三浦の歌手としての成功をずっと願い続けている1人で、目に涙を溜めながら「おめでとう」と握手を交わしていた。

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作詞家田尾将実から激励も
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メジャーデビューの祝辞を送る親友の内本氏

 三浦はまた、カップリングのフォーク調演歌「日めくり」を、目がしらを押さえながら披露した。続いて20代で初めてカラオケ大会で優勝した楽曲「わかって下さい」(因幡晃)や、大好きだというムード歌謡曲や懐かしいフォーグソングをメドレーで聴かせた。

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チャンスを生かしたいと三浦潤平

 絶対にヒットさせると強い意気込みを見せる三浦だが、感極まって歌詞を間違えるシーンもあったが、「何度も歌手をやめようと思った事もありましたが、いつかはメジャーになるとの想いを強く持ち続けて歌ってきました。今回、素晴らしい楽曲を頂いたのは大きなチャンスです。これを忘れずに歌っていきます」と、話していた。

■恒例の「はったつさん うたまつり」も

 これより先、住吉大社の境内に設けられた特設ステージでは、同社の祭神に歌を奉納する「第4回はったつさん うたまつり」が開かれた。
 三浦のほか男性陣では渡辺要、野上こうじ、みやま健二、響竜也、若松秀彦が歌唱。女性は木下結子、川井聖子、生駒尚子、聖子が新曲などを披露した。
 それぞれの歌唱曲は次の通り(歌唱順)。
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渡辺要「お前に夢中」
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若松秀彦&聖子「あなたに夢を」
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響竜也「愛旅」(10月発売予定)
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川井聖子「大和恋歌」
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三浦潤平「心いくとせ」
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生駒尚子「河内音頭」
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みやま健二「灘のおとこ節」
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野上こうじwithみやま健二「天神橋」
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木下結子「百滝桜」


 また、2部ではカラオケ発表会も開かれ、ゲストコーナーに渡辺要、野上こうじ、みやま健二、響竜也、三浦潤平、生駒尚子、木下結子が出演し、最新曲などを歌唱した。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[三浦潤平 オフィシャルサイト]
https://warakasu.jimdofree.com/
[三浦潤平 テイチクエンタテインメント]
https://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/miura-junpei/








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みやま健二、新曲発表会開く 祭りシリーズ第3弾「灘のおとこ節」 [新曲発表]

◆テイチクエンタテインメントの歌手、みやま健二が2022年8月11日、大阪・十三のホテルプラザオーサカで、テイチク移籍第2弾で前日の同10日に発売された「灘のおとこ節」の新曲発表会を開いた。

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新曲を披露するみやま健二


 「灘のおとこ節」は兵庫県姫路市で毎年10月14、15の両日に行われている灘のけんか祭りをモチーフに、男たちの祭りにかける熱い意気込みを歌っている。作詞は前作に続いての鈴木紀代、作曲が桧原さとし。

 この日は両氏とテイチクの小松永枝制作部長が来賓として招かれた。鈴木が「(祭りにかける)たくましい男の魂をみやまさんが吹き込んでくれています」とあいさつしたのに続いて、桧原は「(みやまさんの)風貌そのものの勇ましい歌ですが、優しさを込めた作品でもあります」と、楽曲をアピールした。

 また小松部長は「格好いいメロディーです。寂しい時に聴いてもらえるといいです」と話した。

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みやま健二

 みやまは早速に「灘のおとこ節」を披露して、「コロナで祭りの多くが中止になっていますが、今年は再開される動きもあります。この歌で元気になってもらいたいです。勝負をかけます」と話していた。

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桂竜士
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永井みゆき
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渡辺要
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小野寺陽介
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三浦潤平

 また応援に駆け付けた桂竜士(テイチク)永井みゆき(同)渡辺要(ホリデージャパン)小野寺陽介(テイチク)三浦潤平(同)らによる歌唱もあり、会場を盛り上げた。

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みやま健二

 アンコールに応えて再び「灘のおとこ節」を歌ったみやまは、「きょうの発表会でかいた汗が明日につながるように頑張ります」と話していた。

※記事・写真の無断使用はお断りします。


[みやま健二 オフィシャルサイト]
https://warakasu.jimdofree.com/
[みやま健二 テイチクエンタテインメント]
https://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/miyama/








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林よしこ、新曲「アンコール」を発表 全国のローソン店内でBGM配信中 [新曲発表]

◆歌手林よしこ(ビクターエンタテインメント)が新曲「アンコール」を2022年3月23日に発売。その発表会が同20日、大阪市内のホテルで開かれ、林はカップリング曲の「Smile(スマイル)」と供に新曲を披露した。「アンコール」は3月28日まで、全国1万3千店舗のローソンの店内で1日24回、BGMとして流されている。

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新曲「アンコール」を歌う林よしこ


 「アンコール」は水木れいじ作詞、吉永真悟作曲、編曲は野々田万照のポップス作品である。制作は2年前から進められてきて、その過程では何度も変更が加えられた。これには林よしこのこだわりがあった。尊敬する歌手高橋真梨子風の楽曲にといった希望があったからである。今回、ミュージックビデオも同時に発売されている。

 ビクターでは「『アンコール』は林の移籍3作目であるが、発売前から『1度聴くと耳から離れない』などと、これまでの中で最も評判が高く、今までにない盛り上がりを感じている」と、プロモートを強化する構え。

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大阪の<高橋真梨子>を目指す

 発表会では、オープニングとアンコールに応えて2度、「アンコール」を聴かせた。また、島津ゆたかとデュエットして70万枚が売れたという歌手デビュー曲「いい男!いい女!」(1994年)から、前作で橋幸夫とのデュエット曲「君の手を」(2018年)までオリジナル曲8曲を歌い、子供の頃から憧れていたという高橋真梨子の「桃色吐息」もカバーした。

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ビクター移籍第3弾は前評判上々

 林は「新曲を発売できて感激です。大ヒットするように頑張り、尊敬する高橋真梨子さんを目指します」と、集まったファンや業界関係者に頭を下げた。

※記事・写真の無断使用はお断りします。


[林よしこ ビクターエンタテインメント]
https://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A025436.html








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入山アキ子、動画配信で新曲「人生七曲り」を発表  故・和久井氏の誕生日 9月15日発売 [新曲発表]

◆テイチクエンタテインメントの歌手、入山アキ子が2021年7月22日午前6時からYouTubeなどで配信した動画で、同9月15日に12枚目のシングル「人生七曲り」をリリースすると発表した。この日は、今年3月23日に亡くなった、所属事務所の社長だった和久井保氏の誕生日にあたり、それを記念しての発売である。配信で入山は「自分の想いと、これまで巡り会えた多くの人への想いが込められており、今回こそ皆さんに恩返しするためにも、結果につながる1曲にしたい」と意気込みを話した。

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新曲発売を発表する入山アキ子


 作詞・作曲・編曲共に、キャンディーズなどの楽曲を多く手がけ、和久井氏とも親交があった穂口雄右さん
 その「人生七曲り」の詞を読んだ和久井氏は「これで勝負だ」と、入山に語ったというほどの自信作。今までチャートでは「紀淡海峡」(2014年)の4位が最高であった入山であったが、今回は和久井氏の遺志を継いで、何としてもトップを目指したいという強い想いを動画配信でみせていた。

 カップリングは入山が作詞した人生の応援歌「義理と 人情(なさけ)と愛をのせて」。作曲・編曲は穂口雄右氏。

 看護師から歌手に転身して、大きな転機となったのは和久井氏との出会いであった。今回の新曲制作についても、プロデューサーにはかつて和久井氏と交流があった、キャンディーズの音楽プロデューサーや芸能事務所・アミューズの社長・副会長も務めた松崎澄夫氏が担当している。

 中国の故事に倣ったかのように、まさに死せる和久井、生ける入山を走らすーである。
入山は「その想いを新曲に全てをぶつけ、和久井社長をはじめ多くの人たちの支援に報いていきたい」と話す。

 7月24日にはFMチャッピーの「お元気ですか 入山アキ子です」で、「人生七曲り」を初披露するほか、各地のキャンペーン、ステージで歌い、CDの予約を受け付けて行く。関西では8月5日にキャンペーンが決まっている。

写真の無断使用はお断りします。


[入山アキ子 オフィシャルサイト]
http://xn--cckwa042wikihmb.jp/
[入山アキ子 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/iriyama/








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シンデレラエキスプレス・渡辺裕薫、「とっぴんばらりのぷう」でCDメジャーデビュー 見栄張りの生きづらい社会を風刺  久々の大賞狙う!? [新曲発表]

◆俺の人生、こんなもんよ ハハハハッ~!と高らかに笑い飛ばす。「とっぴんばらりのぷう」と、何処か風変わりなタイトルの歌が2020年10月21日、フリーボードから発売される。歌うのは松竹芸能の漫才師、シンデレラエキスプレスの渡辺裕薫。鬱屈とした、どこかギスギスとした世の中の今、それを笑い飛ばすような楽しいコミックソングである。くよくよ悩むのが馬鹿らしくなるほど、体がわくわくしてくる。販売はキングレコードから。

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赤塚不二夫のギャグマンガのような面白さの「とっぴんばらりのぷう」を
歌うシンデレラエキスプレスの渡辺裕薫


 とっぴんぱらりのぷうは秋田県の方言で、めでたしめでたし、という意味がある。全国には同じような意味を持つ方言は幾つもあるのに、どうして秋田県なのか。
 「この言葉には、子供が喜んでくれそうな響きがあるんです」と、渡辺裕薫は漫才師らしいセンス見せる。
シンデレラエキスプレス・渡辺裕薫・とっぴんばらりのぷう.jpg 歌は見栄を張って、銀座で買った高級革靴を買って一度も履かずに、店の紙袋を振り回して歩いたり、高級寿司店で注文するのはかっぱ巻きとあがりと、ガリだけーといった面白くておかしい主人公が元気に街を闊歩する。まるで植木等の「スーダラ節」を思わせるような楽しいストーリーの締めくくりが、とっぴんぱらりのぷう、という訳である。

 作詞と作曲をした、なにわの最後の演歌師と言われる田浦高志は「今の時代、誰もがどこか無理をして生きている。もっと気楽に生きてもいいんじゃない、という思いで書きました。かつての『スーダラ節』のように、気楽に生きるサラリーマンの雰囲気を再現しました」と明かす。

 漫才師の渡辺裕薫が歌を始めたのは7、8年前。演歌のような「松竹の芸人(おとこ)」という歌を自分で作って、楽屋などで鼻歌で歌っていたのが始まりであった。
 それを聴いた周りの人たちと9人編成のバンドを組んで、劇場で歌っていたという。それだに歌手顔負けの歌いっぷりで、歌謡界に新風を吹き込みそう。
 この人、相当に創造力に富んでいるようで、手作りの月刊の「シンプレ新聞」を作って、もう10年以上も関係者に配り続けているという。

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作詞・作曲は最後のなにわの演歌師・田浦高志

 そうしたところに目を付けたのが、「とっぴんぱらりのぷう」を作詞・作曲した演歌師の田浦高志であった。旧知の、レコード会社・フリーボード(本社・東京都)の勝間光和社長と連絡を取り合って、「歌い手は関西の芸人で」の条件付きでゴーサインをもらった。
 知人を介して渡辺を紹介してもらったといい「歌手として声も出ているし、性格は真面目。しかもおちゃらけなところもあって、僕の提案にも二つ返事でOKしてくれた」と田浦。

 その渡辺は「子供の頃、街に歌が流れていて、自然とテンションが上がっていました。そんな1日の原動力になるような歌にしたいですね」と、早くもヒットに期待を寄せる。

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やるからには高みを目指したいという渡辺裕薫

 シンデレラエキスプレスはデビュー32年になるベテラン漫才師である。活動の場は多くが演芸場である。歌手はゼロ年生というが「CDを1枚1枚地道に売っていくために、色んな所て歌っていきたい」と、新人歌手らしい殊勝なところを見せる。
 歌うことが「本業の漫才の表現力や存在感を高めることにつなげられればいい」とも。

 漫才師のシンデレラエキスプレスは2009年に第44回上方漫才大賞奨励賞を受賞している。歌手、シンデレラエキスプレス・渡辺裕薫としてはー。
 「それ以来、大賞とは縁がないんです。18歳になる息子が、やるからには高い目標を持てと言うんです」
 何やらビッグ賞を狙っているようでもある。


[シンデレラエキスプレス・渡辺裕薫 オフィシャルサイト]
https://twitter.com/cinprecinpre?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
[シンデレラエキスプレス・渡辺裕薫 松竹芸能]
https://www.shochikugeino.co.jp/talents/cinderellaexpress/








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北沢麻衣(徳間ジャパンコミュニケーションズ) 「あの人の好きなうた」新曲発売記念ライブ  私のスタンダードに 大阪・ボニーラ [新曲発表]

◆歌手北沢麻衣の徳間ジャパンコミュニケーションズ移籍第1弾の「あの人が好きなうた」の発売記念ライブが、2020年1月28日、大阪市北区のライブレストラン、ボニーラで開かれた。一般客のほか作曲者の杉本眞人、メディア関係者なども詰めかけた。新曲など全12曲を歌った北沢は「心に仕舞っておきたいような大切な人を想う素敵な歌です。私のスタンダード曲にしたい」と、話した。

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憧れのステージで晴れ晴れとした表情で歌う北沢麻衣


 オープニングで「あの人の好きなうた」を歌った北沢麻衣。憧れのボニーラで歌わせてもらって感動でいっぱいですー。
 北沢麻衣は緊張しているのを隠すかのように声を張り上げた。

 北沢は今年デビュー36年目のベテランである。「私の胸をかじる人」(作詞・浅木じゅん、作曲・杉本眞人)でポリドールからデビューしている。その後、杉本作品など3曲をリリースするが、「港のセレナーデ」を最後に拠点を関西に移して、2011年には「夜を越えて」(作詞・MasumiX、作曲・中西大介)を出すなど、ライブを中心に活動をしていた。

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切ない恋歌を歌って30数年

 それに区切りを付けたのが13年にテイチクエンタテインメントから出した杉本作品の「御堂筋線で / 道頓堀リバーサイドブルース」であった。ライブは続けたが、徐々に関西を飛び出して、活動のエリアを広げてファンも増えていった。

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テレビ、ラジオへの出演も決定している

 今年、1月15日に出した新曲「あの人の好きなうた」は、8枚目のシングルである。36年目でこの枚数は極めて寡作であるが、歌謡曲からジャズ、シャンソンといった幅広く歌いこなす歌唱力には定評がある。

 北沢が30年近くも歌い続けている「港のセレナーデ」もまたそうであるように、こうした大人の切ない恋歌は彼女が得意とするところである。
 このライブでも「港のー」は聴かせたが、誰がカバーしようが何十年も歌い続けている歌に勝るものはなく、これを聴いた杉本も「ゾクゾクとした」というほどに心を揺り動かす。

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多くの期待を背負っての移籍第1弾

 「港のー」も杉本作品である。さらに編曲は宮崎慎二で、「あの人のー」もまた宮崎なのである。杉本は切ないアレンジがいいと、今回もアレンジャーは迷わず宮崎慎二と決めていたという。
 まさに名曲である「港のー」の再来のような楽曲なのである。だから「この歌は売れて欲しいし、売れなくても俺のヒット曲と思っている」と、杉本が絶対的な期待を寄せる理由なのである。

 デビューからずっと北沢を見てきた杉本であるが、この日は初めて彼女の歌声に1番奥の客席からじっと耳を傾けていた。それだけに歌う北沢にとっては、終始、緊張のしっぱなしであった。杉本はいつもは北沢の顔を見るなり、売れないからもう歌は辞めろよ、と言ってきた。ところがこの日ばかりは「今日の北沢はうまかったよ」と絶賛した。

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北沢について語る杉本と田島(右)

 徳間ジャパンコミュニケーションズのディレクター、田島美穂さんも「型にはまらないで、楽しいものを歌えるように、1人ひとりの中に残る歌い手さんであって欲しい」と、去年、新曲の話が持ち込まれるまで存在すら知らなかった北沢の活躍を願う。
 ライブでは在阪のギタリスト、伊藤久順のギター演奏で「銀次 ーGINJIー 」(1986年)も聴かせたが、田島さんは「ギター1本で歌える歌い手さんも少ない中、さらに上を目指してもらいたい」と北沢の歌唱を讃えた。

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愛称・伊藤ちゃん(左)のギターで歌う

 この日集まった人たちを前に北沢は「憧れのライブハウスで歌わせてもらえるなど、ステップアップさせてもらったのは、皆さんのおかげです。素晴らしいステージになりました」と顔をほころばせていた。

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素晴らしいステージが出来たと北沢(左)が言えば、杉本も上手い歌だった-と称えた


[北沢麻衣 オフィシャルサイト]
http://uta-utai.com/
[北沢麻衣 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
https://www.tkma.co.jp/new_release_detail/id=12847








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塩乃華織(日本クラウン)  新曲「七尾線」 発表ライブ  大阪・堂山 umedaTRAD [新曲発表]

塩乃華織 1.jpg◆日本クラウンの歌手、塩乃華織が2019年11月7日、大阪・堂山のライブハウス、umedaTRADで、同6日に出した「七尾線」の発売記念ライブを開いた。新曲を披露した塩乃は「この1曲で1歩前へ進みたい」と、新たなスタートへの意欲をみせた。



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 「七尾線」は、石川県のJR津幡駅から和倉温泉駅まで、能登半島南部を走る単線ローカル鉄道の七尾線が舞台。歌の主人公の女性は、そこを走る観光列車、花嫁のれんに一緒に乗ろうと愛しい男性と約束していたのだが、果たすことが出来ないままに、恋は終わる。塩乃はそんな切ない想いを歌っている。

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 2009年6月「失恋レストラン」で歌手デビューして11年目。2011年に日本クラウンから「陽だまりの花」でメジャーデビューしている。
 歌手デビューから7枚目のシングル、その発売記念ライブが7日、そして来年には◯7歳になるーといった具合に、新曲「七尾線」にちなんで「7」揃い。

 ライブでも、カバー曲メドレーで「女・・・ひとり旅」から「六本木ララバイ」まで、タイトルに1から6のまで数字が入った楽曲を歌って、ラストナンバーの「七尾線」につなげるといった、心憎い構成も見せた。

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西のピアノ演奏で「七尾線」を歌う

 新曲の作詞は内藤綾子、作曲が西つよし。このコンビは2014年に大石まどかが歌った『居酒屋「津軽」』も書いている。作曲家の西はシンガーソングライターでもある。この日は彼のピアノ演奏で「七尾線」を披露する一幕もあった。
 塩乃と西はゴルフ仲間でもあり、兼ねてから彼女が「西先生に曲を書い欲しいと思っていた」ところに、西から「塩乃の伸びやかなハイトーン、そしてビジュアルからして、絶対に俺が書かなければ」と立候補したというから、塩乃は堪らず大喜び。

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挨拶する「七尾線」制作スタッフ、右から2番目が西つよし、その左が内藤綾子、左から2番目が大喜田

 日本クラウンの担当ディレクター、大喜田一人氏はまた「人懐っこい詞とメロディーに塩乃のキャラクターがピッタリと合った作品になった」と、新曲をアピールしていた。

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ファンクラブからプレゼントされたドレス

 ライブ後半は、オープニングに続いてオリジナル曲のオンステージ。衣装はジャケット写真と同じ白色のドレス。今年3月24日の◯6歳の誕生日に、ファンクラブから贈られたという2着のドレスのうちの1着。
 今までの彼女のイメージを変えるようなそれは、ファンの新曲への期待の大きさが織り込まれているようであった。

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 ラストはカップリング曲の「ありふれた口づけ」に続いて、「七尾線」を歌って締めくくり「ますます忙しくなるように歌っていきます」と話していた。

 塩乃は今回会場として使用したumedaTRADでは、2015年から2、3ヶ月に1度の割で定期ライブを開いており、来年2月13日にも予定している。


[塩乃華織 オフィシャルサイト]
https://ameblo.jp/shionokaori/
[塩乃華織 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/shiono/whats.html








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可愛ゆみ(テイチクエンタテインメント) 地元奈良で新曲発表ディナーショー 「下北ひとり」披露 [新曲発表]

可愛ゆみ 2.jpg◆テイチクエンタテインメント移籍第1弾「下北ひとり」を2019年9月18日に出した可愛ゆみ=写真左=が、11月3日、奈良市内のホテルリガーレ春日野で新曲発表ディナーショーを開いた。メイン曲のほかカップリング曲「私も女」も披露。会場には同曲を作詞した鈴木紀代、作曲の西つよしの両人も顔を見せ、西は2010年に自らCDデビューをした「ただ、会いたい~母へ~」(日本クラウン)なども歌って、発表会を盛り立てた。


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 可愛ゆみは、2014年に星乃由美の芸名で、キングレコードから「風の下ツ道」で歌手デビューしている。16年にはアスタエンタテインメントに移って「冬悲恋」を出し、この年から作曲家西つよしに師事している。

 発表会のオープニングで可愛は、キラキラと光るドレスで登場。「緊張し過ぎていますが、この衣装で気合いを入れて歌います」 と、デビュー曲の「風の下ツ道」とセカンドシングル「冬悲恋」でウォーミングアップ。
 2部はしっとりと和服姿。まずは西つよしの作品の「娘馬子唄」(大石まどか)などカバー曲をメドレーで披露し、「下北ひとり」の舞台である青森県を代表する山、岩木山が歌詞に出てくる「帰ってこいよ」(松村和子)も歌った。

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 「下北ひとり」は、青森・陸奥湾に沿って野辺地駅から下北駅まで走るJR大湊線で行く、恋忘れの旅歌なのである。悲しい旅だけに季節は恐らく冬で、どこまで行っても1人である寂しさを感じずにはいられないマイナー調の演歌。
 これを聴いた演歌ファンは「ぜひ覚えて歌いたいです」とも。

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 可愛は奈良県桜井市の出身。この奈良県はテイチク発祥の地でもある。発表会に出席したテイチクエンタテインメントの小松永枝プロデューサーは「このような土地でありながら、県出身の歌手は可愛が初めてなのでは」と、それだけにヒットへ向けての意気込みは強い。

 これを作曲した西つよしは、作曲家としての活動のほか、西つよし&SHIGEZO BANDを結成してライブ活動を行なっている。この日は、そのオリジナル曲「ただ、会いたい~母へ~」(日本クラウン)をはじめ山川豊に提供した「柳川慕情」や「北のゆきこ」(天城実)を聴かせた。

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自らCDデビューした作品を披露する西つよし

 この日はまた、メンバーの1人が可愛の友人という、沖縄を代表する創作太鼓集団、琉球國祭り太鼓の奈良支部の14人によるダイナミックな演舞が披露された。

 西は「可愛の歌の魅力は、高い声と裏返る綺麗な声です。今作を機に歌謡曲じゃなく、演歌路線への変更を求めました。精神的には細いところがあいますが、今の歌唱を続けるようにとアドバイスしています」と話した。
 また作詞の鈴木は「この歌は恋を失った女性が、思い出を捨てに北を旅する物語です。野辺地から各駅停車の列車で可愛さん自身が旅をするような思いで書きました」と、歌への想いを説明した。

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 可愛はそれに応えて「デビューから5年間、昇れなかった高い階段に西先生に押し上げてもらいました。後は私の努力次第です」と、新曲にかける意欲を見せていた。


【インタビュー】 可愛ゆみ、悲恋演歌に挑戦   情感を込め、全国へ伝えるように


◆歌手デビュー5年目の星乃由美が芸名を可愛ゆみに改め、テイチクエンタテインメントから「下北ひとり」を出している。デビューから数えると3枚目のシングルになる。高校生までポップスを歌って勉強してきた彼女であるが、今作ではマイナー調のしっとりとした悲恋演歌に挑戦している。

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 可愛ゆみ。「下北ひとり」を作曲した西つよしが命名した。
 星乃時代には関西を中心にカラオケ発表会のゲストや、色んなイベントで歌っていた。これからは「全国の人に歌を聴いてもらえるように、歌っていくのが目標です」と、ステップアップした意気込みをみせる。

 母親が奈良県桜井市でカラオケ喫茶店を営む。その影響を受けて「20歳になった頃から、カラオケの先生について演歌を習い始めました。ポップスにはない、こぶしや唸りなど表現の仕方が格好いいと思いました」と可愛。

 天童よしみのようなはり歌が好きで、初めてカラオケ大会に出た時に歌ったのも「パワフルな天童さんの歌で挑戦しました」が、「下北ひとり」はしっとりと歌い上げるマイナーな曲調である。
 この曲を書いた作曲家、西つよしは「可愛にとっては挑戦」と、情感を大切にした歌唱を求める。

 可愛も「張って歌うところもあって、歌いがいがあります。カラオケ・演歌好きな人には気に入ってもらえるでしょう」と話している。

 可愛と西との出会いは3年前になる。
 元々、西の作品が好きで歌っていたが、門下生だった先輩歌手から紹介されたのがきっかけだった。以来、月1回のレッスンを受けてきた。
 「ヴィブラートが入ることで、音程が悪くなるクセがありましたが、それを修正するように厳しく指導されました。さらには情感を入れて、言葉が伝わるように、と歌唱を徹底的に叩き込まれなした」

 5年前に歌手デビューしてずっと衣装はドレスだった。今回、着物変更した。「目下、着付けの勉強中なんですよ」とも。


[可愛ゆみ テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/kawai/







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渡辺要(日本クラウン) 新曲「とんぼり流し」  香川・金刀比羅宮でヒット祈願 歌の奉納ミニライブも [新曲発表]

◆日本クラウンの歌手、渡辺要が2019年6月6日、香川県琴平町の金刀比羅宮で、同5日に出した新曲「とんぼり流し」のヒット祈願を行った。2年半振りとなった新曲とそのCDを奉納した渡辺は「いい歌です。この歌にかけます」と話していた。

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神妙な面持ちでヒット祈願をする渡辺要


 「とんぼり流し」は、渡辺要が2014年に出した「王将物語」以来の大阪モノ。道頓堀を舞台にした浪花のド根性演歌である。作詞がたきのえいじ、作曲はすがあきら、編曲伊戸のりお。

 出身地の香川県にある金刀比羅宮でのヒット祈願は毎年行っている。この日は後援会員をはじめ約40人のファンが見守る中、神社のシンボルカラーでもある金色のスーツで身を包んで、本殿で宮司からお祓いを受けた。
 この後、神楽殿で新曲も歌って奉納した。併せてカップリングのひとつ「新内流し」と前作「 母は今でもこころの港」、そして琴平町の観光親善大使を拝命するきっかけとなった「讃岐の女」(2003年) も歌唱して、ファンを喜ばせた。

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新曲を奉納した
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ヒット祈願に参加したファンたちと

 歌の奉納と共に新曲のCDを10枚をポスター、グッズなどと一緒に納めた。

 「とんぼり流し」は発売第1週目にはオリコン演歌・歌謡曲チャート(6月17日付け)では46位にランキングされるほどで、トントン拍子に売れ行きを伸ばしている。
 渡辺は「香川県生まれの大阪人の僕にとって、この歌はタイトルと ♪ とんとんとんぼり とんぼり流し 〜 のフレーズがとても気に入っています。歌手人生をこの歌にかけて頑張ります」と、誓っていた。





[渡辺要 オフィシャルサイト]
http://www.kaname8739.com/index.html
[渡辺要 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/watanabe/whats.html








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瀬戸つよし(日本コロムビア)  「愛の巣」新曲発表会  熱い想いを披露 大阪・ホテルアウィーナ [新曲発表]

瀬戸つよし.jpg◆2019年4月17日に11年ぶりの新曲「愛の巣」(日本コロムビア)を出した歌手、瀬戸つよしの新曲発表会が、同4月30日、大阪・上六のホテルアウィーナ大阪で開かれた。母親やファンなど200人が集まる中、待望の新曲を披露。制作中のプロモーションビデオはドローンを使用し、また10月にはビルボードライブ大阪でコンサートも予定するなど、新曲にかける想いの強さを見せていた。


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 5枚目のシングル「愛の巣」は作詞が阿久悠、作曲は浜圭介による歌謡曲。 ♪ 愛しても 愛しても まだ足りない 〜 と綴られた阿久による歌詞は、熱情的なラブソングとして1992年に日本コロムビアの新人歌手、咲田恭平が歌った楽曲だが、発売後すぐに引退したために長く<幻の名曲>とされてきた。
 それを瀬戸つよしに歌わせるきっかけを作ったのが、彼と交流のあった美空ひばりフィルムコンサート事務局長の西川昭幸氏だった。コロムビアなど関係先に働きかけて実現にこぎつけた。

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 新曲は、瀬戸の個性に合ったものに、とAKB48などの楽曲を多く手がける作・編曲家の中山聡に編曲を依頼し、まったく新しい愛の歌として蘇らせている。
 こうして出来上がった「愛の巣」を瀬戸は、発表会では大粒の汗を流しながらアンコールも含めて3度歌った。

 瀬戸は大阪市で生まれているが、その後、父親の仕事の都合で広島市に移り、地元の大学を卒業し、デビューするまでその街で暮らしている。発表会では広島からやって来た母親の瀬藤二三子さんに、瀬戸が花束を贈るシーンもあった。

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 発表会で瀬戸は、テレビドラマ「戦国最後の勝利者 徳川家康」(テレビ朝日系、1992年)の主題歌に採用されたデビュー曲の「夢の雫」から、2000年に自ら作詞してこの日は手話を交えて歌った臍帯血バンク支援ソング「君の笑顔」や、テレビドラマ「必殺仕事人〜 激闘編」(テレビ朝日系、1985年〜86年)の主題歌をカバーした「女は海」など、これまでのオリジナル曲の数々も披露した。

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 瀬戸は今、サンテレビ(神戸市)で放送中の音楽番組「プレミアム歌謡ショー」の司会を担当しているが、番組にレギュラー出演する山下たか子、青木あき、美山京子がゲスト歌手3人が出演して、それぞれ最新曲などを歌って、新曲のリリースを祝った。

 アンコールまで全13曲を歌った瀬戸は「令和の時代に残る楽曲にしたい」と、新曲「愛の巣」のヒットへ向けての意気込みを話していた。


[瀬戸つよし オフィシャルサイト]
https://www.yoursmile.land/
[瀬戸つよし 日本コロムビア]
https://columbia.jp/artist-info/setotsuyoshi/prof.html








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福島はじめ(日本クラウン)  移籍第1弾の新曲「女の時雨」発表会  初の女歌に挑戦  夢へ向けて発進! [新曲発表]

◆2018年10月3日に出した「女の時雨」で日本クラウンに移籍した福島はじめが、同10月9日、大阪市北区の中之島 LOVE CENTRALで、ファンや業界関係者などを招いて新曲発表会を開いた。福島にとって初めての女歌の作詞を手掛けたのは麻こよみ、作曲は徳久広司という売れっ子コンビ。会場に駆け付けた2人はヒットへの期待を込めて祝福のメッセージを送っていた。

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初の女歌「女の時雨」を披露する福島はじめ


 童顔の福島は終始笑顔だった。好きな歌を歌っていられることが、うれしくで堪らないのである。そんな彼が歌う新曲「女の時雨」は、初めての女歌。当初はカップリング候補だったが、作詞家の麻こよみが「絶対に売れるから」と猛烈に周囲にアピールしてメイン曲になった、という経緯がある。

 別れた男性への想いを胸にひとり酒場で飲む酒は、なぜか心に沁みる-そんな哀しい歌であるが、演歌好きの人には堪らないメロディーでもある。
 福島にとっては初めて歌う女歌であり「詞を何回となく読み返し、仕舞には自然と涙が出てくるほどになるまで読みました」という。そんな状態にまで気持ちを高めてレコーディングに臨んだ作品だった。

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移籍前の前作では三味線も聴かせた

 小柄ながらも歌唱力には以前から定評があった。日本クラウンで行われた移籍オーディションの席では、数曲を審査員に披露したが、ディレクターをして「是非とも育ててみたい」と言わせたほどの力は、まさに遅れてきた<新人>といったところ。
 作曲を担当した徳久も「しっかりとした歌唱力だと感じた」と、歌を聴いた最初の印象を語っている。さらに「歌手は歌さえ上手ければ(上昇への)チャンスはいくらでもある」とエールを送っていた。

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笑顔がうりの福島

 福島の歌手としてのスタートは1996年、21歳の時だった。当時の芸名は高田まさひろ。2000年には椿あきらに改名しているが、2011年3月に東北地方などを襲った東日本大震災で福島県内にあった実家が津波で流されたなど、震災で多くの人が被害を受けたことから「救われた命を亡くなった人の分まで燃やしていこう」と、芸名を福島一(はじめ)に替えて、そして今回の移籍に伴って平仮名に変更した。

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作詞・麻こよみ(右)と作曲・徳久広司のヒットコンビに囲まれた福島はじめ

 発表会では「女の時雨」と当初はメイン曲候補だったカップリングの「夢屋台」をはじめ、移籍前の「津軽恋ふぶき」地元福島への想いを込めた「安達太良カントリーロード」も歌った。
 大好きな女性歌手のひとりである木下結子の代表曲「ノラ」をカバーしたり、「宗右衛門町ブルース」(平和勝次)「酔歌・・・追伸」(吉幾三)など演歌から、今年6月から始めたという電子楽器・エアロフォンの演奏を交えてアニメソング「名探偵コナン」までを披露して、レパートリーの幅広さをアピールした。

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ヒットへの意欲を見せていた

 福島は「多くの方の目の前で新曲を披露出来て光栄でした。いい音楽をたくさんの人に伝えて行けるのは幸せです。歌手である以上は目標は紅白歌合戦への出場であり、そのためにはどうすればいいのか、と今それへの考えをめぐらせています」と、研究熱心な彼ならではのメッセージで集まった人たちの応援を求めた。


[福島はじめ オフィシャルサイト]
https://warakasu.jimdofree.com/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81/
[福島はじめ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/fukushima/whats.html







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みやま健二(徳間ジャパンコミュニケーションズ)  新曲「能登の灯祭り」を披露  発表リサイタル   能登のキリコ祭りをテーマに勇壮に歌う  大阪・朝日生命ホール [新曲発表]

◆徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、みやま健二が2018年9月1日、大阪・高麗橋の朝日生命ホールで新曲「能登の灯祭り」発表リサイタルを開いた。自ら「男意気を歌った自分にピッタリな楽曲」というように、暑さを吹き飛ばすかのように威勢よく祭り歌を披露した。同じレコード会社の浅田あつこが応援ゲストで出演して、最新曲などを歌ってエールを送ったほか、日本クラウンの知里も応援に駆け付けた。2部ではみやまが出演する男ばかり7人の歌手による歌謡ショー「第5回男の演歌」も開かれた。

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御陣所太鼓で新曲「能登の灯祭り」を披露するみやま健二


 年に1度、能登の男たちが熱い想いをたぎらすのが古くから能登地方に伝わるキリコ祭りである。それを歌ったのが「能登の灯祭り」。勇壮な祭り歌を一度歌ってみたい-というみやまの希望を取り入れて制作されたメジャー第2弾。
 リクエストに応えて詞を書いたのはみやび恵である。女性作者であるが、その内容は男顔負けの祭りにかける男の意気込みを感じさせる。「この祭りのために1年間仕事に打ち込む男たちと、それを支える女の優しさが能登の祭りにはあります。それを日本中の人たちに知ってもらえるように歌ってもらいたい」とみやび。

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「能登の灯祭り」の作詞者・みやび恵(左)と作曲者の西つよし(右)
中央はみやま健二

 彼女の詞に格好いいビートの効いた曲を付けたのは西つよし。演歌系の作曲家で、自らのバンドではロック演歌という新分野を拓きつつある。初めてみやまの作品を書いたが「みやまさんの声、雰囲気、歌唱がピタリとはまりました」と、みやびの詞の世界をより男っぽく仕上げた。

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 この日、みやまはオープニングで御陣所太鼓を披露しながら「能登の灯祭り」を全力で歌い、エンディングでも再度歌を聴かせるなど、汗だくで新曲をアピールしていた。
 曲のクライマックス ♪ イヤサカヨッセ ~ に続いては、客席から<サカセ!>の掛け声もあって、歌を盛り上げていた。

 このほかメジャーデビュー曲で2年間歌い続けてきた前作「浜撫子」などオリジナル曲の数々を歌った。また客席に降りて、1人ひとりと握手して来場への感謝の気持ちを示していた。

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「男の演歌」チームがみやまにエールを送る

 2部の「男の演歌」出演者たちがステージに勢ぞろいして新曲発売を祝ったほか、応援ゲストとして出演した浅田あつこは新曲「河内のからくち」など3曲を歌い、男ばかりのステージに花を添えるとともに「新曲がヒットしますように」と話していた。

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応援ゲストの浅田あつこ

 また大阪でのキャンペーンの合間をぬって、日本クラウンの歌手、知里もサプライズで応援メッセージを届けにステージに上がったて、会場を沸かせていた。

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サプライズ出演の知里

 みやまは前作で成しえなかった北日本でのキャンペーンにも今回は挑んでいくとしており、さらに「僕は決して歌は上手いとは思っていませんが、聴いてくれる人たちの心に伝わるくみやまオリジナル>の歌を歌っていきたい」と、新曲へかける強い意気込みを見せた。

■7人衆による男の演歌

 2部の「男の演歌」は、日本クラウンの渡辺要をチームリーダーにたくみ稜(同)光岡洋(同)みやま健二(徳間ジャパン)五条哲也(日本クラウン)福島はじめ(ホリデージャパン)三浦潤の男性歌手7人で構成する演歌歌謡ショー。すでに京都、大阪、神戸、高松で公演しており、今回の大阪会場は2順目。

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第5回男の演歌

 今回は演歌好きの子供に扮した五条、福島が友だちからいじめられながらも、渡辺たち近所のおじさんたちに励まされながら演歌歌手として成長していく寸劇をまじえながら、1人ひとりがオリジナル曲を披露した。
 もちろんみやまはここでも「能登の灯祭り」を歌って、燃えるようなヒットへの想いを見せていた。






[みやま健二 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_release_detail/id=7733&rid=11132







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ファン・カヒ(日本クラウン)  「真昼の白い月」新曲発表会  <もっともっと頑張ります>  師匠の西つよし・同門の竹村こずえらも応援に  大阪・上六 [新曲発表]

◆韓国・釜山出身の歌手、ファン・カヒが2018年3月29日、大阪・上六のホテルアウィーナ大阪で、1月10日に出した日本クラウン2作目の「真昼の白い月」の新曲発表会を開いた。12年に来日し、前作「Jealousy(ジェラシー)」に次いで8枚目のシングル。発表会には新曲を書いた作詞家内藤綾子、作曲家西つよしらも駆けつけて祝辞を述べた。3年前から歌唱指導を続ける西は「よりカヒにマッチした楽曲が出来た」と話していた。同じレコード会社で西の門下生でもある竹村こずえも最新曲「十六夜月の女恋歌」を歌ってエールを送った。

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新曲「真昼の白い月」を披露するファン・カヒ


 おしゃれなポップス歌謡「真昼の白い月」を歌うファン・カヒは、 韓国歌手特有のハスキーボイスを生かし、今まで以上に女性の切なさの表現力を高めている。
 彼女が日本で演歌デビューしたのは、14年に佳姫(かひ)の名前で出した「じょんがら哀歌」(エイフォース・エンターテイメント)であった。以来、今作までに7枚のシングルを出しているが、来日してから1作ごとに表現力を増している。

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 その独特な力強さと優しさがミックスした歌声のベースになるのは、子供の頃から親しんできたという韓国民謡であった。日本の演歌と出会って、2012年から日本で演歌を学び始め、日本デビューに合わせては三味線の特訓も受けたほどの熱心さも見せた。

 カップリング曲の「キスより優しく」も、「真昼の - 」と同様に作詞が内藤綾子、作曲は西つよし。メジャーなメロディーのバラード曲で、男性を慕う女性の優しさが表現されしている。

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紅白のドレスで目指すのは・・・

 この日、「真昼の白い月」「キスより優しく」を披露したファン・カヒは「発売から3ヶ月経ちますが、皆さんの応援が嬉しいし、もっともっとがんばろうといった励みになりました」と、新曲にかける想いを話した。その強い意気込みを表すかのように、ステージには前作の純白の衣装とは打って変わって、真っ赤なドレスで現れた。

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ファン・カヒ(右端)の新曲を祝う作曲家西つよし(右から2人目)左隣が作詞家・内藤綾子

 カヒが西の門下生として指導を受け始めたのは前作の「Jealousy(ジェラシー)」からで、これがメジャー第1作となった。「この作品によって力がモリモリと湧いてきました」とカヒ。
 そんな彼女の歌を3年前に初めて聴いたという西は「今作はカヒのハスキーな声に最もマッチしている作品で、彼女じゃないと歌えないと思っている。とりわけイントロがインパクトがある」と、手放しの喜びようでたあった。

 作詞を担当した内藤は「彼女のハスキーボイスが大好きです。これによってわたしの詞が、より素晴らしくなりました」と話していた。

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同じ西門下生の竹村こずえ

 また同じ西門下生で、日本クラウンの先輩歌手でもある竹村こずえは、新曲の「十六夜月の女恋歌」などを歌い、カヒの新曲発売を祝った。


[ファン・カヒ オフィシャルサイト]
http://hwangkahee.com
[ファン・カヒ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/hwangkahee/whats.html







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安倍里葎子(テイチクエンタテインメント)  復活へ向けて新曲「恋人気分で」を披露  ’20年の歌手生活50周年への意欲見せる  東京・芝 [新曲発表]

◆デビュー曲の「愛のきずな」(1970年)がいきなり100万枚を超す大ヒットして、その年の第12回日本レコード大賞新人賞を受賞するなどした安倍里葎子が、2017年8月21日、テイチクエンタテインメント移籍第1弾として同7月19日に出した新曲「恋人気分で」 https://youtu.be/voNrduvSD5k の発表会を、東京・芝の東京グランドホテルで開いた。この新曲を3年後に迫るデビュー50周年の足がかりにしたい、といった心の内を明かした。


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発表会は「恋人気分で」を作詞したたかたかし、作曲の幸耕平、テイチクミュージックの池田純社長が出席して行われた。オープニングで早速、新曲を披露した安倍里葎子は「いつも頑張り過ぎるきらいがありますが、思い切り走っていきたいです。応援をよろしく」と、新曲への意気込みを話すとともに、 BS12チャンネルで毎週日曜日午後5時半から放送中の「いきいき歌謡塾」の、3代目総合司会を9月24日から務めることを発表した。


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池田純テイチクミュージック社長

池田テイチクミュージック社長は「テイチクで一番足らない部分は歌謡曲部門で、安倍の移籍はそれを補うものです。多くの人に口ずさんでもらえる歌にしたい」と、期待の大きさを見せた。

心に残る歌に

また安倍の歌手としてスタートするきっかけを作って、2017年7月21日に亡くなった作曲家・平尾昌晃について「平尾先生のスカウト第1号でした。すぐに療養生活に入られたので、デビュー曲は鈴木淳先生に書いていただくことになりました。天国で里葎子も頑張ってるな、と言ってくれていると思います」と話した。さらにあがり症の安倍に平尾は「聴く人の心に残る歌を歌うためには、自分自身が楽しく歌うことだろうね」とアドバイスしたとも。


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3年後の50周年へ向けて新曲「恋人気分で」で三度、復活を期す。その歌手生活47年目の新曲は「ファンからも久々にリッちゃんにピッタリな歌。きっとヒットするでしょう、と言われています」と安倍。8月21日付けオリコン演歌チャートでは44位にランキングされている。

発表会ではまた、「恋人気分で」のカップリング曲「狸小路の夜は更けて」「感じるままに私を抱いて」やデビュー曲「愛のきずな」など9曲を披露した。

デュエットのギネスを目指す

安倍は 札幌の女子高を卒業後、地元の音楽喫茶で平尾昌晃にスカウトされ、デビューシングルの「愛のきずな」(1970年8月、キングレコード)がヒットした。同年の第12回日本レコード大賞新人賞などを受賞している。
翌年には「愛のおもいで」「お嫁に行くなら」などのシングルもヒット。ミニスカートで脚線美を披露しての歌唱は、当時、男性ファンの話題をさらった。


デビューして数年後にはヒット曲からも遠ざかると、長い低迷期を過ごしている。復活のきっかけとなったのは、1983年に出した橋幸夫とのデュエット曲「今夜は離さない」だった。
これが大ヒットして、その後も桜木健一、松方弘樹らなどとデュエット曲を次々と出し、デュエットの女王と呼ばれた。


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今作でもカップリング曲の「狸小路の夜は更けて」では、17人目の相手方(恋人)の俳優で歌手のタケ・ウケタとデュエットしている。この日はタケも顔を見せて、息の合ったところを見せてくれた。
安倍が「これからもデュエットのギネスを目指して、歌い続けていきます」と言うと、新しい〈恋人〉役のタケは「覚えやすい歌。17番目らしく歌っていきます」と話していた。

3年後の50周年向けては「走ったり、時には歩いたりして、ヒットだけに固執することなく、ステージを大切に楽しんで歌っていきたいです」と安倍。


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移籍を機に「初心に戻る」という安倍だが、デビュー当時から続けてきた店頭キャンペーンなども、声がかかれば何処へでも行きますよ」と、全国で精力的なキャンペーンを展開していく。


[安倍里葎子 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/abe-ritsuko/

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松本恵美子(メロディーレコーズ)  新曲発表会「瀬田川の宿 / 女の日本海」  大阪・太閤園 [新曲発表]

◆関西を中心に活動しているメロディーレコーズの歌手、松本恵美子が、デビュー10周年を記念して2017年3月に出したシングル「瀬田川の宿 / 女の日本海」の新曲発表会を同4月23日、大阪市都島区の太閤園で開いた。新曲と今までのオリジナル曲など全12曲を歌った。

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松本恵美子


 松本は大阪府内でカラオケ喫茶店を営みながら、関西で歌手活動を続けている。「命のきずな / なにわ愛歌」で2007年に歌手デビュー。14年には男女の恋模様を歌った「恋路橋 / 哀愁の恋みれん」を出している。

 新曲「瀬田川の宿」は、滋賀県を流れる瀬田川を舞台に、未練心を抱いた女性の心情を描いた王道演歌である。作詞・作曲ともに、たきのえいじ。この日の松本の衣装は、「瀬田川の宿」にも出てくる、♪ 源氏絵巻の 絵のように ~ の歌詞に合わせて、源氏物語の絵柄を取り入れた着物。

 カップリングの「女の日本海」も同氏による作品で、やはり関西で活動する歌手、長島一枝とのデュエット曲。衣装はやはり着物だが、こちらは長島と揃いの黒地に花柄。松本と長島は、知り合ってまだ2年というが、今、最も気心が知れた間だという。「行動力のある人で、私のお姉ちゃんのようです」と松本。

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むくどり姉妹の愛称の松本恵美子と長島一枝

 松本の歌謡ショーは、新曲「瀬田川の宿」によるオープニングに続いて、歌手デビュー曲「命のきずな」そのカップリング曲「なにわ愛歌」、前作のカップリング曲「人生ふたり坂」などを歌い、客席の1人ひとりと握手して回った。

 京都シリーズの「恋路橋」「桂川恋歌」も聴かせた。
 前作の「桂川恋歌」(メロディーレコーズ、2016年)は京都シリーズの第2弾で、京女の優しさと強さを歌う王道演歌。
 これより前、14年に出した「恋路橋」が同シリーズ第1弾。男女が織りなす恋模様を歌っているが、タイトルにある恋路橋は架空の橋としてたきのによって書かれたが、京都府相楽郡南山城村の木津川に架かる実際の橋であることが後に分かった、というエピソードもある。
 15年11月には、京都・南山城村で行われた「2015むら活き生きまつり」で、地域振興のために設置された南山城村PR大使に任命されている。

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たきのえいじのギター伴奏で歌う松本恵美子

 「恋路橋」のカップリング「哀愁の恋みれん」も披露したが、これは松本が初めて詞を書いた作品。松本はまた、たきのえいじのギター演奏で、美空ひばりの「津軽のふるさと」なども聴かせて、会場を沸かせていた。

■友人が歌で10周年を祝う

楠本佳生2.jpg 発表会では松本が出演するテレビ番組「演歌ジャックス」のチーフプロデューサー、楠本佳生氏=写真・右=が乾杯の音頭を取り、得意の「そして神戸」のカラオケを披露した。


 ゲスト歌手のMARI、大町武次郎、大沢あすか、近江しげる、桂木龍、長島一枝もオリジナル曲などを歌って、松本の10周年を祝った。

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大沢あすか(左)とMARI

 松本とは同じ「演歌ジャックス」で歌っているMARIはオリジナル曲「ダンスDEムーチョ」を披露。大町武次郎は「どんとこい」(メロディーレコーズ、2015年)、大沢あすかは「北岬」(バップ、2015年)、近江しげるは「一人のお酒」、桂木龍は「ダチ ~友達~ 」(徳間ジャパンコミュニケーションズ、2016年)を歌い、長島一枝は「番場の忠太郎」をカバーしました。

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桂木龍(左)と近江しげる
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大町武次郎(左)と長島一枝

 松本は「最高の1日でした。とてもいい感動をもらいました」と笑顔で応えていた。






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松本恵美子(メロディーレコーズ)  4月23日に新曲「瀬田川の宿」発表会   大阪・太閤園で [新曲発表]

松本恵美子.jpg◆レギュラー出演しているテレビ番組「演歌ジャックス」では、姉ごと呼ばれて慕われているメロディーレコーズの歌手、松本恵美子が2017年3月に新曲「瀬田川の宿」を出したが、それの新曲発表会が同4月23日、大阪市都島区の太閤園・ダイヤモンドホールで開かれる。新曲のカップリング「女の日本海」で松本とデュエットをしている長島一枝も出演する。両曲ともに作詞・作曲を担当したたきのえいじ氏も特別ゲストとして出席する。


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 「瀬田川の宿」は、松本の歌手デビュー10周年を記念した楽曲。恋しい人への未練心を抱いた女性の心情を、滋賀県を流れる瀬田川を舞台に歌い上げる王道演歌。
 カップリング曲の「女の日本海」は長島一枝との仲良しコンビで歌うデュエット曲。揃いの柄の着物で息の合った歌唱を聴かせてくれている。

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 新曲発表会はディナーとカラオケ発表会形式で行われ、開演は午前10時30分から。当日は歌手の桂木龍、近江しげる、大町武次郎、大沢あすかもゲスト出演する。

※問い合わせは松本音楽事務所まで。
電話:072-953-2887


[松本恵美子 メロディーレコーズ]
http://melody-records.com/artist/matsumotoemiko.html






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北沢麻衣(ホリデージャパン) 「真っ赤なワイン」発売記念ライブ 低音を響かせた渾身の新曲  ゲストの杉本眞人「北沢の良さを引き出した」 [新曲発表]

◆見かけによらずに、彼女はビビりなんですよー。ホリデージャパンの歌手、北沢麻衣が2017年4月3日、大阪・阿倍野のあべのキューズモールにあるライブハウス・ROCKTOWNで開いた、新曲「真っ赤なワイン」の発売記念ライブのステージで、ゲストのシンガーソングライターで作曲家の杉本眞人はそのように語った。自らあがり症という彼女は「フィギュアスケートの世界チャンピオン、羽生君じゃないんだから、緊張せずに気楽に歌えば良いのだ」と、この日、自分に言い聞かせてステージに臨み、新曲をはじめ前作までのオリジナル曲など全12曲を歌った。北沢は「いつまでも可愛がってもらえる歌手として、歌い続けていきたい」と話していた。

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「真っ赤なワイン」と「Fifty-Fifty-Love」を歌う北沢

 大阪松竹歌劇団(OSK)を経て1985年に、杉本眞人作曲の「私の胸をかじる人」でポリドールからデビューした北沢麻衣は、以来、きょうまで一貫して、師匠である杉本の作品を歌い続けてきた。その縁もあって、この日の杉本のステージあいさつが実現した。
 前作「御堂筋線で・・・」を2013年に出してからは、不定期で杉本とのジョイントライブ「北沢麻衣 杉本眞人を唄うライブ」を続けているほどで、もともと気心の知れた間柄。

 杉本は「俺の楽曲は売れない、と言ってるのに、今まで提供し続けてきた。でも今作は、いいんじゃないかなぁ ~ と思っている。彼女の良さが出るように、低音が響くように作った」と、手応えを感じ取っていた。
集まったファンの間からも「とてもいい歌。歌ってみたい」などといった声も聞かれた。

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北沢を語るゲストの杉本眞人


 渾身の作品となった「真っ赤なワイン」は、1年の期間をかけて曲想を練って作られた。それだけにホリデージャパンも「みなさんに可愛がってもらって、大きく育ってもらいたい」と、北沢の移籍第1弾のこの作品に大きな期待を寄せている。

 北沢の持ち味の低音を生かしたというだけに、本人が「歌いやすくて、歌えば歌うほどに上手になっていくようです」というように、前作までの歌唱よりもはるかに聴きやすく、魅力ある歌声として耳に入ってくるのが印象的な楽曲である。

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北沢の魅力を感じさせてくれた新曲発売記念ライブ

 その「真っ赤なワイン」には、歌詞の最後に ♪ すき ・・・それだけ ~ とある。好きという言葉にもう照れ臭さを感じる歳のファンが多いからだろうか、北沢は「歌うときには、冷蔵庫の中に仕舞っている大好きな食べ物を連想して言ってみて下さい」と、客席を笑わせていた。

 記念ライブでは「真っ赤なワイン」とカップリング曲「Fifty-Fifty-Love」のほか、前作の「御堂筋線で・・・」「道頓堀リバーサイドブルー」やデビュー曲「私の胸をかじる人」、そして代表曲の「銀次・GINJI-」「港のセレナーデ」などを歌った。
 歌の合間にはデビュー曲のレコード盤を持ち出して、東京で活躍していたポリドール時代のエピソードを披露するなど、30余年の歌手人生を振り返っていた。

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印象的な真っ赤なドレスで「真っ赤なワイン」を歌う北沢

 北沢は「きょうは思い切り歌いました。『真っ赤なワイン』のタイトルが素敵です。内容は大人の女性の主人公をイメージして作って頂いたと聞いています。新しい北沢麻衣を感じてもらえる1曲です」と話し、今夏にはオリジナル曲と懐かしの歌謡曲やジャズ、杉本眞人作品を揃えたライブも開く予定である。

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デビュー曲「私の胸をかじる人」(写真)当時のエピソードを語る北沢

[北沢麻衣 オフィシャルサイト]
http://uta-utai.com/






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井上実香(キングレコード)   道頓堀で新曲「有りン子」を披露  中村泰士が作詞・作曲 [新曲発表]

◆5枚目のシングル「有りン子」を2017年3月8日に出したばかりのキングレコードの歌手、井上実香が同3月21日、大阪・道頓堀のライブハウス・道頓堀ZAZAで、それを披露した。同曲を作詞・作曲した中村泰士がプロデュースするライブ、道頓堀SUPER歌謡劇場の中で歌った。

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 「姉ご肌の歌の主人公、実は女っぽいところもあって、好きな男性からプロポーズされるのを待ち焦がれているんです。そんな女性を想いながら歌っています」
 今までの井上実香の歌からはガラリと変わった、演歌とも違うワルツ調の歌謡曲である。レコーディングの日が、亡くなった父親、竜ジーの名前で知られた、吉本新喜劇の役者、井上竜夫の百か日だった。

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中村泰士(右)と「小心者」をデュエットする井上実香

 「お父ちゃんがずっと見ていてくれたようでした」と、カップリングには父親が芸能生活30周年記念として出して、娘の実香とデュエットした「ナイト大阪」を再収録している。井上は「父の声だけが入ったカラオケも収録していますので、楽しんでもらえると思います」とアピール。
 竜ジーは役者になる前は三橋美智也に憧れて、歌手になりたかったというほどの歌好き。「元調で三橋さんの20~30曲を歌っていたものです」と井上と振り返る。

 井上実香はデビュー24年になるが、今回の新曲で5枚目と寡作である。キングレコードから新曲を出す話があった際に、井上が道頓堀SUPER歌謡劇場への出演をきっかけに、中村にレッスンを申し出ていたこともあって、作詞と作曲を依頼して「有りン子」は出来上がった。

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 中村は「レッスンでは、演歌にこだわる必要はなく、自分の声にあった歌を歌う歌えば良い、とアドバイスした。実香ちゃんは、レッスンを通して自分の歌を見つけたようです」と、話している。

 この日、井上は「有りン子」「ナイト大阪」のほか、前作の「とまり木情話」、さらには梓みちよが歌った「小心者」を中村とデュエットした。
 観客から「有りン子」ヒット祈願と書かれた千羽鶴をプレゼントされた井上は「新曲を歌うことで自分がガラッと変わったようです」と、これからの活動へ期待を膨らませていた。


■1年ぶりに道頓堀へ林よしこ

 道頓堀SUPER歌謡劇場にはまた、1年振りに出演した林よしこ、4月9日によしもとアールアンドシーからデビュー曲「いとおしい」を出すエンジュ、ヒット曲「ホテル」で知られる立花淳一が出演した。

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立花淳一(左)と林よしこ

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エンジュ


[井上実香 オフィシャルサイト]
http://www.geocities.jp/mika_inoue_singer/
[井上実香 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=35548




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男石宜隆(テイチクエンタテインメント)  新曲「大阪泣かせ雨」 大阪で発売記念パーティー ファン250余人が大声援 [新曲発表]

男石宣隆2.jpg◆中高年の女性から人気の高い男石宜隆が2016年9月21日にテイチクエンタテインメントから出したメジャー第1弾の「大阪泣かせ雨」(作詞・仁井谷俊也、作曲・四方章人、編曲・伊戸のりお)の発売を記念したパーティーが9月27日、大阪市都島区の太閤園で開かれ、その新曲が披露された。全国から集まった250人を超えるファンが熱い声援をかけるなか、作曲家の四方章人氏や元大関出島の大鳴門親方も応援に駆け付けて「演歌を元気にしてくれる逸在」などとエールを送っていた。


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 「大阪泣かせ雨」は、男石宜隆の声の魅力でもある澄み切った高音を生かして、恋しい男性を想う歌。カップリングの「おんな宿」も切ない別れを歌った同じ女歌。
 彼は関西のCDショップの組合が主催するカラオケコンテスト、関西歌謡大賞(現・にっぽんうたまつり)のグランプリを受賞し、2012年に自ら作詞作曲した「貴船川恋歌」(販売・テイチク)でCDデビューしている。今回の「大阪泣かせ雨」はメジャー第1作としてテイチクエンタテインメントから出した。

 「大阪泣かせ雨」に先駆けて、かつて台湾へ出かけて歌った際にファンと「次ぎは台湾の楽曲を作ります」と約束して、今年4月に自らが台湾語で作詞・作曲して作ったのが「台湾暮色」
 この作品やデビュー曲の「貴船川恋歌」でも分かるように、今まで彼は演歌のシンガーソングライターとして活動してきた。ところがテイチクの近藤芳樹ディレクターからは「紅白に出場出来たらカップリングの1曲程度は書いてもいい。それまでは曲作りは封印する」と、歌うことへの専念を言い渡されている。

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「大阪泣かせ雨」を一生歌い続ける歌にするという男石宜隆

 かつてポップスを歌っていたという彼は「演歌に転向するのに悩み苦しんだ」という。今回の新曲を出すのに際しても「練習してもうまく歌えずに、どうしていいのか悩み、ディレクターや四方先生に相談しました」と明かしたほど。
 この日は、そうした演歌を歌う以前の「さよなら神戸」「四月の雪」「島人(しまんちゅう)の宝」といった自作楽曲も披露した。

 シンガーソングライター時代には全国のカラオケ喫茶店などへのキャンペーンツアーも行っている。そこでは女性を中心にしたたくさんのファンを作っており、今回のメジャーデビューを支える原動力となっている。パーティーに参加していた最近ファンになったという女性は「福山雅治と速水もこみちを足して2で割ったようなイケメンぶりはもちろんのことですが、高音で誰よりも情感たっぷりに歌うところが大好きです」と話していた。

■誰からも好かれる性格

 パーティーにはファンに交じって男石のメジャーデビューに尽力した人たちが数多く顔を揃えていた。そのひとりが元テイチクエンタテインメントのプロデューサー、中西雄一氏。今回の新曲までには実力が伴っていないと、メジャー入りにノーを言い続けてきたが「歌が素晴らしく良くなったことと、男女を問わず彼の人に好かれる性格の良さがいい」と、発売を後押しした。

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写真左=作曲を担当した四方章人(左)と握手する男石宜隆
同右 =テイチクの近藤ディレクター

 作曲家の四方章人氏はまた「甘い声と輝いている目がいい。演歌を元気にしてくれるものと信じています」と激励。ディレクターの近藤芳樹氏は「彼とこの歌を育てていくのはファンの皆さんです。一緒に大きなステーシに押し上げてやって下さい」と呼びかけた。
 スペシャルゲストの大相撲の年寄・大鳴戸親方(元大関出島)は「男石さんとは顔も身体も正反対ですが、1999年に私は紅白に審査員として出演したことがあります。彼にはこの席を出発点として紅白に出るのを楽しみにしています」とエールを送った。

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大鳴戸親方

 オープニングから終始客席から聞こえていたのは、女性からの<ノブちゃん>コールだった。男石は「これから10年、20年たっても、ノブちゃんコールをもらいながら一生大切に『大阪泣かせ雨』は歌い続けていきます」と、話していた。

 来年3月には同じテイチクエンタテインメントの入山アキ子と沖縄県でコンサートを開催することも決まっているという。


[男石宜隆 オフィシャルサイト]
http://ameblo.jp/oishinobutaka
[男石宜隆 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/oishi/







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