(写真:江川誠志)
大塚宝による和太鼓の演奏に合わせて舞台センターからせり上がる坂本は、黄色の和服。歌うのはやはりデビュー曲の「あばれ太鼓」である。
デビューしていきなり80万枚という枚数を売ったというこの楽曲は、今年5月7日に出した男唄を集めたアルバム「男唄」(16曲)にも収録している。ステージでは欠かせない楽曲になっている。
そんな大阪での舞台とあって、この日は「大阪の女」「大阪で生まれた女」といった大阪をテーマにした楽曲も披露。
これより先にはヒット曲「また君に恋してる」を歌い、演歌、歌謡曲と歌い分けた。衣装も和服から赤色のロングドレスに着替え、頭には真っ赤な髪飾りと、艶やかさを見せた。
坂本は作曲家猪俣公章に見い出されてプロデビューした。この日は「祝い酒」「火の国の女」など師匠である彼の作品も披露して、冬美ファンを楽しませてくれた。
(写真:江川誠志)
今回の公演では坂本と同じ事務所の森山愛子が初舞台を踏んでいる。芝居では坂本演じる加賀屋歌右衛門の世話をする役者加賀屋歌吉を熱演。そしてオンステージでは「おんな節」「忘れないで」のオリジナル2曲を歌った。
(写真:江川誠志)
オンステージのクライマックスは代表曲の「夜桜お七」、最新曲の「男の火祭り」、そして♪ 人生やっるきゃないさ ~ と、人生の応援歌「風に立つ」を歌って、大きな拍手の中で幕を閉じた。
「男の火祭り」はふる里の和歌山の那智の火祭りをイメージして歌ったもので、ステージでは松明を手に持った男たちがバックを務めて盛り上げた。
[坂本冬美 オフィシャルサイト]
http://fuyumi-fc.com/
[坂本冬美 ユニバーサルミュージック]
http://store.universal-music.co.jp/fs/artist/c/sakamoto
[大阪・新歌舞伎座]
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