このところしっとり演歌が多かった-と話す中村は、明るくみんなと一緒に歌えるような歌が欲しかったという。
♪ この世は女で 廻るのよ ~ と「ゆったりとしたテンポで、どことなくバタ臭いイントロ」のこの歌は、全編浪曲調の雰囲気が漂い「私らしく歌える」と微笑む。
「肩が凝らずに聴いてもらい、口ずさんでもらえる歌だと思っています」と中村。
「いつの時代も男性よりも女性がしっかりとしています。まして最近は行動派の女性が多く、歌では艶やかな花と、それに集まる蝶(男性)の群れを、カラッと表現した」(中村)ようであるだけに、たくさんの人たちに受け入れられそうだ。
「わが家では私が家にいることが少ないので、すべて私に合わせてもらっています(笑)」
ステージでは必ず歌う代表曲の「河内おとこ節」のように、新たな代表曲にしたいと期待を募らせる。
衣装にもひと工夫を凝らしている。
ドレスの上に着物を着て、細めの帯を締めるというもので「着物ドレス」と呼んでいる。
「コンサートやディナーショーではお客さんは、いろんな衣装を見るのも楽しみにしておられます。そんな時にこの<着物ドレス>だと、素早く着替えることが出来るし、いろんな組合わせも出来るんですよ」(中村)
変化が欲しかった。この歌ではじけたい-と中村がいうように、「この世は女で廻るのよ」にかける意気込みは大きいようで、この世は美律子で廻るのよ-にでもしたいのかもしれない。
1月は神野美伽と新歌舞伎座1ヶ月公演
来年1月2日から25日までの大阪・新歌舞伎座の新春特別公演は、今年に続いて神野美伽とふたりによる歌と芝居を見せてくれる。今年の正月に次いで2度目のふたりでの新春公演である。
「年齢は神野よりも10歳といくつか上だが、身長は10センチ以上も低い」というふたりだが、歌う楽曲も明るく元気なところは似ているとというが「私はやや大雑把」というところは、神野とは正反対のようだ。
それに合わせての体力作りでもないが、10月末、恒例となっている後援会イベントのウォーキング会を開いている。毎年春と秋の年2回実施している。今秋は静岡県熱海市の初島へ渡って秋を満喫したという。
[中村美律子 オフィシャルサイト]
http://www.goldenmusic.co.jp/mitsuko_nakamura.html
[中村美律子 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=34462