◆新興のレコード会社ホリデージャパン(東京都港区、亜樹広俊社長)の所属歌手のほぼ全員が出演する歌謡ショー「ホリデージャパン歌謡フェスタ」が2016年6月26日、大阪市中央区のNHK大阪ホールで開かれた。毎年、東京と大阪で開かている。今年、大阪会場には中条きよし、宮路オサム、加門亮、アローナイツ(木下あきら)ニック・ニューサ(田中収)などのベテランのほか西山ひとみ、若原りょうといった中堅や在阪の歌手も出演。最新曲などを披露した。

NHK大阪ホールに出演者全員が勢ぞろいした「ホリデージャパン歌謡フェスタ」


 ほぼ満員の観客で埋め尽くされた会場では、毎回ゲストを迎えて歌を披露する同社制作のテレビ番組「歌う!セールスマン」のステージバージョンが繰り広げられた。宮路オサムが扮するミヤジ営業部長を中心にハラダ課長(原田ヒロシ)カナ秘書(大下香奈)といった同社所属の歌手がドラマ仕立てで番組を進行し、歌も披露するという内容。


アローナイツ(木下あきら)を迎えての「歌う!セールスマン」

 この日はアローナイツ(木下あきら)西山ひとみ加門亮、しいの乙吉が<ゲスト>として登場し、それぞれ「情熱のダンス」「小島の女」「横浜(ハマ)のブルース」「あなたと歩きたい」を聴かせた。宮路も「恋は紅いバラ」を歌った。


今も高い人気の中条きよし

 ホリデージャパンはヒット曲を持つたくさんのベテラン歌手が若手を引っ張っている。
そのベテランの中でも人気絶大なのが中条きよしであろう。この日もステージに現れると大きな歓声が沸き起り、去年10月に出した女歌「たんぽぽ」「うそ」を歌った。
 中条と言えば今も再放送されている人気テレビ番組「必殺」シリーズでも知られている。その撮影裏話も披露するとともに「人生には3度チャンスがある。ぼくも『うそ』で歌のヒットを出し、『必殺』シリーズでは夢だった役者にもなれた。もうひとつチャンスがあるはず」と話していた。


まだまだ若いものには負けられないという宮路オサム

石原裕次郎を彷彿させる歌が人気の加門亮

 ベテラン勢の懐かしいヒット曲も次々と飛び出した。ニック・ニューサ(田中収)「サチコ」と「母に捧げるレクイエム」を歌うとアローナイツ(木下あきら)「中の島ブルース」と「最後にもう一度」を、加門亮はもちろん「神戸北クラブ」と「麗子」。そして宮路オサムはあの大ヒット曲「なみだの操」と最新曲の「惚れて・・・玄界灘」をたっぷりと聴かせた。


在阪歌手たち(左から川口、背味、青木、新)

 在阪歌手も多数出演した。川口哲也は7月21日に出す新曲「雪の故郷」を早くも披露。背味孝太郎「葉桜の恋」青木あき「ひめごと」生駒尚子「浪花の女房」新浩司「北慕情」を、それぞれ歌った。
 名古屋芸術大学で声楽を学んだといういずはら玲子は得意のキーボードで昭和歌謡の数々を演奏。自身も「京都の恋」を歌った。


[ホリデージャパン]
http://www.holiday-japan.co.jp/menu/home02.htm