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中村美律子(キングレコード)  ライフワークの盲導犬寄贈  日本ライトハウスへ 37頭目 デビュー30周年の今年はあと2頭を予定 [イベント]

◆デビュー30周年を迎えている歌手、中村美律子が2016年6月26日、大阪市北区のザ・シンフォニーホールで開かれた日本ライトハウス主催のチャリティークラシックコンサートで、ライフワークの盲導犬育成支援金を寄付した。今後この育成資金で育てられた盲導犬は、希望する視聴覚障害者に手渡れる。中村が支援金によって寄贈した盲導犬は今回で37頭目になるが、今年は30周年に合わせてあと2頭を寄贈することで3頭を贈る予定にしている。

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盲導犬に囲まれてご機嫌な中村美律子

 この日中村美律子が寄付したのは盲導犬1頭分の育成資金として200万円。シンフォニーホールのステージで日本ライトハウスの橋本照夫理事長に目録を手渡し、理事長からは感謝状が中村に贈られた。中村は「これからも盲導犬育成のための活動を続けていきます」と応えた。

 盲導犬の育成を行う日本ライトハウスに中村が盲導犬(育成資金)を寄付するのは今回で25頭目。贈呈式には7年半前に盲導犬・マリンを贈られた岡元美子さんも同席。中村に自作のポーチをプレゼントして「マリンちゃんといつもスポーツセンターへ通ったり楽しく外出しています。これからも健康増進もかねてマリンちゃんと一緒に歩いていきます」と話していた。

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岡元さんから記念品を受け取る中村美律子

 贈呈式では、コンサートで演奏した千里フィルハーモニア大阪の指揮者で東京芸術大学学長の澤和樹さんたちと対談した中村は「クラシックコンサートで演歌とのコラボもやりたいですね」と話していた。

 中村が盲導犬(育成支援金)を贈ることを始めたのはデビュー8年目の1993(平成5)年。「壺坂情話」(作詞・たかたかし、作曲・富田梓仁)を出したのがきっかけだった。浄瑠璃「壺坂霊験記」をモチーフにして目の不自由な夫を支える主人公を歌った歌謡浪曲で、中村の代表曲にもなっている。中村は前年にはNHKの紅白歌合戦に初出場しており、それへの感謝の気持ちも込めて盲導犬の育成活動を始めた。紅白歌合戦へは93年も連続出場を果たし、今までに15回の出場を記録している。

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橋本日本ライトハウス理事長へ目録を贈る中村美律子

 94年には盲導犬育成をはじめ福祉活動を目的にした「みつまめ会」を発足させ、チャリティーコンサートやチャリティーゴルフコンペなどで募金活動も行っている。

 盲導犬は現在、国内で984頭が活躍しているが、希望している視聴覚障害者の数は8千人ともいわれている。その頭数はまだまだ足りないのが現状で中村は過去、1年間に5頭も寄贈したこともあった。
 デビュー30周年にあたる今年は、それを記念してこの日に寄贈した1頭も含めて3頭の寄贈をする。うち1頭は中村が今年3月に出した「土佐女房」が縁で高知県観光特使を務める高知県への寄贈が決まっている。


[中村美律子 オフィシャルサイト]
http://www.goldenmusic.co.jp/mitsuko_nakamura.html
[中村美律子 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=34462





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