◆ブルース演歌「あかね雲」で新境地に挑戦している竹村こずえが2016年10月29日、大阪府泉佐野市のエブノ泉の森ホールで「こずえと歌仲間の秋祭りコンサート」を開いた。渡辺要、みやま健二らをゲストに迎えて、迫力ある歌声を会場いっぱいに届けていた。





 運転する10トントラックの助手席に幼い子どもを乗せて子育てをしてきた竹村こずえが、そのパワーを歌に振り向けて2014年に「能登の海鳴り」でデビューして今年で3年目を迎えている。2016年8月には第4弾シングル「あかね雲」を出し、去年には初のカバーアルバム「竹村こずえアルバム ~こずえ節・其の一~」を出している。




















 この日のステージでは、身長146センチの小さな彼女が、力いっぱいにパンチを効かせたデビューシングルの「能登の海鳴り」「こずえのトラック野郎」(2015年)「越前恋おんな」(2015年)のオリジナル曲を歌い、歌謡浪曲「決闘高田の馬場」(島津亜矢)と得意の三味線演奏を交えた「じょんから女節」(長山洋子)といったカバー曲も披露した。

 最新曲「あかね雲」(2016年8月)は「カバーアルバムに収録したブルースの楽曲が好評だったことを受けて挑戦した作品」(竹村)で、彼女の真骨頂とも言えるパンチの効いた楽曲でありながら、切ない女心をブルース調に歌い上げている。


「こずえ米」をPRする竹村こずえ

 会場では竹村が実母の実家がある京都府南丹市で、自ら田植えをして収穫した「こずえ米」をPR。CDの販売コーナーでは、可愛いピンクの袋に詰められたそれを買い求めるファンの姿も見られた。



















渡辺要(左)とみやま健二

 来年1月には待望の新曲のリリースが予定されている特別ゲストの渡辺要「蟹工船」「兄弟船」「王将物語」「女のちぎり」「人生男節」「大間崎漁歌」を歌った。
新曲「浜撫子」が好調なみやま健二「北の漁場」「俺のいい女」「京都恋めぐり」「ふたりの明日」「泪橋」「浜撫子」を歌った。
 このほかゲストには弓月美佳、美山愛、有田てる美といった大阪・南部や和歌山を地盤に活躍している歌手も出演し、最新曲を披露した。


弓月美佳

有田てる美

美山愛

 ラストはこの日の出演者が全員勢揃いして「高校三年生」を歌い、竹村は「これからもいろんな楽曲にチャレンジして歌っていきたい」と、意気込みをみせていた。





[竹村こずえ オフィシャルサイト]
http://www.tree-top.jp/index.html
[竹村こずえ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/takemura/whats.html