「京都慕情」では京都から舞妓さんの衣装一式を借りてきて歌ったんですよ ー 。歌手渚ゆう子がヒット曲にまつわるエピソードを披露し、デビー7日目という日本クラウンの新人歌手、一条貫太は、まだ緊張感が取れないのか少々硬めな表情でデビュー曲「ふたりの始発駅」を歌い、4月に奈良テレビ放送・J:COMなどで放送されている演歌番組「演歌ジャックス」の収録が大阪市内で行われた。





 「京都の恋」(1970年6月)「京都慕情」(同12月)とベンチャーズ作曲の楽曲で立て続けにヒットを出した渚ゆう子は、この日の収録では「京都慕情」「さいはて慕情」(1971年)を歌った。ゲストコーナーで渚は「紅白初出場した『京都慕情』では、舞妓さんのスタイルで歌いましたが、京都から衣装を一式取り寄せました。若かったわぁ〜」と、その頃を懐かしんだ。


渚ゆう子

 第13回日本レコード大賞歌唱賞を受賞した「さいはて慕情」では、当時、雑誌の企画で歌の舞台となった北海道を1人旅をしている。歌のラストに登場する汽車の警笛は「全国を歩いて汽車の音を録っていたミキサーさんが、この曲のために録音したものです」と語った。



 平成生まれの昭和なボイスをキャッチフレーズに2018年3月7日に日本クラウンからデビューした一条貫太は、デビュー曲の「ふたりの始発駅」を歌った。平成8(1996)年生まれの現役大学生の21歳である。テレビの歌唱コンテスト番組の決勝で3位になったことが、デビューのきっかけとなった。


一条貫太

 すでに大学4年間の単位を取得済みで、今年は「歌手・一条貫太の名前を1人でも多くの人に知って、覚えてもらえるように頑張ります」と、緊張気味に話していた。
懐かしい昭和歌謡を思わせる「ふたりの始発駅」を、一条は「三連のリズムなのでカラオケでも歌いやすいです」と、アピールしていた。


【レギュラー出演者】


林よしこ「ときめいて」

MARI「男と女の第2章」

小川リエ「浪花の一番星」

TAIKI「グッバイ・マイ・ロード」

青海 涼「夢恋街」

花咲里佳「青い薔薇 La rosa azul」

結城 彩「ふたりの法善寺」

三好亜葎子「露草の花」

新 星民「百歳時代」

岩井都美子「酔っぱらっちゃった」(カバー)

中村さおり「北旅愁」(カバー)

小池史子(司会)