◆日本クラウンの歌手、塩乃華織が2019年11月7日、大阪・堂山のライブハウス、umedaTRADで、同6日に出した「七尾線」の発売記念ライブを開いた。新曲を披露した塩乃は「この1曲で1歩前へ進みたい」と、新たなスタートへの意欲をみせた。













 「七尾線」は、石川県のJR津幡駅から和倉温泉駅まで、能登半島南部を走る単線ローカル鉄道の七尾線が舞台。歌の主人公の女性は、そこを走る観光列車、花嫁のれんに一緒に乗ろうと愛しい男性と約束していたのだが、果たすことが出来ないままに、恋は終わる。塩乃はそんな切ない想いを歌っている。



 2009年6月「失恋レストラン」で歌手デビューして11年目。2011年に日本クラウンから「陽だまりの花」でメジャーデビューしている。
 歌手デビューから7枚目のシングル、その発売記念ライブが7日、そして来年には◯7歳になるーといった具合に、新曲「七尾線」にちなんで「7」揃い。

 ライブでも、カバー曲メドレーで「女・・・ひとり旅」から「六本木ララバイ」まで、タイトルに1から6のまで数字が入った楽曲を歌って、ラストナンバーの「七尾線」につなげるといった、心憎い構成も見せた。


西のピアノ演奏で「七尾線」を歌う

 新曲の作詞は内藤綾子、作曲が西つよし。このコンビは2014年に大石まどかが歌った『居酒屋「津軽」』も書いている。作曲家の西はシンガーソングライターでもある。この日は彼のピアノ演奏で「七尾線」を披露する一幕もあった。
 塩乃と西はゴルフ仲間でもあり、兼ねてから彼女が「西先生に曲を書い欲しいと思っていた」ところに、西から「塩乃の伸びやかなハイトーン、そしてビジュアルからして、絶対に俺が書かなければ」と立候補したというから、塩乃は堪らず大喜び。


挨拶する「七尾線」制作スタッフ、右から2番目が西つよし、その左が内藤綾子、左から2番目が大喜田

 日本クラウンの担当ディレクター、大喜田一人氏はまた「人懐っこい詞とメロディーに塩乃のキャラクターがピッタリと合った作品になった」と、新曲をアピールしていた。


ファンクラブからプレゼントされたドレス

 ライブ後半は、オープニングに続いてオリジナル曲のオンステージ。衣装はジャケット写真と同じ白色のドレス。今年3月24日の◯6歳の誕生日に、ファンクラブから贈られたという2着のドレスのうちの1着。
 今までの彼女のイメージを変えるようなそれは、ファンの新曲への期待の大きさが織り込まれているようであった。



 ラストはカップリング曲の「ありふれた口づけ」に続いて、「七尾線」を歌って締めくくり「ますます忙しくなるように歌っていきます」と話していた。

 塩乃は今回会場として使用したumedaTRADでは、2015年から2、3ヶ月に1度の割で定期ライブを開いており、来年2月13日にも予定している。


[塩乃華織 オフィシャルサイト]
https://ameblo.jp/shionokaori/
[塩乃華織 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/shiono/whats.html