きぬかけの路を歩いた3人
きぬかけの路のスタートとなった嵐山
「Music news jp」の記者の呼びかけに応じたもので。阪急大阪梅田駅を出発した3人は、嵐電嵐山駅で乗り換えて、仁和寺の最寄駅である御室仁和寺駅で下車。仁和寺から金閣寺まで、きぬかけの路の逆ルートを進んだ。
途中、喫茶店での休憩をはさんで、この日の最高気温は31度という炎天下の中、衣笠山の麓を汗を拭きふき歩いた。
最初のポイントである仁和寺は、駅前からまっすぐ参道が続いていた。広大な寺院の土地には数多くの建物が建っているが、二王門、中門をくぐって金堂へ。ここまで来るにもかなりの距離がある。金堂ではさい銭を入れて、思いおもいの願いに手を合わせた。
仁和寺金堂前で「きぬかけの路」のCDを手に記念撮影
次に向かった龍安寺は枯山水の石庭で知られた禅寺である。ここでは石庭をバックに「きぬかけの路」のCDを手にアピール。麻こよみ作詞によるこの歌、2度と戻らぬ恋に区切りを付けに来た女の1人旅を描いている。ところが石庭を眺める人たちの顔はどれも楽しそうで、切ない演歌の世界とは縁遠かった。
境内の鏡容池をぐるっとひと回りしたが、室町時代の創建らしく枯山水の名に違わず、平安時代に遡る前の仁和寺と違って質素な趣が漂ってくる。
龍安寺の山門で
石庭をバックに岩城会長と三上さん
さて、きぬかけの路もあとは金閣寺を残すだけで、いよいよクライマックスである。3人にも疲れが見られるようになってきた。お洒落な雰囲気がある喫茶店で休憩することにした。出発してから初めてのコーヒーは有り難かった。
そこを出てからも20分近く歩いただろうか、ようやくド派手な金色に塗られた金閣寺が目に入ってきた。閉門までにあと1時間ほどである。鮮やかな金色のためであろうか、前の2寺と違ってはるかに世俗化されているように感じたが、やはりここは雪景色の中で見るのが1番なのだろうか。
金閣寺をバックに「きぬかけの路」
歌の3番に ♪ この路 歩いて ひとつずつ捨てていきます 想い出を 〜 とあるが、 確かにきぬかけの路を歩き終わる頃には、疲れてもう恋なんてどうでもいいーと思えてくるはずである。少なくとも66歳の記者はそう思った。
CD「きぬかけの路」は5月に発売されてオリコンチャート最高位は5位で、7月20日付では41位と健闘している。
新型コロナウイルスの感染拡大のため、この日、参加したCDショップでもキャンペーンが出来ずにいるが「3寺での参拝によって、幾らかでもCDの売上げに貢献できれば有り難い」と話していた。
[水城なつみ オフィシャルサイト]
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