◆白いマスクに紫の蝶が舞う。2020年9月2日、大阪市内で行われたテレビ音楽番組「演歌ジャックス」の10月放送分の収録では、ゲスト出演した元看護師の歌手、入山アキ子(テイチクエンタテインメント)が、特製のオリジナルマスクを番組スタッフに配り、9月9日に出す新曲「 月に笑う蝶」をアピール すると共に、新型コロナウイルスへの感染防止を呼びかけた。もう1人のゲスト、デビュー3年目の島あきの(日本クラウン)は7月に出した新曲「海峡わかれ宿」を歌う。


入山アキ子(左)と島あきの


 「演歌ジャックス」は奈良テレビ放送、J:COM 11Chなどで放送されている演歌・歌謡曲をはじめとした音楽番組。この日収録された番組は、10月に関西各地のほか九州でも放映される。

 入山アキ子は9月9日(救急の日)が誕生日というのは如何にも元看護師らしい。その日が新曲「月に笑う蝶」の発売日なのである。デビューして12年の中でも、こうした偶然は「奇跡の年です。底力が湧いてきます」と、番組のゲストトークのコーナーで話していた。今まで3作続いた悪女シリーズから、今作では蝶に変わってどん底から舞い上がっていく人生の応援歌を歌う。


9月9日発売の「月に笑う蝶」を歌う入山アキ子

 「私の心情を重ねて舞い上がる」。彼女の今までの人生は、いつも誰かに寄り添われて一緒に頑張って生きてきた。新曲のたびに「色んなチャンスを頂けるので、それに応えるように、精一杯に挑戦している」といった律儀なスタイルが多くの人に好感を与える。♪ どうせどん底 ~ と開き直る「月に笑う蝶」は、入山の道程であった。そこに優しい「看護の心」を見せる。


 小さな頃から歌がうまいと評判であった島あきのは、2年前に北島三郎の後押しもあって「津軽海峡」でデビューし、「海峡わかれ宿」は3作目になる。デビューから全て原譲二(北島三郎)が詞を書いている。今作では作曲も原が手がけた「全面的な北島三郎プロデュース」の作品で、歌い方や表現など全てで北島になり切って歌歌うのは「尊敬の念を込めて」のことだという。


演歌界の有村架純?

 三拍子のメロディーの「海峡わかれ宿」は、そのリズムに乗って歌うのが良いという。「踊らなくてもいいが、直立よりも言葉をポンポンと跳ねさせる方が良い」。北島はこうアドバイスしたという。
 元々は直立で歌うことが多かったもっと島にとっては、こうした歌い方は初体験であった。島は「もっと切なさを表現する最適な形を模索中です」と話していた。

■演歌ジャックス名物のコスプレコーナー

 すっかり番組名物となったMARI(アクトラスレコード)のコスプレ。今月は「オズの魔法使い」。12歳の少女、ドロシーに姿を変えた。今月放送中の番組では、妖艶なマリリンモンローを演じるが、その変わりぶりには周りの人たちもビックリであった。
 かつて街頭で歌を披露していた頃も名コスプレイヤーぶりを発揮していた、というから番組ではますます本モノ度を高めている。


12歳のドロシーを演じるMARI

 コメント出演するのは「太鼓男祭り」を8月19日に出したばかりのみやま健二(テイチクエンタテインメント)。歌唱はプロモーションビデオの放映になるが「移籍第1弾です。これを聴いて祭り気分を存分に味わって下さい」を呼びかける。


新曲「太鼓男祭り」をアピールする みやま健二


【レギュラー出演者と歌唱曲】

林よしこ 「君の手を」

MARI「男と女の第2章」「ダンスDEムーチョ」「オーバー・ザ・レインボー

TAIKI 「I`ll remenber you」

岩井都美子「夏のお嬢さん」「ボヘミアン」

JACKS娘 「白い色は恋人の色」

島幸作「夫婦の旅路」

平井一郎 「真知子」

勝丸禄寿介 「神戸でお別れ」

MAKI 「You ‘d Be So Nice To Come Home To」

HIRO 「二歳からのお願い」

司会: 小池史子(左)とファンキー・コバ


演歌ジャックスの放送日

奈良テレビ放送 毎週水曜日 午後2時放送
J:COM 11Ch 毎週火曜日 午前10時放送
天草ケーブルネットワーク 毎週月曜日~金曜日 午後4時放送
兵庫養父市CATV 毎日午後5時(再放送・同6時)


[メディアジャックス]
http://www.mediajacks.jp/