デビュー当時からの熱烈なファンのほか、東京以外からもやって来た人たちなど約200人が集まった。
オープニングでは新曲を披露した。
傷ついた心を癒やす旅に出る女性を描いた物悲しい歌の内容だが、永井はそこをあえて元気いっぱいに歌っている。
永井は「東京都内でこのような盛大なイベントを開催させていただくのは、10周年の時のリサイタル以来です。歌いながらリサイタルのことなどを思い出しながら、うれしいやら緊張するやで、よけい緊張しました」とあいさつ。
その後のミニコンサートでは、新曲のほか「男の情歌」「菜の花情歌」、カバー曲から「緋牡丹博徒」「漁歌」、新曲のカップリング曲「明日に咲け」など全10曲を熱唱し、最後までファンとのアットホームな楽しい時間を過ごした。
元はと言えば、新曲は09年8月発売の10周年記念シングル「男の情歌」のカップリング曲だった。制作段階でもめた末に「男の情歌」が、メーン曲に決まったというエピソードがある。
しかしその後の「北陸本線冬の旅」の評判が良く、今回、スケールを大きく派手なサウンドにリミックスしてニュー・シングルのメーン曲として発売することになった。
永井は「新曲を発売するとカップリング曲も必ず歌うようにしていますが、この曲だけは<今は歌いたくない、もっと先に...>と、歌ってきませんて゜した。その気持ちが通じたのでしょうか、メーン曲として発売されました。私にはパワーがあるんじゃないかと思っています」と話していた。
[永井裕子 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=13787