40年前に出会ったという哀調感漂うヤンレー節をモチーフにして作られた「舟唄やんれ」 http://music-news-jp.blog.so-net.ne.jp/2012-06-20 で、メジャー歌手の仲間入れを果たした鳴門家寿美若。今まで櫓の上では何度となく歌ってきたが、これからはステージで歌うことも多くなる。20、21の両日には大阪と神戸で流行歌ライブに出演し、「歌詞を忘れてしまうのでは」と不安と心配を抱えながら発ステージを踏んだという。
この日は櫓の上で新曲「舟唄やんれ」を披露。ヤンレー節をモチーフにしたメロディーに、貧しい男女が純愛を遂げられずに悩み苦しむ姿を歌っている。メロディー同様に哀しい物語だが、それに合わせて踊る人たちからは、悲しみを乗り越えて力強く生きようとするエネルギーを感じさせていた。
これに先駆け寿美若は、神社の社殿で「大ヒット間違いなし」と、ヒット祈願を行い、応援に駆け付けた田中誠太八尾市長から「応援団の1人として、この歌を広めていきたい」と、激励を受けていた。
作詞をしたもず唱平さんは「マイナーな旋律の楽曲ですが、八尾に伝わる伝承音頭のヤンレー節をモチーフにしており、地域の人のつながりを感じさせてくれる」と、歌の持つ力の大きさに期待を寄せていた。
作曲を担当した三山敏さんは「初めてヤンレー節を聴いて、何か作品を作れそうだと感じてから20数年がたち、こうして楽曲が出来あがったことを嬉しく思っています」と感慨深げだった。
「舟唄やんれ」に合わせて輪になって踊る人たち
寿美若は「幼い頃から持ち続けていた歌手になりたいと夢が、やっとかないました。新曲の『舟唄やんれ』とヤンレー節を全国の人々に知ってもらいたい」と話し、「できれば東北の被災地を訪ねて、歌を聴いてもらうことで心を癒してもらえるとうれしいです」と次の夢を語っていた。
なお鳴門家寿美若は、これから関西を中心にキャンペーンを予定しいるが、7月7日には「舟唄やんれ」発売記念キャンペーンを大阪府岸和田市の岸和田トークタウン(午後1時から)と、堺市のおおとりウイングス(午後4時から)、8日には東大阪市のロンモール布施(午後1時から)と大阪・十三の恵比須堂本町店(午後4時から)で行う。
また16日にはイズミヤ今福店(午後1時から)と東大阪市のミヤコ瓢箪山(午後4時半から)で予定している。
18日の大阪流行歌ライブ(BIG CAT 午後12時から)にも出演する予定だ。
[鳴門家寿美若 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/narutoya/