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井上由美子(キングレコード)、「相馬に雨が」 幅広い人に聞いて歌ってほしい  次は大阪でコンサートも [インタビュー]

井上由美子.jpg◆武者が乗った騎馬が疾駆する勇壮な本祭りを挟んで、今年も7月23、24、25の3日間、相馬野馬追祭が福島県南相馬市で繰り広げられた。
 井上由美子 = 写真 = の新曲「相馬に雨が」(作詞たかたかし、作曲弦哲也、編曲南郷達也)は、その祭りをテーマに、1年ぶりの男女の逢瀬を歌ったものだ。

 井上も7月25日には、新曲のキャンペーンのため南相馬市を訪ねた。ジャスコ相馬店で開かれた、相馬では初めてのキャンペーンのためだった。
 歌唱1時間前には、祭りを締めくくる野馬懸が行われる小高神社へも参拝して成功を祈った。

 今まで彼女が歌ってきた楽曲とは「雰囲気がまったく違うので、ゆっくりと売れていくのではないでしょうか。しかも、ファンはもちろんのこと、今までは演歌とは縁遠かった私と同世代の人たちにも幅広く、歌い、聞いてもらえるように思います」と井上。

 この歌は曲が先に出来上がったという。弦哲也がギターを弾きながら作った曲に、詞が付いた。
 歌は2番までだが、歌唱時間は4分40秒と長い。「カラオケで歌っても長くステージに立っていることができる」

 曲名に地名が付くのは、「大阪紙芝居」(2008年)以来である。大阪以外では初めてだ。今回はカップリング「奥能登ひとり」でも地名を入れた。
 2007年1月に発売した「夾竹桃の咲く岬」では、曲名にこそ地名は出てこないが、千葉県富津市の富津岬を歌っている。それが縁で8月には、富津市から富津観光大使に任命されている。

 以来、富津市は町を挙げて井上を応援する。
 地元のある海苔製造会社では、富津名産の乾燥のりに彼女の名前をブランド名に採り入れ、「由美子のり」として販売している。市の観光案内所は新曲「相馬に雨が」のポスターを貼り出してアピールしているというほどだ。
 4月には富津公民館でチャリティーコンサートを開催している。

 「富津でも新曲をヒットさせようと応援してもらっています。各地の歌を歌うことで街と街をつなぐことができればいいなぁ、と思っています」



井上由美子2.jpg◆3年前からはカラオケ誌で「井上由美子の私"絶対"痩せたるでぇ~!」 といった連載を始めている。自身のあくなきダイエットへの挑戦記録である。
 取材で記者から「最近丸くなっていない?」と指摘されたのがきっかけで、書くようになった。

 食べることは大好きという井上だけに、ダイエットはなかなか難しいテーマのようである。読者からは、文章がおもしろい―といった声も寄せられているそうだが、最近では原稿を書くためにダイエットをあれこれ試しているようなもので、「これからは連載のタイトルが、<由美子の食べたるで―>に替わるかもしれません」と、笑わせる。

 昨年11月からはブログ「井上由美子のなんでやねん!?」も始めている。携帯電話で毎日更新を続ける。
 「毎日の足跡を残しており、最近は母がそれを見るのを楽しみにしてくれています」


 歌手を目指していた井上は、中学校の卒業式が終わると、その足で母親と一緒に上京した。念願かなって2004年1月に「恋の糸ぐるま」でキングレコードからデビュー。昨年1月7日にはデビュー5周年を記念して、東京・四谷区民ホールでファーストコンサートを行っている。

 しかし関西でのコンサートはまだだ。
 「上京当初は中学時代の同級生にはデビューできるまでは連絡しないと思って頑張って来ました。少しずつ欲が出て、テレビに出演したら、次の新曲が出るまでは、と連絡を先延ばしにしてきました」が、同級生も少しずつ歌手になったことを知ってくれるようになってきたという。

 「今、自分の欲は大阪でのコンサートを開きたい。そして歌だけではなくお芝居も盛り込みたいですね」と、意欲を見せている。
 そして「歌を聴いてもらっている人たちに元気を与えられる歌手を目指したい。演歌・歌謡曲にこだわることなく、詞の心を人々に伝えられるいろんな歌を歌って行きたい」とも成長ぶりも感じさせてくれた。



[井上由美子の公式ホームページ]
http://www.arder-jiro.co.jp/yumiko/index.html
[井上由美子のなんでやねん!?]
http://ameblo.jp/yumiko-inoue/






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