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はやぶさ、王道のムード歌謡が人気 ニュームード歌謡の「赤坂レイニー・ナイト」 [インタビュー]

◆赤坂、一ツ木通り、薬研坂ーー。ムード歌謡の聖地とも言える東京の地名が散りばめられた、新世代歌謡グループ、はやぶさの日本クラウン移籍第2弾の「赤坂レイニー・ナイト」が、「王道に立ち返ったムード歌謡」と好評である。2024年2月の発売前から予約キャンペーンを展開するなど、リリース後はチャート1位を獲得。「初めてステージを見た人たちも、ショーの終わりには口ずさんでくれている」ほど。ムード歌謡復活へ向けて期待が大きい。

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写真・はやぶさの2人(ヒカル=左=とヤマト)


 「赤坂レイニー・ナイト」は鶴岡雅義と東京ロマンチカの名曲「小樽のひとよ」などを作曲し、ムード歌謡のレジェンドとも言われる鶴岡雅義の手によって作曲された。まさにこれぞムード歌謡ーといった作品なのである。

 はやぶさは元々、ムード歌謡を歌う歌謡グループとして「ヨコハマ横恋慕」で2012年にデビューしている。
 鶴岡雅義とはやぶさは、14年に発売された「ロマンティック東京」(ビクターエンタテインメント)が初顔合わせの楽曲であった。「鶴岡先生のメロディーに、かず翼先生の歌詩が乗ってムード満点」となった作品である。

 この前年、はやぶさはファースト・アルバム「歌謡カヴァーソングス」(6曲を収録)を出しているが、この中で鶴岡の代表作である「小樽のひとよ」を収録した。「これの発売記念イベントに鶴岡先生に来て頂いたんです。それが翌年の『ロマンティック東京』につながった訳です」

 デビュー当時のはやぶさはメインヴォーカルのヒカルヤマトショウヤ(体調不良で18年に引退)の3人で歌っていた。グループは演歌歌手を目指していたヒカルと、幼い頃から石原裕次郎が大好きでムード歌謡を歌ってきたヤマトといった違いもあった。

 そうした違いも生かして、ムード歌謡をはじめ多彩な楽曲に挑戦して、幅広いファン層を獲得していった。

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写真・大阪発流行歌ライブで歌うはやぶさ(2024年5月15日)

 クラウンへの移籍第1弾は23年2月に出した「外苑西通り」であった。やはり鶴岡による作曲作品である。これに際してヒカルは、例えば語尾をはっきりと表現する演歌とは違う、ムード歌謡独特の声の出し方になどについてレッスンを受けている。
 「歌いじりがじビブラートであったり、声のボリュームも演歌とは全く違うし、戸惑いを感じる事ばかりでした」

 ヤマトも「逆に僕が演歌を歌えと言われると、同じように困惑していたでしょうから、大変だったと思います」と同情する。

 悩んでいるヒカルに鶴岡は東京ロマンチカのヴォーカルだった三条正人の話を聞かせた。三条は1967年に東京ロマンチカに加入して、メインヴォーカルとして「小樽のひとよ」を歌って大ヒットさせている。
 「三条さんも元々は演歌を歌っていたそうで、東京ロマンチカに入ってから苦労してソフトな、あのムードたっぷりな歌い方に変えたというんです。それを聞いて僕ももっと勉強しなければ、と決意を新たにしたんです」

 元東京ロマンチカのメンバーでもあった歌手の浜博也も彼らに「ムード歌謡は聴いている人の邪魔をしない事だよ」とアドバイスを送っている。
 「この言葉も心に刺さりました」とヒカル
 これでもかと言うほどに歌い込まずに、さらりとソフトに聴かせる。ムード歌謡の真髄かもしれないと。

 小学生の時から石原裕次郎の歌を歌っていたというヤマト。そんな歌手になりたい、と夢を描いていた彼にとって鶴岡メロディーは「言葉にはし辛いけれど、古賀メロディーを受け継ぎラテン音楽の影響も受けて、目に見えない独特のムードを作り出しておられます」と、称える。

 誰にでも経験がある、人を恋しく想う心と人に寄り添うような柔らかなメロディーが運んでくれる優しい歌詞。それがムード歌謡だとはやぶさの2人は新たなムード歌謡への挑戦を今、始めたばかりである。


動画・ニュームード歌謡への意気込みを語るはやぶさ

 今年7月31日にはクラウン移籍後初のアルバムを発売する。はやぶさ・大滝ひかる・駿河ヤマトが三つ巴になって歌う、そのタイトルもズバリ「三つ巴」。はやぶさのムード歌謡、ヒカルの演歌、ヤマトのムード歌謡と、ソロも含めて全10曲を収録する。


[はやぶさ オフィシャルサイト]
https://8823.click/
[はやぶさ 日本クラウン]
https://www.crownrecord.co.jp/s/c01/artist/hayabusa/news?ima=0718&ct=ryuko








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エクシング、大阪でもJOYSOUND X1シリーズの新モデルをお披露目 [新製品]

◆ジョイサウンドのブランドで知られる通信カラオケのエクシング(本社・名古屋市瑞穂区、水谷靖社長)は2024年5月22日に発表して、今夏に発売を予定しているナイト市場に向けての新機種「JOYSOUND X1」(JS-NX10)の発表展示会を28日、大阪市内のホテルで開いた。

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写真・新機種の説明をする係員(ウエスティンホテル大阪で)


 カラオケパブ・スナックなどのナイト市場に特化した業務用通信カラオケの新機種で、高感度でクリアな音質で歌いやすさを向上させ、臨場感と歌い心地の良さを実現したという。
 それを可能したのはデジタルコンデンサーマイクやハイレゾ対応の最新パワーアンプを採用したことにある。

 新搭載のカラオケ専用生音源「X-LebenⅡ」では、31万曲以上の豊富な楽曲を搭載したほか、日本フィルハーモニー交響楽団の世界的奏者の演奏を音源化している。

 オプションの「RecTV forJOYSOUND」を利用すると、レコチョク提供の公式ミュージックビデオやライブ映像4万3000曲以上が見放題で、プレイリスト機能を使うと演歌・歌謡曲や90年代のヒット曲、アニメソングなどの楽曲を連続再生出来る。

 歌うだけでなくスマートフォンにつなげるだけで、「早押しクイズ」コミュニケーションゲーム「マーダーミステリー」や人気の「人狼ゲーム」などナイトシーンを盛り上げるコンテンツも盛り込んでいる。

 大雨の悪天候にも関わらず、大阪会場には200人を上回る特約店やカラオケ店などの人たちが訪れて、よりクリアになった音質を実際ににカラオケを歌って確かめていた。
 また、東京・大阪で同じ歌唱空間を共有出来ることも実演して見せていた。

 展示会はきょう29日に名古屋市で開催されるほか仙台、札幌、福岡でも順に行われる。








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新ユニット「OSAKAスリー」が発足  大阪・梅田でお披露目ライブ 浪花の〈純烈〉へ [ライブ]

◆民謡歌手の坂崎守寛、シンガーソングライターで作詞・作曲家の舞ゆうじ、演歌歌手の森川大輔の、いずれも関西で活動する3人によって新たなユニット「OSAKAスリー」が結成され、そのお披露目ライブが2024年5月27日、大阪・梅田のジャズハウス、ロイヤルホースで開かれた。揃いのTシャツ姿でそれぞれのオリジナル曲を3人で歌った。将来はオリジナル曲もリリースか。

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写真・OSAKAスリー


 ライブは関西発歌謡曲応援の会の特別バージョンとして行われた。
 坂崎守寛、舞ゆうじ、森川大輔がまずはそれぞれの最新曲を歌って自己紹介をした。
 坂崎は自身のキャッチフレーズをそのままタイトルにした歌謡曲「浪花の若大将」でアピール。舞は浅田あつこへ提供している「西成の櫻(はな)」をギターの弾き語りをして「専門は曲を作ることですが、選んでもらって光栄です」。
 森川は日本コロムビア移籍第2弾の「横浜アバンチュール」を歌った。

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写真・坂崎守寛

 関西民謡界の若手、坂崎守寛は従来の民謡に留まらず、自らが初めて作詞と作曲をしたという、アップテンポなロック調なオリジナル曲「イナズマ」を、17歳の高校生が弾く津軽三味線に合わせて初披露。
 「この楽曲をOSAKAスリーのライブで育てて行きたい。将来は着物でロックフェスにも出てみたい」

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写真・舞ゆうじ

 舞ゆうじは18歳で上京して吉幾三のミュージックスクールで勉強した経験を持つこともあって、この日は吉の「酔歌」のほか、寺尾聰の「ルビーの指輪」をカバーした。
 関西在住で自らの門下生でもある歌手、伊東さちこに提供した「月下美人」、19年前に他界したという父親の出身地の大分県を舞台に歌ったオリジナル曲「こころの故郷」も披露した。

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写真・森川大輔

 森川大輔はサラリーマンを経て、母親が作詞した「天空の城 竹田城」で歌手デビューしている。日本コロムビアに移籍してから出した2枚のシングルのカップリング曲である「大阪レイニーブルー」「酒ごころ」を歌ってアピールした。

 最後に揃いのTシャツ姿で3人は「今まで別々に活動してきましたが、一緒に歌う事で大いに刺激を受けました。頼れる仲間が出来ました」と、これからの活動への意欲みせた。

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写真・女性ゲストを交えて全員で
左端が松浦ゆみ、右端が妃月洋子

 OSAKAスリーは今後、ラジオ出演やライブなどを予定している。この日のライブにはまた、松浦ゆみ、妃月洋子がゲスト出演して華を添えた。








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「源氏物語」の紫式部ゆかりの石山寺へ 第36回歌を歩く [イベント]

◆大阪からJR新快速電車で約45分で最寄駅の石山駅に着く。瀬田川沿いにある目的地の石山寺へはここから歩いて約40分である。2020年7月の第1回目の京都・きぬかけの路から前回の神戸・布引の滝・灘五郷を巡った、35回に渡るコースの中で最も短いコースであった。24年5月25日の歌の舞台を歩いて訪ねる大人の遠足、「歌を歩く」の36回目は「源氏物語」の作者である紫式部ゆかりの石山寺を訪ねた。

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写真・石山寺の門前に立つ参加者
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写真・境内には平安の雅を感じさせる演出も


 先の見えない山道を歩いたり、猛暑の中を汗びっしょりになってただひたすら目的地を目指したり、と今まで「歌を歩く」は、さまざまな環境の中で歌の聖地を歩いて訪ねてきた。歩いて歩いてとにかく歩くことを目的にした大人の遠足なのである。

 目的地をどこにするかを決めたり、そこにまつわる歌を選定するのはすべて「Music news jp」の編集長であるボクが行っている。ただし現地でのナビゲーターはその都度、参加者の誰かに任せて、ボクはぶらぶら歩いて写真を撮るだけ、と決め込んでいる。

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写真・京阪石山坂本線に沿って住宅街の道を歩く
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写真・御陵神社前で。壬申の乱で敗北した、天智天皇の長子である大友皇子(弘文天皇)を祭神として祀っている
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写真・イロハモミジ(Google調べ)が綺麗な新幹線の線路脇にある住友活機園。住友財閥2代総理事・伊庭貞剛(近江源氏佐々木氏支流伊庭氏の一族)が引退後に居住した邸宅。活機とは俗世を離れながらも人情の機微に通じること

 さて、今回は平安時代の歌人で作家である紫式部が超大作のラブストーリー「源氏物語」を書き始めた場所とされている滋賀・大津市の石山寺をその〈聖地〉とした。

 午前10時30分にJR大阪駅中央改札近くに集合して、45分発の新快速に乗った。石山駅は京都駅からは新快速で2つ目の駅である。普段は降りることもない所だ。

 到着するともう昼前。すぐに食事をする店を探すことにした。腹ごしらえをしないと歩けない。
 しかしこれといった店がないので、石山寺まで行って門前にあるであろう食堂に入ることにした。探し当てた店の中は混み合っていて、しばらく待って席についた。
 注文したのは天ぷらそば。まずますの味に満足する。

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写真・門前の食堂で天ぷらそば
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写真・食堂の軒下にはツバメの姿も

 満腹になったところで、いよいよ寺へ入る。入山料が600円。「にゅうざんりょう」であって、「いりやまりょう」ではない。本堂や多宝塔、毘沙門堂などを見ながら瀬田川、そこに架かる瀬田の唐橋をバックに記念撮影。

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写真・たくさんの人が詰めかけていた本堂
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写真・紫式部の源氏の間を再現

 本堂には今から千年前に紫式部が「源氏物語」を書いた源氏の間を再現して見せてくれている人気のコーナーもあった。

 平安の昔は観光客もいないから、もっともっと静かで物語を書くには良い環境であったのであろう。

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写真・境内には巨木も数多く見られた
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写真・瀬田川をバック

 参拝の後、再びJR石山駅を目指したが、今度は「市街地のSカーブを走る京阪電車に乗る」といった提案もあって、わずか2駅であるが電車に乗った。

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写真・乗ったのは去年劇場公開されたアニメ映画「響け!ユーフォニアム」のラッピング車両であった
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写真・石山駅近くの市街地を走る京阪石山坂本線の車内から
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写真・水分補給は忘れないようにね~

 
※次回は6月23日に決定。行き先は成世昌平さんの「三十石船哀歌」をテーマに、大阪・枚方から京都・伏見を目指して歩きます。








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第246回歌謡曲応援の会、7人が最新曲を披露 [ライブ]

◆横浜や千葉から来阪した歌手を含め7人が出演した第246回歌謡曲応援の会が2024年5月22日、大阪・梅田のジャズハウス、ロイヤルホースで開かれた。

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写真・勢ぞろいした出演者たち


 出演したのは青山慶彦、尼乃旭(あまのひかる)太秦こうじ、あずみ万里子・松本久茂、宮坂志乃、山田リエの7人。

 青山慶彦は電気メーカーを退職後に歌謡界に入り、今は歌手と共に歌と話し方の講師も兼任している83歳。
 「道ひとすじ」「めぐり逢うために」などを歌った。

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写真・青山慶彦
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写真・尼乃旭

 尼乃旭はこの日、唯一の和服姿での歌唱。代表作としている「心願」のほか「浅野内匠頭」などを歌った。近く映画にも出演するとアピールしていた。

 太秦こうじは京都・太秦にある自身のカラオケ店で定期ライブを開催中。京都・嵐山を舞台にした「愛の嵐山」「流れ雲」などを歌った。

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写真・太秦こうじ

 横浜からやって来たあずみ万里子は、この日披露した「貴方へのメッセージ」「汐入川秘恋」の新曲2曲の発表会を4月に大阪市内で開いたばかり。デビュー15周年を記念したもの。

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写真・あずみ万里子
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写真・松本久茂

 あずみの新曲を書いたのは建築家でシンガーソングライターの松本久茂。その発表会は自ら設計した大阪市内のビル内で開いている。
 あずみの新曲のもう1曲の「この想いあなたに」をピアノで弾き語りをしたほか、自身のアルバム「First」に収録している「夜のカメリア」も歌唱した。

 千葉からの宮坂志乃は華道など15種の資格を持ち、元は老人ホームの栄養士もしていたほど。この日は歌手デビュー曲の「雪蛍」その続編で好きな2人が結ばれる「こころの花」などを歌った。

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写真・宮坂志乃
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写真・山田リエ

 山田リエは婚活コミュニケーションひろば・結婚相談所を運営するほか、結婚式プロデュース、MCも行う。歌手は最も新しい5つ目の仕事だという。
 オリジナル曲「相生橋ビジット」「時のいたずら」などを歌った。








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第222回KOBE流行歌ライブ、芸能生活60周年の湯原昌幸と藤井香愛、原田波人、城山みつきが出演 [ライブ]

◆ 第1回開催から20年目に突入しているKOBE流行歌ライブの第222回公演が2024年5月16日、神戸市兵庫区の新開地アートひろば2階ボールで開かれた。芸能生活60周年を迎えている湯原昌幸が出演。たきのえいじ作詞、杉本眞人作曲の「人生半分」などを歌い、自らの歌手人生もまだ半ばである事を示した。共演した藤井香愛、原田波人、城山みつきの3人はいずれもデビュー10年未満の若手。大先輩のステージは若い3人にとって励みになったようだ。

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写真・4人の出演者たち


 17歳で歌手デビューした湯原昌幸は、グループサウンズ(GS)のスウィング・ウエストでヴォーカルの力を磨くが、その時のヒット曲が「雨のバラード」。ソロになってそれをリメークしたところ、さらに大ヒットとなって今では代表曲である。
 それから50余年。観客の多くはそれを待ち望んでいた。

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写真・湯原昌幸

 GSにちなんで「花の首飾り」(ザ・タイガース)「バラ色の雲」(ヴィレッジ・シンガーズ)「あの時君は若かった」(ザ・スパイダース)「好きさ好きさ好きさ」(ザ・カーナビーツ)と、60年代のGS作品をメドレーした。
 最後は新曲の「たそがれロマン」で締めくくった。


 藤井香愛はデビュー6年目。不動産会社での勤務などを経て、30歳を前に歌手デビューの夢を掴んでいる。〈かわい〜〉のコールが飛び交う中、前作の「夢告鳥」から歌った。次の「一夜桃色」は4枚目のシングルで、22年の輝く日本レコード大賞日本作曲家協会選奨受賞曲でもある。

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写真・藤井香愛

 自身のコーナー、最後の曲は今年4月に出したばかりの6枚目のシングル「純情レボリューション」であった。
 男の勝手で弄ばれるような女じゃないわよ、見くびらないでーと、格好良く啖呵を切る女性が主人公。あっ〜胸がすっきりしたーといった声が聞こえてきそうな1曲である。


 原田波人はデビュー3年目。この日のメインコーナーのトップバッターであった。歌唱に先駆けて響き渡ったのが、このところKOBE流行歌ライブの合言葉にもなっている〈KOBE流行歌ライブ〜サイコ〜〜!〉の叫び声。
 デビュー第2弾の「偽りのくちびる」(22年)から歌った。

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写真・原田波人

 今年3月に出したのが「万燈籠」。原田は「原点回帰した女歌です」という。実は彼が歌手としてデビューする大きなきっかけとなったNHKのど自慢に出場した際に歌った曲が長山洋子の「蜩ーひぐらしー」であったのだ。
 その女歌に戻った新曲「万燈籠」は、あの日告白された「好きだよ」の言葉が忘れられずに想い悩む女性を、この日の出演者の中で最も若い21歳が歌った。


 城山みつきは推薦曲コーナーでの出演。デビュー9年目で、今年2月に5年ぶりの新曲を出した。デビュー以来、作曲家弦哲也に曲を書いてもらうのが夢であったという。

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写真・城山みつき

 それがかなったのが新曲「慟哭の海」である。「この曲のダイナミックなスケール感を味わって欲しいです」と城山。カップリングの「男のほまれ」も歌った。

※写真・記事の無断使用はお断りします。








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第319回大阪発流行歌ライブ、葵かを里、幸田和也、寺本圭佑、はやぶさ、ブルーの5組が出演 [ライブ]

葵かを里、幸田和也、寺本圭佑、はやぶさ、ブルーの5組が出演した第319回大阪発流行歌ライブが2024年5月15日、大阪・心斎橋のライブハウス、BIG CATで開かれた。男性出演者4組に混じって唯ひとり女性の葵かを里。流行歌ライブで初めてのトリと合わせて、緊張の中にも嬉しさは隠せないようであった。

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写真・勢ぞろいした出演者たち


 デビュー20周年を迎えている葵かを里は、新曲を発売する度に出演している大阪発流行歌ライブで初のトリを務めた。5組の出演者の中で唯一の女性でもあった。
 舞ながら歌う演歌歌手の異名を取る彼女には、日本舞踊の芙蓉香という名前がある。さらに最近では自ら歌う楽曲の作曲も手がけており、作曲家としての筆名である茶野香と、3つの名前を使い分ける多彩な人である。

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写真・葵かを里

 ライブではまず10周年記念曲「二月堂」から歌った。奈良を舞台とした作品である。彼女にはもう1作、奈良を歌った楽曲がある。前作の「吉野千本桜」という義経と静御前の悲恋の物語であり、この作品では現地で桜木の植樹も行っている。
 作曲家茶野香の作品をメドレーで紹介したほか、最後は20周年記念の新曲「城端 曳山祭」も披露した。


 大阪・羽曳野市出身の幸田和也はデビュー16年になる。大阪市内でカラオケスナックを経営しながら歌手活動をしていたが、レコード会社の誘いもあって拠点を大阪から東京へ移して10年になるという。
 今年2月に同ライブのホリデージャパンスペシャルに出演している。4月には大阪市内で開かれたレコード会社主催の歌謡フェスタにも出演するなど、地元大阪での活動も活発である。

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写真・幸田和也

 新曲のカップリング曲「秋の別れ」から披露した。大阪にも馴染みがあるチョー・ヨンピルの「釜山港へ帰れ」大阪市出身で23年前に亡くなった河島英五の代表曲「酒と泪と男と女」をカバー。
 新曲は前作までとガラッと趣を変えた、ムードたっぷりな「哀しみのシルエット」。「3連のリズムの楽曲が欲しい、といった希望がかなった」作品で、多くの人たちから好評だという。


 歌う宅配便とまで呼ばれる寺本圭佑は、出来るだけ皆さんの身近な所で歌いたいーと、1年間の多くを全国各地で行うライブやコンサートで費やしている。
 奈良市出身でデビュー15年目を迎えたばかり。デビュー時は奈良出身らしく〈東大寺四郎〉と名乗っていた。シンガーソングライター、小田純平の門下生としてメキメキ力を付けて、提供された楽曲は28曲にもなる。門下の優等生でもある。

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写真・寺本圭佑

 その寺本が大きく変わったと言われるようになったのは2021年リリースの「望郷本線」からで、これを境に歌手としての存在感を高めることになった。
 この日はこれと共に次作の「折鶴夜曲 〜おりづるやきょく〜 」(2022年)そして今年4月に発売したばかりの「ほおずり」と、いずれも聴くものが涙するもいう〈泣きの3部作〉とされる作品を聴かせた。


 大滝ひかる駿河ヤマトによるデュオのはやぶさ。ムード歌謡を歌うグループとして2012年にデビューしている。22年に日本クラウンに移籍しており、それぞれソロとしての活動も始めている。
 大滝が「あの日の花吹雪」駿河の「ズルい男に乾杯!!」と、それぞれのソロデビュー曲を披露して、大滝の演歌、駿河のムード歌謡といった具合に得意分野を明確にした。

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写真・はやぶさ

 もちろんはやぶさとしての新曲「赤坂レイニー・ナイト」(24年2月)も披露した。雨の赤坂で別れた人を想う切ない女心を歌う3連のムード歌謡。鶴岡雅義が「はやぶさのために書きます」と作曲したもの。
 赤坂は「ムード歌謡の聖地でもある」(はやぶさ)ことから、ムード歌謡グループとしての本領発揮を狙っている。
 彼らのコーナーの最後は「岩壁の母」。「知り合いでもなかった2人を急速に近づけたのがこの作品でした」とか。


 推薦曲コーナーに出演したのはブルー。去年4月に発売した「ノスタルジックな~もう恋なんてできないと思っていたのに~」を歌った。

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写真・ブルー

 20年に出した「ノスタルジックな」の続編だという。CDには「夏影」「或る人の物語」も収録している。

※写真・記事の無断使用はお断りします。

[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/index.html








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琴音けい子、大衆演劇の〈劇団雷照〉の雷照威吹姫座長の舞に合わせて歌を披露 [イベント]

◆大阪・豊中市の阪急庄内天満座で2024年5月18日、「第1回阪急庄内まつり 歌謡ヒットパレード」が開かれた。

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写真・琴音けい子


 在阪の米沢ひでかず、小芝陽子、ハン・ウギョン、小島さち、清水英彰、琴音けい子が出演。最新曲や大衆演劇の役者が歌に合わせて踊る添え舞いも披露した。

 今年、カラオケ喫茶店カラオケホール琴音(兵庫県丹波篠山市)の開店1周年を迎える琴音けい子は、最新曲の「おおさかシネマ」のほか、民話「鶴の恩返し」をモチーフに島津亜矢が歌っている「おつう」を情感たっぷりに歌った。

 阪急庄内天満座は大衆演劇専用劇場として14年に豊中市庄内にオープンしたが、17年に同市内の商業ビル・サンパテオの3階に移転している。

 新たな試みとして歌謡ショーを大衆演劇の前イベントとして盛り込んだ。主催者は「継続して開催したい」と話している。

 この日は人気の劇団雷照(座長・雷照威吹姫)の団員が交互に歌手の歌唱に合わせて踊りを見せた。
 雷照威吹姫は琴音が歌う「花わずらい」に合わせて舞った。









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寺本圭佑、歌う宅配便が涙の宅配便に 新曲「ほおずり」 実話3部作の第3弾が話題に 賞レースに意欲 [インタビュー]

「望郷本線」「折鶴夜曲 〜おりづるやきょく〜」に次いで、実話3部作の第3弾として歌手寺本圭佑が2024年4月に発売した「ほおすり」(作詞・鮫島琉星、作曲・小田純平、編曲・矢田部正)が話題になっている。この楽曲を担当したフリーの音楽ディレクターの実体験を元に書かれた作品で、通夜から出棺までの間、棺に横たわる母親と息子の2人だけの会話を描いている。休みなく全国でライブ・コンサートを開いて〈歌の宅配便〉と呼ばれてきたが、この3部作では〈涙の宅配便〉と改名されそうなほど、聴く人の涙を誘う。

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写真・年末の賞レースに意欲を見せる寺本圭佑


 発売をやめた方がいいのでは。歌詞を変えた方がいいよーーなど、今までになかった歌詞だけに、制作陣の間では喧喧諤諤のやり取りがあった。
 「作詞家の鮫島さんが寺本にこれをどうしても歌って欲しい、と強力に押されたこともあって、ゴーサインが出ました」と寺本圭佑

 決して暗く歌うのではなく、明るく歌うことで陥りがちな陰気さをなくした。
 歌は母親の髪の毛を撫でて頬擦りするところで終わり、最後に出棺の合図を示すクラクションの音が静かに響く。

 確かにこうした内容の楽曲は今までになかった。肉親の通夜を体験した人にとってはそのシーンが蘇ってくるだろうし、そうではない20代や30代の若い世代の人たちも「子どもを持つ親として切なさを感じます」と感想を話しているほどである。

 誰もが迎えなければいけない親の死であるが、少なからず母親との別れは「一本刀土俵入り」「瞼の母」など母ものの歌の例を出すまでもなく、多くの人の涙を誘う。

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写真・5月の大阪発流行歌ライブで歌う

 寺本圭佑の歌唱は21年6月に出した「望郷本線」を境に変化した、と言われている。歌に説得力が感じられるようになったのである。

 師匠であるシンガーソングライター、小田純平から「歌は語るように、そして下手に、聴く人に言葉が伝わるように歌え」とアドバイスを受けたことがある。

 それが形となって現れたのが「望郷本線」からなのである。今まで以上に人々の心を揺さぶる歌唱が出来るようになった。
 寺本は2年前に父親を71歳で亡くしている。これが少なからず歌唱に影響を与えたとも思える。更に今作では「歌っていると、自然と目頭が熱く熱くなって来るんです」と明かす。

 「応援してくれている人たちのためにももっと頑張らなくては、と歌手としての意識も変わってきた」と寺本。
 それだけに今作では、主人公が母に寄せる切ない想いは聴き手にひしひしと伝わって来るのであろう。デビュー15年目にして掴んだ本物の歌手へのスタート地点に立ったようだ、

 23年の第55回日本作詩大賞では15作品がノミネートされたが、その中に鮫島琉星が作詞して寺本が歌った前作「折鶴夜曲~おりづるやきょく~」が入った。
 寺本は「今年も何らかの賞が取れるように頑張って歌っていきます」と、意欲を示している。




※写真・記事の無断使用はお断りします。








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速実吉平、「心都情夜」でクラウンからメジャーデビュー [インタビュー]

◆人生につまづいた男が再び前を向いて歩き出すーー。歌手、速実吉平が2024年5月8日に日本クラウンからリリースした「心都(みやこ)情夜」(作詞/曲・岩田祐明、編曲・水谷高志)のストーリーである。20年10月にインディーズレーベルで出した楽曲をアレンジした。歌手デビューは50歳を超えてから。京都生まれの京都育ちで、京都が大好き。それでも京都を飛び出して全国を舞台に活動していきたいと意欲をみせる。

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写真・「心都情夜」でメジャーデビューした速実吉平


 心都と書いて「みやこ」と読ませる。京都が大好きというだけに、歌詞にも祇園や四条河原町、花見小路と京都の地名が織り込まれている。

 メジャーデビュー曲「心都情夜」は、2020年に辻野康司とのユニットのW店長で1度出している作品である。この時、漫才師、チュートリアルのラジオ番組「キョートリアル!コンニチ的チュートリアル」(KBS京都ラジオ)のエンディング曲にも起用されて、多くの人が知ることになった。

 それが知人の紹介もあって今回、日本クラウンから発売された。新しい楽曲でという勧めもあったが、人生に翻弄されながら前を向いて強く生きていく、まるで自分の人生を写しているかのように、「心都ーー」への思い入れが強かった。

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写真・速実吉平

 「歌手デビューしたのは9年前で、すでに50歳を過ぎていました。それまでサービス業などでサラリーマン生活を送っていたんですが、1度しかない人生だけに、好きな歌で人生をかけてみようと決断しました」

 18年にはキングレコードから「迷路(まよいみち) / 嘆きのボレロ」を出した。その2年後に出したのが、「心都情夜」であった。
 しかし世の中はコロナ騒動で、誰もが右往左往していた。ろくな活動が出来ないままにいたら、地元ラジオ局の番組でパーソナリティをやらないか、と声をかけられた。

 去年あたりから徐々に仕事も増えてきた。しかも隣の大阪から声がかかるケースが多いという。
 5月19日には地元京都の祇園にあるスナック「私の部屋」でソロライブを行う。

 何ら先の保証もない歌手業であるが、飛び込んで今年で9年になる。
 「最初は周りからはアホと違うか、と呆れられた。しかし後悔はありません」と、歌の内容通りに歩みを止めずに愚直に前を向いて歩き続けている。

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光岡洋、10年ぶりの新曲「旅の女 / 京都花見小路」で発表会 斉藤功・浜村淳も出演 [イベント]

◆歌手の光岡洋が10年ぶりに2024年3月にリリースした新曲「旅の女 / 京都花見小路」の発表会が5月12日、大阪市淀川区のホテル大阪ガーデンパレスで開かれた。作曲と編曲を担当した斉藤功のギター演奏に合わせて新曲を披露。またこの日の司会は、先頃、担当するラジオ番組の50周年記念公演を行なったばかりで89歳の浜村淳が務めた。

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写真・新曲を披露する光岡洋


 新曲発表会に先駆けて菅田建材(大阪府門真市)の菅田公美社長が来賓を代表して挨拶。「新曲発売おめでとうございます。この歌が全国に届くことを願っています」と激励して開幕。

 ラジオ番組「ありがとう浜村淳です」の50年を記念した公演を行った浜村淳は、「芸能人で一流になるのはユーモアがある人。光岡さんは同時に男らしさの中に女性の繊細さを持ち合わせている」と、称えた。

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写真・挨拶する菅田公美さん
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写真・浜村淳

 光岡は1986年に「ふるさともとめて花いちもんめ」で歌手デビュー。
 2008年に日本クラウンに移籍して、「野郎船」をリリース。12年には「島立ちの春」を出している。14年には「居酒屋人情」を発売し、今作の「旅の女 / 京都花見小路」はそれ以来の新曲となる。

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写真・光岡洋

 これら今までのオリジナル曲を歌った。新曲の表題曲「旅の女」(作詞・吉田昭男、作編曲・斉藤功)は3連のリズムの歌謡曲で、ふる里を捨ててさまよう女性の心情を切々と歌っている。
 一方の「京都花見小路」(同)は京都の町を舞台にした男と女のラブゲーム。

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写真・トークショーで新曲制作について話す斉藤功(右)

 ステージで行われたトークショーで斉藤は、光岡の優しさを出した曲作りを心がけたことを話し、「イントロを聴いただけで曲名を思い出してもらえる曲を目指しました」と、制作の思いを明かした。

 いずれの楽曲も斉藤のギター演奏と女声スキャットが、光岡の歌をさらに盛り上げている。
 この日は新曲それぞれをギターバージョンでも聴かせた。

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写真・斉藤功のギターで歌う光岡洋

 光岡はカバー曲も堪能させた。デビュー前に本人よりもたくさん歌っていたのではないか、という山本譲二の「みちのくひとり旅」から、歌手デビューへの原点となったと話す因幡晃の「わかって下さい」船村徹プロデュースで作曲叶弦大、北島三郎が歌ったという「山美しく」を歌った。

 ショーではまた、2年前に発売して今なお好評なメジャーデビュー曲「心いくとせ」(テイチクエンタテインメント)を歌う三浦潤平がサプライズ出演。
 歌を聴かせ、「光岡さんとは10数年来の付き合いで、歌のアドバイスももらっています」と話した。

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写真・三浦潤平
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写真・京香

 金沢を中心に活動する光岡の歌のパートナー、京香は「道頓堀えれじい」を歌った。

 新曲発表の歌謡ショーに先駆けて、光岡を応援する人たち11人によるカラオケ歌唱が行われ、「これからも光岡洋を応援して下さい」と、呼びかけていた。

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写真・次のステップへ向けて歌い続ける光岡洋

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川中美幸、大阪松竹座初出演 松竹新喜劇で涙と笑いの熱演と歌唱に沸く [舞台]

◆涙と笑いで楽しませてくれる松竹新喜劇 喜劇発祥120年と題した芝居「幸助餅」と「村は祭りで大騒ぎ」の2題が2024年5月10日、大阪・道頓堀の松竹座で19日までの公演の幕を開けた。渋谷天外、曽我廼家文童らのベテランから藤山扇治郎、渋谷天笑らの若手も出演して大いに楽しませてくれている。今公演には初出演の歌手川中美幸の好演も光る。新曲などオリジナル曲も聴かせてくれる。

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写真・喜劇発祥120年記念公演を上演中の大阪松竹座


 曽我廼家五郎と十郎の2人が、松竹新喜劇の祖とも言われる劇団、曽我廼家兄弟劇を旗揚げして今年で120年になる。それを記念した今公演、1本目の「幸助餅」は関取の雷(いかづち)が、恩義を受けた餅屋の大黒屋幸助に涙の恩返しをするというストーリー。

 「村は祭りでーー」は娘の結婚をめぐって金持ちの旧家との間で騒動が繰り広げられる。川中が娘の母親役としてコミカルな芝居を見せてくれている。

 川中はかつて母親と客席から芝居を観ていたという松竹新喜劇の大ファン。その舞台に立てたことを「夢のようで幸せです」と、ワクワクする気持ちを抑えきれないようであった。
 劇中では櫓の上に立って「YOSAKOIソーラン」を歌って、芝居を盛り上げた。

 芝居の後、川中は「私の居場所はここやなーーと思うくらいに居心地が良かったです。人生の中で忘れられない舞台です」と話して、ヒット曲の「二輪草」と、今年2月発売の新曲で久しぶりの男歌という「人生日和」も聴かせる。


[大阪松竹座]









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生駒尚子、夢コラボチャリティーコンサートで集めた義援金を石川・志賀町へ [話題]

◆歌手の生駒尚子が2024年5月4日に東大阪市内で開いた「能登半島地震被災地支援 夢コラボチャリティーコンサート」で集めた義援金とコンサートの収益金の1部を、同9日、石川県羽咋郡志賀町を訪ねて稲岡健太郎町長に手渡した。

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写真・義援金を手渡す生駒尚子(右)


 地震の被災地の志賀町ではこれまで、生駒がキャンペーンやイベントを開催するなどして、「たくさんの方々にお世話になっている」という土地。
 それへの返礼の気持ちを込めて、今年で4回目となる夢コラボコンサートをチャリティーと銘打って行った。

 会場に募金箱を置いたり、コンサート中に客席を回って義援金を集めた。

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写真・生駒尚子と稲岡町長(左)

 9日、町役場を訪問した生駒は町長室で、集めた11万余円と収益金の1部を合わせて、「復興支援にお役立て下さい」と、稲岡町長に手渡した。
 町長は「復帰イベントの際にはまた、ご協力下さい」と、感謝の意を示した。

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北川紀恵、道頓堀歌謡ONステージの最終公演でさよなら歌唱 6月からは心斎橋角座で [ライブ]

◆歌手北川紀恵が2024年5月6日、この日で10年間続いた道頓堀歌謡ONステージのさよなら公演に出演した。最新曲「北の桟橋」などを歌った。

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写真・最終公演で歌う北川紀恵


 道頓堀歌謡ONステージは、歌手の林健二の主宰で道頓堀・中座の跡に建てられたくいだおれビル地下の劇場、道頓堀ZAZAで14年6月から行われてきた。
 その前身は大阪のランドマーク、通天閣の地下で24年間続けられ、13年6月に幕を閉じている。

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写真・最終2回目公演の出演者が勢ぞろい

 道頓堀歌謡ONステージのさよなら公演・ありがとう10年ーの2回目公演のオープニングに出演した北川は、まず五木ひろしの「長良川艶歌」に合わせて日舞を披露。
 2009年のデビュー曲「大阪めぐり逢い」を歌うと共に、京都を舞台にした「祇園すずめ」も聴かせた。

 このあと最新曲の「北の桟橋」を歌い、「歌謡ONステージは17年が初出演でした。今まで皆さんから声援を頂いて歌ってこられました。ありがとうございました」と、あいさつした。

■来月からはDAIHATSU心斎橋角座で

 10年の幕を閉じた道頓堀歌謡ONステージは、6月16日には「心斎橋歌謡ONステージ」としてDAIHATSU心斎橋角座(大阪・東心斎橋1)で開かれる。北川も第1回公演に出演する。

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写真・最終公演で歌う林健二(左)

 主宰する林健二は「道頓堀では10年間ありがとうございました。来月からは心斎橋角座で頑張ります」と、来場を呼びかけた。

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生駒尚子、能登半島地震復興を支援 チャリティー夢コラボコンサート [イベント]

◆歌手生駒尚子が能登半島地震で被災した人たちを支援するチャリティー夢コラボコンサートが2024年5月4日、大阪府東大阪市のイコーラムホールで開かれた。収益金の1部は後日、石川県羽咋郡、志賀町役場に届けられる。コンサートで生駒は能登をテーマにしたオリジナル曲「女しぐれ旅」を歌うと共に、石川県を中心に活動している歌手結城ひろしを招き、地震以来4ヶ月が経過した被災地の状況などを聞いた。

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写真・売上の1部を能登に寄付する生駒尚子
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写真・生駒尚子がゲストにインタビューする尚子の部屋 中央が結城ひろし


 生駒尚子らがステージに揃って、河内音頭の生駒会の生駒竜也の太鼓に合わせて、北島三郎の「まつり」を歌ってオープニング。生駒尚子は「チャリティーコンサートを開きます」と開会を宣言した。
 続いて生駒は「ウミネコ情歌」「可愛いおんな」を歌った。

 今回で4回目になる夢コラボコンサートでは、毎回、メインゲストを招いてのトークコーナー「尚子の部屋」を開いている。この日は石川県を中心に活動する結城ひろしが、「電気の供給がまだ十分ではない」など、県内の陽介を語って、オリジナル曲の「ハゲタカ」を聴かせた。

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写真・生駒尚子

 生駒はまた、「花の尚子の夢舞台」(「浪花の女房」のカップリング、2015年)「父娘のれん」(「可愛いおんな」のカップリング、19年)「天雅の海へ」(21年)のオリジナル曲を歌い、香西かおりの「一夜宿」もカバーした。

 ゲストでは原田ヒロシが「ヨコハマベイブルース」「望郷津軽節」を歌い、津軽三味線の曲弾も聴かせた。
 このほかSHUNが「と・き・・・」後藤浩志が「ありがとう、みんな」を歌い、舞踊家の秋房愚楽は「義経千本桜REMIX VERSHION」を舞った。

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写真・原田ヒロシ
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写真・SHUN・(写真右)
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写真・後藤浩志
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写真・秋房愚楽

 生駒尚子と言えば河内音頭。彼女の生駒会のほかにも鉄砲節、一藤会、江州音頭などがあるが、各派が共演して見せた。
 ラストは「河内まつり節」歌い、客席と一緒になって、元気いっぱいにつくどんつくどんと腕を突き上げていた。

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写真・エンディング

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舟木一夫・神野美伽 大阪新歌舞伎座で33年ぶりにジョイントコンサート 8日まで [イベント]

◆新歌舞伎座恒例の舟木一夫コンサートは2024年5月2日、舟木の呼びかけで33年ぶりという神野美伽とのジョイントで行われた。舟木をカズポン、神野をミカリンと呼び合って和やかに進められ、舟木は「高校三年生」から「高原のお嬢さん」「旅愁」などを歌った。神野は33年前のステージでも歌ったという「無法松の一生」や4月に発売したばかりのアルバム「SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE」から「ラッパと娘」など3曲を披露した。8日まで。

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写真・公演チラシ


 オープニングは舟木一夫お馴染みの「銭形平次」。会場からは手拍子で早くも盛り上がった。ふたりは共に和服姿で登場して、神野が「楽しみにして来ました。これからの(舞台が)ワクワクです」と緊張気味に話すと、舟木は「よろしく頼みます奥様」と、前日に発表した結婚にさりげなく触れて緊張ムードをほぐした。

 その結婚について神野は、客席からのファンの呼びかけに答えかのように「人生の残りの時間を一緒に過ごせる人です。今度は失敗しません」と話した。

 舞台は大阪新歌舞伎座ということもあって、「王将」(村田英雄)など大阪を代表する人物坂田三吉を取り上げた作品を2人で歌って繋げてみせた。
 さらに映画「愛染かつら」のモデルとなったと言われるのも大阪。その主題曲で霧島昇と松原操が歌ってヒットした「旅の夜風」(昭和13年)のデュエットもみせた。

 2部のオリジナル曲コーナーでは、神野が「この作品がなければ今の神野美伽はありませんでした」と、デビュー3作目の「男船」を歌い、去年のデビュー40周年の節目にリリースした「夜が泣いてる」さらに今年3月に出した新曲「天の意のまま」などオリジナル曲も聴かせた。

 舟木は「友を送る歌」「ああ青春の胸の血は」「学園広場」「絶唱」など映画主題曲にもなった懐かしの青春歌謡の数々を歌った。









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演歌ジャックス6月放送、ゲストは三浦潤平と北沢麻衣 [テレビ]

◆奈良テレビ放送、J:COM関西・仙台などで放送中の演歌・歌謡曲の音楽番組「演歌ジャックス」の2024年6月放送の収録が、5月1日、大阪市内で行われた。ゲストは1週目と2週目が三浦潤平で、3週目と4週目は北沢麻衣。最新曲を披露すると共に、番組名物の童謡・唱歌コーナーでは、レギュラー出演者と一緒に「あめふり」「かたつむり」といった季節感ある歌を聴かせる。

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写真・三浦潤平(左)と北沢麻衣


 三浦潤平は22年8月にテイチクエンタテインメントから発売したメジャーデビュー曲「心いくとせ」(作詞・岩井薫、作曲・田尾将実、編曲・杉山ユカリ)が好評である。カラオケ発表・大会でも歌唱者が増えているなど、本人も「こういう歌を歌いたかった」というほどである。

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写真・三浦潤平

 三浦は声優などを経て歌手デビューしている。インディーズレーベルから出した楽曲を約8年間歌い続けてきた。そんな彼に光が差したのは、「心いくとせ」という楽曲が提供された事による。
 
 「インディーズで8年歌ってきてのデビューですから、遅れてきた歌手と言われています。ドラマチックで以前から歌いたいと思っていたイメージの作品でした。レコーディングでは思わず涙してしまいました」と三浦。

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童謡・唱歌コーナーで歌う三浦

 三浦が歌い始めると、その存在が俄然注目されるようになってきた。仕事の依頼も増えた。
 発売後1年半が経過した今も、歌の人気は高まるばかりである。「反響の高さをひしひしと感じています」と、本人自身が驚くほどである。


 6月3週目と4週目のゲストには、「くちべにグラス」がヒット中の北沢麻衣が出演する。
 ゲストコーナーではドレスアップした北沢に話題が集中。司会者の問いかけに北沢は「このところOSKが注目されていますが、私もそこの出身なのでちょっと豪華な衣装で目立ってみよう、と挑戦しています」と明かした。

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写真・北沢麻衣

 関西と関東(横浜)の両方に拠点を持って、文字通りの東奔西走の活動ぶりである。そんな中で去年11月には、過去の自身の作品と師匠の杉本眞人のオリジナル曲「冬隣」「紅い花」なども収録したアルバム「ヴィンテージソングス ~ シングルベストヒット集 ~ 」を出している。
 彼女のアルバムとしては20数年ぶりで、ファンにとっても垂涎の1枚である。

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童謡・唱歌コーナーで歌う北沢

 放送では北沢はアルバムにも収録している「くちべにグラス」も聴かせてくれる。「杉本作品はどれも素晴らしいものばかりで、まだまだですが一生懸命表現させてもらいました」とも話していた。


■長生忠之の昭和歌謡スペシャル[exclamation]?

 三橋美智也の「古城」を和服で長生忠之が歌い、藤川真千子が舞う。一転してフランク永井と松尾和子の「東京ナイトクラブ」では2人は共に黒のスーツでデュエットをする。
 「憧れた松尾和子さんのようなヘアスタイルを藤川さんには求めました」

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写真・長生、藤川の「古城」
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写真・長生、藤川の「東京ナイトクラブ」

 藤川は10月5日からの新歌舞伎座での松平健50周年記念公演に出演する女優である。
 夫婦ならではの息が合った昭和歌謡スペシャルのコーナーは、ますますグレードを高めていく。

 
 
【レギュラー出演者と歌唱曲】
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MARI 「男と女の第2章」「ダンスDEムーチョ」
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TAIKI「薔薇のほほえみ」
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岩井都美子「飛んでイスタンブール」「遠くで汽笛をききながら」
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平井一郎 「真知子」
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林田夏美「丹後・但馬?未練旅」
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Saori「もう一度・・・」
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長生忠之「おしろい花」(カバー)
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藤川真千子「白夜行」(カバー)
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秀彦・聖子「東京シルエット」「あなたに夢を」
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高屋三佐江「命華」
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南さちこ「道行き恋」
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石井千景「お兄ちゃん」「私 笑顔で待ってます」
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石井夕起子「夕起子のガッツで行こうぜ!」
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MARI&JACKSモンスターズ「オクラホマミキサー」

【司会】
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小池史子
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ファンキー・コバ
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岩井都美子

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演歌ジャックスの放送日

奈良テレビ放送 毎週水曜日 午後2時放送
J:COM 11Ch 毎週火曜日 午前10時放送(放送エリア:大阪、兵庫、京都、和歌山)
天草ケーブルネットワーク 毎週月曜日午後4時放送、毎週火曜日~金曜日 午後4時再放送
兵庫養父市CATV 毎日午後6時放送、毎日午後5時30分再放送
J:COM仙台 毎週火曜日 午前10時放送(放送エリア:仙台市泉区、宮城野区、若林区、富谷市、黒川郡、大川市)

[メディアジャックス]
http://www.mediajacks.jp/

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第35回歌を歩く 前川清「神戸」 布引の滝から灘五郷の酒蔵巡り [イベント]

◆ ♪ トンネルをくぐりぬけ 降り立つ駅は ? で歌が始まる前川清さんの「神戸」。その駅はもちろん新神戸駅。駅の山側には生田川が流れており、中流にあるのが布引の滝なのである。2024年4月29日、今なおボクの頭には「天皇誕生日」の祝日といった思いが強いその日、35回目になる「歌を歩く」への参加メンバー、8人はJR三ノ宮駅に集合して、北野坂を北へ北へと歩きはじめて布引の滝を目指した。

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写真・布引の滝(雌滝=めんたき)をバックに集合写真


 この日のルートは新神戸駅の北にある布引の滝を見て、三宮から阪神電車で大石駅まで行き、灘の海辺に点在する酒蔵を巡るというものであった。
 灘五郷とは西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷をいう。「日本一の酒どころ」と言われる所である。

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写真・阪急電車の神戸三宮駅前で出発恒例の集合写真

 午後からは雨の予報もあって、三宮の空は曇り空であった。心地よい風も吹き、さほど暑くもないのでウォーキングには最適な日和に思えた。
 北野坂には洒落た造りの建物が幾つも見られる。行き交う観光客や同じようにウォーキングを楽しむ人たちの姿も多い。

 三宮から新神戸駅までは市営地下鉄で一駅の距離である。歩いてもしれているが、我々が選んだのは急勾配のルートであった。オリエンタルホテル神戸を経て新神戸駅を抜けて、駅裏の山を登った。

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写真・砂子橋を渡ると滝はすぐ近く
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写真・道は整備されていて歩きやすい

 山道と言っても整備された道で歩きやすいが、普段歩かない坂道に次ぐ坂道はやはりきつい。
 それでも新神戸駅からしばらく登っていくと砂子橋に出る。これを渡って左に数分歩くと最初の滝、雌滝(めんたき)があった。布を垂らしたかのように見えることから布引と名付けられたという。

 ベンチに腰掛けて眺める人たちの数も多く、居合わせた2人の女性に声をかけて、滝をバックに一緒に集合写真を撮った。小旅行ならではの開放感であった。

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写真・雌滝
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写真・鼓滝
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写真・雄滝

 布引の滝は雄滝(おんたき)雌滝.夫婦滝(めおとだき)鼓ヶ滝(つづみがたき)の4つの滝の総称である。
 雌滝から約15分を歩くと高さ43メートルの雄滝がある。那智の滝(和歌山県)華厳の滝(栃木県)と並び3大神滝と呼ばれている。

 古来から多くの歌人がこの布引の滝を詠んでいる。その1人、「土佐日記」の紀貫之は、私の音琴に調ぶる山風は 滝の糸をやすげて弾くらむ ー と、松風と滝音が調和している風情を表した。

 新緑に囲まれたそこは銀色をした岩を伝わるように滝水が豪快に流れ落ちていた。静けさと迫力ある滝の流れであった。

■酒処灘五郷を巡った

 午後からは灘五郷の酒蔵巡りである。阪神電車に乗って神戸三宮駅から4つ目の大石駅で降り、まずは創業が1717(享保2)年という沢の鶴(神戸市灘区大石南町1)へ行く。
 古い酒蔵を利用して、酒造りの道具や資料類を公開している資料館を見学して、ミュージアムショップで試飲した。

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写真・沢の鶴資料館
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写真・杉玉が吊り下げられていた
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写真・酒造りの道具の展示1
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写真・酒造りの道具の展示2
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写真・樽廻船の復元模型

 灘五郷が日本一の酒処ろとして発展したのは、六甲山系で育まれた宮水と播州の米、丹波杜氏、海上輸送といった酒造りに適した好条件が揃っていたからである。

 次は福寿の銘柄(ブランド)で知られた神戸酒心館(神戸市東灘区御影塚町1)まで歩いた。創業は1751(宝暦元)年である。
 歴史にあぐらをかかずに、「江戸時代からの生?(きもと)づくりを継承しながら、酵母の特性を最大に引き出す高温糖化?を導入」するなど唯一無二の酒を作り出していると誇る。

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写真・神戸酒心館(福寿)
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写真・途中で休憩した灘五郷酒処 灘の酒を飲み比べが出来る(有料)

 この日のラストは白鶴酒造(神戸市東灘区住吉南町4)。30年近く前に取材した白鶴美術館は阪神淡路大震災で被害を受け、今は白鶴酒造資料館が新しく建っていた。

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写真・白鶴酒造資料館の中
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写真・皆さん疲れた??
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写真・やはり日本酒より酒粕入りソフトクリームがいいかな(笑)

次回は5月25日の予定。

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