[戦国武将を訪ねる旅] 水田竜子(キングレコード) 大阪・玉造の真田の抜け穴跡で昔日を偲ぶ 真田幸村の死に際の潔さに男を感じる [紀行]
◆大阪夏の陣で豊臣方は多くの武将を失った。若江・八尾の合戦で徳川方の精鋭、井伊直孝の陣に攻め入った木村重成、徳川家康に切腹まで迫るなど震え上がらせた真田幸村は、いずれもこの戦いで首を獲られている。ともに歴史上、主だった戦をしていないにもかかわらず、後世の人々に愛される存在だ。共通点は<男の潔さ>。歴史好きで知られる演歌歌手の水田竜子は、大好きだというそんな真田幸村の面影を追って、真田の抜け穴跡などがある大阪・真田山の三光神社を訪ねた。
三光神社の境内を散策する水田
参道に露店が並ぶ三光神社の夏祭り最後の2011年7月22日の夕暮れ近く、水田は三光神社の鳥居をくぐった。境内には夜に開かれるカラオケ大会用の特設ステージが設けられていた。
そこのすぐ近くに大阪城から通じているといわれる真田の抜け穴跡があるが、今は鉄格子で塞がれている。合戦当時は、ここに出城が設けられて、暗く狭い通路でつながっていたという。その横には信州上田の真田家の菩提寺、長谷寺から運んだという真田石を台座に使った陣中指揮姿の真田幸村の銅像が建っている。
「幸村は決してエリートじゃありませんでした。若い時の評価もほとんどなく、九度山に幽閉後、大阪城へ入ってからが、私たちが知るところです。最後となった合戦では、数度の突撃で傷つき、安居天神の近くで手当てをしているところを、槍で刺されて死んでしまいます」
180cmの長身だったという豊臣秀頼に反して、背は低かったとも言われている。
そんな小男でも人気は絶大だ。どこに魅力があるのだろうか。
「生き方が恰好いいですよね。生き様というか、心意気、死に際の潔さが心を揺さぶります」
そんなイメージが実像とかけ離れた幸村象も作りだす。もし大河ドラマになったら。
水田はドラマの自分なりの配役を考えて楽しむことがある。
水田は行く先々の神社、寺院で朱印を収集している = 写真・右 =
「幸村は真田広之さんに演じてほしいし、出来ることなら私はナレーションか主題歌、そして霧隠才蔵の役がもらえたら幸せ」と、目を輝かせていた。
「幸村は傷の手当て中に敵方に討たれたとされているんですが、秀頼を護って薩摩へ逃れたという伝説もあります。鹿児島市内には秀頼と幸村のものと伝えられている墓が、ちゃんとあると言われています」
戦国のヒーローは、こうして今なお<歴女>の心の中に生き続けており、歴史のロマンをかきたてる。
[水田竜子 オフィシャルホームページ]
http://www.mizuta-ryuko.com/
[水田竜子オフィシャルブログ「水田竜子の乙姫日記」]
http://ameblo.jp/mizuta-ryuko/
[三光神社]
http://www.eonet.ne.jp/~sankou/
■この記事はカラオケ専門誌「歌謡アリーナ」との共同企画です。「歌謡アリーナ」10月号(毎月20日発売)と連動していますから、同誌でもお読みいただけます。
http://www.kayo-arena.com/
三光神社の境内を散策する水田
参道に露店が並ぶ三光神社の夏祭り最後の2011年7月22日の夕暮れ近く、水田は三光神社の鳥居をくぐった。境内には夜に開かれるカラオケ大会用の特設ステージが設けられていた。
大阪城からの抜け穴の跡
そこのすぐ近くに大阪城から通じているといわれる真田の抜け穴跡があるが、今は鉄格子で塞がれている。合戦当時は、ここに出城が設けられて、暗く狭い通路でつながっていたという。その横には信州上田の真田家の菩提寺、長谷寺から運んだという真田石を台座に使った陣中指揮姿の真田幸村の銅像が建っている。
「幸村は決してエリートじゃありませんでした。若い時の評価もほとんどなく、九度山に幽閉後、大阪城へ入ってからが、私たちが知るところです。最後となった合戦では、数度の突撃で傷つき、安居天神の近くで手当てをしているところを、槍で刺されて死んでしまいます」
180cmの長身だったという豊臣秀頼に反して、背は低かったとも言われている。
そんな小男でも人気は絶大だ。どこに魅力があるのだろうか。
「生き方が恰好いいですよね。生き様というか、心意気、死に際の潔さが心を揺さぶります」
そんなイメージが実像とかけ離れた幸村象も作りだす。もし大河ドラマになったら。
水田はドラマの自分なりの配役を考えて楽しむことがある。
水田は行く先々の神社、寺院で朱印を収集している = 写真・右 =
「幸村は真田広之さんに演じてほしいし、出来ることなら私はナレーションか主題歌、そして霧隠才蔵の役がもらえたら幸せ」と、目を輝かせていた。
「幸村は傷の手当て中に敵方に討たれたとされているんですが、秀頼を護って薩摩へ逃れたという伝説もあります。鹿児島市内には秀頼と幸村のものと伝えられている墓が、ちゃんとあると言われています」
戦国のヒーローは、こうして今なお<歴女>の心の中に生き続けており、歴史のロマンをかきたてる。
[水田竜子 オフィシャルホームページ]
http://www.mizuta-ryuko.com/
[水田竜子オフィシャルブログ「水田竜子の乙姫日記」]
http://ameblo.jp/mizuta-ryuko/
[三光神社]
http://www.eonet.ne.jp/~sankou/
■この記事はカラオケ専門誌「歌謡アリーナ」との共同企画です。「歌謡アリーナ」10月号(毎月20日発売)と連動していますから、同誌でもお読みいただけます。
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