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第211回KOBE流行歌ライブ、北沢麻衣・水城なつみ・青山新・岡本幸太が出演 [ライブ]

◆デビュー間もない新人からキャリア38年のベテランまでが揃った第211回KOBE流行歌ライブは、神戸市兵庫区の新開地アートひろば2階ホールで、2023年6月8日に開かれた。23歳の期待の若手、青山新(テイチクエンタテインメント)は「大ヒットを目指して頑張ります」と、新曲を聴かせていた。

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写真・第211回KOBE流行歌ライブの出演者たち


結成第1回公演から数えて今年で百年になるOSK日本歌劇団(大阪市)の出身の北沢麻衣(徳間ジャパンコミュニケーションズ)はデビュー38年目のベテラン。1985年 に杉本眞人作曲の「私の胸をかじる人」でポリドールからデビュー。以来、新曲の「くちべにグラス」まで一貫して杉本作品を歌い続けている。
 人気のバロメーターでもある仕事量もこのところ増え続けており、関西のほか横浜にも拠点を設けるなどして、文字通り東奔西走の日々を送っている。

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写真・北沢麻衣

 この日は「くちべにグラス」カップリング曲「港のセレナーデ -2022 バージョン- 」など、いずれも女性ファンから人気の高い作品5曲を歌った。
 切なさあふれるムードいっぱいの「くちべにグラス」には、会場から手拍子がやまないほどの人気。「港のー」は35年前にポリドール時代に出した杉本作品を今回、ボサノバ調にアレンジし直して歌っている。


デビュー10年の水城なつみ(キングレコード)は新曲のたびに出演するなど、神戸流行歌ライブでは常連の歌手である。今回は去年9月以来の出演であった。先ごろ29歳の誕生日を迎えたばかりで、「20代ラストの年を楽しみたい」と話して、新曲「あかつき情話」のカップリングとしても収録した、歌って踊れて元気になれる「納豆音頭」も披露。

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写真・水城なつみ

 5月に発売されたメイン曲「あかつき情話」は千葉・銚子を舞台に、漁師に惚れていつかは女房にと一途に想う健気な女性を歌っている。水城は1曲ごとに大人の女性を演じているが、長野・諏訪湖の花火を背景に物語が展開するカップリングの「恋花火」では、淡い恋心を歌う。
 前作「玄海みれん」ではパンチの効いた新たな彼女を見せてくれたが、デビュー14枚目のシングルになる「あかつき情話」ではまた、新しい歌世界を作り上げているようである。


デビュー4年目という青山新(テイチクエンタテインメント)は今年5月で23歳になったばかりの、今回1番の若手である。
 3年前に初めてKOBE流行歌ライブへの出演が決まっていたが、コロナ騒動で開催が中止・延期されたことから、今回が初出演となった。それだけに「楽しみに神戸へやって来ました」と笑顔を見せていた。

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写真・青山新

 この日はデビュー曲の「仕方ないのさ」のカップリング曲「青春プロローグ」から歌った。
 彼は作曲家水森英夫の門下生で、発声レッスンなどデビュー前から修業を積んでおり、主に昭和の名曲を歌うことで歌の技術を磨いてきた。
 ということで、「青春時代」「逢わずに愛して」といった懐かしい楽曲もカバーして聴かせた。
 最新曲は今年2月に発売した「女のはじまり」で、これを最後に歌った。7月19日にはカップリング曲を変えた〈快新撃盤〉を発売することになっている。


推薦曲コーナーには、今年4月にデビューしたばかりの岡本幸太(徳間ジャパンコミュニケーションズ)が、デビュー曲の「あなたに哀愁」カップリング曲「たそがれシネマ」を歌った。
 カラオケのガイドボーカルやバックコーラスの仕事をしながらデビューの機会をうかがっていた実力派の新人である。

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写真・岡本幸太

 ステージに現れると〈コータ〜!〉の声援が飛び交うなど、会場にはたくさんの応援団が詰めかけていた。
 彼はデビュー前にはたくさんの歌のコンテストに出場してきた。「日本大衆音楽祭では最高栄誉の内閣総理大臣賞を受賞しました。初めて神戸で歌えて嬉しいです」と話していた。

※写真・記事の無断使用はお断りします。








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田中あいみ、3rdシングル「愛の懺悔じゃないけれど」 これこそ歌いたかった作品 [インタビュー]

◆ 2022年の第64回輝く!日本レコード大賞で最優秀新人賞を受賞した田中あいみ(日本クラウン)が23年5月31日に3枚目のシングル「愛の懺悔じゃないけれど」(作詞・朝倉翔、作曲・杉本眞人、編曲・佐藤和豊)を出した。大人の女性を歌ったロック調のバラードで、「こういう歌を歌いたかった」と言うだけに、杉本メロディーは彼女にピッタリとはまっている。ファンからは早くもカラオケで歌っているよーといった声も聞かれるなど好スタートを切っている。来月からは細川たかし一門によるコンサートで、京阪神をはじめ各地を巡回する。

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写真・ロッカバラードがピッタリはまる田中あいみ


 「孤独の歌姫(シンガー)」で21年11月にデビューした田中あいみには、もう一つのデビュー曲候補があった。それが杉本眞人が書いた作品であった。「すごく格好良くて、杉本カラーが出た作品」(田中)だったが、採用されることはなかった。

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写真・3rdシングル「愛の懺悔じゃないけれど」

 3作目にして初めて杉本作品を歌うことになった訳であるが、杉本は田中に「今回の作品はメロディーが舞い降りてきた」と説明している。それほどの自信作に田中も「それに私の歌をのせられることは、とても幸せなこと」と、喜びを表している。

 「デビュー曲から2作は既存の先輩歌手を思い浮かべさせるような歌唱であったけれと、今作では私の魅力を存分に伝えられる作品になっています」
 と、これぞ勝負曲と言わんばかりの力の入れようである。

 発売後、各地でキャンペーンを行なっているが、デビュー時のイメージのちょっと突っ張った女の子から、少し大人になった女性を感じさせる姿に、観客は驚き顔のようでもある。
 キャンペーンの会場で耳を傾けているのは60代以上の女性が半数という。「カラオケで歌っているよ」とか「歌いやすくて良い」などと好意的な声が聞かれるという。

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写真・キャンペーンでも評判は上々

 オリコンチャートでは初登場3位。YouTubeで配信するミュージックビデオの再生回数も早くも14万回を超えているという。
 「1度聴いて終わりじゃなくて、2度3度と繰り返し聴きたくなる歌のようです。聴けば聴くほどに歌の魅力が伝わってくるような、そんな作品かなと思っています」

■音楽番組からバラエティー・トーク番組と幅広げる

 来月26日で23歳になる。4月には住まいを京都から東京に移して1人住まいをする。「関西大好き人間」と言うだけに、食べ物や素っ気ない人の仕草、人の多さなどーまだまだ東京には馴染めないところも多い。
 それでも仕事では歌番組だけではなく、バラエティ番組への出演もあるなど歌手田中あいみを知ってもらうための活動の幅も広がっている。
 「深夜に放送される浜田雅功さんのトーク番組では、緊張しながらも楽しめました」

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写真・初めての1人暮らしを始めた

 師匠の細川たかしからは日頃からから薫陶を受けている。デビュー直前の21年7月には名古屋・御園座での細川たかし公演で、「公演期間中の1週間、毎日ステージに立たせてもらいました」という。
 そこではデビュー曲となった「孤独の歌姫」のカップリング曲「涙のリバー」と日替わりのカバー曲の2曲を毎日歌って「歌手ってこういうものといことをみっちりと勉強させてもらいました」と田中。

 と同時にマネージャーからは挨拶の仕方など基本マナーを厳しく仕込まれたといい、こうした中で学生時代のトゲトゲした性格も和らぎ、今では随分と「まるくなりました」と笑うほどである。

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写真・今秋。第5回京都歌謡祭にも出演する

 9月3日には京都市右京ふれあい文化会館で開かれる第5回京都歌謡祭に、彩青・木下結子・寺本圭佑・まつざき幸介らと共に出演する。
 ステージでは新しい田中あいみが見られるはずである。


動画・田中あいみ

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[田中あいみ オフィシャルサイト]
https://aimi-official.jp/
[田中あいみ 日本クラウン]
https://www.crownrecord.co.jp/s/c01/artist/tanaka-aimi/news








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石原詢子、10年間の封印を解いたしあわせ演歌「五島椿」 五島の島々の風を感じるデビュー35周年記念曲 大ヒットへと意欲 [インタビュー]

◆歌手石原詢子(ソニーミュージック)が初めて作詞・作曲して2023年5月24日に発売した歌手デビュー35周年記念シングル「五島椿」(作詞 / 作曲・いとう冨士子、編曲・若草恵)が話題である。石原自らが、いとう冨士子のペンネームで、思い入れのある長崎県五島を舞台に詞と曲を書いた。10年の封印を解いたしあわせ演歌というのも人々の興味をそそる。

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写真・明るいしあわせ演歌「五島椿」が話題の石原詢子


 去年暮にレコード会社のプロデューサーから「歌を書いてみませんか」と、話をもらったのがきっかけだった。
 詞や曲を書くのが好きで日頃から書き溜めていた石原であったが、約1ヶ月半をかけて新たな作品4作をレコード会社へ提出した。もし採用されるなら、明るくゆったりと流れるメロディーの「五島椿」だろうと思っていたというが、その予想は見事に的中。メイン曲になった。
 カップリング曲に採用された「流れる雲に」(同)も、同時に作った作品で、一途な恋心を歌っている。ファンも待ってましたとばかりに、発売直後のオリコンチャートでは5位と好スタートを切った。

■希望の花、五島椿

 35周年記念曲の舞台に五島を選んだ理由はー。最も気になった点であった。まず、そこから聞いてみた。
 石原と五島の関わりは、なんと20年前に遡るという。
 かつて仕事で訪ねた五島の島々には「コバルトブルーの海、緑に包まれた島の景色、異国情緒いっぱいの教会、そしてゆっくりと流れる島時間があった」と、石原はその魅力にいっぺんに惹かれてしまった。

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 時は流れて去年、デビュー35周年記念曲の話をもらった石原は、ひと時も記憶から消えたことがなかったあの美しい島を舞台にして書いてみたい、と迷わずに心に決めた。
 ところが頭の中にある島のイメージはすべて20年前のものである。それだけで書くのは「嘘っぽくなる」と、すぐに飛行機のチケットを手配して五島へ飛んだ。今の五島を見て感じるためであった。

 島ではたくさんの人に会って、島に関するあらゆる話を聞いた。するとなぜか島の印象は、今までの美しいだけのものとは全く違っていたのである。
 五島は島のあちこちに咲く椿が有名である。美しいその花は島の象徴でもあるが、現実にはただ美しいだけではなかった。

 「椿で様々なものが生産されており、想像以上に生活に密着していました。たとえば椿油や化粧品などは勿論のこと、人々の夢も紡いでいたんです。さらに椿は〈強葉木〉とも書きますが、これは文字通り風にも強く防風林として島民の生活を守ってくれていることからも、その意味は分かります」
 
 厳しい自然の中に生きる人々、それを支えるのが五島椿なのである。それは島民の夢を叶えてくれる力を持っていた。
 これを詞に盛り込まなければ、真に五島の歌にはならない。取材で彼女はそう感じている。
 さらに島のもうひとつの象徴でもあるのが、福江島の最西端にある大瀬埼灯台である。この白い灯台を抜きにしても、今回の歌は書けない、と考えた。
 1番の歌詞の冒頭には椿ではなく、この「白い灯台」を入れた。それに続けて「島の風」として、五島を表したのである。

■10年ぶりのしあわせ演歌

 「五島椿」は聴く人たちや歌う人々に幸せを運んでくれるーそんな歌である。
 石原詢子と言えば、酒にすがる悲しい女心を歌った「みれん酒」(1999)以降、悲しさを背負う女性ばかりを歌ってきた。まるで自身の代名詞かのように、しあわせ演歌を封印してきた。
 ところが今作は「今までのコロナ騒動で、ストレスも溜まりがちであった人たちが、優しい気持ちになれるように作った」(石原)といい、35周年を祝うのにも相応しい、明るく幸せ感いっぱいの演歌に仕上げた。

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■10年ぶりに封印を解いたしあわせ演歌が好調

 「ここらで幸せな気分になれる演歌を歌ってみたかったんです。ですから柔らかくて、ふわぁ〜とした感じの作品にしました。自分の声質にも合っているんでしょうか」
 これを聴いた人たちの反応も良い。五島の人たちの間でも「いっぱい宣伝しますよ、と新曲の発売を喜んでもらっています」と、歓迎ムードで盛り上がっている。

 これを受けて新曲を発売して間もない5月のある日、長崎県五島市の「五島市ふるさと大使」と、上五島町の「新上五島町観光物産大使」への就任が決まった。6月13日には五島市役所で五島市ふるさと大使の委嘱式も行われ、石原はそれに出席した。
 委嘱式に出るための五島への今回の旅は2泊3日であった。ところが「1週間もいたように思えるような楽しくて充実した内容でした」と、3度目の島への旅を満喫した。

 「8月にもまた2泊3日の五島の旅を予定していますが、来年、椿の花が咲く頃には島でコンサートを開きたいです」
 石原の「五島椿」にかける夢はどんどんとふくらんでいるようである。

■果てしないチャレンジ

 35周年を迎えた今年、石原が目指すところはなんなのであろうか。40周年に向けてのステップの年である事には違いないが、取り分け「新しい楽曲をはじめ、今までにやった事のないものへとチャレンジしていきたい」と意欲をみせる。

 今作「五島椿」のシングルにはカップリング曲に2曲を収録しているが、そのうちの1曲「予感」(作詞・岡田冨美子、作曲 / 編曲・川口真)は去年、自身初の配信シングルとしてリリースしたもので、このところ増えている若い年代のファン層に支持を増やしている。
 これも新しい取り組みのひとつである。

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写真・大ヒットの1曲にと期待を膨らませる

 このところ低迷が続く演歌界ではあるが、こうしたチャレンジの中から大ヒットへとつながる可能性は少なくはない。石原は「それが演歌の活性化になるでしょうし、その大ヒットが私であったらいいなぁ、と思っています」と、35周年にかける夢を語った。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[石原詢子 オフィシャルサイト]
https://junko-ishihara.com/
[石原詢子 ソニーミュージック]
https://www.sonymusic.co.jp/artist/JunkoIshihara/








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生駒尚子、ファンと祝った誕生日は走る路面電車の中で 「チン電貸切ツアー」 [イベント]

◆歌手の生駒尚子(徳間ジャパンコミュニケーションズ)が自身の誕生日の2023年6月3日、大阪で唯一残る路面電車を貸し切って、52歳になったことをファンクラブの人たちと一緒に祝うバースデーイベント「チン電貸切ツアー」を行った。

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写真・プレゼントされたケーキを手にする生駒尚子

 イベントは大阪市内の南部から隣接する堺市内を結んでいる阪堺電車(本社・大阪市住吉区)の始発駅天王寺駅前駅(大阪市)から終点の浜寺駅前駅(堺市)まで、往復約1時間20分をガタゴトと揺れる車中で行われ、生駒の歌やファンのカラオケなどを楽しんだ。

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写真・チン電(阪堺電車の路面電車)を前に参加者と記念撮影

 電車は下町の家と家の間を縫うように走ったり、沿線には名所住吉大社もある。大阪らしさをいっぱい感じさせる沿線を行くそれは、市民から〈チン電〉の名前で親しまれている。

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写真・後援会長(上)や歌手の原田ヒロシさんもカラオケでお祝い
 
 豪華な弁当やお酒も用意されて、車内は終始賑やかな声が絶えることがなかった。
 次々と誕生日プレゼントが贈られる中、生駒の似顔絵入りの特大バースデーケーキには、本人もビックリするほどそっくりな似顔絵を写真に収める人などで、彼女は終始ニコニコ顔であった。

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写真・歌を披露する生駒尚子

 生駒は最新曲の「天雅の海へ」カップリング曲「アジサイの花」を歌い、最後はお馴染みの「河内音頭」で盛り上げると、電車はあべのハルカスが車窓に大きく映って、楽しいイベントは最後を告げた。

 走る車中での初めての誕生日イベントに生駒は「感激しました。これからも歌に精進して行きます」と話していた。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[生駒尚子 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
https://ikoma-naoko.com/
[生駒尚子 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
https://www.tkma.co.jp/release_detail/TKCA-91379.html








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成世昌平と木下結子が初の2マンライブ開く  ネットラジオ開局5周年記念イベント [ライブ]

◆関西の演歌・歌謡界を代表する実力派歌手の成世昌平(日本クラウン)と木下結子(ホリデージャパン)の2人は2023年5月20日、大阪市内のライブハウスでツーマンライブ「しょうへい ゆいこの いっぷくしませんか〜?」を開いた。いずれも在阪でありながら一緒にライブを行うのはこれが初めてといい、集まったそれぞれのファンも2人の歌の数々に満足気な表情を見せていた。

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写真・初のライブでデュエットも初めて


 ライブは毎週金曜日午後7時から同30分まで、大阪発のインターネットラジオ、レディオ・バルーン(大阪市北区天神西町6)で放送されている成世昌平と木下結子のトーク番組「しょうへい ゆいこの いっぷくしませんか〜?」から生まれたスペシャルライブ。

 2023年5月5日で開局5周年を迎えたことから、その記念イベントの一環で、番組で早くから告知していたこともあって「チケットは早くに完売」と前評判も上々であった。
 それぞれの歌のほか、2人のトークもあって「まるで2時間のラジオ放送を聴いているようだった」との声も。

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写真・ネットラジオを飛び出したライブに2人からは笑顔が絶えない

 オープニングは成世昌平がヒット曲「はぐれコキリコ」を歌うと、木下結子は前作の「泣いてもええやろ」を聴かせた。
 この日はテレビの歌謡番組などでもお馴染みの中尾唱さんのピアノ演奏で歌うコーナーもあるなど、ちょっとぜい沢なライブ演出。

 普段はあまり歌わない楽曲を聴かせたのも、このライブならではであった。民謡歌手でもある成世は自らの三味線で、最も得意とするという滋賀県の民謡「淡海節」なとを披露し、木下はオリジナル曲から作詞・髙畠じゅん子、作曲・花岡優平による「盛岡ロマンス」などを聴かせてコアなファンを喜ばせていた。

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写真・ピアノとクロマチックハーモニカの伴奏で歌う
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 中尾のピアノと南里沙さんのクロマチックハーモニカの演奏で、木下が「ノラ」尾崎豊のカバー曲「I Love You」を歌うと、成世は今までに1度も歌ったことがないという石川さゆりの「天城越え」と美輪明宏の「ヨイトマケの唄」を。
 さらに2人で美空ひばりの「愛燦燦」を歌い、どれもこの日のライブならではの豪華特典のような選曲であった。

 ラストはそれぞれがオリジナルの代表曲を歌うコーナー。
 木下は24歳でのらデビュー曲「放されて」を当時の思い出を交えながら歌い、メジャー復活第1作となった「ウヰスキー」そして自分の歌人生を老木に咲く桜の花に重ねた最新作「百滝桜」を聴かせた。

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写真・「百滝桜」は自らの歌手人生を重ねて歌う

 成世は青森県鶴田町にある津軽富士見湖に架かる日本一長い三連太鼓橋、鶴の舞橋を舞台にした「鶴の舞橋」、京都・伏見から大阪・天満橋までを往復していた三十石船をモチーフにした恋歌「三十石哀歌」を歌った。

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写真・自ら作曲した「雪折れ竹」

 さらには自身が子供の頃、広島・三次の田舎で耳にしていた雪の重さで竹が弾ける音からイメージして自ら作曲した最新曲「雪折れ竹」を歌い上げた。

 聴き応えたっぷりな約2時間のライブに会場いっぱいに詰めかけた人たちは、誰もが満足し切った様子で、2人は「このライブは2回3回と開いていきたい」と話していた。

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演歌ジャックス6月放送は塩乃華織と木下結子がゲスト [テレビ]

◆奈良テレビ放送、J:COM関西・仙台などで放送中の「演歌ジャックス」の6月は、塩乃華織(日本クラウン)木下結子(ホリデージャパン)がゲスト出演する。塩乃は好調な新曲「白夜行」で全国を駆け回っており、久しぶりに見せる着物姿で歌う。木下は自身の歌人生を重ねた「百滝桜」を聴かせる。自らデザインしたという衣装は少しだけ足を出したミニスカ。


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写真・塩乃華織(左)と木下結子


■塩乃華織は6月1週目と2週目のゲスト。2023年4月5日発売の新曲「白夜行」は迫力あるドラマチック演歌。オリコン初登場は3位、現在も上位を維持するほどの絶好調ぶりである。
 ゲストトークのコーナーで塩乃は「ディレクターのジャケット写真のイメージは、バックが黒で衣装の着物は白でした。それに合う着物を見つけた時は『これだ』と飛びつきました」と、披露したのがグレーの少し地味な着物。
 「主人公の気持ちになりきっての歌唱に努めています」

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写真・塩乃華織

 前回、衣装に着物を選んだのは四国・大洲を舞台にした「赤い橋」(2017年)であったが、今作はそれを上回るドラマチックで迫力ある作品なのが人気の秘訣のようである。
 このところ関東方面での仕事も急速に増えており、テレビ・ラジオ出演も例外ではない。5月14日にはフジテレビで放送された、平成令和のヒット曲を総勢100人の芸能人が熱唱した「オールスター合唱バトル」にも出演するなど、存在感を強めている。



■木下結子は6月3週目と4週目のゲスト。今年9月21日でデビュー40年目を迎えるベテラン。デビュー曲の「放されて」5年目に出した「ノラ」と言った多くの歌謡曲ファンに今なお親しまれている作品である。「ノラ」は17人もの歌手がカバーしているという名曲で、「オリジナル歌手として恥ずかしくない歌唱を」と木下。
 そうした代表曲を抱えて突然の帰阪して、CDリリースも遠のいていたが、2012年に作詞家髙畠じゅん子との出会によって、♬ 人生はやり直しがきくのよ〜の歌詞の通り、この「ウヰスキー」で見事復活を果たす。

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写真・木下結子

 8年間CDリリースから離れていた木下であったが、新曲「百滝桜」まで高畠の作品を歌い続けている。ウヰスキーが木下の歌人生を重ねたような物語であったように「百滝桜」もまた、老木に美しい桜の花を咲かせる姿を40年のベテランの歌手に重ねるメッセージソングでもある。
 初めて桜をモチーフに歌うのに合わせて、衣装も靴もピンク色に合わせた。そうしたこだわりもあって、今春、木下は大阪府和泉市に実在する百滝桜を何度も観察に出かけている。まるで鏡に映る自らの姿を見るかのように。



【レギュラー出演者と歌唱曲】
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MARI 「男と女の第2章」「ダンスDEムーチョ」
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TAIKI「薔薇のほほえみ」
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岩井都美子「メリージェーン」「人形の家」(カバー)
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MARI&JACKSモンスターズ岩井都美子「ジェルブールの雨傘」(カバー)
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岡田由美「演歌旅がらす」
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島幸作・岡田由美「夫婦の旅路」
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平井一郎 「真知子」
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林田夏美「丹後半島」
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Saori「もう一度・・・」
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はりま美香「さくら咲く丘」「大阪あかり」
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竹中香世「悪あがき」

【司会】
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小池史子
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ファンキー・コバ
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岩井都美子

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演歌ジャックスの放送日

奈良テレビ放送 毎週水曜日 午後2時放送
J:COM 11Ch 毎週火曜日 午前10時放送(放送エリア:大阪、兵庫、京都、和歌山)
天草ケーブルネットワーク 毎週月曜日午後4時放送、毎週火曜日~金曜日 午後4時再放送
兵庫養父市CATV 毎日午後6時放送、毎日午後5時30分再放送
J:COM仙台 毎週火曜日 午前10時放送(放送エリア:仙台市泉区、宮城野区、若林区、富谷市、黒川郡、大川市)

[メディアジャックス]
http://www.mediajacks.jp/








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