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親と子供をつなぐ子守唄 人格形成に効用 [子守唄]

西舘好子.jpg◆作詞家のもず唱平さんと日本子守唄協会の西舘好子さんによる子守唄のトークショーでは、もずさんの「子守唄は私たの生活にとってどんなに重要なのか、また今なぜ子守唄なのか」などのテーマが投げかけられた。西舘さんの話を中心に要約した。





「子育てと落語と子守唄」
http://music-news-jp.blog.so-net.ne.jp/2009-12-24

 テーマに応えるように西舘さんは「10年前から子守唄が消えてしまった。日本の大きな問題となっていると言っていいでしょう。10年前というと肉親を金属バットで殴殺する凄惨な事件が相次いだ。子守唄が歌われなくなったことによって、このような事件が起こったと思っている」と持論を述べた。

 次に子守唄が人の、とりわけ子供人格形成に役立ってきたことに触れ、「子守唄はどれもお母さんの暮らしの中から生まれてきた即興のつぶやきである」と指摘した。

 しかも「歌われているのは、親と子供の臭い、心臓の音、安心などといった双方をつなげるツールであるように感じる。100万通のメールよりも1度でいいから抱きしめて-という言葉通りに、人間の心を伝えるのが子守唄だと思う」などと、子守唄の原点に話は及んだ。

もず唱平.jpg また子守唄が親子の絆を育てるだけでなく「子供の性格を作ったり、子供が感情をコントロールすることを学び、先祖と今をつなぐことににも役立ってきた」と、分析する。

 それが日本人の間で希薄なってきたことが、10年前から多発するようになった事件を引き起こすことになったとし、「経済の論理を心の育成に当てはめようとしてはいけないし、たとえば手をつないで夕陽を見ようなどといった会話が子供の心を育んでくれる」と、日本人のDNAの中に根付いている子守唄の効用を訴えた。

◆ところで西舘さんは、日本子守唄協会の理事長としてこの10年間、日本各地へ飛んで子守唄を収集して歩いてきた。その数は7000曲にもなったという。

 そうした中から子守唄は、子供を健やかに育てたいといった思いが人々の間に自然と備わるようになってきたことが判ったという。
 たとえば親が小さな子供に向かって言う「オツムテンテン」という言葉は、子供の五感を確かめる動作であり、言葉であったという解釈も披露した。



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子守唄が持つ大切さを伝える、大阪・千林でトークと歌のイベント 久ぼたなお子が歌う子守唄 [子守唄]

◆親から子供に伝える子守唄が幼児の人格形成に欠かせない-。

 2009年12月23日、大阪市旭区の千林くらしエール館フェニックスホールで開かれた「子育てと落語と子守唄」で、日本子守唄協会代表の西舘好子さんと作詞家のもず唱平さんが、子守唄の重要性を語り、シンガーソングライターの久ぼたなお子さんが「五木の子守唄」なを歌ってた。
 また落語家の桂福團治さんは奉公に出した1人息子とその親の人情話「薮入り」を披露した。

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子守唄を歌う久ぼたなお子

 トークの途中で久ぼたが「五木の子守唄」と大阪・天満橋にあった青物市場にまつわる話しを盛り込んだ子守唄「天満の市」を聴かせたのに続いて、京都の「竹田の子守唄」、それに彼女のオリジナル曲「今日も夢ん中」を歌った。

 子守唄を勉強中という久ぼたは「聴いて、歌ってしあわせになるように子守唄を学んでいきたい」と、シンガーソングライターとして独自な路線を目指している。

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◆トークの概要
http://music-news-jp.blog.so-net.ne.jp/2009-12-26



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