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完売品続出、おいでませ山口館 阪急梅田店 ふぐのオイル漬けコンフィを購入 [イベント]

◆ 期間限定で2024年2月16日から開設されていた山口県のアンテナショップ「おいでませ山口館 阪急梅田店」の最終日である同27日、目当てのふぐのオイル漬けコンフィ=写真=を求めに出かけた。期間中の17日には、同県美祢市出身の歌手の入山アキ子も来店した。

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写真・27日で閉店したおいでませ山口館 阪急梅田店


 山口県と言えば爛熟した文化をもたらせた戦国大名大内義隆、中国地方を席巻した毛利元就、明治維新の原動力となった長州の志士たちの名前が挙がる。

 その山口(市)は24年1月、アメリカのニューヨーク・タイムズが発表した「24年に行くべき52カ所」に、日本からは唯一選ばれている。しかも北米、パリに次いで第3位に紹介されたという、今、話題の町なのである。

 臨時アンテナショップは山口県が、関西における特産品の認知度の向上と、新たな販路の開拓・拡大を図るために16日から阪急大阪梅田駅2階に開店していた。

 開店2日目の17日には、山口県の山口ふるさと大使を務め、最新曲「一泊二日」が好調な歌手の入山アキ子が、関西キャンペーンの途中に立ち寄っている。

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写真・入山アキ子を訪ねて来たファンと

 入山はここで土産品を買い物するとともに、来店を聞きつけてやって来たというファンたちと会話を楽しんでいた。

 山口県によると、期間中に販売されたのは県特産の250品目だったという。最終日のこの日は、すでに売り切れ商品が多く、棚がむき出しになったコーナーも目立っていた。


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写真・ふぐのオイル漬けコンフィ

 17日に同行した際には購入しなかったが、ずっと気になっていた品があった。同下関市の田中醤油醸造場製造の「ふぐのオイル漬けコンフィ」(1,080円)なのである。

 完売品が多い中で幸いにも。これは残っていた。迷わず1瓶を購入して帰った。食パンアレンジ「しげちゃんキッチン」で使うつもりである。


【コンフィとは】









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五木・三山・市川らが三波春夫メモリアルコンサート 新歌舞伎座で生誕100年特別企画 [舞台公演]

◆長編歌謡浪曲と呼ばれる歌謡曲のジャンルを築き上げた歌手三波春夫が亡くなって23年が経つ。その生誕百年を記念したメモリアルコンサートが2024年2月26日、大阪・新歌舞伎座て行われた。三波春夫を歌い継ぐ五木ひろし、三山ひろし、市川由紀乃、辰巳ゆうと、東京力車の5組の歌手が三波との思い出を語るトークと、代表曲の「元禄名槍譜 俵星玄蕃」などを歌って会場を沸かせた。

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写真・三波春夫生誕百年を記念したメモリアルコンサートのチラシ

 2部構成で行われたコンサートは、第1部は〈長編歌謡浪曲絵巻~「大忠臣蔵」〉と題して、松の廊下での刃傷「あゝ松の廊下」から、東下り「元禄男の友情 立花左近」「南部坂雪の別れ」「元禄花の兄弟 赤垣源蔵」など、吉良邸討ち入りの「元禄名槍譜 俵星玄蕃」まで、まるで映画を見るように、歌で忠臣蔵の物語をコンパクトに綴った。

 第2部の〈熱唱!オンステージスペシャル〉は5組全員で「東京五輪音頭」で幕を開けた。

 忠臣蔵以外の三波の代表曲を集め、五木は映画やテレビドラマでも評判になった「雪の渡り鳥」を、東京力車は「おまんた囃子」市川は「一本刀土俵入」さらに「大利根無情」を五木と三山、辰巳の3人が1コーラスずつを歌い分けた。

 五木、三山、市川、辰巳によるトークコーナーでは、4人の中で最も三波を知る五木が「常に勉強を欠かさない人でした。僕が初めて紅白歌合戦に出場した時、楽屋は大部屋で、出演者はカード遊びなどをしていましたが、隣の部屋では三波さんが1人、大きな声を出して発声練習をされていました」と、その真面目な人物像を語り、若い3人にはその歌を歌い継いでいって欲しい、と呼びかけていた。

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写真・満員御礼の札がかかった初日
 
 ラストコーナーは出演者それぞれの最新曲を披露した。
 五木は今年3月16日には北陸新幹線が福井・敦賀まで延伸して街の活性化が期待されているふる里越前への想いを込めて、歌手生活60周年記念曲「こしの都 」を披露した。

 エンディングは出演者全員で「世界の国からこんにちは」を歌って幕を閉じた。公演は27日夜の部(午後3時から)まで。


[新歌舞伎座 三波春夫 生誕100年特別企画三波春夫メモリアルコンサート]









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化粧神社は若い女性たちでいっぱいだった 第33回歌を歩く [イベント]

◆私も美人の神さまにあやかりたいー。そんな願いを絵馬に託して奉納する若い女性たちのなんと多いことか。3連休の中日とあって、化粧神社の別名を持つ河合神社の境内は女性であふれていた。第33回目になる、歌の舞台を訪ねる「歌を歩く」は2024年2月24日、下鴨神社第1の摂社であるそこを訪ねた。残念ながらメンバーの女性たちはすでに美人揃いとあって、大半が欠席であった。

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写真・スタートは叡電出町柳駅
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写真・歩いて5分もすると目的地の化粧神社に


 原生林で覆われた糺の森は下鴨神社の境内に広がっている。その中に河合神社はある。そこは「方丈記」の著者、鴨長明の父親が禰宜を務めていたところでもあることで知られている。

 祭神は美人であったという玉依姫(神武天皇の母)とされている。美しくなりたい願望と、安産・育児・縁むすびなどを叶えてくれるという。

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写真・化粧神社付近図

 願いを託す絵馬は境内にある〈鏡絵馬お化粧室〉で、絵馬の顔を自分の顔に見立て、自分の化粧品か貸し出してもらえるクレヨン・色鉛筆で美しく化粧をする。
 それに願いを込めて飾り棚に立て掛けるのである。

 ここは歌手の田川寿美さん(日本コロムビア)が、2017年6月に32枚目のシングル「心化粧」をリリースしたのに伴い、ヒット祈願を行なった際に取材で訪ねたことがある。

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写真・若い女性に大人気

 この時、田川さんは新曲のヒットを願うと共に紅白復帰への意欲を示していました。惜しくも願いは叶いませんでしたが、その時の様子はしっかりと記憶に残り、今回の目的地として選んだのでした。

 参加したのは長老の岩城会長をはじめ9人。初参加は演歌ジャックスのレギュラー歌手の平井さん、ただ1人の女性は三上さんでした。
 叡電出町柳駅をスタート地点にしたので、目的地までは徒歩約5分。33回の歌を歩くの中でも最短距離でした。

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写真・境内には梅の花も

 仕事の縁がつながりますように、と手を合わせる人もいたり、神社で拝礼をした我々の願いは様々であった。
 ただ心だけには化粧をせずに素直な心で綺麗でいたいーと願ったのであった(知らんけど?)

■次は上賀茂神社へ

 化粧神社を後にして下鴨神社本殿へ向かうが、ここも観光客が多く早々に立ち去り、次なる目的地上賀茂神社を目指した。

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写真・上賀茂神社前で

 鴨川沿いの河川敷を真っ直ぐに北へ歩く。ベンチに腰掛けて弁当を食べる人たち。ウォーキングやジョギングで汗を流す人たちもいる。自転車で走り抜ける人も。それぞれが色んなスタイルで休日を楽しんでいる。
 川の流れが静かに過ぎる時間を刻んでいた。

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写真・鴨川に沿って北上する

 上賀茂神社への参拝前にまずは腹ごしらえである。神社近くの御薗橋を渡ってハイライト食堂へ行く。思い思いのものを注文するが、ボクはジャンボチキンカツ定食を頼んだ。
 50年近くも昔になるが、この近くに住んでいた。昼は大学の食堂で1食120円という最も安い定食かアパートで菓子パンを食べ、夜はアパート近くの鶏泉という定食屋で鳥泉定食で晩ごはんといった切り詰め生活であった。

第33回歌を歩く 2.jpgle="color:#666666;">写真・上賀茂神社境内を歩く
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写真・昼ごはんはココ

 同じような昔を懐かしむかのように、隣のテーブルに座った家族連れの男性がいた。
 伝わってくる話の内容から想像すると、学生時代にここで食事をしていたようで、その思い出を夫人と2人の子どもたちに伝えていた。

 食後、上賀茂神社へお参りして、地下鉄北大路駅まで歩き、大阪・西九条で恒例のご苦労さん会を開いた。
 この日は13.5キロ、2万872歩の歩行であった。

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写真・恒例のご苦労さん会

 次回は3月に開催する。

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知里、梅田・ロイヤルホースでジャズから演歌まで歌声響かせた ランチライブ [ライブ]

◆歌手知里(日本クラウン)がジャズからシャンソン、歌謡曲・演歌まであらゆるジャンルの歌を生バンドで聴かせたランチライブを2024年2月23日、満席のジャズハウス、ロイヤルホース(大阪・梅田)で開いた。

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写真・ロイヤルホースで熱唱する知里


 オープニングは映画音楽の「慕情」であった。ピアノ、ベース、ドラムの生バンドで響かせる歌声は早くも会場のムードを最高に盛り上げた。
 大阪では初めてというジャズハウスでのライブスタイルで、オリジナル曲の歌謡曲・演歌からお馴染みのジャズナンバーまで20曲近くを聴かせた。

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 「去年夏に大阪・心斎橋できょうのバンドメンバーを含む3人でライブを開いた際に、この老舗のジャズハウスでのライブ開催を決めました」と知里。

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写真・知里

 オープニングに続いて「枯葉」「テネシーワルツ」「スゥイングしなきゃ意味がない」といったスタンダードナンバーを披露した。
 大学で声楽を学んでデビューしたというだけに、耳の肥えた観客を満足させるには十分だったようである。

 さらには去年末に亡くなった八代亜紀の「雨の慕情」をジャズバージョンで聴かせると、会場はオシャレ感いっぱいに包まれていた。

 かと思うと、宮地オサムの「恋は紅いバラ」細川たかしの「浪花節だよ人生は」をカバーするなど、彼女ならではの茶目っ気たっぷりなところも見せていた。

■オリジナル曲もたっぷりと

 大好きな赤色のドレスに衣装をチェンジしての後半ではオリジナル曲中心に歌った。
 最新曲の「哀しみのラストタンゴ」(作詞・冬弓ちひろ、作曲・杉本眞人)自身が麻生知里のペンネームで作曲した「愛しても」(作詞は伊藤美和)も披露。

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写真・赤いドレス姿の知里

 2010年リリースの「やさしい日々」そのカップリング曲で千葉・旭市の旭第二中学校の生徒と合唱したという「ひこうき雲の先に・・・」さらにはニュー演歌と呼ぶ「抱きしめて」の3曲を、自らのピアノ演奏で歌った。

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写真・ピアノを演奏する知里

 ぜい沢感いっぱいに包まれたライブに観客の誰もが満足し切った表情であった。
 ライブは最後に、用意していたアンコール楽曲の映画ゴーストのテーマ音楽「アンチェインドメロディ」と、自身のシングルにも収録する伊藤久男の代表曲として知られる「イヨマンテの夜」を聴かせて終わった。

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写真・歌い終わって満足感いっぱい

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[知里 オフィシャルサイト]
https://office-kaneko.co.jp/








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第8回百歌響演〜二人のジョイント定期ライブ〜 米沢ひでかず・中村秀香 [ライブ]

◆関西の歌謡界を活気づけたい、と2023年にスタートした「百歌響演〜二人のジョイント定期ライブ〜」。その第8回目が24年2月22日、大阪府堺市の音楽スタジオ、フクダスタジオで開かれた。今年1月に新曲をリリースしたばかりの米沢ひでかずとデビュー2年目の中村秀香が新曲などを披露した。

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写真・米沢ひでかず(右)と中村秀香


 小さなちいさなジョイントライブ、百歌響演は、音楽スタジオの中に設けられた、定員30人という極めて可愛い特設ライブハウスで毎月開かれている。

 出演者の1人、米沢ひでかずは13年前に歌手デビューしているが、本格的に活動を始めたのは2018年からだという。
 「顔は演歌ですが、歌手のスタートはオールディーズだったんです。今はムード歌謡を得意にしています」と米沢。

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写真・米沢ひでかず

 1月17日にリリースした新曲「冬枯れ海峡」(作詞・山川夕斗、作曲・岡千秋、編曲・斉藤功)も「演歌ながらも、ギタリストの斉藤功さんにムード歌謡調にアレンジしてもらいました」とこだわりを見せていた。

 この日はカップリング曲の「うしろ影」(作詞・山川夕斗、作曲 / 編曲・斉藤功)や実弟の歌手増位山太志郎の「そんな女のひとりごと」も歌った。
 オールディーズからはエルヴィス・プレスリーの「好きにならずにいられない」も聴かせた。

 4月10日には大阪・梅田のジャズハウス、ロイヤルホースで新曲「冬枯れ海峡」の発表ライブを開くという。

■音楽で認知症予防を

 中村秀香は百歌響演2度目の出演。教師や音楽イベントのスタッフを経て、22年に歌手デビューしている。
 最近は認知症(予防)サポーターとして、音楽を通じて認知症の人やその家族の手助けもしている。

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写真・中村秀香

 ライブではデビュー曲「大阪のれん」(作詞・仁井谷俊也、作曲・沢井明、編曲・DeeP寿)を聴かせたほか、長保有紀の「鬼さんこちら」などもカバーした。

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第315回大阪発流行歌ライブ、ニック・ニューサはじめホリデー衆5人が熱唱 [ライブ]

◆ホリデージャパンの歌手5人が出演した第315回大阪発流行歌ライブが2024年2月21日、大阪・心斎橋のライブハウス BIG CATで開かれた。

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写真・勢ぞろいした出演者たち


 出演したのはニック・ニューサ(田中収)木下結子、キム・ランヒ、朱夏洋子、幸田和也の5人。
 ニック・ニューサは1981年のデビューシングルの「サチコ」がヒットし、この日はステージから客席へ降りてラウンドしながら歌唱した。
 元々ロック、ブルースといった洋楽系の音楽を得意としてきたグループでの活動を経てソロへ。

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写真・ニック ニューサ

 「大阪ボレロ」「生きる」から最新曲「そんなんじゃない」も歌い、ラストは客席の手拍子で「お祭りさわぎ」を歌って締めくくった。


 木下結子は今年がデビュー40年の節目。デビュー曲の「放されて」から「ノラ」といったヒット曲から、ふる里大阪へ戻って日本クラウンからの復帰曲となった「ウヰスキー」も歌った。
 人生はやり直しがきくーと歌う「ウヰスキー」は、この歌詞が多くの心を打ちロングヒットを続けている。

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写真・木下結子

 木下と言えば「ノラ」を連想させるほど評判の高い楽曲。カバーする歌手も18人と数多く、歌謡曲のスタンダードともなっている。
 「放されて」と共に大きな拍手が送られていた。


 キム・ランヒはデビュー32年。韓国でスカウトされたのがきっかけで日本デビューしている。7年前にその事務所社長が亡くなった事から、一時は歌手廃業も考えたこともあった。
 そんな彼女だが、人気曲の「大阪純情」「あんたの大阪」「ソ・ウ・ル」を歌うと観客も大喜び。

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写真・キム ランヒ

 新曲「望郷トラジ」はもず唱平の作詞で、「レコーディングでも涙が止まらなかった」(キム)というほど、文字通り望郷の想いをかき立てる。
 6月には恒例のチャリティーランチショーを大阪・道頓堀ホテルで開くという。


 朱夏洋子は「もう45年ほどヴギを歌って来ました」と、笠置シヅ子の「東京ブギ」「ラッパと娘」を歌ってオープニング。
 長くナイトクラブで歌ってきたキャリアを持つ彼女、そこで覚えた楽曲は4百曲にもなるという。「今も覚えたい歌は山ほどあります」と朱夏。

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写真・朱夏洋子

 最新曲は幸田和也と競作となった「えらいこっちゃで」。こちらはジャズアレンジで朱夏の良さをふんだんに出している。
 ラストはホリデー移籍第1作目となった。ロックビートな「アンタじれったい」を聴かせて、歌唱ジャンルの幅広さを見せた。


 幸田和也は大阪・羽曳野市出身で歌手デビューして16年になる。大阪から活動の拠点を東京へ移して、すでに10年になる。
 オープニングに「親父の漁場」(2012年)のカップリング曲「山かげろう」を歌って、ただいま〜と声をかけると客席からは「お帰り〜」の声も。

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写真・幸田和也

 4月17日には新曲「哀しみのシルエット」を発売する。「今までの作品と違って、大人の女性を歌った楽曲です」と幸田。
 ステージでは最新曲「えらいこっちゃ」と、ハンカチを振って歌うお馴染みの「恋おんな」も歌った。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/index.html








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木下結子、皆さまのおかげでデビュー40年 今夏、大阪・東京で5年ぶりのソロライブ [インタビュー]

「ノラ」「放されて」などのヒット曲で知られる歌手木下結子(ホリデージャパン)が今年、デビュー40年を迎えている。デビューして5年目で歌った「ノラ」は今までに18人の歌手によってカバーされているなど、歌謡曲のスタンダードナンバーとして多くの人たちに口ずさまれている。夏には5年ぶりとなるソロライブを大阪と東京で開催する。

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写真・木下結子


 40年という長い年月を歌い続けて来た木下結子が歩んで来た道は決して平坦ではなかった。
 大阪限定盤として日本コロムビアから発売されるはずの「放されて」が1984年、急きょ全国発売に決まって、上京することになった事から、彼女の歌手人生は始まる。

 デビュー5年目の1989年1月には3枚目のシングル「ノラ」を発売している。北から南までこれを届けるため、全国を訪ね歩いて歌っている。

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写真・発売当時の「ノラ」のジャケット

 その甲斐あって評判を得た「ノラ」は同年5月にファーストアルバム「ノラ」が発売されているし、96年9月には「放されて」とのベストカップリング盤として再リリースされている。
 そして98年8月には門倉有希がカバーシングルをビクターから発売して、さらに多くの人が「ノラ」を知るようになった。

 木下もアルバム「ノラ」を同11月に再リリースしている。
 今では秋元順子なと18人がカバーするほどの人気曲になり、日本の歌謡曲のスタンダードとして定着していると言ってもいい。

■歌に励まされて歌い続けてきた

 「ノラ」の元祖木下が還暦を迎えると、世の中はコロナ大騒動に巻き込まれた。外出することをはじめ、あらゆる活動が自粛を求められるようになった。
 未だかつてない異常事態に、歌手も例外なく歌う場所がなくなった。

 木下も例外ではなかった。歌手を続けるのもこれまでか、と思い悩む毎日が続いた。
 この年の10月にはホリデージャパンに移籍している。悩んだ末の決断であったが、移籍第1弾として出したのが「泣いてもええやろ」であった。

 デビュー曲「放されて」のアンサーソングのような楽曲で、大阪湾を涙でいっぱいにするほどに泣いてもええやろーと歌詞にあるように、自分に素直になると、少しは気持ちも楽になった。

 それから2年後、デビュー記念日の9月21日に、大阪府内に実在する百滝桜(ももたきざくら)をモチーフにした「百滝桜」を出した。
 今度は自分を大いに元気づけてくれる作品であった。

 その歌詞を書いた作詞家の髙畠じゅん子は、「樹齢百数十年の老木となった百滝桜のように、今、美しく花を咲かせる桜木は周りのたくさんの人たちが支えてくれたからです。あなたが40年近く歌い続けて来られたのも、同様にそうした多くの人たちのお陰なのですよ」と、木下に助言している。

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写真・木下結子

 人生はいつでもやり直しが出来るーと木下が歌う「ウヰスキー」と同様に髙畠が送るエールであった。

 4月21日には大阪・堂島のエルセラーンホールで開かれるホリデージャパン歌謡フェスタin大阪に出演するが、40年を飾るのに相応しい歌を聴かせてくれるであろう。

 さらに今夏、5年ぶりにソロライブを大阪と東京で開くという。

 長い年月が経った今も、「放されて」「ノラ」などを聴きたいーといった多くの人からリクエストが絶える事がない。
 木下は「自分の物差しで出来ることを見極めて、1つひとつをこなして行きたいです」と、これからもコツコツと歌い続けていく姿勢を崩さない。

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[木下結子 ホリデージャパン]
http://www.holiday-japan.co.jp/artist_kinoshita_yuiko.html








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第243回関西発歌謡曲応援の会 東北・関東からも出演 [ライブ]

◆岩手県出身でデビュー5年目の三本木智子(徳間ジャパンコミュニケーションズ)東京を拠点に活動する鹿児島県出身の斉木涼(ホリデージャパン)ら4人が出演した第243回関西発歌謡曲応援の会が2024年2月19日、大阪・梅田のライブハウス、ロイヤルホースで開かれた。共に初の大阪でのステージの三本木と斉木。三本木は奈良・長谷寺を舞台にした「紅葉恋路」なとを歌い、同じくデビュー5年の斉木は「S’APPUYER(サピュイエ)~優しい、よりそい~」などを歌った。

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写真・出演者全員が揃った


 初めて大阪にやって来たという三本木は、ピンクのハッピを着た千葉・大阪・兵庫から集まった応援団の熱い声援を受けて、23年10月リリースの「紅葉恋路」を披露した。
 「関西の皆さんにぜひとも覚えてもらいたい1曲です」と三本木。

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写真・三本木智子

 「ルリエの花」は19年12月にリリースした楽曲。津波で流されたチューリップの球根が、流れ着いた土地で花を咲かせ、つなぐとか結ぶと言った意味の〈リルエ〉と呼ばれた、というストーリーで作られた作品である。大地震で大きな被害を受けた東北地方などを励ます。

 またデビュー曲の「あなたの恋桜」「ルリエの花」の表題曲「三陸大漁祝い歌」も歌った。


 斉木は所属していた事務所の社長がガンで亡くなったのを機に、どこにも所属しないフリーとなった。去年、自らも喉のガンに侵された。
 「一時は死も覚悟をしましたし、術後に声が出なくなるなどしました」が、見事に生還して声も戻った。

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写真・斉木涼

 以来、1日1日を大切に生きる事を心がけ、「売れるまで死ねない」と、歌い続けている。

 そんな彼が歌う「サピュイエ」は切ない恋歌。今回、誘われて大阪会場に出演した。会場では東京から一緒に来たという仲のいい2人の友人が盛んに声援を送っていた。
 作曲家でもあった元事務所の社長が、自らが歌うつもりで作った楽曲であったという。

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写真・大川勝義
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写真・塩川百合子
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写真・清水聖史

 この日はまた、和歌山県からやって来た大川勝義「初恋御堂筋筋」(キングレコード)を、大阪市在住の塩川百合子「花が咲く」(同)兵庫県尼崎市出身の清水聖史「酒綴り」(メロディレコーズ)などを歌った。

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三重県で初の昭和歌謡オトコウタライブ 全国からファン集結 入山アキ子 [ライブ]

◆歌手入山アキ子が昭和歌謡の男歌を歌う「昭和歌謡オトコウタライブ」が2024年2月18日、三重県で初めて津市海岸町の冨士カラオケスタジオで開かれた。「一泊二日 ギターバージョン」などオリジナル曲のほかアルバム収録曲の「嫁に来ないか」などを歌った。

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写真・後援会の盛り上げ隊をバックに「わたしのふる里」を歌う入山アキ子


 看護師から歌の道に入って15年。最新曲「一泊二日」の1曲にかけて歌い続ける入山アキ子が目指すのは、「皆んなが元気に笑顔になって、達成感を感じられる」こと。
 そんな同じ想いを持つ後援会の会員などが各地から集まった入山アキ子昭和歌謡オトコウタライブ in 津であった。

 ライブは「一泊二日」でオープニング。会場が海が見えるカラオケスタジオという事もあって、この日の入山の衣装は波の柄をあしらった着物と帯を身につけていた。

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写真・入山アキ子

 次に歌ったのは2014年のデビュー曲「ザンザ岬」。会場から見える穏やかな伊勢湾と違って、この歌には北海の荒波が登場する。まさに歌手の道へと乗り出した当時の気持ちを表しているかのようである。

 入山のオリジナル曲の多くは師匠の作曲家鈴木淳(故人)と作詞家悠木圭子が手がけている。そうした1曲1曲には彼女の人生が込められているようでもある。

 「きずな道」は歌詞を見た途端に涙が出てきたーといった楽曲。ずっと母親の背中を見て頑張ってきた入山だからこそである。
 「皆さんのお母さんを思いながら聴いて下さい」と聴かせた。

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写真・入山アキ子

 また ♪ 生きてゆけます 1人でだって 〜 と歌う「紀淡海峡」は、デビュー前から入山を支えてきたマネージャーが亡くなり、1人で歌手の道を進むことになった時の心細さや自らを鼓舞する心のうちが描かれている。
 それだけに今なおたくさんの人がカラオケで歌う、説得力の強い作品となっている。

 ライブではこれらオリジナル曲に交じって、カバーアルバム「入山アキ子昭和歌謡オトコウタ」の収録曲から「北の旅人」「釜山港へ帰れ」「雨に咲く花」「嫁に来ないか」も歌った。

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写真・盛り上げ隊
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写真・動画撮影も行う後援会の森澤さん

 アンコールには「一泊二日」のカップリング曲「わたしのふる里」を健康体操を盛り込みながら歌って、楽しく盛り上げていた。

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写真・ライブに先立って行われたカラオケ

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[入山アキ子 オフィシャルサイト]
[入山アキ子 テイチクエンタテインメント]









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83歳ママが「紀淡海峡」熱唱 入山アキ子関西キャンペーン2日目 [イベント]

◆歌手入山アキ子の最新曲「一泊二日」の関西キャンペーン2日目の2024年2月17日、初めて訪ねた尼崎市西立花のカラオケ喫茶店。83歳のママが入山の代表曲とも言える「紀淡海峡」を歌うと大きな拍手が送られていた。

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写真・入山の横で「紀淡海峡」を歌うジョイフルのママ(左)
写真下・ジョイフルのママさん(右)と


 入山がこの日「一泊二日」に次いで歌ったのは、10年前に発売した楽曲で、今なお人気の高さを誇っている「紀淡海峡」であった。
 客席にただ1人いた親戚と呼ばれる後援会の会員の男性からアッコちゃ?ん ? と大きな声援が飛んだ。
 彼は北海道から沖縄まで全国に780人いるという入山アキ子後援会の会員の1人である。

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写真・ジョイフルで歌う入山

 「紀淡海峡」は2014年に発売されて10が経つのを記念して今年、歌の舞台となった和歌山では記念企画が予定されているという。
 その楽曲を得意にしているのが、カラオケ喫茶店ジョイフルのママである馬場弘美さん(83歳)。入山に誘われるようにステージで歌った。
 「感情をのせた熱唱には歌の主人公の寂しさが良く現れていました」
 入山も感心するほどのカラオケ歌唱には店内からもたくさんの拍手が飛んでいた。

もう一つの人気曲 悪女シリーズ

 次に訪ねたのは大阪市内のカラオケはりま。歌手のはりま美香がママを務めるカラオケ喫茶店である。
 「一泊二日」と共に、15年前の本人映像が見られるデビュー曲「ザンザ岬」や、NHKのテレビ番組でも歌った悪女シリーズの「みだれ舞い」なども披露した。

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写真・カラオケはりまのママと

 「みだれ舞い」は彼女にとってもたくさんの思い出がある楽曲。そのひとつが悪女ぶりを演出する小道具として使われたエメラルドの首飾りであった。
 「後援会の女性会員からお借りして、ミュージックビデオを撮影した際に使用した600万円もする貴重な物でした。撮影は警備員が見守る中で行われました」と入山。

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写真・カラオケはりまで歌う入山

 この日、2店舗でのキャンペーンのラストソングはいずれも「一泊二日 ギターバージョン」であった。
 ギターの名手、斉藤功が編曲を担当して自らギターの腕を振るっている作品である。入山のカバーアルバム「昭和歌謡オトコウタ」の収録されている。

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写真・カラオケはりまに応援に駆け付けた島幸作さん(左)と高屋三佐江さん(右)

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[入山アキ子 オフィシャルサイト]
[入山アキ子 テイチクエンタテインメント]









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元気で笑顔がある毎日をー 入山アキ子が「Saori 夏ちゃん はるいろ いろいろ」(FM845)に生出演 [ラジオ]

◆歌手入山アキ子(テイチクエンタテインメント)が2024年2月16日に放送された「Saori 夏ちゃん はるいろ いろいろ」(京都リビングエフエム・FM845)に生出演した。元看護師らしく「元気で笑顔がある毎日を送って下さい」と聴取者にメッセージを送ると共に、放送後に行われた番組のYouTube版の収録では「シャンソンやジャズなども歌ってみたい」と、新たな挑戦意欲を見せた。

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写真・入山アキ子(中央)とパーソナリティのSaori(右)、林田夏美


 「Saori 夏ちゃん はるいろ いろいろ」は、歌手のSaoriと林田夏美がパーソナリティを務める歌とトークの番組で、毎週金曜日の午後4時から5時まで放送されている。
 番組に女性歌手が生出演するのは初めて。

 装花作家でもある林田は「テレビの歌番組で共演した時に、花をかんざしにアレンジしてプレゼントしたことがありました。その際にさりげなく帯に刺されたことがありました。その人柄やファッショナブルなところが好きになりました」と今回、番組出演をリクエストした。

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写真・林田夏美(写真左)が入山アキ子をイメージして作った装花を囲んで

 番組では毎回、テーマに沿ったメッセージを聴取者から事前に募集している。今回のテーマは「健康」。

 防衛省技官・看護師から歌手に転身して「歌も看護も心から」をモットーにしている入山にはピッタリなテーマだけに、全てを紹介仕切れないほどのメッセージが寄せられていた。

 それに答えて「よく食べてよく寝て、深呼吸することですね」などとアドバイスした。

 デビュー15周年を迎えている感想を聞かれた入山は「暗闇の時もあったり、そこから引っ張り上げてもらったり、山あり谷ありの長い道のりでしたね。それを笑顔で頑張って来られたのは、たくさんの人たちからもらったパワーです」と話していた。

 Saoriも「あまりクヨクヨと考えずに、気にしないことですよね」とも。

 最新曲の「一泊二日」は22年にリリースしたもの。今まで1年に1曲を出してきたが「47都道府県の人たちに時間をかけてじっくりと聴いてもらい、この1曲にかけたい」と、新曲を発売せずにこの作品へかける強い想いを披瀝した。

  番組ではアルバムに収録されている「一泊二日 ギターバージョン」などが紹介された。「ギターの音色と歌がよく合っていますね。モノクロの映画でも見ているようで、心が落ち着きます」と、林田。

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写真・シャンソンやジャズも歌ってみたいと話す入山(左)ーYouTube版の収録で

 放送終了後には番組のYouTube版の収録も行われた。入山とSaoriのトークと共に、寄せられた全メッセージを紹介した。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[入山アキ子 オフィシャルサイト]
[入山アキ子 テイチクエンタテインメント]









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第219回KOBE流行歌ライブ、松原健之・知里・小川たける・黒木咲花が熱唱の2時間半 [ライブ]

◆第1回開催から20年目を迎えているKOBE流行歌ライブが2024年2月15日、神戸市兵庫区の新開地アートひろば2階ホールで開かれ、松原健之(テイチクエンタテインメント)出演2回目の知里(日本クラウン)初出演の小川たける(エイフォース・エンタテイメント)推薦曲コーナーの黒木咲花(ミューズミュージックプロダクション)が最新曲などを披露した。

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写真・勢揃いした出演者たち
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写真・KOBE流行歌ライブ最高!と気勢を上げた


 今回で219回目のKOBE流行歌ライブ。全員がノリに乗ってステージを楽しんでいた。客席をラウンドしたり、ライブの最後で「KOBE流行歌ライブ、最高ー?」とステージから盛り上げるなど、ムードメーカーになったのがトリを飾った松原健之

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写真・松原健之

 自身のコーナーの最初に歌ったのは去年1月、京都・先斗町の歌舞練場で行われた前進座京都初春公演「雨あがる」(原作・山本周五郎)のテーマ曲になった「悲しみの旅人よ」
 シングル「夢を抱いて走れ」のアンコール盤にカップリング曲として収録されている。

 デビュー曲の「金沢望郷歌」に代表される清涼感あふれる歌声は彼の魅力のひとつで、それを聴こうと北海道や九州など遠方から駆けつけたファンも見られた。その「金沢ー」はこの日はアルバムバージョンで聴かせた。

 最後に胸に大きな白いユリの花を付けて最新曲「カサブランカ」を歌った。


 知里は関西に来る機会が増えているといい、彼女を応援する人たちも数多い。「花艶歌」「あなたの女です」「華ロック」とオリジナル曲3曲を歌いながら客席をラウンドしてファンサービスするシーンもあった。

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写真・知里

 身長156センチと小さな体に反して、日大芸術学部で歌唱を学び、東京・赤坂、六本木のジャズクラブでジャズも歌っていたなど、パンチのある楽曲が得意。この日も「黒百合の歌」を聴かせたほか、映画「ボディーガード」のテーマ曲「I wll aways love you」も歌い、最新曲「哀しみのラストタンゴ」も披露した。

 22、23の両日には大阪・梅田のジャズハウス、ロイヤルホースでジャズと歌謡曲のライブを行うという。


 小川たけるは初出演。島根・松江市出身で東京・青山学院大学で美術史を専攻して、2014年に「涙あそび」(日本クラウン)でデビューしている。
 デビュー9周年の去年に出したのが「陽炎?KAGEROW?」。これを歌うと共に、客席をラウンドしながらデビュー曲のカップリング曲で松江のご当地ソングでもある「ふたりの城下町」を歌った。

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写真・小川たける

 流行歌ライブのステージは初めてであるが、神戸は年に数回来ているという馴染みの町。それもあってか、ニューシングルのカップリングには「神戸恋みなと」を入れている。
 「自分で作詞と作曲をした作品です」とアピールしていた。


 黒木咲花も初出演。姉で歌手の上川しほの着付けを長く担当していたが、「綺麗になったと言われたくて」「あなたが欲しい」で去年、歌手デビューをしている。

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写真・黒木咲花

 この日はこの2曲を披露すると共に、姉妹で作るユニット、La・muse(ラ・ミューズ)としても活動しているが、2人で「恋のバカンス」「白い色は恋人の色」もカバーして聴かせた。

人気の 昭和歌謡のコーナーでは松原が布施明の「霧の摩周湖」を。知里が伊藤久男の「イヨマンテの夜」小川が橋幸夫の「恋をするなら」をカバーした。

※写真・記事の無断使用はお断りします。








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千葉一夫、川をタイトルに歌った44年 [インタビュー]

◆歌手千葉一夫(73歳)がデビュー44年を迎えている。彼には人生の例えにもされる「川」をタイトルにした楽曲が幾つかある。「カラオケでもたくさん歌われている」という人気曲も多い。

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写真・デビュー44年を迎えている千葉一夫


 千葉のオリジナル曲でタイトルに「川」が付く楽曲は5曲ある。
 「吉野川」(徳島県)「笛吹川」(山梨県)「白雪川」(秋田・山形県)「紀ノ川旅情」(和歌山県)「霧雨川」(架空の川)がそれである。
 実在する川はこのうち4曲だが、いずれも誰もが知る、名のある美しい川である。

 24年2月7日に発売したシングル「山吹の駅」は列車ものの演歌である。このカップリングとして収録されている「男新三流れ旅」は千葉が得意とする股旅もので、川の名前は出て来ないものの、歌詞には ♪ 明日は寝覚床(ねざめ)か 木曽桟(きそかけはし)か 〜 と、ちゃんと川(木曽川)を連想させている。

 流れ者の新三と木曽の急流を掛けたような歌詞は、渡世人の流転の人生そのものを表しているようで、心憎いばかりである。

 一方、表題曲のタイトルにある駅はそこを行き交う様々な人々のドラマの舞台ともなる場所である。川もまた人々の人生そのものに例えられる。やはり人生の舞台なのである。
 いずれも人の生き様を温かく表現するのが人気につながっている。

 1950(昭和25)年8月に千葉県銚子市で生まれた千葉の歌手デビューは80(同55)年である。
 この間のレコーディングは100回近くになるそうだから、そのキャリアの長さが分かる。

 新曲のいずれの楽曲も、キャリア44年の千葉だからこそ歌える、しみじみと人生を感じさせる作品になってるのであろう。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[千葉一夫 オフィシャルサイト]
https://bluesky1982.co.jp/talent/153153.html
[千葉一夫 キングレコード]
https://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10093








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演歌ジャックス、3月放送分を収録 ゲストは小野寺陽介と平岡チカ [テレビ]

◆奈良テレビ放送、J:COM関西・仙台などで放送中の演歌・歌謡曲の音楽番組「演歌ジャックス」の2024年3月放送分の収録が24年2月13日、大阪市内で行われた。ゲストは第1・2週が小野寺陽介(テイチクエンタテインメント)で、第3・4週は平岡チカ(カストレミュージック)が出演する。小野寺は「みちのく恋しずく」を、平岡はヒット曲「好きやねん大阪」と最新曲「希望岬」を歌う。


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写真・小野寺陽介(左)と平岡チカ


 小野寺陽介は番組初出演で、2月第1週・第2週に、23年8月に出した「みちのく恋しずく」を歌う。
 山形県鶴岡市出身で、デザイン会社に勤めながら歌手の道に入った。テイチクではデザイナーも兼務する変わり種で、CDジャケットやポスター、チラシの制作も手がける。
 テイチク移籍2枚目のシングルとなる今作はデビュー25周年記念曲でもある。

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写真・小野寺陽介

 「1度会うと忘れられない癒し系」
 そんな評価が聞かれる小野寺だが、今作も癒し系の歌そのものといった声も。
 松尾芭蕉も訪れた山形市の立石寺が歌の舞台。過ぎ去った恋に想いをはせる爽やかな恋歌である。
 イベントなどで人気なのが、小野寺の似顔絵をアレンジした「よすけグッズ」だという。小野寺陽介フレークシールは7枚1セットで800円。近く「僕にさっぱり似ていない可愛いアクリルキーホルダーも発売します」とPRも忘れなかった。
 
■3週・4週は〈好きやねん平岡チカ〉

 平岡チカと言えば彼女が、以前の芸名浪花こゆきとして歌った「好きやねん大阪」が代表曲として知られている。その後、現在の平岡チカに改名したが、放送では第3週目と第4週目に出演する。
 「好きやねんー」は「今でも大阪の盆踊りでは歌われている」(平岡)というから、軽快なメロディは多くの人を引きつける人気曲である。

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写真・平岡チカ

 23年4月リリースの新曲「希望岬」は、彼女がまだデビュー間もない10代の学生時代に、レコード盤で出した楽曲(当時の芸名は平岡千佳)。
 北海道を舞台に大事な人を忘れるために旅する女性の心情を歌っている。
 「かつて歌った頃は恋愛経験もなく、まだ子どもの声で唱歌のように歌っていました」と平岡。
 大人になった今は「歌の内容もしっくりと来ています」と話す。

 
【童謡コーナー】

 コロナ下では中断していたが、このほど復活させた話題のコーナーである。誰もが知っている、そんな歌を選んでレギュラー出演者(歌手)がゲスト歌手を囲んで合唱するのである。

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写真・「春が来た」を歌う小野寺腸介withレギュラー
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写真・「おぼろ月夜」を歌う平岡チカwithレギュラー

 3月放送分では小野寺腸介withレギュラーが「春が来た」を、平岡チカwithレギュラーによって「おぼろ月夜」が歌われる。

 どちらの歌も季節は「春」である。暦の上では先頃、立春を迎えたばかり。これから日1日と暖かな春がやって来る。


【レギュラー出演者と歌唱曲】
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MARI 「男と女の第2章」「ダンスDEムーチョ」
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TAIKI「薔薇のほほえみ」
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岩井都美子「大阪恋時雨」「いい日旅立ち」(カバー)
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岡田由美「夫婦椿」
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島幸作・岡田由美「夫婦の旅路」
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島幸作「青春のアルバム」
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平井一郎 「真知子」
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林田夏美「丹後半島」
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Saori「二人でお酒を」(カバー)
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長生忠之・藤川真千子「有楽町で逢いましょう」「一本刀土俵入り」(カバー)
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秀彦・聖子「東京シルエット」
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聖子「新宿ドール」
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青海涼「夢恋街」
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RED CARD&あたりめ「US」
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MARI & JACKSモンスターズ「いつか王子様が~ハイホー」

【司会】
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小池史子
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ファンキー・コバ
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岩井都美子

※写真・記事の無断使用はお断りします。


演歌ジャックスの放送日

奈良テレビ放送 毎週水曜日 午後2時放送
J:COM 11Ch 毎週火曜日 午前10時放送(放送エリア:大阪、兵庫、京都、和歌山)
天草ケーブルネットワーク 毎週月曜日午後4時放送、毎週火曜日~金曜日 午後4時再放送
兵庫養父市CATV 毎日午後6時放送、毎日午後5時30分再放送
J:COM仙台 毎週火曜日 午前10時放送(放送エリア:仙台市泉区、宮城野区、若林区、富谷市、黒川郡、大川市)

[メディアジャックス]
http://www.mediajacks.jp/

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KOBE流行歌ライブ、松原健之・知里・小川たける・黒木咲花の神戸ゆかりの4人が出演 2月15日 [ライブ]

◆松原健之(テイチクエンタテインメント)知里(日本クラウン)小川たける(エイフォース・エンタテイメント)黒木咲花(ミューズミュージックプロダクション)の4人が出演する第219回KOBE流行歌ライブが2024年2月15日、神戸市兵庫区の新開地アートひろば2階ホールで開かれる。

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写真・15日開催のKOBE流行歌ライブのチラシ


 松原健之はデビュー19年目。最新曲のバラード「カサブランカ」は23年9月にアンコール盤を発売している。カップリングも「敦賀半島」から「 桜ひとひら」に替えてのリリースであった。

 デビュー曲は「金沢望郷歌」。それだけに今年元旦に北陸を襲った能登半島地震の被災地となった石川県への想いも一際強い。

 1月17日のXで松原は「6千434人の大切な命が奪われた阪神淡路大震災から29年がたちました。神戸が見事に復興したように能登の復興を心から祈ります」と記すと共に、「石川県の水仙も有名です。ほのかに甘い匂いが心を癒してくれます」と、第2の故郷とも言える石川県へ思いを馳せた。


 知里は最新曲でラテン調の「哀しみのラストタンゴ」(作詞・冬弓ちひろ、作曲・杉本眞人)などを聴かせる。
 関西での活動も数多くこなしており、ファンも多い。
 2月22、23の両日には大阪・梅田のライブハウス、ロイヤルホースで単独ライブを開く。
 22日は前夜祭で、メインイベントは23日にランチショーのスタイルで開く。


 小川たけるはKOBE流行歌ライブには初出演。俳優業を経て14年に「涙あそび」で歌手デビューしている。
 23年9月に5枚目のシングル「陽炎~KAGEROW~ 」をリリースしている。カップリングは神戸を舞台にムード歌謡調に仕上げたという「神戸恋みなと」と「ふるさとのきみへ」で、このほど「神戸恋みなと」のミュージックビデオもYouTubeで公開している。


 去年デビューしたばかりの黒木咲花は神戸生まれ。長年着付け教室で講師をする傍ら、姉の歌手神川しほの着付けを担当してきた。
 姉妹でLa・muse(ラ・ミューズ)の名前でも活動している。
 父親は消防士から転職して浪曲師になったという。幼い頃から歌うのが大好きで、ザ・ピーナッツのように姉妹で歌うのが夢だったという。









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入山アキ子、FM845「Saori 夏ちゃん はるいろいろいろ」に生出演 [ラジオ]

入山アキ子、FM845「Saori 夏ちゃん はるいろいろいろ」に生出演

◆毎週金曜日の午後4時から5時まで京都リビングエフエム(FM845)で放送している「Saori 夏ちゃん はるいろ いろいろ」に、2024年2月16日、歌手の入山アキ子が初めて番組出演する。

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写真・番組初出演の入山アキ子


 絶好調の最新曲「一泊二日」の誕生秘話や、新曲発売の話を断ってまでもこの作品にかける想いなど、デビュー15年目の入山アキ子に、番組パーソナリティのSaoriと林田夏美の2人がインタビューする。

 これの後に発売になったアルバム「入山アキ子 昭和歌謡オトコウタ」に収録されている「一泊二日 ギターバージョン」についても入山は話す。

 番組では入山への質問やリクエストも受け付けている。
 送り先は次の通り。
[メール]
FM845のリクエスト・メッセージフォームから → https://www.fm-845.com/mail/index.html

[FAX]
075-602-9432
[葉書・手紙]
〒612-8087
京都市伏見区京町大黒町115-3
FM845「Saori 夏ちゃんはるいろいろいろ」係

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写真・番組パーソナリティの林田夏美(左)とSaori

 番組ではまた、リスナーから寄せられたメッセージ「私の健康法」につてのトークコーナーもある。

 番組は スマホ・PCでJCBAインターネットサイマルラジオ配信 https://www.jcbasimul.com/kyotoribingufm にアクセスする事で、全国どこからでも聴くことができる。


[京都リビングエフエム FM845]

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福田こうへい、大阪・新歌舞伎座で2度目の時代劇に挑戦 特別公演「鯉名の銀平 雪の渡り鳥 / コンサート」 [舞台公演]

◆歌手福田こうへい(キングレコード)が大阪・新歌舞伎座で2度目の時代劇を熱演している。2024年2月9日から始まった新歌舞伎座開場65周年を記念した「福田こうへい特別公演」での芝居「鯉名の銀平 雪の渡り鳥」である。2部のコンサートでは1月1日発売の新曲「庄内しぐれ酒」などを歌っている。23日まで。 

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写真・福田こうへい特別公演のチラシ


 「鯉名の銀平 雪の渡り鳥」は長谷川伸の戯曲「雪の渡り鳥」が原作で、今回、池田政之が脚色・演出した。
 長谷川一夫や市川雷蔵、大川橋蔵といった往年のスターが銀平を演じて映画化もされているが、それを時代劇は22年11月の新歌舞伎座での「望郷 風の流れ旅」以来2度目という福田こうへいが挑んでいる。

 前回に次いでの股旅物。舞台は幕末の伊豆・下田。ラストの雪の中での乱闘シーンの殺陣は圧巻で、大好きだという時代劇を演じた福田は、殺陣をはじめ2週間の稽古で体重が3キロ落ちたという。

 そして臨んだ本番。「皆さんに助けてもらいましたが、初日ということもあって緊張しました」と話していた。
 また「足が短いので、刀を振り下ろすのが早くなるんです」と、笑わせる場面も。


 初日、2部のコンサートは約1時間半。自ら構成・演出したという。オープニングの「女舟」から新曲「庄内しぐれ酒」まで、オリジナル曲・民謡・昭和歌謡カバー曲を織り交ぜながら全21曲を歌った。

 前半に「沓掛時次郎」や「殺陣師一代」と時代劇に関した楽曲を選び、デビュー曲「南部蝉しぐれ」前作「天空の城」や得意な民謡も盛り込んだ。

 中盤は女性の心情を歌った「花街の母」「夫婦舟」など昭和歌謡曲6曲をカバー。エンディングではオリジナル曲を「天竜流し」「男川」「一番マグロの謳」「北の出世船」などを一気に聴かせた。

 初日の公演を終えた福田は「少し飛ばし過ぎた感じですが、芝居はこれからどんどん良くなると思います」と、来場を呼びかけていた。

 この特別公演は3月8日からは東京・明治座で上演される。


[福田こうへい特別公演 大阪新歌舞伎座]









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恋文を書いていますかー。芝居と手話ダンスの公演 広島の歌手・尾本喜代美が三越劇場で女優に初挑戦 [舞台公演]

◆宛先の分からない夫への恋文を書き続けて亡くなってしまった母親。娘はその父親探しを始めるー。「恋文」(監修石井ふく子、脚本さらだたまこ、演出宗田梁市・山辺コリコ)はこんなストーリーである。

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写真・尾本喜代美さん(左)と一緒に出演するFMはつかいちの太田典子さん


 2024年2月17、18の両日、東京・日本橋の三越本店本館6階の三越劇場で行われるNPO法人劇団はーとふるはんど(東京都渋谷区)による公演である。1部が芝居、2部は歌と手話ダンスのショータイムである。

 これに広島を拠点に活動する歌手で、広島県廿日市市のFMはつかいちの番組「歌って、七コロン日、ノリ陽気」でパーソナリティもする尾本喜代美さんが出演する。
 1部の芝居では旅人の役。「初の女優体験です。台詞もたくさんあります」と、来週に迫った公演に胸をふくらませる。

 芝居は1980年代が舞台。トラックドライバーの男性との恋に落ちた、食堂で働く女性は彼と結婚して女の子をもうけるが、夫は会社の倒産に遭い、借金、その返済のためにドライバーとして再就職するが挫折して失踪してしまう。

 そんな中、連絡先がわからない夫に出せない手紙を書き続けた彼女は、病気で亡くなってしまう。
 大人になった残された女の子が父親を探し始める。「最後はハッピーエンドという話です」(尾本)といった内容である。

 「私を応援してくれている人の紹介で、劇団を主宰する山辺ユリコさんにラジオの番組に出演してもらいました。その時に聴いてもらった、私の歌「おひさま」を気に入ってもらって、明るくてテンポが刻みやすく、歌詞も前向きで、はーとふるはんどの手話ダンスにピッタリかな、と思われたのが出演につながったんです。監修を担当した石井ふく子さんにも気に入ってもらいました」

 FMはつかいちのラジオ番組で一緒にパーソナリティを務める大田典子さんも、尾本さんと共に芝居とダンスに出演するという。

 出演は水澤心吾、山本みどり、渡辺陽子、一谷伸江、清水よし子をはじめ、歌手の二見颯ーも。

 2部の歌と手話ダンスのハートフルショーは、尾本さんたちのラジオ番組の公開生放送のように進行していく。


[尾本喜代美 FMはつかいち]
[劇団はーとふるはんど]








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大好きさムード歌謡 去年ソロデビューした駿河ヤマト(はやぶさ) [インタビュー]

◆ 昭和歌謡の人気の高まりとともに、昭和30年代に流行ったムード歌謡曲への関心も高まっている。ところが、かつてムード歌謡曲を歌ってきた歌手たちにも高齢化が目立つ。そんな中で〈全身ムード歌謡曲〉といった若手がいる。新世代歌謡グループはやぶさのメンバーで、ソロ活動もする駿河ヤマト(日本クラウン)がその人。世は空前の昭和歌謡ブームで、彼への注目は高まるばかりである。

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写真・石原裕次郎の「夜霧よ今夜も有難う」が1番好きだと話す駿河ヤマト


 関西では今、ムード歌謡曲のライブを開催しようーといった動きがある。ムード歌謡曲の良さを往年のファンに味わってもらうというものである。

 「ムード歌謡曲のライブが開かれのならば客で行きますよ」
 歌手としての参加よりも、観客として楽しみたいーそう言って笑わせる駿河ヤマトは、石原裕次郎に憧れて歌手になった、と言ってもいいくらいのムード歌謡曲の大ファンである。

 裕次郎などが出演した30年?40代の映画は百本以上は見ているという。
 「もちろん裕次郎さんの歌はどれも好きで、もしイントロ当てクイズがあれば百点満点ですね」と笑うほど。

 しかも幼い頃の初恋の相手は浅丘ルリ子だというから徹底している。最大のライバルは「男はつらいよ」の寅さんだったようであったが。

■持ち前の低音を生かしたムード歌謡

 去年7月に30歳になった。はやぶさでデビューして12年になるが、その低音を生かしてムード歌謡〈風〉の楽曲を得意としてきた。

 2023年8月にはソロデビュー曲として出した「ズルい男に乾杯 ?」とカップリング曲の「純情25時」は、いずれも〈風〉が取れた正真正銘のムード歌謡曲になっている。

 発売当初はオリコンチャートでも1位を獲得するなど話題になったなど、期待が高まる。


動画・ムード歌謡の灯をもう1度

 ムード歌謡曲の黄金期は昭和30年?40年代であった。平成生まれの彼にとっては遠い昔の話である。
 石原裕次郎の代表曲のひとつ「銀座の恋の物語」が発表されたのも昭和36年であり、大好きな「夜霧よ今夜も有難う」でも昭和42年である。

 昭和30年代にはレコードデビューするバンドや歌手も増加して一大ジャンルを形成したが、今は発売される新曲も少ない。全盛期を知らない若い駿河だが「ムード歌謡曲のファンは多くいます。再びかつてのようなパワフルな時代を」と、期待を寄せている。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[駿河ヤマト オフィシャルサイト]
https://www.nagarapro.co.jp/top/artist/artist.php?id=166
[駿河ヤマト 日本クラウン]
https://www.crownrecord.co.jp/s/c01/artist/suruga-yamato/news?ima=0535&ct=ryuko








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近藤英子作詞の「さよならの行方」、天水春伽(FUTOMOMO)新曲カップリングでリリース [新譜]

◆関西在住の作詞家近藤英子が作詞した「さよならの行方」が、関西を中心に活動している歌手、天水春伽が2024年2月7日に、FUTOMOMOレーベルからリリースする新曲「SOUMATOU」(作詞・林義孝、作曲・大形喜久太郎、編曲・藤とおる)のカップリング曲として収録される。

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写真・近藤英子さん


 「さよならの行方」は、あなたの未来や夢のために私の愛でしばる事は出来ないー。そんな別れの予感に胸を痛める女性の心のうちを歌う詞である。

 近藤は作詞家もず唱平に師事しているという。厳しい指導で知られる師匠だけに、1語1語の使い方についてもそれは想像に難くない。

 彼女には取材先の歌謡イベント会場で、しばしば顔を合わせる。物静かな人で、その性格が現れたかのような作品である。

 同曲の作曲と編曲はメイン曲と同じ、大形・藤の両氏である。
 「SOUMATOU」には表題曲のほか「さよならの行方」「夢でもいい」「人生100年」の4曲が収録されている。









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