美崎音楽アカデミーが初のカラオケ発表会 加納ひろしとみちごえゆうのミニライブも開く [イベント]
90人が参加したカラオケ発表会、写真はその後半に歌った人たち
発表会にはテイチクエンタテインメントの歌手加納ひろしとみちごえゆうが出演して、カラオケ発表の後にそれぞれミニライブを開いた。
写真・加納ひろし
加納は広島県出身のデビュー46年になるベテラン。ヒットしたムード歌謡「銀座」などで知られる。6月19日にはテイチク移籍3枚目のシングル「あなたへのセレナーデ」を発売する。
この日はその代表曲「銀座」をはじめ、「ポールとポーラのように」カラオケ大会で人気曲という「初雪とピエロ」かつてプライベート盤として出したという「大和よ永遠に〜惜春〜」などを歌うと大きな拍手が送られていた。
写真・みちごえゆう
みにごえは「花は、花」で22年10月にテイチクからメジャーデビューしたばかりの大阪・門真市出身の新人。やはり6月19日には2枚目のシングル「ほろ酔い恋酒場」を出す。
ミニライブでは会場近くの東洋学園高等専修学校ファッションコースの生徒によって作られたドレスを着て、デビュー曲を歌うと共に、昭和の名曲の中から「高原列車は行く」(岡本敦郎)を笑顔でカバーすると、ゆうちゃ〜んと大きな声援も飛んでいた。
写真・花束を受け取って挨拶する美崎一也さん
発表会は午前10時35分、1人目の福山正雄さんの「長崎の鐘」(藤山一郎)からスタートして、90人目の中村昌良さんが「瞼の母」(中村美律子)を歌い終わったのは、予定時間通りの午後6時。
見学していた女性は「時間通りに進行するカラオケ発表会は初めてで、爽やかでした」と驚いていた。
主催者の美崎さんは「参加された皆さんが普段の力以上に良く歌われていました」と、話していた。
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演歌ジャックス5月放送、ゲストは湯原昌幸と近藤房之助 [テレビ]
写真・湯原昌幸(左)と近藤房之助
芸能生活60周年を迎えている湯原昌幸は番組の収録で、喜寿を迎えて 悔いのない人生をーーと、話した。
5月1週、2週の放送のゲストである。番組では3月6日に発売した60周年記念シングル「たそがれロマン」と、カップリングに収録している「雨のバラード」(弾語りバージョン)を歌う。
写真・湯原昌幸
「たそがれロマン」は「雨のバラード」をベースにした大人の新しいラブソングであるという。「アタックの強い、素敵なスケール感になりました」と話す。
3月5日の誕生日で77歳となり、喜寿を迎えている。さらに妻でタレントの荒木由美子との結婚生活も44周年にあたるという。それを記念してリリースしたシングルには荒木とデュエットした「Fu・Ta・Ri」も収録しているほどの愛妻家でもある。
■近藤房之助「おどるポンポコリン」
近藤房之助の歌唱シーンは24年4月14日、大阪市中央区の道頓堀ホテルで行われた歌手若松秀彦がデビュー26周年と芸能生活30周年を記念したディナーショーでのゲスト歌唱から収録された。
若松秀彦は番組のレギュラー出演者でもある。ディナーショーではB.B.クィーンズのリーダー、近藤房之助と、フュージョンバンド、ナニワエキスプレスの清水興とのコラボで行われた。
写真・近藤房之助
番組では、ディナーショーでのブルース楽曲などのパフォーマンスを見せて観客を楽しませていた模様を交えて放送される。
近藤はアメリカのブルース歌手B.B.キングをもじって名付けたという音楽グループのB.B.クィーンズでボーカルとギターを担当している。
昭和歌謡の長生劇場
毎回、昭和歌謡の数々をカバーして届けている長生忠之。曲が誕生した背景を解説したり、女優で妻と藤川真千子との共演もあり、まさに一時の〈長生劇場〉である。
写真・映画「男はつらいよ」のワンシーンを再現
【レギュラー出演者と歌唱曲】
MARI 「男と女の第2章」「ダンスDEムーチョ」
TAIKI「薔薇のほほえみ」
岩井都美子「すずめの涙」「ラ・セゾン」
島幸作「青春のアルバム」(コーラス・伊勢智代)
平井一郎 「真知子」
林田夏美「丹後半島」
Saori「もう一度・・・」
長生忠之・藤川真千子「男はつらいよ」「無法松の一生 度胸千両入り」「泣かないで」(カバー)
秀彦・聖子「東京シルエット」「あなたに夢を」
青海涼「夢恋街」「夢の中で」
関西軽音楽倶楽部
【司会】
小池史子
ファンキー・コバ
岩井都美子
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演歌ジャックスの放送日
奈良テレビ放送 毎週水曜日 午後2時放送
J:COM 11Ch 毎週火曜日 午前10時放送(放送エリア:大阪、兵庫、京都、和歌山)
天草ケーブルネットワーク 毎週月曜日午後4時放送、毎週火曜日~金曜日 午後4時再放送
兵庫養父市CATV 毎日午後6時放送、毎日午後5時30分再放送
J:COM仙台 毎週火曜日 午前10時放送(放送エリア:仙台市泉区、宮城野区、若林区、富谷市、黒川郡、大川市)
[メディアジャックス]
http://www.mediajacks.jp/
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ホリデージャパン歌謡フェスタ、昭和の香りがいっぱいの演歌・歌謡曲の一大祭り 大阪で19人が歌う [イベント]
写真・エンディングで華やかに勢揃いした出演者たち
開催を告げる冒頭のアナウンスは、去年11月に急逝した代表取締役会長であった佐々木友子さんの音声。昭和歌謡を愛した佐々木さんを偲んで歌手の原田ヒロシは「亡くなられて初めての歌謡フェスタです。良い歌の数々を届けていきます」と、挨拶した。
写真・元気な姿を見せた宮路オサム
1部と2部に分かれて行われた歌謡フェスタ。最長老の宮路オサムは2部のラストで、「なみだの操」「浮草の宿」(いずれも殿様キングス時代)など4曲を聴かせた。デビュー4枚目のシングルが「なみだの操」で、「その頃は東京から道頓堀角座へ殴り込みをかけて、ライバルのぴんからトリオと競い合っていました」と振り返っていた。
写真・ステージを降りて歌う宮路オサム
「浮草の宿」も大阪からヒットした楽曲で、関東を拠点とする歌手でありながら、すっかり大阪に溶け込んでいた。
その人気はソロになってからも衰えず、「風来流れ唄」「恋は紅いバラ」をステージを降りて歌うと、会場からは手拍子も起こって、大盛り上がり。
この日は歌唱はなかったが、去年リリースした最新曲の「卵かけごはん」は「CDの売り上げの全てを全国の子ども食堂へ寄付している」と話して、CDの購入を呼びかけていた。
■往年の名曲や最新曲を披露
1部ではまず、ニック・ニューサの「大阪ボレロ」で賑やかに開幕。1981年のデビュー曲「サチコ」がいきなり大ヒットした彼は、デビュー前に神戸市市内でが下宿していたなど、関西とは馴染みが深いことを告げて、これを聴かせた。
写真・ニックニューサ
この日はその「サチコ」のほか「アローン・アゲイン」「お祭りさわぎ」を歌って会場を盛り上げた。
写真・越前二郎
2番目に登場したのは、北陸新幹線の延伸で今、街が活気付いている福井からやって来た、デビュー40年目の越前二郎。作曲家船村徹の弟子としてデビュー以来、甘い声で人気を博してきた。ステージでは新曲の「祇園白川」を披露した。
写真・キム・ランヒ
いつも楽しいトークで観客を楽しませるキム・ランヒは新曲「望郷トラジ」カップリング曲の「なんぼのもんや」と、シゲ高木とのデュエット曲「うそ・・・なんぼのもんや」の3曲を歌った。
写真・原田ヒロシ
休憩をはさんで2部のトップバッターは、この日の舞台監督も務めた原田ヒロシ。得意な津軽三味線を聴かせると共に、「望郷津軽節」を歌った。
写真・木下結子
木下結子は初めての歌謡フェスタへの出演。まずは大阪で生まれ育った彼女の、40年前のデビュー曲「放されて」から聴かせた。
そして今や18人の歌手がカバーして、日本のスタンダードとも言える「ノラ」、最新曲で自らの歌人生を表した「百滝桜」も歌った。
写真・いずはら玲子
写真・ひなたみな
このほか、いずはら玲子は「ヨコハマ・ベイブルース」を歌い、5月には念願のベストアルバムを出す事を発表した。
ひなたみなは「十年愛」を、幸田和也はイメージを一新してバラード「哀しみのシルエット」朱夏洋子は「えらいこっちゃで」山田壽一は「風の盆哀歌」を歌った。
写真・幸田和也
写真・朱夏洋子
写真・山田壽一
また民謡調の歌多い山田は「アメリカ橋」(山川豊)を、原田は「ダンシングオールナイト」など、カバー曲も披露された。
このほかの出演者と歌唱曲は次の通り(歌唱順)。
中村秀香「大阪のれん」
新浩司「ひとり酒」
青木あき「永良部恋歌」
木本勝治「海の命花」
池上園美「万華鏡」
草笛四郎「埋もれ火」
イ・ジョンエ「どうすりゃいいの」
雨宮ゆう子「あなたのそばで」
美怜さくら「さよならが言えなくて」
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[ホリデージャパン]
http://www.holiday-japan.co.jp/
第221回KOBE流行歌ライブ、瀬口侑希・竹村こずえ・岡本幸太が出演した 神戸・新開地 [ライブ]
写真・第221回KOBE流行歌ライブの出演者たち
左から竹村こずえ、瀬口侑希、岡本幸太
瀬口侑希は神戸市出身。KOBE流行歌ライブではすっかりとお馴染みである。会場には出身校の甲南大学時代の友人やファンクラブなどたくさんの人たちが応援に詰めかけていた。
自身のコーナーでまず聴かせたのは、船乗りであった瀬口の父親の姿を偲ぶかのように作詞家坂口照幸が書いた「冬航路」(23年2月)。大川栄策が筑紫竜平のペンネームで作曲した事でも話題を集めた作品である。
写真・瀬口侑希
デビューは2000年。24年の間に出したシングルは、デビュー曲の「ねぶた(NEBUTA)」から新曲の「さだめの海」まで31作になる。
この中から「運命の悪戯」(22年)「誘惑のスキャンダル」(同)を歌うと共に、「さだめの海」とカップリング曲「シリエトク」も披露。
「さだめのー」は世間に認められない2人でも、来世で貴方と一緒になりたいーーと、女心を歌う。
最後はセットリストにもない、「勝手にアンコール」と、歌手としてのスタートを飾ったデビュー曲を歌って会場を盛り上げた。
竹村こずえは滋賀県出身。2年ぶりの新曲「女の燗月夜」を披露した。心機一転を図るかのように長かった髪を短く切って、しかも曲のイメージに合わせて衣装の着物は黒地に黄色の柄。「初めて髪を染めた」と、頭は金髪にと奇抜。
津軽を舞台に歌うこれは、惚れた男への想いが忘れられない心のうちを吐露する。
写真・竹村こずえ
ノリのいい「春遠からじ」、デビュー当時はアクティブな立ち三味線で歌う姿が印象的だった「能登の海鳴り」も聴かせた。
デビュー前は10tトラックを運転しなが子育てをしたパワフルさが持ち前であるが、反面、自宅では犬を7匹も飼う優しさも見せる。その名前がまたユニーク。父犬が〈北島三郎〉で、長男犬は〈鳥羽一郎〉長女犬は〈瀬川瑛子〉そして次女犬は〈藤あや子〉という。次の子犬の名前が気にかかる。
デビュー曲「あなたに哀愁」で去年、KOBE流行歌ライブに初出演した岡本幸太は、今回、3度目のお目見え。このライブのステージで、共演の瀬口から付けられた名前が「KOBE流行歌ライブの申し子」というのもうなづける。
とは言うものの、ファンから手渡された祝儀をしまう仕草のまだまだ慣れない姿は、新人らしさを感じさせる。
写真・岡本幸太
アマチュア時代に日本大衆音楽祭で内閣総理大臣賞を受賞しているなど、爽やかな歌唱力はお墨付き。
今年3月には新曲「君に愛がとまらない」をリリースしている。カップリングの「あの日の夢を忘れられない」と共に披露した。
デビュー2年目に入って「大きな歌手を目指したい」と、意気込みをみせた。
ライブではすっかり名物となった、昭和歌謡を歌うコーナーでは、岡本が「黄昏のビギン」竹村が「愛燦燦」瀬口は「テネシーワルツ」をそれぞれ歌った。
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第318回大阪発流行歌ライブに山崎・林・岡本・湊空 [ライブ]
写真・第318回大阪発流行歌ライブに出演した4人
トリを務めたのは山崎ていじ。2月にリリースした新曲「ふたりで夢さがし」と、「10年ぶりに賞にたどり着くことが出来ました」という第56回日本作詩大賞ノミネート作品の「追憶-北の駅-」など6曲を歌った。
写真・山崎ていじ
「ふたりでーー」は明るい幸せ演歌で、山崎は「笑顔と元気を届けられる歌手でありたい」と歌を披露した。
カップリングの1曲「浜田ふるさと祭唄」は島根・浜田市長の発案で作品化が実現したもので、2コーラスを聴かせた。
「追憶ーー」は、約600曲にもなるという去年発売された新曲の中から選ばれた16作品のひとつ。「この勢いで年末の〈アレ〉を目指します」と意気込んでみせた。
林よしこは今年、ライブと同じデビュー30年目を迎えている。そのデビュー曲で島津ゆたかとデュエットして70万枚のヒットを記録した「いい男!いい女!」から歌った。
彼女はこのヒットの後、突然郷里の大阪に戻って歌手を休業してしまった。次には再デビュー曲となった「ほっこり酒場」を聴かせた。
写真・林よしこ
3月に発売した新曲の「ただめぐりあうために」も披露した。これはデビュー30周年記念曲で、2年ぶりの新作でもある。杉本眞人作曲による女歌である。作詞は小田めぐみ、編曲は佐藤和豊。
林が杉本作品をとリクエストして実現した作品で、「女歌ですが男性に歌ってもらうと一段といい歌になります」とも。
岡本幸太はデビュー2年目に入ったばかり。大阪発流行歌ライブは去年8月に次いでの出演であった。その際に歌ったデビュー曲「あなたに哀愁」から歌った。
「大阪暮色」「ルイジアナ・ママ」をカバーして、「ルイジアナーー」では客席をラウンドした。
写真・岡本幸太
3月にはセカンドシングル「君に愛がとまらない」をリリースしている。カップリング曲の「あの日の夢を忘れない」と共に披露した。
176センチの身長から繰り出す爽やかな歌声が会場を包んでいた。
歌い終わって「皆さんおおきに〜」と、大阪に来るたびに関西弁をひとつ覚えて帰りたいーーと、話していた。
推薦曲コーナーに出演したのが、在阪の歌手湊空慶子。増田空人作曲の「晩秋」とカップリング曲「哀愁港宿」の2曲を歌って、「皆さんに歌と私の顔を知ってもらいたい」と呼びかけていた。
写真・湊空慶子
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[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/index.html
プレミアム歌謡ショー、頑張る在阪歌手たち [テレビ]
写真・歌も披露する新司会者の幸田和也(写真右)と渚月あかり
松本恵美子は今年1月から放送されている大河ドラマ「光る君へ」の主人公紫式部にちなんで、「瀬田川の宿」を歌う。この歌には紫式部が「源氏物語」を書いたとされる石山寺が登場するなど、今、最も旬な作品で、松本も意気込みを見せていた。
写真・松本恵美子
山田壽一は「風の盆哀歌」を歌う。毎週日曜日の夜8時30分から45分まで、ラジオ関西で「山田壽一の心唄」を放送しており、それをPR。12月22日にはホテルプラザオーサカでディナーショーを開催するという。
写真・山田壽一
岡田由美は「夫婦椿」を歌う。9月29日にはリーガロイヤルホテルでデビュー45周年記念ランチショーを開く。スペシャルゲストに師匠の京山幸枝若を招き、掛け合い浪曲「瞼の母」を歌うという。
写真・岡田由美
湊空慶子は「哀愁港宿」を歌う。これは去年9月に発売した「晩秋」のカップリング曲。16年にインディーズレーベルから出しているが、「評判が良いため、再レコーディングをして収録した」もの。
きょう4月17日には大阪発流行歌ライブに出演する。
写真・湊空慶子
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金村ひろし、大きな夢の実現に向けて歌い続ける [インタビュー]
写真・テレビ収録で歌う金村ひろし
金村ひろしは北陸を地盤に全国で活動する。歌手デビューは2015年3月である。デビュー曲は「立山連峰」(作詞・岬坊真明、作曲・聖川湧)。
前年に富山県で行われた木田俊之立山連峰リリース記念カラオケ大会の課題曲部門で優勝したのをきっかけに、みちのくレコード(本社・山形県南陽市)からCDを発売したのが第1歩であった。
金村を歌の道へと突き動かしたのは、01年にNHKのど自慢富山県新湊大会でチャンピオンになったことが大きい。同年度の東京・NHKホールで行われたチャンピオン大会に出場したことで彼は、歌手を目指すことを決心する。
しかしCDデビューしたものの、しばらくすると歌手を辞めようか、それともこのまま続けるべきかーーと、何度も思い悩む時が続く。
「デビュー曲に続いて2枚目、3枚目のCDを出すんですが、一向に曲はカラオケに入らないんです。これでは歌をPRしようと思っても、カラオケで配信されないと、思うようにキャンペーンも出来ませんから」
写真・自分の人生とも重なる「人生流れ雲」が共感を呼んでいる
そんな時に地元富山で開かれたイベントに出演した際に、居合わせたシンガーソングライターの小田純平に声をかけられている。これが金村にとっての転機となる。
18年にはその小田のプロデュースで、「人生風や雲のよに」(作詞・大石敬司 、作曲・小田純平 、編曲・矢田部正)をA-force EXPERTからリリースする事になるが、これを境に運気は上向く。
23年3月には小田のプロデュースによる、ムード歌謡テイストの歌謡曲「人生流れ雲」(作詞・かず翼、作曲・小田純平、編曲・矢田部正)を日本クラウンから出すなど、着実にステップアップを重ねていった。
■師弟関係を解消
ところが好事魔多し、である。
自らの事情でこれまでの小田との関係を解消して、1から出直す姿勢を示したのである。
しかしながら小田作品の「人生流れ雲」は順調に支持を拡大している。以前、小田からアドバイスされた「歌の主人公になり切って歌うことは忘れずに心がけている」という。
かず翼作詞の「人生流れ雲」は自らの人生とダブってくるのである。
♪ 明日が待ってる 夕陽のむこう 熱い血潮が 燃えてくる 〜 と、1番にある歌詞は我が身の今と同じだし、聴く人も共感するのであろう。人気は徐々に高まってきている。
5月12日、香川県高松市の高松国際ホテルで行われる北原ミレイディナーショー2024にゲスト出演する。
高松は金村にとってはデビュー時から応援をする人がいる、第2のふる里と言ってもいいくらいの土地である。
そんなこともあってか、今年元旦に発生した能登半島地震の被災者支援のためのチャリティーキャンペーンも、この香川県で近々行うという。
金村は「現在、BSテレビで3本の番組にレギュラー出演していますが、こうした番組を通してたくさんの人たちを勇気づけたり、喜んでもらえる歌を届けて行きたい」と、話していた。
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[金村ひろし オフィシャルサイト]
http://hiroshi-kanemura.com/
若松秀彦、歌手デビュー26周年を記念したディナーショー ゲストに近藤房之助ら 大阪・道頓堀 [イベント]
写真・たくさんの観客を前に歌う若松秀彦
若松秀彦は俳優としてVシネマなど映画や舞台で活躍したのちに、歌手デビューしている。歌手の聖子とデュエットをするなど、奈良テレビやJ:COM関西・仙台などで放送している音楽番組「演歌ジャックス」にも長年レギュラー出演している。
ショーのオープニングでは、秀彦&聖子の名前で歌っている「あなたに夢中」を披露して、若松が「皆さんの応援のおかげで、こうしたショーを開けました」とあいさつした。
写真・若松秀彦
写真・聖子
これに続いて若松は湯原昌幸の「冬桜」やアローナイツの「あなたを口説きたい」などをカバーすると共に、母親の介護を妹に任せっきりの自分と感謝の気持ちも聴かせた。
聖子もまた、オリジナル曲の「新宿ドール」や金井克子の「他人の関係」などカバー曲を歌った。
ラストで若松は「東京シルエット」を聖子とデュエット。
写真・聖子とデュエットする若松
若松は「今秋には新曲を出す予定をしています。これからも前へ突き進んで、歌い続けて行きます。皆さんの力を貸して下さい」と、集まった人たちへ呼びかけた。
■近藤房之助・清水興かライブパフォーマンス
この日のスペシャルゲストはB.B.クィーンズのリーダー、近藤房之助。フュージョンバンド、ナニワエキスプレスの清水興とブルース楽曲などのパフォーマンスを見せて観客を楽しませていた。
一見、場違いなゲストの起用とも思えたが、「演歌・歌謡曲だけじゃなく幅広い音楽で楽しんでもらいたい」といった若松の思いから実現した。
写真・近藤房之助(右)と清水興
近藤はアメリカのブルース歌手B.B.キングをもじって名付けたという音楽グループのB.B.クィーンズでボーカルとギターを担当している。
テレビアニメ「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマ「おどるポンポコリン」を歌ったことで広く知られている。
ゲストにはまた、演歌ジャックスのレギュラーMARI、同島幸作とみやま健二、南吾郎、長島一枝、関西軽音楽倶楽部オーケストラも出演。最新曲などを披露していた。
ゲストの関西軽音楽倶楽部オーケストラ
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第221回KOBE流行歌ライブ 18日に神戸・新開地で 瀬口・竹村・岡本が出演
写真・第221回KOBE流行歌ライブのチラシ
瀬口侑希は2000年のデビュー。23年12月発売の「さだめの海」(作詞・本橋夏蘭、作曲・蔦将包、編曲・竹内弘一)などを歌う。
竹村こずえは14年デビュー。同じ23年12月発売の「女の燗月夜」(作詞・内藤綾子、作曲・西つよし、編曲・水谷高志)などを。
岡本幸太は23年デビューの新人。歌うのは今年3月発売の2枚目シングル「君に愛がとまらない」(作詞・林久実、作曲・向井浩二、編曲・猪股義周)など。
3人による「昭和歌謡を歌う」のコーナーもある。
入場料は前売り・当日共に3千円(税込)。全席指定席。問い合わせは事務局(電話 06-4309-6158)まで。
千葉一夫が大阪・八尾で懇親会 「山吹の駅」などでファンと交流 木下結子か友情出演 [イベント]
写真・千葉一夫
千葉一夫は作曲家弦哲也の1番弟子で、今年8月にはデビュー44年を迎える。デビュー曲の「君に逢いたい」から今年2月にリリースした「山吹の駅」まで48枚のシングルを出している。
懇親会は東大阪市のCDショップ、ミヤコ瓢箪山店の協力で開かれたもの。
前作の「男のみれん」で始まり、2曲目に新曲「山吹の駅」を歌った。元国鉄(現JR)職員の千葉は出身地の千葉県銚子市内の駅に勤めていた。当時を振り返りながら、ヤマブキの花咲く駅での歌のドラマを聴かせた。
写真・千葉一夫と木下結子(右)
普段はあまり耳にしない「おまえの噂」も歌った。2009(平成21)年の、北海道を舞台にした作品で函館から小樽、札幌と道内の地名が登場する。
「北の土地を歌っているのになぜか今、九州で人気が出ています」
千葉はまた、B面(カップリング曲)フリークでも知られている。自身の作品でもB面作品に好きなものが多くあるという。
この日も「犬吠埼にて」(『徳島の雨』のカップリング曲、1992年)「いつか再会(あえ)たら」(『男笠』のカップリング曲、2004年)といった、自らが「大好きな1曲」という〈B面曲〉を聴かせた。
山吹の花の色は文字通りヤマブキ色。良く似た色の花マリゴールドをタイトルに冠した「マリーゴールドの恋」歌うのが、この日友情出演した木下結子である。
突然の出演が司会者から紹介されると木下は、リクエストに応えて、マリーゴールドならぬ最新曲の「百滝桜」を歌った。
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[千葉一夫 オフィシャルサイト]
https://bluesky1982.co.jp/talent/153153.html
[ミヤコ瓢箪山店]
http://tamatebako.starfree.jp/burogu2.html
増位山の実兄、歌手米沢ひでかずが新曲発表会開く 歌謡曲応援の会 [ライブ]
写真・「冬枯れ海峡」を歌う米沢ひでかず
米沢ひでかずは、歌手で大相撲の元大関、増位山太志郎の実兄。歌を歌い始めても行く先々で「増位山のお兄さん」と紹介されるなど、弟の名前の大きさに押されてきた。
「僕もデビューしてからムード歌謡の米沢で売ってきました。今作では名ギタリストの斉藤先生に編曲とギター演奏を依頼して、男の哀愁を感じてもらえると嬉しいです」とアピールしていた。
「編曲を頼んだ斉藤先生には『北の旅人』のような、柔らかな雰囲気の曲調を出してほしい、とお願いしたんです」
写真・米沢ひでかず
その効果も現れて、イントロをはじめ斉藤のギター演奏が歌を引き立たせていた。カップリングの「うしろ影」(作詞・山川夕斗)では斉藤が作曲と編曲を行なっている。
この日、米沢は「絣のもんぺ」同カップリングの「人生中々」も歌ったほか、増位山のヒット曲「そんな夕子に惚れました」「男の背中」も聴かせた。
会場には多くの友人が応援に駆けつけていたが、その中にはプロボクシングの元東洋ジュニアフライ級チャンピオンのアポロ嘉男(度紀嘉男)さんの姿もあった。
■女性歌手3人が花を添えた
発表会には中村秀香、野村真希、池上園美の関西で活動する女性歌手3人がゲスト出演した。
写真・米沢(左から2人目)を囲むゲスト歌手たち
中村は自らが資格を持つ認知症予防サポーターとして各地で健康体操を行う際にカバーしている「恋しゅうて」(石川さゆり)などを歌い、現役看護師として20年のキャリアも持つ野村はデビュー10周年記念曲として出した「悠久の古都」(21年)などを聴かせた。
写真・中村秀香
写真・野村真希
写真・池上園美
また池上は三味線を弾きながら都都逸を披露。6年前のデビュー曲「YUME NO RAN」最新曲「万華鏡」などを歌った。今月28日には毎月開催するラーク祭り「唄仲間の集い」を行うという。
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懐かしのムード歌謡の世界を楽しんだ午後のひと時 たくみ・木下・松浦・三浦の4人が切なく歌唱 大阪・八尾 [ライブ]
写真・第1回ライブ!懐かしのムードの出演者たち
左からたくみ稜、木下結子、松浦ゆみ、三浦潤平
空前の昭和歌謡ブームと言われる歌謡界だが、その中でこのところ人気が再燃しているのが、バックコーラスが雰囲気を盛り上げる歌謡グループなどが歌ったムード歌謡である。
それをライブで歌謡曲ファンに届けようーーと企画されたのが「ライブ!懐かしのムード歌謡」。歌ごえスタジオかわぐち(代表・川口哲也)が、初めての試みとして開催した。
午後1時の開演には約50席の会場は満員。立ち見をする人もいたほどである。
甘くてほろ苦い心歌の世界に誘ってくれますーーと、司会の牛尾先生の名調子で、まずは三浦潤平が歌う「小樽のひとよ」(鶴岡雅義と東京ロマンチカ)からスタートした。
続いて松浦ゆみが「長崎の夜はむらさき」(瀬川瑛子)木下結子が「伊勢佐木町ブルース」(青江三奈)たくみ稜は「東京の雨を札幌で」(秋庭豊とアローナイツ)をそれぞれ歌うと、会場の6つのミラーボールもキラキラとムードを盛り上げた。
写真・たくみ稜
ムード歌謡は子どもの頃に全盛だったーーと話すたくみは「昔聴いたムード歌謡は今も心の中に残っており、歌を勉強する生の手本になりました」と、デビュー後には内山田洋とクール・ファイブに誘われるなど、その甘い低音の声はまさにムード歌謡にはピッタリ。
写真・木下結子
木下は「歌手になった当初、ある料理旅館で歌っていましたが、2次会でクラブで歌ったのがムード歌謡で、そこでは最も受けました。この時の経験はその後の歌手生活に生かされています」と振り返っていた。
写真・松浦ゆみ
松浦は「元々はオールディーズなどを歌っていたので、ムード歌謡には詳しくはありませんでしたが、勧められて挑戦しました。皆さんに喜んでもらえて良かったです」といっ心配をよそに、会場からは〈アイドル〉の声もかかるなど、ステージを盛り上げていた。
写真・三浦潤平
また、三浦は「小さな頃に家の近所で ♪ 骨まで愛して〜と歌って遊んでいたし、高校時代にフェリーで北海道へ行った際には船内でずっとムード歌謡を口ずさんでいました」と、大好きぶりを話していた。
■ムード歌謡の定番のデュエットソング
ムード歌謡に欠かせないのはデュエット曲。ヒット曲も数多い。この日はたくみと松浦が「赤いグラス」(アイ・ジョージ&志摩ちなみ)を、三浦と木下が定番曲の「北空港」(桂銀淑&浜圭介)と、相手を替えながら2曲ずつ聴かせると、会場では小声で一緒に歌い出す人も見られた。
写真・たくみ稜と松浦ゆみ
写真・三浦潤平と木下結子
後半は三浦がこの歌には切ない思い出がありますーーと「星降る街角」(敏いとうとハッピー&ブルー)を歌うと、松浦は1964年にザ・ピーナッツが歌ってヒットした「ウナ・セラ・ディ東京」で大きな拍手を受けていた。
木下は前出のクラブで歌っていたという1曲の中から、西田佐知子の「女の意地」を結子調で聴かせた。
たくみは1969年の内山田洋とクールファイブのメジャーデビュー曲「長崎は今日も雨だった」を歌った。「前川清さんがソロになられて10年後にボーカルとして歌わせてもらった原点となる1曲です」。
写真・出演者の4人と主催者の川口哲也さん(左端)
ラストはそれぞれのオリジナル曲を歌った。
主催者で歌手でもある川口哲也は「桜が満開の中、たくさんの方に来て頂き有難うございました。オープンして14年になる店ですが、これからも良い音楽と空間を届けていきます」と挨拶。
次回は6月2日、入山アキ子らの出演(ほかは未定)で開催される。
※写真・記事の無断使用はお断りします。
[歌ごえスタジオかわぐち]
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湯原昌幸、喜寿を迎えて 悔いのない人生 今後はいい歌を届ける [テレビ]
第34回歌を歩く 東近江の旅 Vol.2 [イベント]
◆土地の風物や人にふれあうのは旅の味わいのひとつであろう。2024年3月30日、中山道武佐宿から五箇荘宿までを歩いた「第34回歌を歩く」は、そんな1日だけの旅でもあった。
写真・さぁ、出発だ!
近江鉄道の近江八幡駅で八日市行きの2両編成の電車に乗った。脱線するかと思うほどの横ゆれが激しいのには驚いた。それも5分ほどで、1駅先の武佐駅に着いた。
木造の小さな駅舎をバックに「歌を歩く」恒例となっている出発の集合写真を撮る。住宅が見られるだけ以外に何もない、ひっそりとした町である。
それでも江戸時代には、69の宿場があったという中山道の中で66番目(67番目?)の武佐宿として、歌川広重の木曽街道六十九次にも描かれ、近江商人の往来も多かったという。
写真・本陣跡や古い街並みが
当時の町並は1キロほどで、戸数は183戸、人口は537人だったという。本陣が1つ、脇本陣も1つあったとされ、旅籠は23軒もあったというから、その賑わいぶりが想像できる。
武佐宿はまた、伊勢に向かう八風街道(八日市・永源寺を通り八風峠を越え伊勢へとつながる)の起点でもあり、かつては海産物や紙、布などの物資が行き交っている。
写真・広い田畑が広がる
今の街並みからは往時の様子はどこにも感じられない。
自宅の庭先にいた90歳の女性が、その変貌ぶりを話してくれた。
「ここには働く所もないから若いもんは皆んな町へ移り住んでいるので、寂れる一方です。田んぼも村で一括管理して耕作している具合です」
確かに高齢者の姿がやたらと目につく。公園の桜の木の下で宴会をしている人たちもそうであった。
花が咲くには少し早かったが、予定していた集まりであったのだろう、変更せずに一堂が会して花のない花見となったようである。
写真・街道筋には神社や寺がたくさん見られる
我々が通りかかった時には、用意していた弁当も食べ終わったのだろうか、早々に家へと戻るところであった。
花はなかったが天候も良く誰もが楽しそうに笑顔でいっぱいであった。(続く)
小野和子が今年も桜まつり 千葉一夫をゲストに開催 兵庫・小野市 [イベント]
写真・小野和子と千葉一夫
毎年、小野和子の自宅の庭にある満開の大きな桜の木の下で繰り広げられる花見の宴。今年は50人が集まった。
ただ例年と違って3月下旬に寒い日が続いたこともあって、花が咲くにはまだ少し早く、花のない花見となった。
桜の花は見られなくても盛り上がった「櫻まつり」
桜まつりのもうひとつの話題はゲスト歌手によるライブ。今年も千葉一夫をはじめ5人が、自宅に併設されたスタジオで歌った。
写真・千葉一夫
写真・千葉と一緒に歌う参加者
千葉は2月に発売した新曲「山吹の駅」カップリング曲「男新三流れ旅」や前作の、「男のみれん」「絆酒」を歌い、川シリーズの「吉野川」「紀ノ川旅情」も聴かせた。
千葉は歌手デビューする以前は国鉄(現JR)職員で、千葉県内の駅で働いていた。当時行っていた、入線する特急しおさいを案内する様子を再現してみせて、集まった人たちを楽しませた。
写真・小野和子
小野和子はまた三笠優子の「木曽恋い鴉」をカバーした、例年参加しているという京近幸信は亡妻を偲ぶ「ありがとう妻よ」を歌っていた。
小野は「桜は見られませんでしたが、長時間ありがとうございました。またお会いしましょう」と挨拶した。