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黒川英二(日本クラウン)  歌と俳優の二足のわらじを履いて11年 チームで作るドラマの楽しさを満喫  歌と共通するリズム感 [インタビュー]

黒川英二.jpg◆「歌に役者に頑張っていきます」。年明けの1月9日、大阪・お初天神で行われた日本クラウン新年恒例の歌謡イベント「新春歌う王冠」で、黒川英二はこう今年の抱負を語った。歌手デビュー14年目の彼、並行して活動する俳優業が11年目になる。2005年に出した「龍王岬」のカップリング曲で、その年のNHK大河ドラマ「功名が辻」の主人公を歌った「しあわせ花ー山内一豊物語」が縁で、その大河ドラマに出演したのが俳優としてのスタートだった。











 2017年正月、黒川はテレビ時代劇「大岡越前」(NHK・BSプレミアム)「サブと市捕物控」(BS日テレ)に出演した。大岡越前は4年前からレギュラー出演している。決して主役ではないが、大岡越前では同心、立花喬之助の役である。民放で放映されていた時には松山英太郎、佐藤佑介らが演じた役どころである。
 その存在感は、ステージで1人歌う黒川とはまったく異なる。歌は1人芸であるが、映画同様にテレビドラマは出演者、スタッフ全員で作るものであるからだ。共演者との間合いも求められる。チームワークの芸術なのである。

 それは出番が多い少ないとは関係ない。たとえ放送される映像に映らなくても、それは欠かすことのできないファクターなのである。
 「時代劇ではわらじの履き方、刀の差し方、歩き方、走り方、座り方などあらゆることが分からないことばかり。しかし出来ません、分かりませんでは済まない。それを教えてもらうのは、周りの人たちから。歌の世界では唯我独尊でも仕事は出来ますが、俳優業はそれではやっていけない」


黒川英二・男哭き.jpg それが出来るようにするのは「おはようございますに始まって、お疲れさまで終わる礼儀、礼節です。そこから仲間を作っていきます。歌と共通点があるとすれば、それはリズム感でしょうか。芝居もテンポが大切ですからね」と黒川。
 撮影現場では歌とは比べ物にならないほど緊張する。本番前、黒川もやはり緊張する一瞬である。「周囲を自分から和ませて緊張を取るようにしています」

 去年、黒川は時代劇、現代劇合わせて9本のドラマに出演している。デビュー14枚目のシングル「男哭き」を6月に出してからでも8本になるという。それだけに黒川は「歌の仕事に時間を避けなくなっているのも事実です」と明かす。歌って芝居ができる黒川英二でありたい彼であるが、スケジュールの調整などそれは決して容易いことではなさそうだ。

 「他人がやっていないことをやりたい」という想いが、黒川を俳優業へと走らせた。歌も「今までにない演歌を歌いたい」というそれは、ムード歌謡であったり、ブルースのようであったり独自の路線を目指す。
 新曲の「男哭き」も「そうした僕の想いを取り入れて作ってもらった」という作品なのである。

 デビュー曲は金髪にピアスをしてロック調のメロディーで歌った。「斬新な演歌」と評され、この時すでに「歌も変わらなければいけない」という今の黒川を予感させるようであった。彼の先輩は「演歌歌手も格好良くないといけない」と、それを後押ししている。

黒川英二・佐武と市捕物控.jpg
「佐武と市捕物控」では岡っ引き役を演じた

 歌手デビューする以前、黒川は生まれ育った高知で大工をしていた。その彼を作曲家のすがあきらに紹介して、歌手へと押し上げるきっかけを作ったのは、地元で作曲の仕事をしていた、彼が先生と呼ぶ人物であった。
 歌は好きだったが修業は、食事が喉を通らないし寝られないほど厳しかったという。60キロ近くあった体重は41キロに減ってしまった。
 それでも「紹介してくれた先生に恥をかかせてはいけない。これは僕が試されているのだ、と思って辛抱した」と、黒川は振り返る。

 そんな体験をしての歌手デビューであった。黒川は「歌手と俳優との二足のわらじを履きながら、今年は『男哭き』を頑張って歌っていきます」と意欲を見せる。




[黒川英二 オフィシャルサイト]
http://eiji-club.cocolog-nifty.com/blog/
[黒川英二 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/kurokawa/whats.html












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